Side主人公
「幼馴染?」
そんな、幼馴染はわたしだけだろう見たいな顔でこっちを見ないでください
「一夏説明よろしく」
「お、俺が!?」
「そうとも」
さぁ一夏を生贄にささげたから俺に来る被害は軽減されてるかな?
「えーと、箒が引っ越したのが、小4の終わりだったろ?
鈴が転校してきたのが小5の頭だよ
で、中2の終わりに国に帰ったから俺が会うのは1年ぶりになるかな」
「俺の場合は、中1の半ばにウサギに連れ去られてるから2年ぶりくらいになるか」
「・・・そうか」
俺に説明しろと言わんばかりの視線だな
まさか、一夏が他の女の説明をしてるのが気に入らないか
一夏あとで殴られておけ
「で、こっちが箒
ほら、前に話したろ?
小学校からの幼馴染で俺たちの通ってた剣術道場の娘」
「ふうん、そうなんだ」
喧嘩が起りそうな睨みあいですな
喧嘩が起きませんように!
「初めまして、これからよろしく」
「ああ、こちらこそ」
よかった喧嘩が起きなくて
なんか、忘れてるような気がする
「ンンンッ
わたくしを忘れてもらっては困りますわ
中国代表候補生の鳳・鈴音さん?」
お前を忘れてたんだ
思い出してすっきり!
「・・・誰?」
えっ、知らない?
セシリアが知ってるから鈴の方もてっきり知ってるのかと思っちゃったぜ
セシリアもびっくりした顔してるな
「な!?
わ、わたくしはイギリス代表候補生、セシリア・オルコットでしてよ!?
まさか、ご存じないの?」
「うん
あたし、他の国に興味ないし」
悪びれす言い切りやがった
っていうか、素か
「な、な、なっ・・・?」
納豆?
そんな訳ないかw
「い、言っておきますけど、あなたのような方に負けませんわ!」
「そ、でも戦ったらあたし勝つよ
悪いけど強いもん」
また、素が発動したな
素なら仕方ないか
「・・・・・・・」
「言ってくれますわね」
仕方なくなかった
素でも、悪いみたいだな
俺も気をつけよう
「槍」
「てやんでい」
「槍?」
「・・・なんだ」
目が怖かった
なんだよ!
あの目は!!
「アンタ、クラス代表?」
「NO」
「じゃ、一夏なんだ」
「おう、成り行きでな」
「ふーん」
俺が快く譲ってやったのに成り行きだと!
訓練で地獄を見せてやるw
「・・・じゃ、ISの操縦見てあげようか?」
言葉は一夏に向かってるけど、なぜ視線はこっちなんだ?
もしかして、一夏と二人きりにさせなさいという合図か?
すまん、だがもう無理なんだ!
「一夏に教えるのは私の役目だ
槍に頼まれたのは私だ!」
そこで俺の名前を出しますか?
くそ、鈴の奴が睨んできてるじゃないか
「あなたは2組でしょう?
敵の施しは受けませんわ」
「あたしは一夏に聞いてんの!
関係ない人は引っ込んでてよ!!」
いい感じにヒートアップしてきたな
この間に撤退しますか
「ごちそうさまでした~」
撤退撤退
Side主人公
あの撤退のあと俺がなぜか箒と鈴に絞られました
そして、鈴と読んだら顔を赤くしてボディを入れられました
何故ですか?
ところ変わって放課後
さぁ一夏君の公認処刑・・・ンンッ
後悔訓練ですな(誤字にあらず
しっかり後悔するがいい
「「え?」」
なんで箒が打鉄に乗ってるんですか?
「な、なんだその顔は・・・おかしいか?」
「おかしい、おかしくないって言ったらおかしくないし
似合ってるぞ」
「///そ、そうか」
なんで顔が赤いんだ?
まったくわからん
「篠ノ之さん!?どうしてここにいますの!?」
「どうしても何も、槍に頼まれたからな」
頼んだっけか?
まぁいいか
「それに、近接格闘戦の訓練が足りていないだろう
私の出番だな」
「まさか、こんなに早く訓練機の使用許可が下りるなんて・・・」
まさかと思うけど篠ノ之の名前を使ったか?
そんな事はないか
箒だしな
「では、一夏はじめるとしよう
刀を抜け」
「おう」
「でわ・・・参る」
おお、箒が構えたな
一夏の方も若干逃げ腰だけどこれなら俺はいらなくないか?
それに、セシリアもいるし
「一夏さんのお相手をするのはこのわたくしセシリア・オルコットでしてよ!」
「ええい、邪魔な!
ならば斬る!」
「訓練機に後れをとるほど、優しくはなくってよ!」
おおドンパチ始めやがったな
これ、どうなんの?
一夏もポカンとしてるし
「一夏」
「なんだ?」
「俺とやるか?」
「・・・頼む」
さぁ、しっかりきっかりしごきますか
「槍!
どこに行こうとしている!?」
「一夏さん!
どこに行こうとしてますの!?」
「「どこって、訓練」」
「私をほってか?」
「どういう事ですの?」
まずいな
俺の方まで飛び火しそうだ
「よ、よし、一夏を一緒に鍛えよう」
これならどうだ
「じ、じゃ私と槍がパートナーだな」
「なにいってんだ
一夏対俺たちに決まってんだろ」
そうそう
これは、一夏の後悔処刑なんだからしっかりしなければ
「さぁ、地獄の始まりだ」
俺のつぶやきは、誰にも聞かれずに空気に消えた
Side主人公
一夏に対しての訓練は楽しかった
終始3対1で一夏をタコ殴りにしてただけだもんな
でも、最後の方は最初より若干避けてたんだよな
さすが、千冬さんの弟と言ったところか
またしごいてやらねば
「・・・・・・・!!」
気のせいか
誰かにつけられてる気がしたんだが
気がしたんだが・・・
「そこだー!」
「あら、ばれちゃった」
「・・・だれ?」
「ふふっ誰でしょうね♪」
扇子に油断ってどうよ
とうの本人からは油断は一切感じないってのに
「じゃこちらから名乗るので、先輩も名乗って下さいよ」
「ありゃ、そんなこともばれちゃった」
いや、学年はタイorネクタイの色で学年分けしてるでしょうに
「・・・俺の名前は紫野裂 槍です」
「私は、『更識 楯無(さらしき たてなし)』
よろしくね」
「よろしくお願いします?」
「なんで、疑問形?」
「いや、考えごとをしてたのと、最近できた知り合いに先輩と同じ名字の子がいるんでね」
「誰かな?」
「個人の情報なんで黙秘します」
「んん、もしかしてその子は更識 簪って子かな?」
「さぁどうでしょう?」
多分この更識先輩の妹か親族なんだろうな
それに、あの目は気づいてるんだろうな
「まぁいいや
おねーさんのお願い聞いてくれる?」
「内容によりますけど」
「生徒会に入ってほしいの」
「生徒会?」
「そう、生徒会」
謎過ぎる
俺を生徒会に入れてメリットなんてあるか?
広告塔?
学園外ならいざ知らず、学園内での広告塔ってなんだ?
俺に降りかかるデメリットの方が多そうだし断っとくか
「お断りします」
「なんで、入ってくれたら毎日可愛い女の子に会えるのに」
「なんでと言われましても
更識先輩が「楯無で大丈夫よ」・・・楯無先輩がどの役職かもわかりませんし
俺に対してのメリットよりデメリットの方が多そうですしね」
「残念
でもおねーさんはあきらめないからね」
「・・・頑張ってください」
「頑張るわね
それじゃ」
「さようなら(チュ)」
「!?!?」
去り際に頬にキスされるとは、初対面だからって油断しすぎたかな?
まぁ海外じゃこの程度挨拶代わりかな
さて、帰って風呂に入りますか
Side主人公
いや、あれから色々ありました
『鈴寮長室急襲事件』や『男子の部屋を変えろ事件』
この二つとも鬼の寮長が処理しましたとも
それも、鬼の笑顔で沈めましたとも!
俺までとばっちりが来なくてよかったんだけど、別のとばっちりが来ましたけどね!!
そして、今日はクラス対抗戦ですよ
一夏の奴もかなりしごいてやったし、簡単には落ちんだろ・・・そう思いたい
ただいま、出撃ピットの横の管制室にいます
一夏は、出場者の待機場で待機中
「さてさて、一回戦の組み合わせはどうなってんだ」
っとどこに置いたっけトーナメント表
ないな誰かに聞くか
「織斑先生、一回戦って誰と誰なんですか?」
「ん?
一回戦は、織斑と鳳だ」
「わぉ」
一夏の奴大丈夫かね
バシィィィィィィン
「教えてもらったら、礼を言え」
「ありがとうございました」
「よし」
痛いな痛いなアレ
あれはホントに出席簿なんでしょうか?
今ならあれがISの武器だよって言われたら信じる気がする・・・信じますな
「・・・一夏さんは大丈夫でしょうか?」
一回こっち憐れんだ目で見てからそういう事言わないでほしいな
「ふん、あれだけ鍛えたんだ
簡単に負けたらしごきなおしだ」
「箒さん
・・・そうですわね
ありがとうございます
一夏さん勝ってください」
仲良き事はよき事かな
この二人は一夏の地獄特訓で友情が芽生えた見たいだ
恋敵は仲良くなれるんだな
変な偏見もってたわ
これからその意識変えていかないと
「一夏の強さ云々より
今一番心配なのはあれだな」
「どうした槍?」
「一夏が言ってはいけない
一言を鈴に言っちまったろ?」
「・・・そうだな」
一夏の方を睨んでやるなって、感情の流れで言っちゃったんだから
「感情の流れでもいけないものはあるぞ」
「居るのは解ってますけどいきなり話しかけてくるの止めていただきます?」
「女子にあれはいただけないな」
「さすがに俺もないなとは思いましたけど
一夏もすぐに謝ってましたしどうにかなるとは思ったんですよ」
織斑先生の鉄拳制裁も鈴本人の前で受けてたしな
でも、本人はいまだに怒ってるみたいだし
・・・一夏ファイト!
「怒ってる理由はお前にも原因はあるんだろうがな(ボソッ」
「織斑先生
なにか言いました?」
「槍
一回戦がそろそろ始まりそうだぞ」
箒の言葉を受けて意識をアリーナを映している画面に向ける
「一夏の奴
鈴に何か言われてるな」
「何を言われているのでしょうか」
「最終警告だろ
もしくは、手加減して上げましょうかって言ってるんだろうなきっと
手加減って言っても雀の涙くらいだろうがな」
「それは、手加減というのか?」
「鈴本人からしてみたら手加減なんだろ」
ビー
「始まったか」
一夏の奴
鈴の初撃を受け止めたな
でもそれじゃダメだ
鈴の専用ISである『甲龍(シェンロン)』第三世代型のISであり特徴と言えば『非固定浮遊部位(アンロック・ユニット)』があげられるだろう
名前は忘れた
まぁ『衝撃砲』と覚えていてくれ
って説明してる間に一夏が衝撃砲で殴られてやがる
あれは痛そうだ
さて一夏君はどうやって攻略するのかな
あっまた殴られた
これ大丈夫か
一応織斑先生が何か教えていたみたいだけど結果は神のみぞ知るかな
訊いてみよう
「織斑先生」
「なんだ」
「一夏に何か教えて教えてますよね?」
「ああ
あいつには『瞬時加速《イグニッション・ブースト》』を教えた」
「なるほど
でも、代表候補生に効きますかね」
「一度くらいは効くさ
二度目はないがな」
「そろそろ、一夏が動きそうですよ」
あれだけ殴られたらシールドエネルギーそろそろやばいだろうしな
この、タイミングなら行けそうだな
勝ってこい一夏
一夏が瞬時加速で勝負を決めようとした時2人の間に閃光が走った
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IS 最速最高の元槍使い 24話~27話ぐらい