No.513286

魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟

makeさん

第4話 騎士と混戦

2012-11-29 11:29:43 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:9583   閲覧ユーザー数:8393

ドモ、すずか様トO☆HA☆NA☆SHIシテキマシタ、透デス・・・・・・白クナッテマスデスハイ。もー話長いってもんじゃねェもんよぉ、もぉ恐怖しか感じんって何なんアレ!

 

ともあれ誕生日会もそろそろ終わりに差し掛かった頃、それは起きた・・・・そぉ。

 

――ドクンッ!!

 

ヴォルケンリッター出現・・・・・・である。

 

俺達魔導師組は異様な魔力の光を放つ本の方を向いた。はやて達非魔導師達は俺達の様子に気付き同じ方向を向いた。

 

――ドクンッ!!

 

はやて「な、何やの一体!」

 

俺達の目の前に浮いて、本に巻き付けられていた鎖が千切れ、本が開いた。

 

そして本の光が強くなり、全員目を庇った。そして何かが現れたのを見て全員驚く・・・・俺とハルカ以外が。

 

 

???「闇の書の起動を確認しました。」

 

???「我ら、闇の書の主を護る守護騎士。」

 

???「夜天の主の元に集いし雲」

 

???「このヴォルケンリッター。何なりと御命令を」

 

 

 

ヴォルケンリッター・・・・・・一応原作通りに出現したのぉ。問題はこれからじゃけど・・・・どーするつもりじゃ?ハルカの奴。

 

皆呆然としていた、そりゃ無理もねぇわな。本が光り出して収まったと思っとったらいきなり目の前に人が4人おるんじゃけぇな。

 

すると俺らの傍におったはやてがガクッと崩れ落ちる。見れば、はやては目を回しとった。うわぁ何か感動したわぁ、こんな目アニメでしか見たこと無ぇけぇな。

 

なのは「は、はやてちゃん!?」

 

アリサ「ちょっとしっかりしなさいよ!」

 

いきなり倒れて目を回しとるはやてに皆が駆け寄った、流石のアリサとすずかは前の誘拐事件やその後すぐ起こったジュエルシード・・・守鶴との遭遇で耐性がついとるようじゃ、慣れってスゲェ。

 

ま、んなこたぁどーでもいいんじゃけど、とりあえず今すべき事は、

 

透「だーめだこれ完全に気ぃ失っちょるわ、とりあえず病院に連れてかにゃぁ」

 

ハルカ「そーね、そーした方がいいわね・・・・・ちょっとアンタ達?アンタ達の事は後で聞くとしてとりあえず待ってくれる?」

 

ヴォルケンリッターも今のこの状況を理解出来てなく、ハルカの指示でやっと理解できてとりあえず指示に従ってくれた。

 

アリサの指示で鮫島さんが来てくれた、病院の付き添いで行くのは俺とハルカ以外に頼んだ。俺とハルカはこの騎士様達のお相手をせにゃぁいかんのでね。

 

俺らは人っ子一人いない山に来ていた、最悪の場合を想定しとるけぇな。

 

透「さてっと、とりあえず自己紹介せにゃぁね。俺は井上 透」

 

ハルカ「私は中村 ハルカ・・・・そっちは?」

 

まぁ、分かりきっとる事じゃけぇな・・・・ま、形式上の話。

 

シグナム「剣の騎士。烈火の将、シグナム」

 

シャマル「湖の騎士、シャマル」

 

ザフィーラ「盾の守護獣、ザフィーラ」

 

ヴィータ「鉄槌の騎士、ヴィータ」

 

ヴォルケンリッターの面々は名乗る時も警戒を解いていなかった。

 

透「んじゃ、互いに自己紹介も済んだことじゃし・・・・どーするよ?こっから」

 

ハルカ「ハァっ?アンタ何にも考えずに来たわけ?!」

 

透「いやぁだってお前が何か考えとるけぇと思ったんじゃけど、じゃけぇここに来たんじゃろ?」

 

ハルカ「それはそーだけど」

 

ヴィータ「おい!アタシらほっといて何言い合ってんだよ!」

 

俺達が口論してるのを見かねたヴィータがこちらに向けて言ってきた。

 

シグナム「我々をここに連れて来たのは何故だ?」

 

透「まぁ、静かに話し合いをしたいがためなんじゃけど」

 

ヴィータ「そんな話信じらんねーな」

 

透「そらそーだ」

 

シグナム「では次に」

 

シグナムがいきなり剣、レヴァンティンを俺達に向けてきた。

 

シグナム「貴様らは何者だ?管理局の者か?何の目的で主に近付いた?」

 

俺達を管理局の魔導師じゃって警戒しての行動、ま、分からんでもねぇけぇな。

 

透「俺は違うぜぃ、ただの一般人じゃけぇ」

 

ハルカ「私は嘱託魔導師・・・・・一応管理局に協力してる立場にあるわ」

 

ハルカが嘱託魔導師であることをつげるとシグナム達はより一層警戒してきた。

 

ヴィータ「やっぱりそーかよ!!もう一人の奴だって一般人ってのはどーせ嘘なんだろ?!」

 

シグナム「あぁ、高い魔力を持っているようだ」

 

俺にまで飛び火しちまってん。

 

透「魔力は持っても一般人には変わりねぇんじゃけど」

 

ヴィータ「うっせー!!つーか管理局の関係者がいる時点でもう信じらんねぇな」

 

ハルカ「管理局とか関係ないわ、私達だってはやてを助けたいのよ!」

 

シャマル「!!・・・・どういう事?」

 

透「知っとるって言っとんのよ、はやてがこのままじゃぁ死んじまうってことを・・・・・あの『闇の書』にの」

 

ヴォルケンリッター「「「「!!!」」」」

 

俺が闇の書の名前を口に出した時ヴォルケンリッター全員が驚いた表情をしていた。いきなり一般人って言った奴の口から闇の書なんて名前が出たら、そら驚くわな。

 

シグナム「何故貴様のような子供が、その名を知っている!」

 

透「正確には子供じゃねェっちゅー話よ」

 

ヴィータ「どーゆー意味だ!!」

 

透「そのまんまの意味じゃけど」

 

ヴィータ「テメェ舐めてんのか!!」

 

ヴィータもグラーフアイゼンを起動させた。

 

透「・・・・やっぱこーなるんかの?」

 

ハルカ「ちょっとこんなことやってる場合じゃ」

 

透「わかっちょるけど、お前の策はこいつらにも聞いてもらわにゃいけんのんじゃろ?」

 

ハルカ「ええ、そうよ」

 

透「なら、原作を知っとるんならこーやった方が手っ取り早いじゃろ?」

 

ハルカ「・・・・・そーなるわね」

 

ヴィータ「どーすんだよ、やめて逃げんのか」

 

透「いーやぁ、やるよ」

 

どーせこーなるじゃろぉなって気ぃしてたんよのぉ

 

透「んじゃぁ「待って!!」・・・どした?」

 

ハルカ「分かったわ、信用出来ないなら勝負しましょう?」

 

シグナム「ほう、我々に勝てるとでも?」

 

ハルカ「やってみなくちゃ分からないわ・・・・・それと勝負方法は4対4のハンディーキャップサバイバルバトル」

 

ヴィータ「?どーゆーこった?」

 

ハルカ「つまり団体戦じゃなくて最初は個人戦、それで勝った人はまだ戦ってる人の所に乱入するもよし、勝った相手と戦うってゆールール」

 

成程、あくまで自分らを信じてもらう為それぞれの全力で戦うってことか。

 

シグナム「いいだろう」

 

ハルカ「とりあえず今日は帰りましょ。勝負は明後日から、明日ははやてとも話をしないと・・・・あなたたちの事とかね」

 

シグナム「・・・・・了解した」

 

俺達は病院に向かおうとすると、シグナムが俺を睨んどった。

 

透「・・・・何じゃい」

 

シグナム「井上 透だったか?」

 

透「ほうじゃけど、んで?一体何なん?」

 

シグナム「明後日の戦いで私と戦え!」

 

シグナムからの御指名で俺以外の皆が驚く、あのシグナムが・・じゃ。流石バトルマニアじゃのぉ。

 

透「・・・・何でまた?」

 

シグナム「一目見た時からお前が只者ではないことくらい分かっている」

 

たぶん動きも含まれとるじゃろう、白一護たちとの修行で自然と身に着いたのが仇となったんか。

 

透「ま、俺は別に断る理由は無ぇけぇ・・・・ええよ」

 

かくして俺はシグナムの指名でシグナムと戦う羽目になってしもうた。

 

ハルカ『ちょっと大丈夫なの?!あのシグナムとよ!』

 

シグナムとの約束を交わした後ハルカが念話で俺に訴えてきた。

 

透『でも断るわけにはいかんじゃろ?』

 

ハルカ『そりゃそーだけどさぁ、勝てるの?』

 

透『勝つしかなくね?じゃねぇとオメェの作戦は台無しなんじゃろ?』

 

ハルカ『ええ・・・・そーか、アンタ写輪眼があったわね。なら大丈夫ね』

 

ハルカは俺に写輪眼があることを思い出して安心している。じゃけど、今回は・・・・・。

 

透『悪ぃが、今回の戦いで写輪眼は使わん』

 

ハルカ『ハァっ?!何でよ!!』

 

透『写輪眼に頼り切ってばかりじゃぁ、いざシグナム以上の相手に出会った時使えんかった時何にも対処が出来んかったらいけんけぇの・・・・じゃけぇ今回は丁度いいんじゃって』

 

ハルカ『・・・・・じゃぁどうやって戦うのよ』

 

透『写輪眼は使わんけど斬魄刀は使う、斬魄刀の物理攻撃のみで戦う』

 

ハルカ『それで負けたら?』

 

透『負けん!!・・・・けど負けたら、あいつらに土下座でもするか?』

 

ハルカ『ちょっと、ふざけないでくれる?結構真剣なんだけど』

 

透『大丈夫、絶対に勝つ・・・・・勝たんにゃぁいけんのじゃ』

 

ハルカ『・・・・分かったわ、そーね。勝ちましょう』

 

俺達はシグナム達と一緒になのは達がいる病院に着き、石田先生の診断を聞くとやっぱりただの気絶じゃったようじゃった。その頃にははやても起きとった、一応何とも無いということで帰ってもいいと言われたけど、もし何かあればすぐに来るという条件になった。

 

全員はやて宅に着くとさっきまでしとった俺とハルカとシグナム達の話をした。

 

はやて「はぁ~、私が魔法使いやったなんて」

 

透「正確には魔導師の」

 

はやて「透君たちもなん?」

 

なのは「うん!」

 

ハルカ「私となのは、アリシアとフェイト、あと透もね」

 

透「俺は魔導師ってゆーか魔導剣士みたいな?」

 

ハルカ「何カッコつけてんのよ」

 

すんません、調子に乗ってました。

 

はやて「それで、私はシグナムやったっけ?・・・・の主っちゅーこと?」

 

シグナム「はい、我が主」

 

はやて「ちゅーことは私がこの人らの衣食住を面倒見たらなアカンちゅーことやな」

 

シャマル「は?」

 

透「出来るんか?」

 

はやて「まー家広いし、住むとこは問題ないわ・・・・あ、いやでも問題あったわ」

 

ハルカ「何、どーしたの?」

 

はやて「皆の分のお洋服があらへん」

 

透「・・・・・・アハハハハハ!!そんなことかい?!!」

 

ハルカ「はやてすごいわ!アッハハハ!面白!!」

 

はやて「いや、そこまで笑わんでも・・・・」

 

透「ふぃ~、悪ぃね。んじゃぁ生活面でははやてのとこにするとして」

 

ハルカ「そーね、問題は」

 

はやて「ホンマに明後日透君たちと戦うん?そんなに信用出来んのん?」

 

シグナム「いえ、そーゆー「いいんじゃって、はやて」・・・お前」

 

透「これからの事考えたらシグナム達にも協力してもらわにゃいけん、お互いの事を分かり合うために戦うってだけじゃけぇ、危なくねェよ」

 

はやて「そーは言うけど・・・・・」

 

ハルカ「大丈夫よ、何も本気の喧嘩じゃないから・・・そこまで馬鹿じゃないわ」

 

はやて「・・・・・分かった。せやけど無茶はダメやで?」

 

透「おう、わかっちょる」

 

とりあえず遅いからと俺達は帰る事にした。帰る途中俺とハルカはなのは達の方を向いた。

 

ハルカ「とゆーことだから、明後日ヴォルケンリッターと模擬戦をするわよ・・・勝手に決めたことは謝るわ」

 

アリシア「気にしないでハルカ」

 

なのは「そーだよ!」

 

フェイト「仕方ないよ」

 

アリサ「けど、あいつら頭堅いわね」

 

透「しゃーねぇよ、主の事を考えたら尤もな行動じゃと俺は思う・・・・まぁアレは警戒し過ぎじゃけど」

 

すずか「それでどーするの」

 

ハルカ「そこよ、あの中の3人と誰が戦うかを決めないと」

 

アリサ「??4人じゃないの?」

 

透「シグナムっちゅー人から俺に指名が来ての、じゃけぇ残り3人ちゅーわけ」

 

フェイト「何でそんなことに」

 

アリサ「色目使ったんじゃないの」

 

なのは「そーなの?!透君!!」

 

透「使えるか!ってゆーか意味知っとるんかなのは!あと五月蠅いよ、近所迷惑」

 

ハルカ「アンタもね」

 

透「・・・・はい・・・話戻すけど、シグナムはあん中じゃぁ一番強いはずじゃ、ほいじゃけぇ俺の仕草とかを見て多少腕が立つと読んだんじゃろう」

 

ハルカ「まぁ、ある意味妥当っちゃー妥当だけどね」

 

フェイト「どーゆーこと?」

 

ハルカ「透はこの中じゃ一番強いわ、一番強い相手に一番強い奴を当たらせるのは当たり前よ・・・・まぁ、そもそもそのつもりだったんだけど」

 

アリシア「じゃぁどーするの?」

 

ハルカ「とりあえず、ヴィータってゆー私達と見た目変わらない子がいたじゃない?あの子にはなのは、アンタが当たりなさい」

 

なのは「え?私?」

 

ハルカ「そ、人同士の戦いもあるかもしれないから丁度いいんじゃないかしら。それに今まで透にばかり頼ってた節があるから、あの子を倒せないんじゃぁ強くなれないわよ?」

 

それはどーだろ?じゃけど、これで原作通りなのはとヴィータの対決はなるけど・・・・・・・どうじゃ?

 

なのは「・・・・やるよ、私あの子と戦う!」

 

ハルカ「よし!それじゃぁあとの二人はっと・・・・どーしようかしら・・・・」

 

透「つーかさぁ、いいの?お前ら」

 

ハルカ「?・・・・何が?」

 

透「俺はともかく、お前ら管理局に協力しとる身じゃろ?このことがバレたらどーするん?」

 

ハルカ「バレないようにやるだけよ、それにバレたらその時はその時よ」

 

透「軽いのー」

 

アリサ「んで?どーすんのよ」

 

ハルカ「じゃぁあの金髪の人にはフェイトかアリシアに行ってもらおうかしら?もう一人の男の人には・・・・」

 

アルフ「アタシが行くよ・・・・・何かアタシと同じ様な奴だし」

 

ハルカ「じゃぁそれで、アリシア達は明後日までに決めておいてね」

 

アリシア「分かったよ」

 

フェイト「うん」

 

ハルカ「最後にこれだけは言っておくわよ、この戦いの要は―――――よ、これだけは理解しておいて。じゃぁ解散しましょ?今日はお疲れ」

 

透「お疲れ~ぃ」

 

こーして俺達の戦いは決まった、この戦いではやての命や後に出てくるリィンフォースの命に関わってくるんなら、俺はハルカの策に喜んで乗ろうじゃねーの。

 

それに今回の戦いはある意味俺の為でもあるんじゃけぇの、写輪眼を使わんでも勝てるか・・・・これで俺の覚悟が分かるかもしれんの。

 

 


 
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