No.497153 真説・恋姫†演義 仲帝記 第三十六羽「大徳に苦難の時訪れ、鵬雛は虚飾の繭に自らを包む、のこと」2012-10-17 11:31:36 投稿 / 全7ページ 総閲覧数:7523 閲覧ユーザー数:5998 |
孫堅の死、そしてそれを端に発した袁術の寿春太守就任から、幾ばくかの時が流れた。
この間、大陸全土で起きた大きな事柄は以下の通り、である。
河北において激しくその干戈を交えていた、冀州牧袁紹と幽州牧公孫賛の戦い。それが、圧倒的に数で勝る袁紹の軍が、公孫賛の居城である北平を陥落させたことでついに決着。
最後の最後まで抵抗した公孫賛本人はその後生死不明となり、これをもって河北四州は袁紹の支配するところとなった。
これを受け、曹操の庇護下にある漢帝劉協は、朝廷の許し無く他州を攻めその地を併呑するは、漢に対する明らかな反逆であると判断。自らの庇護者である曹操に対し、袁紹の正式な討伐を勅命として出すに至った。
曹操はその勅命を受け、自ら兵を率いて袁紹討伐に向かう事を宣言。皇帝の勅命という大義名分を後ろ盾に、意気揚々と長年の因縁に決着をつけるべく動こうとした。
しかし、そこで思わぬ事態が発生した。
過日、曹操が皇帝を擁する切欠となった、旧都洛陽における李傕と郭汜の反乱劇。それを鎮圧した後に、洛陽から逃亡した先の両名の跡を追わせた張済という人物が、なぜかその李傕と郭汜の二人と結託して、この事にはまったく関係の無い筈の、袁術の領地である荊州は宛県を攻撃、制圧したのである。
そしてさらに事はそれだけでは終わらず。張済はその後、曹操の下からまるでこの機を狙っていたかのように出奔、合流して来た、彼の甥である張繍と共に宛県の地にて曹操からの独立を宣言したのである。この時、その張繍が連れていった彼の子飼いの兵五万、実はそれが曹操にとって一番の痛打だった。
張済と張繍という、能力や人格的にも少々問題のあった二人を曹操が登用し、その意見を重視せざるを得なかったのは、彼らが仕官した時に連れていたその兵力、それによる所に起因していたのである。また何よりも、李傕と郭汜の都での反乱劇をいち早く察知でき、皇帝をその庇護下に置くことが出来たのも、二人の齎したその情報があったればこそであったのだから。
「役満姉妹を使えてさえいれば、兵さえ自分たちだけで確保出来ていたのなら、あのような得体の知れない年寄りと一族など、けして懐に入れることは無かった。これはこの曹操自らの力不足と未熟さが招いた事態だわね」
曹操は張済離反の報を受けたとき、天を仰ぎ、そう、思わず周りに零したそうである。先の反董卓連合での失策、すなわち、公的には死んだ筈の張三姉妹、それを数え役満姉妹と名を変えて募兵の為の宣伝塔に彼女は利用していたわけだが、それをあの場面で表に出すと言う下策を使ってしまったことで、あまり大手を振って彼女ら三姉妹を使えなくなっていたのが、ここで思わぬ形で影響したのだった。
ともあれ、である。
袁紹討伐の主戦力となるはずだった五万の兵、それが居なくなってしまった事により、劉協の勅命を果たすことが難しくなってしまった曹操は、無念の気持ちをその顔から一切隠すことなく、許都の謁見の間、その玉座に座る皇帝に対してこう告げざるを得なかった。
「袁本初の河北支配、陛下の御名においてお認めなされませ。……今はそうして彼の者を安堵させ、我らが力を蓄える、その時を稼ぐより方策はありませぬ」
こうして、袁紹の河北支配は皇帝の認めるところとなり、曹操はしばし、雌伏の時を過ごさざるを余儀なくされたのだった……。
第三十六羽「大徳に苦難の時訪れ、鵬雛は虚飾の繭に自らを包む、のこと」
徐州の城の謁見の間は歓喜の声と涙に包まれていた。
「白蓮ちゃん、ほんと、よかったよお~。袁紹さんに負けて生死不明になった、なんて聞いた時はもう私」
「ああ、心配をかけて悪かったな、桃香。……まあ正直に言えば、私もあの時は死を覚悟したんだけどな」
謁見の間の中央、赤絨毯の敷かれたその上で抱き合い無事の再会を喜び合う、この徐州の地の牧劉備と、幽州の牧、いや、今ではすでに元、といわざるを得ない、流浪の将となった公孫賛その人。過日、河北における袁紹との戦いに敗北した彼女は、陥落する北平の城から何とか脱出し、やっとの思いで友人である劉備の治めるこの徐州へと辿り着いたのだった。
「それにしても公孫賛のおねえちゃん、よくあの袁紹から逃げてこれたのだ」
「そうだな。袁紹どのが何を考えて河北を力で制するという行動に出られたのかは知らぬが、敵の主君である公孫賛殿の身柄、そう易々と逃すことなど無いと思うが」
いまだ友人の胸の中で泣きじゃくる友人を慰める公孫賛に、関羽と張飛の二人が口をそろえてそう素直な疑問を彼女に投げかける。
「まあなんだ。確かに関羽や張飛の言うとおりだろうがな。なに、城から逃げ出す民の中に混じってみれば、割と雑作なく逃げられるものさ」
「あ、そうだね。白蓮ちゃん、昔っから人ごみに紛れちゃうと、なんでかなかなか見つけられなくなっちゃうんだったね」
「……あ、鈴々分かったのだ!つまり公孫賛のお姉ちゃんは普通のみんなと同じ、普通の人にしか見えないのだ!だから沢山の人の中にいると分からなくなっちゃ、むぐぐっ?!」
「こ、こら鈴々!そんな、公孫賛殿のことをまるで民みたいに普通な一般人などと言っては失礼だろうが!」
「……良いんだよ、関羽。私もその、とっくに自覚していることだからさ……」
影の薄さというか存在感の無さというもの、それは公孫賛自身も幼い頃から分かりきっている、ある意味自分の特性というか個性みたいなモノだと、物事に対して遠慮というものがほとんど無い張飛の失言をあわててフォローした関羽に、彼女は苦笑交じりにそう言って見せる。もっとも、今回はその影の薄さ、それが為にその命を拾ったわけであるから、なんとも皮肉なことに違いは無いが。
「と、ところで桃香?その、お前さえよければ、なんだが。私を、配下の将に加えてもらえないだろう?」
「え?いい、の?」
「ああ。白馬義従を失い、将としては関羽や張飛に及ばない程度の私だが、それでも良ければ」
「もちろん大歓迎だよ!ね?愛紗ちゃん、鈴々ちゃん、雛里ちゃん!」
「は。勿論、私に異論はございません」
「鈴々も当然反対なんかしないのだ!」
「あわわ、わ、私も、勿論賛成します。……ですけど桃香さま、公孫賛様をお迎えになるのでしたら、一つだけ、十分に覚悟をしておいてくだしゃい」
「……覚悟?」
騎馬隊を専門に率いれる将、それが劉備軍に一番不足していた人材である事は、ここ最近の劉備と龐統が抱える、頭の痛い問題の一つであった。しかしそんな所に、白馬義従と呼ばれ幽州、さらには北の異民族である烏丸にすらも怖れられた精強な騎馬隊を率いていた公孫賛の参戦は、彼女らにとってまさに僥倖と呼べる申し出であった。
しかし、その彼女が劉備の配下になる、それは良いのであるが、龐統にはそれによって起こりうる一つの可能性が予測出来ていた。つまり。
「……河北の完全な支配者となった袁紹さんの次の標的が、この徐州になる公算が生まれたという事でしゅ」
時はここで少しだけ遡り、張済らによる宛県独立の宣言される、その少し前の寿春城、謁見の間。
玉座に座る袁術と、その前面に左右に分かれて並ぶ一刀ら袁家家臣団と孫権たちのその前に、包帯をその身の各所に巻いた姿で力なく跪くのは、袁術が寿春太守となる少し前、陥落寸前の宛県から必死の想いで脱出し、つい先頃、漸くその時の傷の癒えたばかりの徐庶である。その彼女は今、周囲の仲間や孫権らの見守る中でありながら、その場の誰に憚ることなく蒼い双眸から滝のような悔し涙を流しつつ、その時の事の顛末を主君らに語って聞かせていた。
曰く。
『張』と『李』と『郭』。その三つの旗を掲げた軍勢は、その総数およそ五万ほどで突如、宛県の西、潼関方面から現れ、怒涛の勢いで宛の城に攻めかかってきたという。
その地の留守を守っていた徐庶たちは、客将という立場で助力を申し出た馬超、馬岱の二人の協力も得て、懸命にその突然の侵略者に抵抗をしたのだが、あまりにも突然すぎたその襲撃にまともな準備も出来ないままの、二万弱しか守備戦力の居なかった城はわずか三日という速さであっけなく陥落。
その後、徐庶とその副将二人、楽就と周倉は何とか脱出に成功し、こうして袁術との合流に成功したが、そのために、月と詠の二人が自らその場に残り、徐庶らが撤退するための時間稼ぎのためにあえて降伏をしたこと、そしてさらに城外で戦っていた馬超と馬岱にはそのまま逃げてもらい、その後の行方は不明となってしまったこと、それらを震える声を振り絞って、徐庶は一言一句、しっかりと一同に話して聞かせた。
しかし。
「そうかそうか、それは大儀であったな。では輝里よ、樹と椛、二人とともに汝南の地にてゆっくり休んでたも。あ、そうじゃそうじゃ。汝南へは一刀と千州、それと美紗もともに戻らせるゆえ、後のことは任せたぞえ?さて、妾は蜂蜜水でも飲んで昼寝をするゆえ、秋水よ、あとはそちと孫権でよしなにな」
「え?美羽……さま?」
袁術はただそれだけを伝えると、そそくさと張勲とともに奥へと引き込んでしまったのである。奪われた宛県のことのみならず、月や詠のことも、馬超や馬岱のことも一切口に出すこともなく、これ見よがしに面倒くさそうな大あくびをしながら。
そんな彼女の態度に呆然とする徐庶が、すぐさま憤懣やるかたないといった顔になって、その主君の跡を追おうとしたとき、それを制したのは一刀だった。
「美羽様、いや、美羽には美羽のやるべき事があるんだ。徐元直。君のすべきは今此処で彼女にくってかかることじゃあない。美羽を、自らが主君と選んだ人を信じ、その拳を下ろすことだ」
そう小声で制した一刀の言葉に、徐庶ははたと気がついた。そういう彼のその視線が、その場に同席する孫権の方へと僅かに向けられていることに。聡い彼女はただそれだけで、袁術のあの態度には何か裏がある、そう感付くに至った。そしてそれが正解だった事を彼女が知るのは、それから数日後、汝南に彼女らと供に戻った一刀のその口から教えられたその時となる。
そうしてその翌日には、汝南の太守代行としてそちらへと移ることになった一刀が、陳蘭と雷薄、そして徐庶を伴いかの地へと移っていった。寿春の城を出る際、その彼らを直接見送ったのは諸葛玄ただ一人だったのであるが、街の門から城の方をちらと見た一刀は、遠めに映る寿春城のその楼閣に立つ一つの小さな姿に気付いていた。
もちろん、姿がはっきりと見えるわけではない。一刀の居る街の西門から城まではおよそ五百メートル強の距離があるので、彼が捉えられたのは本当に小さな影程度の姿でしかなかったが、一刀にはそれが誰かがすぐに分かっていた。
「……美羽……」
口をついて出たのはただその一言。時間にして数分程度の間のみ、彼はその人影を暫し見つめた。そして彼の視線の先に居るその人影、すなわち袁術その人もまた、一刀の方をじっと見つめていた。まるでほんのわずか、手を伸ばせばすぐ届く距離に居るかのように、二人は互いを見詰め合っていた。
「……行こうぜ、一刀」
「……ああ」
陳蘭に促され、一刀は最後に力強く一つだけ袁術に向かって頷くと、何かを振り払うかのようにして、その踵を返し街の門をくぐっていった。
そうして汝南へと移った彼らの耳に、寿春の袁術が政を一切行わず、日々を昔日の頃のように自堕落に送り始めた、という話が聞こえてくるようになるのは、それから一月も過ぎたあたりの頃であった。
時は再び現在へと戻る。
所は許都。元は許昌と言ったこの地に、曹操が皇帝を擁して移ってきたことで、漢の新たな都となったこの街。その許の城の中、曹操は今一本の竹簡を眉をひそめて目を通していた。
「……そう。麗羽が南下の準備を始めたの。思ったより早かったわね……」
「はい。公孫賛軍の残党狩りもそこそこに、袁紹は早くも軍の一部を動かし、すでに青州との国境付近に展開させています。数はそちらだけでも十万は下らないそうです」
「十万か。さすがに河北を支配下に置いただけありますね、華琳様」
執務室の椅子に足を組んで座る曹操の前には、軍師である荀彧ともう一人、水色の髪の女性が立っている。夏候淵、字を妙才。曹操の従姉妹である夏候惇の妹であり、大陸でも五指に入る弓の使い手としてもその名を知られた人物である。
「所詮は数だけよ。時をかけずに集めただけの、練度の低い烏合の衆だわ。けど、今はそれが何よりの脅威でもあるんだけど」
「こちらは先に離反した張斉の子飼い兵十万、あれが失われたことによって全戦力は五万に届きません。春蘭と季衣、琉流が今も徴募を行っておりますが、なかなか集まりが」
「禁軍の兵は陛下のお許し無く動かすことは出来んしな。……霞を通じ、そのあたり、陛下にお許し願うわけには」
「けど、彼女はあくまで陛下直属の禁軍の将であり、私の直接の配下というわけではないわ。真名こそあの子は許してくれたけど、それはあくまで霞個人としてで、禁軍将軍張文遠としてではないからね」
洛陽における李傕、郭汜の反乱の後、皇帝劉協が曹操の庇護下に入ることになった時、禁軍の将であった元董卓軍の張遼もまた、張譲こと李粛と共に曹操に従った。しかし、李粛にしても張遼にしても、両者ともにあくまで皇帝直臣であるという立場を公言しているため、私人としてはともかく公人としては、二人とも曹操やその配下の者たちとの間に一線を引いた付き合いをしているのである。
「では華琳様。袁紹への対応はいかがいたしましょう?到底正面から当たるわけには行きませんし、かといって放置しておけば青州の陥落を許してしまい、中原が脅かされることになりますが」
「……劉備を使おうかと思ってるわ」
「劉備を、ですか?」
「ええ。青州が落ちれば彼女の治める徐州は目と鼻の先ですもの。後はそうね、袁術にも使いを出そうかと思ってるの」
「……劉備はともかく、袁術があてになりますか?聞く所によると袁術、寿春に移って以降、表にはほとんど出ずに、廃退的な生活を毎日送っているそうですが」
ちょうどこの頃、夏候淵の言うように、袁術はほぼ一切と言っていいほどに政の場に出てくることが無くなっており、寿春の地の政はもっぱら、一刀と入れ替わりに戻ってきた諸葛瑾と魯粛の二人を、袁術の名代として表向き、諸葛玄が使い動かしていることになっていた。
「けど秋蘭?凪や真桜、沙和の話では」
「……確かに、凪たちから聞いた先の戦での袁術の姿、それと今の袁術の姿は食い違っているわ。凪たちの見たのが何かの間違いだったのか。それとも、その裏に何かあるのかは正直分からないわ。けど、今はそこは関係ないわ。大事なのは、袁術の持つ戦力が使えるか否かだけよ」
曹操のその言葉で方針は決し、それから数日後には、徐州の劉備、そして寿春の袁術の下に勅使がもたらされることになる。
そして丁度曹操たちが話し合いを終え、自分たちの方針を決したのと同じ頃。同、許の都の街の中、とある人物が住む一軒のあばら家に、一人の来客が訪れていた。
「……お久しぶりにございます、殿下」
「うむ。そなたも元気そうで何よりじゃ。じゃが、その殿下はよせ。今の妾はただのしがない町民、隠者に過ぎんのだからな。で、あろ?張譲……いや、李粛どの?」
「……申し訳ございません。長年の習慣とは恐ろしいもので、つい。どうかお許しを、李需どの」
そこにいる二人の人物、片方は黒い外套を羽織った、細身の少女にしか見えない外見をした白髪の人物、李粛。そしてその李粛にいたずらっぽく口元をほころばせるのは、その顔の半分を隠す白い仮面を被った、どこにでもある袍に袖を通す、黒く長い髪を一本の太い三つ編みにまとめた、一人の少年である。
「……あれは元気でやっておるか?」
「はい。少しでも、漢の、大陸の現状を良き方へと導くため、日々ご精進なさっておられます」
「そうか、それは重畳よな。……寂しい想いは、しておらぬか」
「……表には、気丈にも出されてはおりませぬ。ですが」
「……そう、か……無理をしておるじゃな……妾のために、こんな情けない姉のために、あれには重い荷を背負わせてしまっておるじゃからな……じゃが」
「……大丈夫でございますよ。へ、いや、かのお方もそれは十分にご承知のことにございますれば。……あなた様がご存命であること、せめてそれだけもお教えできればよろしいのですが……」
そういうと、李粛は目の前に座る李需の、その仮面の下の瞳を、懇願するかのようにじっと見つめる。今この場に居る二人だけの知る事実、それをせめて、件の人物にだけでも明かすのはどうだろうか、と。
「……それは出来ん。たとえどれ程苛まれ様が、こればかりはもはや出来んのだ。妾が実は生きていたこと、それがもし世間の知れるところとなったなら、現状でどうなるか、聡明なお主なら分かるであろう?」
「それは分かっております。ですが」
「くどい。……まったく、こんなことであれば、妾など助からん方が良かったやもな。……あの時、母や叔母共々死んでおれば、いっそその方が楽だったかもな」
「そのようなことは……っ」
「……冗談じゃ。今、妾がこうして生きておる、それは何かしらの意味があるのじゃろ。その意味の分かるときまで、こうして隠居生活をおくると決めたのは、他ならぬ妾自身じゃしな。……で、じゃ。そろそろ本題に戻るが、清那、いやさ李粛殿?妾にわざわざ会いに来たのは、昔語りをするそのためではあるまい」
「は。実は李需殿に、折り入ってお願いしたい儀がございまして。……李需殿、よろしければ住まいを、汝南の地に移されてはいただけませぬか?」
「……なんじゃと?」
李粛の口から発せられた、その突然の提案に、李需は彼女の心中を伺うようにして、仮面の下のその二つの目を細める。そして、それから数日後、許の街の一軒のあばら家から、ふらりと着の身着のまま旅立つ一人の少年の姿があった。
だが、それを気に留める者など当然のように誰一人としておらず、空き家となった件のあばら家は、まるで始めから誰も居なかったかのように、それからも許の街の片隅にたたずむのであった……。
~続く~
拠点をやるとか言って結局本編進めてどうもすいません。
だって拠点ネタ、なんにも浮かばなかったんですものw
まあだからってこれをずっとほっぽっとくわけにも行かないんで、さくさくと本編を進めることにしました。
さて。
今回は最後に、誰かさんがひょいっと出てきました。もちろん、ちょっとしたフラグです。大きくはないけど、あとあと大事になってくる今回の誰かさん登場。
もちろん、あれがメインになるわけでは無いですがwww
美羽と一刀が離れたこと。
華琳が桃香や美羽に助力を頼んだこと。
そして、その切欠となった麗羽の行動。
これらがどのような形で実を結んでいくか、これからをどうぞお楽しみに。
ではまた、どこかでお会いしましょう。
再見~w
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ども。
似非駄作家こと狭乃狼でございます。
今回は仲帝記更新。
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