江東の虎、墜つ―――――――――。
荊州は江夏の地にて、孫堅文台が荊州軍との激戦の末にその命を落としたと言う事実は、瞬く間に大陸全土へと広がった。
史書は言う。
この一人の英傑の死、それこそが大陸に永い混迷の時が訪れた事を知らしめた、真なる宣託であった、と。
さらに史書は言う。
もし
全ては仮定。
だが、孫堅の死が二人の英雄たる人物に多大なる影響を及ぼし、その命運を大きく動かしたのは、純然たる歴史の必然、結果だったのであろう。
しかし。
そこに至るには未だ道のりは遠く、袁孫両家にとっての艱難辛苦の時は、無慈悲に、そして無常に続いていく事となる。
汝南の地を見事曹軍の手から防ぎながらも、父祖よりの領地であった荊州は南陽の地を奪われ落胆する袁術らの下に帰還した、一刀と諸葛玄により、母とも慕った孫堅の死、それを袁術が聞かされていたまさにその時、その初めの切欠は齎されたのである……。
第三十五羽「雛は虚飾の羽を大いに広げ、虎の子を野に放たんとする、のこと」
「……嘘じゃ……」
『……』
漸くといった感で絞り出されたその声が、静かにその空間に浸透して行く。玉座に座る袁術は、その見開いた両の眼を眼前に頭を垂れて立つ三人に向け、いまだ理解しきれて居ない、彼らの語った事実を己の脳内から拒絶する為、今一度、無言のままに俯く彼らへと問いかけを続ける。
「のう、一刀?秋水?……二人でして、妾をからかっておるのじゃろ?」
「お嬢様……」
「何とか……何とか言うてたも!一刀!嘘なのじゃろ?!蓮樹おば様が死んだなどと、全て嘘なのであろ!?」
おもむろに。玉座から降り、力なく居並ぶ一刀達の正面へと歩を進め、一刀の白い服の裾を掴んでさらに問い詰める袁術。その一杯に開かれた双眸に輝く瞳は、最早何時決壊してもおかしくないほどに溜まった涙で潤んでいた。
「……文台さんは……病に、その身体を冒されて、居ました……」
「な……に?」
「どの道、自分の生命は、そう永くない、と。そう、言って、笑いながら……単身、敵を、引き付けて……俺達を、逃がすため、に……っ」
「かず…と?泣いて…おるのかや……?」
袁術はその時になって漸く気がついた。自身がしがみつく一刀の体が小刻みに震え、その両の拳はきつく握られたまま、彼もまた、天井を仰いでいるその双眸から、涙を伝わせている事に。
「助けたかった……でも、何も出来なかった……っ!一人で敵陣に突っ込んでいく文台さんの背中を、ただ黙ってみていることしか、俺は何も出来なかったんだ……っ!」
「一刀……」
「……夜陰に乗じてすべきは蓮樹ちゃんとの合流ではなかった……黄祖某とやらの首を取るべきでしたよ、あの場面であれば、ね。……まあ、今となってはすべて、後の祭りですけど、ね……」
親しい人間の、ましてや生死に関わる危機的状況と遇すれば、思考と判断があせりによって狭くなってしまうのは、ある種人間であることの必然と言えるかもしれない。しかし、すでに起きてしまったこと、済んでしまったことを後悔し嘆いたところで、すべてを取り戻せるわけでもなく。
孫堅の死という揺るがない事実を事実として受け入れ、まだ動揺の色の抜け落ちていないながらも、一刀にしがみついていた袁術が何とか気を取り直し、再び玉座に座り直すのを見て、張勲が話を続けていく。
「叔朗さんとか、他の孫家の兵士さんたちは?」
「無事、寿春に入りましたよ七乃ちゃん。多分今頃、あちらでも大混乱になっているでしょうね。一家の当主が死んで混乱しない家なんて、まず無いでしょうからねえ」
「ですね……やっぱり、跡を継がれるのは伯符さんでしょうね」
「それは当然のことでしょう、七乃?家は長子が継ぐもの。それは至極当然のことだし」
「……妾たちも伯符殿、いや、孫家に対しては十分、今後出来る限りの手助けをせねばな。……贖罪、いや、ただの自己満足かも知れんが」
「……それについてなんですがね、美羽嬢。蓮樹ちゃんから、美羽嬢あてに遺言を預かってます」
「なに?」
孫堅が最後に遺した袁術への言葉。それを、諸葛玄は淡々とみなに語って聞かせていく。その内容が一同の脳内に浸透し、理解できたその頃には、袁術はもちろんのこと、あの張勲ですらも、その顔を真っ青に染めて愕然としていた。
「……おば様は……妾になんと言うことをせよと言われるのじゃ……っ!おば様をお助けできなかっただけでも心苦しいというに、この上、さらに孫家を追い詰めるようなことを、妾にせよと言われるなど……っ!」
「こんな、こんなの無体にもほどがありすぎますよう……!いくらなんでも、これじゃあお嬢様がおかわいそうですよう!」
「……ですが、これは蓮樹ちゃんの、孫文台最期のたっての望みです。僕は……叶えてあげるべきだと思いますし、それに」
「それに?」
「……これは、美羽嬢のためにも、最終的にはなる事だと思っています」
「秋水殿、それは?」
孫堅の遺した、袁術に対する最期の依頼。それは、確かに袁術に対して苦難を強いることになるだろう。そしてそれをすれば当然のごとく、孫家の一同からは強い憎しみと怨嗟を浴びることになる筈である。
しかし、と、諸葛玄はそこに付け足す。
袁術にとってまったくメリットの無い様に、一見見えるこの事も、長い目で見ればけして損ではなく、それどころか途轍もない益をもたらすはずである、と。ただし。
「……まあ、くもの糸で長江の上を綱渡りするような、危なっかしいどころじゃ無い賭け、それも相当に分の悪い賭けですけどね」
口元こそいつもの飄々とした笑いを浮かべてはいながらも、その二つの瞳には、彼がめったに見せない真面目な光を宿しつつ、諸葛玄がその台詞を口にし終えた、まさにその時だった。
「申し上げます!都より、急使が御到来に!」
『っ!?』
運命の渦は、確実に袁術達を、過酷という名の坩堝へと、容赦なく呑み込もうとしていたのだった。
淮南は寿春の城。この地は今、悲嘆の色一色に町中が染まっていた。理由はもちろん、この地の太守であった孫堅の死、それによるものである。
まさしく命からがらといった状態で、一刀らとともに江夏の地を脱出した孫皎がこの地に戻り、従妹である孫権を初めとした留守役の者たちへと、すべての事の顛末を話して聞かせた時、誰も彼もが一様にして悲嘆にくれた。
号泣し、従姉に当り散らす孫堅の末の娘の孫尚香の絶叫と罵声が、寿春の城の謁見の間に響き渡り、彼女のように声こそ荒げることは無かったものの、怒りと悲しみに一同が震え、慟哭する中、ただ一人冷静さを保ち、荒れる妹を制したのは、意外にも孫家の次女である孫権だった。
「なんでよ!なんでお姉ちゃんはそんなに落ち着いていられるのよ!お母様が、お母様が死んだんだよ!?荊州の連中に騙された上に、蕈華お姉ちゃんたちだけならともかく、袁術なんていうあんながきんちょの配下まで助けるために……っ!!」
「シャオ……」
「小蓮さま、それは少し言いすぎでは……。袁公路殿は文台様の盟友。そしてその臣下の者たちは、危難を省みずに文台さまの下へと援軍に来たのですよ?」
「そうですよー。まあ結果としてー、それは意味を成さなかったとはいえー、仮にも袁家の人たちは」
「思春と穏は黙ってて!これは孫家の家の問題なんだから、家臣が口を挟まな」
「シャオッ!」
「ッ!?」
パシイッ!と。小さな、しかしはっきりとしたその音が、謁見の間にしっかりと響く。それは、孫権が妹のその怒りに満ちた顔のその頬を、平手で叩いた音だった。
「……公路殿のことはともかく、今思春たちに言ったこと、それだけはすぐ謝りなさい。二人も、そして他の皆も、家臣であるその前に大事な“家族”なんだから……ね?」
「……ごめん、なさい……」
『小蓮さま……』
「……思春、穏、二人とも悪いけど、シャオを部屋に連れて行ってあげて。姉さまが戻ってくるころには、この子も落ち着いてくれるでしょうから」
『は』
肩を落とし、小さなその体をさらに小さく丸めた尚香を、甘寧、字を興覇と、陸遜、字を伯言の二人が、連れ立ってその場を離れていく。その三人の姿が見えなくなった所で、最初の報告以降ずっと沈黙を保っていた孫皎が、きっ、と。その表情を引き締め、孫権に対しておもむろに言葉を紡ぎだした。
「……蓮華。少し、二人で話したいことがあるの。……今後の、孫家と袁家、双方に関わる、とても大事なことを」
「?……それは、雪蓮姉さまが戻ってきてからでは、駄目な事なの?」
「……雪蓮には、聞かせられないわ。いえ、聞かせるわけにはいかないのよ。そして、ここに居る私たち二人以外には、けして、誰にも」
「……いいわ。私の部屋に行きましょう。……どの道、雪蓮姉さまが戻ってこないことには、葬儀も引継ぎも、何も出来っこないから」
「……そう、ね……。“何も”、ね……」
それから少し後。孫皎から母孫堅の遺命を伝えられた孫権は、そのあまりの内容に茫然自失とし、そして、自らに託されたその役目の重さ、それを背負うことへの覚悟を決めるその為、従姉のその胸の中で、出し切れるだけの涙を、声を殺し、体を震わせ、流しきったのであった。
そして、それから半月後。
遺体無きままの孫堅の葬儀が執り行われる、その日。誰もが悲しみにくれる中、空の棺が粛々と運ばれて行くその先頭に立つのは、喪主である孫策とその姉妹。棺のその後に続くのは孫皎ら孫家の家臣団と、弔問に訪れた袁術一行の姿があり、葬儀は何の問題もなく進められて行く。
だが。
式の全てがつつがなく終わり、孫家一同と袁家一同、その双方が一堂に会した謁見の間において、張勲の口からソレが告げられたとき、室内の空気は一瞬にして凍り付いたかのようなソレとなったのであった。
「……どういうこと、張勲?貴女、ふざけているのかしら?」
「ふざけてなんていませんよー。ここにあるとおり、本日ただいまをもって、先の牧、孫文台亡き後の淮南の牧に、お嬢様がご就任なされました、と。そう言っただけですよ」
「だからふざけているのかと聞いているのだ!堅殿の跡を、どうして公路殿が継ぐことになる!」
「それは簡単なことですよー。これが、許におわす皇帝陛下からの勅命だからです」
困惑の混じった激怒の声。孫策と黄蓋、その双方から発せられた張勲は、それらに全く動じる事無く、いつもの飄々とした態度を保ったまま、その手に持った竹簡を改めて孫家一同の前に開いて見せる。
そこに記されているのは二点。
『他界した淮南牧、孫文台に代わり、袁公路を淮南の牧、寿春太守とする』
『孫家家長、孫伯符は揚州刺史とし、袁公路支配、慮江太守とする』
そしてその竹簡に記された書名と印は、『漢皇帝・劉伯和』。すなわち、死亡した孫堅に代わり、袁術を新たに淮南の牧とする旨を伝える、それは皇帝からの勅書であった。
「そういうことじゃ。……文台公のことは非常に残念であったが、皇帝陛下よりの勅命によって、おぬしらはこれより妾の庇護下に入ることになる。まあよしなに頼むぞよ?“孫策”」
「っ!」
「袁公路!何ゆえ真名に次いで呼ぶことの重い雪蓮様の名を勝手に」
「ほ?何か問題でもあるかや?確かに名を呼ぶのは礼を失するに値する行為やも知れぬが、真名と違い、許しなく呼んではいかぬものでもなかろ?何より、これからそなた達は妾の将という立場になるのじゃ。であれば、何を遠慮する事があると?」
「貴様……っ!」
「思春!止めなさい!」
「!れ、蓮華様」
激昂する甘寧と、怒りを向けられて尚平然と笑みを浮かべる袁術の間に孫権が割って入り、己の護衛でもあり無二の友である、今にもその武器を抜かんとしている甘寧を正面から見つめ、その行動を制する。
「血の気の多い奴じゃのう、この者は。己の臣下の躾がなっておらんのではないか?孫策よ」
「……仕方ないわ。江東の女は大体そうだもの。……かくいう私も、ね」
「そうかそうか。では、その少々余った血の気、しっかり発散してもらおうかのう?揚州制圧という、“妾”のためにの。ぬははははっ!」
「っ……!」
高らかに。そして嘲るかのように、大仰に笑ってみせる袁術を、孫策は苦虫を噛み潰したかのような顔で睨みつける。それは今にも、腰に挿した孫家家長としての証とも言える剣、南海覇王を抜き放ち、袁術のそのか細い首を落さんとするほどに。
そんな孫策と同様、怒りに満ちた顔を隠そうともしない孫家の面々から視線を、袁術は一切気にする事無く、満面の笑顔を浮かべたまま、今は座する主を失った玉座の方へとおもむろに歩き出し、そして勢い良くそれに腰を下ろした。
「さて。先ほども言うたが、孫策よ。お主に淮南牧として早速命を下すぞえ」
「……何をやれっていうのかしら」
「簡単じゃ。お主ら孫家の者達、それだけで江東を、揚州全域を抑えよ。兵と金、糧食は妾が出してやるゆえ、即刻出立するように。そうじゃな……兵は五千、銭は二万、糧食もそれ位あればよかろ」
「なっ!待ってくれ公路殿!いくら我らでも、たったそれだけの兵と物資で楊州全域を抑えるなど」
「ほう、無理と申すのかや?世にその知を知られた周瑜ともあろう者が」
「そうですよねー。周瑜さん程のお人でしたら、いくらでもやりくりは利くと思いますけどねー。現地調達するなりして。ですよねー、お嬢様?」
「そういうことじゃ。ま、頑張ってたもな?妾の為に、漢朝の為に、の。うははははー」
「……勅命だからと下手に出てれば……っ!策殿!」
怒り最早心頭に達したのか。見れば思わずその声を荒げた黄蓋のみならず、他の者達もすでに臨戦態勢をとっており、家長である孫策の命さえあればすぐにでも、玉座に座る袁術のみならず、この場に同席する他の袁家の者達、その全てに襲い掛かる、そんな殺気立った顔つきに全員がなっていた。
室内に充満する一色触発な空気。
そしてそれを破ったのは、この人物の静かな声であった。
「……いいわ。やってあげようじゃない」
「策殿?!」
「雪蓮!」
そう。声を静かに上げたのは、孫家の中でももっとも激昂しているであろうと思われた人物。誰あろう孫家の家長である孫策、本人だった。
「ただし、よ。袁公路、いえ袁術?……揚州での私達の行動には、一切の制限をかけないと、そう、この場で誓約してもらうわ」
「よかろ。おぬしの好きにすればよい。ああ、その代りといってはなんじゃが」
「……まだ何かあるの?」
「そう睨むでない。おぬしの妹御、そこに居る孫仲謀と、末の尚香を、この寿春に残すようにな」
「……何故?」
「妾から見ても分かるが、どちらもまだまだ未熟者のひよっこじゃ。我が袁家には優れた将も知者もおる。孫家の次代を継ぐに相応しい姫君となれるよう、此処でさらに学ぶべきじゃと、妾はそう思っただけじゃ」
「……」
孫権にしても孫尚香にしても、袁術の言うとおり、まだまだ王族としても人としても未熟である事、それについては孫策たちにも異論は無かった。しかし、そう言いながらも、おそらくは二人を体のいい人質にする、その為の方便であろうことは、孫策たちにも容易に想像がついた。
とはいえ、それを断るに正当な理由も孫策たちには無く、かといって大切な家族を人質になどしたくも無い。しかし、この場で乱を起こせば、少なくとも勅命に従って淮南の牧になった袁術のほうにこそ、その大義があるのは明白であり、自分達は勅命に、皇帝に逆らった逆賊の烙印を押されて、下手をすれば一族の滅亡と言う、亡き孫堅の夢見た孫家による江東独自の国造りを、“呉”の国を誕生させる事が出来なくなってしまう。
そんな二律背反に陥った孫策たちに対し、諭すようにして声を上げたのは、他ならぬ孫権本人だった。
「姉さま。それに皆。私は、シャオと一緒に此処に残ります」
「……良いの、蓮華?」
「はい。シャオは……私が言い含めます」
「……分かったわ。……ごめんね、蓮華」
姉の小さな謝罪の声。それに対し、孫権はただ静かに目を閉じ、その首を横に振るだけだった。
それから数日後。
「……これで、良かったのよね、公路殿?」
「……良かったと、そう思いたいのは、妾とて同じ想いよ……仲謀」
寿春城の欄干にて、遥か南方へと視線を送りながら、そう互いに声を出す、孫権と袁術の二人が居た。
「……妹御の尚香殿と、護衛の興覇には、真実は告げてあるのかや?」
「いえ、言ってないわ。……真実を知っていてここに居るのは、私だけよ」
「そうか……」
それは、会話と呼ぶにはいささか不具合かもしれない。途切れ途切れに、双方とも時折思い出したように、わずかな言葉だけを紡ぐのみで、言葉を交わすよりも沈黙で居ることの方が、二人の間には多かった。
「……無事に、帰ってくるとよいの」
「ええ……でも、姉さまたちが無事に帰ってきた時には」
「分かっておる。……それも含め、妾にも“覚悟”は出来ておる。そして」
つ、と。それまで南方へと向けていた視線を、今度は西と東、それぞれへと順に向ける袁術。
「……それまでは何があろうと、この寿春の地は死守して見せようぞ。曹操であろうが姉上であろうが、この地は何人にたりとも踏み荒らさせはせぬ……っ!」
「ありがとう……そして、ごめんなさい……」
その後。二人はそれ以上の会話を交わす事無く、無言のままに暮れ行く空を見上げ続けた。袁術と孫権、二人の胸中に去来するものは、果たして同一のものか。それとも、大きく異なるものか。
今はただ、混迷の中に訪れた一時の平穏、それを
そう。
新たな試練の時を告げる、戦鐘の音の鳴り響く、その時まで……。
~続く~
お久しぶりな仲帝記。思いっきり間が空いてほんと、スイマセン。
微が頭につくとは言え、鬱な展開の話は中々書けず、こんなにも期間が開いてしまいました。
とりあえず、章的にはここで一旦幕となりまして、次回からはまた数話、拠点的お話をいれようと思います。
鬱話ばかりだと、作者の気も滅入るもんで。
ではまた次回、何時とは明言できませんが、幕間にてお目にかかります。
再見~!
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久々更新仲帝記。
ども。似非駄作家の挟乃狼です。
鬱です。
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