No.492194

真・恋姫無双~白き牙を持つ者~ #34

tokkeyさん

この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・オリキャラ満載です
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

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2012-10-04 22:32:42 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:8355   閲覧ユーザー数:7303

~ 第33話 †もうすぐ復活?† ~

 

 

 

あれから半年ほど子義嬢や高順に食事の世話やら

身体を慣らす鍛錬を付き合ってもらったりと充実した日々を過ごした

あの二人には別の事を御願いしておいた

今後の為に洛陽を中心に活動してもらい傭兵家業だ

名声もそうだが、部隊を動かすというのを慣れて欲しい為だ

高順は十分すぎるほどだが、アレは特殊だしな・・・

それでも子義嬢には勉強になるだろう

二人は渋々ながら納得してくれて今はいない

華陀(かだ)も今は色んな場所を周り治療しているそうだ

張魯(ちょうろ)がこの間来て

 

 

「もう教える事なくなっちまったよ・・・ははは・・・」

 

 

と俺の治療1自棄酒9をしにきたので、今度どっかで会ったら殴ろうと思う

 

 

 

それからさらに月日が経って

俺も二十歳になった

どうやら身体の成長は完全に止まったようだ

しかし気の方はまだまだといった感じだ

怪我の方も完治したし、身体も以前と同じ様に動けるにはなったが

いかんせん、目がまだ完全には見えない

ぼやけて見えるほどに回復はしてるがまだまだかかりそうだ

張魯(ちょうろ)もこれには「その内治るさ」と匙(さじ)投げちゃったしな

他にも虎気モードの後遺症か知らないが髪の毛が伸びたまま戻らなくなった

うざったいので斬ってもすぐに腰まで伸びるので諦めた

まぁボチボチ諸侯漫遊を始めようとは思っている

聖域をよっぽど気が強くない限りは入れないように強化しといたし

以前ほど広くもないので今のチビ雪華さんでも十分だろう

というか本人がそういってたので大丈夫に違いない

 

 

「そんなわけで珍しく侵入者が来たので現場へ向かっている」

「ガウ~(そこ右じゃ)」

 

 

頭にチビ雪華さんを乗せて移動中

ナビゲートは雪華さん、目がはっきりと見えないので的確に言ってくれないと

木によくぶつかって悶絶してるぜ

 

 

「ガウ(あっちじゃ)」

「了解っと・・・」

 

 

草むらを分けて、川が流れる小さな開けた場所に侵入者が居た

俺の目でわかるのは二人・・・か

気はかなり強いな、どっかの武芸者か何かが俺の噂でも聞いてやってきたか?

この周辺にあの霊山には化け物が住み着いただの

鬼のような男が暴れてるだのと好き勝手な噂があるらしい

稀に賊とか子供とか入ってくるからなぁ・・・めんどくさい

 

 

「雪華さん、どんな格好かわかる?」

 

「ガウっガウガウガウ(片方は薄紫がかった長い髪に肌にピッチリと張り付いた

 切れ目が太ももまで入ってて薄紫色の一般的な服を着て

 踵があがっとる靴(ハイヒール)履いたわっちのように

 大きなものを持ってる女子で獲物は弓じゃな)」

 

「もう一人は?(くそ・・・目がなんで見えない!)」

 

「ガウ~ガウガウガウっ(薄青色のふわふわ髪の毛に張魯のような

 着物を着崩した太ももまで切れ目がある格好にこの女子も頭に色々挿しとるの

 しかもわっちより大きいものもっておる・・・獲物はでっかい金棒じゃ)」

 

「了解・・・(雪華さんよりもでかい・・・だと!?)」

 

 

思わず喉がなってしまう

その音に反応して矢が放たれる

 

 

「そこにいるのは誰!」

「覗き見とは趣味が悪い奴がおるものじゃな」

 

 

「これは失礼、綺麗な方々に目を奪われてしまったもので」

 

 

とかなり焦ったけど矢を手で止めて、彼女達の前に姿を現す

雪華さんは念の為に茂みにおいてきた

 

 

「ほぉ、紫苑(しおん)の矢を止めるか」

「あらあら・・・本当に・・・鬼がいましたわね」

 

 

おいおい、言葉とは裏腹に殺気が高まってますよ・・・

2対1かまぁやれないこともないか?

 

 

「一応聞いておこう、何用でここにこられた?」

 

「腕試しかしら・・・ね?そうでしょ桔梗(ききょう)」

 

「んむ、その通り!目の前におる仮面の鬼を退治しにきたものよ!」

 

「そうか、それじゃ人違いだな。私は鬼ではなく・・・虎だからなっ!」

 

 

こういうときは先手必勝で詰めさせてもらう!

先に弓の方を攻撃したかったがそれはもう片方がさせてくれないか

 

 

「紫苑!」

「ええ、分かってるわ!」

 

 

弓の方は距離を取る為に後退

金棒の方は俺が詰めてきても冷静にこちらを見てる・・・

気の流れが身体全体に広がってる、こいつも気を自在に操れるか

おもしれぇ!

 

 

トンファー「島津」で顔を狙うが、金棒で防がれる

つばぜり合いの形になるが、俺が力で押されてるだと!?

金棒の力を逸らして一旦間合いを取る、金棒が地面に轟音を立て砂煙が舞う

速度なら俺が上だ・・・!

そう思いもう一度間合いを詰めようとすると

 

「させない!!」

 

 

左から矢が飛んでくる

それを左手側島津で叩き落す、そのちょっとできた隙を

砂煙が上がってる中から金棒の横殴りがくる

それを右手側の島津で受けながら俺は数m飛ばされる

身体全体に響くぜ・・・着地して態勢を整えようとするが

それをさせまいと矢の連打が来る

ちぃっ!本当に連携が取れた攻撃だ・・・こと!

一つ一つが確実に息の根を止めかねないほどの正確無比な攻撃

こんだけの技術、夏候淵や子義嬢でもまだ達してねぇぞ!

悪態つきながらも両手の島津で叩き落していく

それでも間に合わないのはギリギリで避けるが皮をもってかれるので所々血が滲む

ちょっと一息かと思えば、金棒の一撃が待ってるので

馬鹿正直に受けると洒落にならない避けつつも蹴りなどで応戦するけど

防御されて、金棒の攻撃を防御して吹き飛ばされる の繰り返し

 

 

戦い始めてどれ位経ったかな

向こうはそろそろ矢が尽きそうだし息もはぁはぁと乱れてる

おい、色っぽいな・・・

こちらは所々に傷があるし、金棒の攻撃受けすぎて腕がもう痺れっぱなし

しゃーない、どれだけ制御できるか知らんけど本気になりますか

 

 

「ふぅ・・・悪いけど本気でいかせてもらおう」

 

「なっ!?まだ底をみせておらぬだと!」

「嘘!?私達最初から本気だったのに」

 

「虎は何故強いと思う・・・?元々強いからよ!!」

 

 

虎気開放・・・燃えてきたぜえええええええええ!

 

 

「なんなのこの気は・・・きゃあああああああああ!」

「くっ・・・気の質がこれほど変わるとは

 なっ紫苑!?ぐはっ!」

 

 

虎気モードに入って、相手がびっくりした瞬間に弓の方に間合い詰めて

首に手刀を入れて気絶させる

気の扱いができる金棒の方にも相方がやられて隙が出来た所に鳩尾に肘を一発入れて昏倒させた

さて、これからはこの身体の方に色々と・・・っておい!

危ない危ない・・・危うく欲望に突っ走る所だったぜ

ええい、俺の脳内悪魔め囁くんじゃありません!

天使さんがんば・・・悪魔と手を結ぶなぁああああああああああ!

そんな頭を抱えて地面に転がって悶絶してると

チビ雪華さんがいつの間にか近くにいて噛み付きをしてくれたので

ようやく冷静になれました

 

 

とりあえず、二人を俺が住んでる場所に連れて行って

起きるのを待つことにした

一応手加減したから傷は残らないといいなぁ!

そんな感じで飯を作って、俺の自家製の地酒を用意してると・・・

 

 

「良い酒の匂いがするのぅ・・・」

「ほんとだわ・・・・どこから・・・」

 

 

のっそりと身体を起こす二人

どうやら目が覚めたようです、しかしお酒で目が覚めるって・・・

 

 

「目が覚めたか、怪我とかは大丈夫か?

 今夕餉の準備をしている、すぐそこに水を張ってあるから

 顔を洗うがよいだろう」

 

 

ぼ~っとした顔で二人ともこちらを見ていたが意識が覚醒したのか

顔が赤くなって、バタバタと顔を洗いにいった

ふむ・・・まぁいいかとりあえず飯の準備準備

机とかないので丸い石や切り株の上に料理と酒を並べていく

並べ終えると、顔を洗ってちゃんと覚醒したのだろう

きまづそうな顔でこちらをみている

 

 

「まっ言いたい事はあると思うが

 とりあえず飯にしよう、あまり大した物じゃないが

 腹が減ってはゆっくりと話もできないしな

 毒などは入って無いから安心していいぞ」

 

 

片目を閉じて笑いながら言うと

二人とも顔を赤くして「は、はい」と食事をし始めた

最初は警戒してたが時間が経つごとに少しずつ薄れていった

そして気づいたら酒宴となってた

 

 

「ぷはぁ~・・・この酒は本当にうまい!」

「ほんとにこんなに美味しいお酒は初めてだわ」

 

「そう言ってもらうと作った甲斐があるな」

 

「そういえば、お互い名を名乗っていませんでしたな

 儂(わし)の名は厳顔(げんがん)と申す

 そして、こっちが」

 

「黄忠漢升(こうちゅうかんしょう)ですわ」

 

「俺は厳白虎(げんはくこ)だ

(おいおい、三国志でも指折りの老人二人がこんなお姉様かよ)」

 

 

ピクンと二人の眉が動き、黒いオーラが発生する

 

 

「ふむ・・・今不穏な言葉が聞こえた気がするのぅ?」

「あらあら・・・本当どこから聞こえたんでしょう?」

 

 

これは・・・張魯と同じ人種だったか!?

 

 

「今はゆっくりと酒を飲まれよ」

 

 

誤魔化す様に俺は二人の杯に酒をついでいく

そして酒宴は続いていき

旅での話や今の大陸の現状などを聞いたりした

途中、二人がとても怪しい気配を出してたので

分からないように首に手刀を落として朝まで寝てもらう事にした

朝方辺りに何か動きがありそうだったので

二人には悪いけど、お酒の瓶を荷物に入れて

近くのゴットヴェイドーの診療所に預けてきた

この二人のおかげで実戦の勘もかなり戻せたし

完全復活も近い・・・かな?

 

 

ああ・・・この時目が見えなくてよかったと後悔半分安心半分な出来事だった

 

 

 

 

そんなわけで恋姫を代表するお姉様コンビです

何度でも大事な事だから言いますがお姉様コンビです

ちょこっとだけ戦闘描写も書いてますが

今後戦闘シーンが増える為の予行練習のつもりです・・・

思ったようにかけないのが悔しい・・・

後、紫苑さんと桔梗さんのちゃんとした姿を見たい人はぐぐったらすぐ分かります!

 

こんな駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m


 
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