No.481598

【獣機特警K-9】迷惑!?ホンコンからのお土産【T-9交流】

古淵工機さん

ヘンなお土産には注意したいところです。お土産選びは慎重に。

◆出演
ユナ(http://www.tinami.com/view/400980 )
ヴェクタス(http://www.tinami.com/view/401020 )

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2012-09-09 02:33:38 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:919   閲覧ユーザー数:784

トーキョー・ベイ警察署。

そのT-9ルームに、アリサ署長が入ってきた。

「みんなおはよう。早速だけど、聞いて欲しいことがあるの」

「聞いて欲しいこと?一体なんです?」

と、聞き返すユナ。

「実はホンコン・セントラル署の署長がここを視察するそうよ」

「ホンコン・セントラル署の署長と言えば…確か…スノウの姉上どのですな」

と、ヴェクタス。

「そう。まぁ視察って言う名目で遊びに来るだけだと思うけど」

「じゃあいつもどおりってことでいいんですね」

と、クリスタが答える。だが、そんな彼女の肩に手を置きうなだれる影が一つ。スノウだ。

「…クリスタ、そーゆーワケにもいかねーんだ。姉ちゃんが持ってくる土産には十分注意したほうがいい」

「何?なにかマズいことでもあるの?ひょっとしてスカイツリーで売ってるあの謎ちょうちんみたいなモノとか?」

「いや、あんなもんじゃねーし…もっとひでえヤツだ」

と、言っている間に、シュンが入ってきた。

「アリサ署長。ホンコン中央署のサニー・インガルス署長がお見えになりました」

「ええ、ご苦労様」

やがて暫くして、サニーがその姿を現した。

「本日はトーキョー・ベイ警察署へようこそおいでくださいました。T-9隊隊長のユナ・ヒヤマです」

「あら、ユナちゃん。随分お久しぶりねー。アリサから聞いたけど、ここは大きくなってるのかしら?」

そう言いながらユナのなだらかな胸を触ろうとするサニー。

その刹那、サニーの後頭部にスノウの平手打ちが炸裂する…。

「やめろって姉ちゃん、みっともない」

「ほ、ホンキで叩かなくても…それよりみんな、お土産持ってきたんだけど」

 

そういって取り出したのは何やらドリンクのようなものだった。

「あのー、なんスかコレ?」

と、エミが問いかける。

「まぁ、一度飲んでみて…そうだ、ユナちゃんとクリスタちゃんがいいわねw」

「んーなになに…『体力増強にこれ一本』?クリスタ、早速飲むわよ」

「ちょっと怪しいけど…飲んでみないと分からないしね!」

そう言ってユナとクリスタは例のドリンクを飲み干した。

「あら、どんなもんかと思ったら以外においしいじゃない」

「そうね、これならキツい任務も…あれ、あれ…頭が…?」

「ど、どうしたのクリスタ…!?あ、ボーっと…して…きて…」

 

「ふ、二人ともどーしちゃったのだ!?」

その異変にいち早く気づいたサフラン。だがその次の瞬間、ユナとクリスタは…。

 

「ゆ、ユナぁ…はぁ、はぁっ…///」

「だめ…クリスタぁっ…むぎゅってさせてぇ…抱きしめてぇ…///」

「…体力増強剤なんだけど、一時的な副作用で惚れグスリ的な効果が出ちゃうみたいなの」

「姉ちゃん、ユナとクリスタが仲いいってわかっててワザと飲ませただろ!?」

呆れ果てるスノウを横目に、ユナとクリスタはしばらく抱き合っていた。

「あぁっ、クリスタのほっぺたもふもふもふっ///」

「ユナのシッポぉ…ふさふさしてて気持ちいいのぉ…///」

 

「そんなもんじゃなくてもっとマシなの用意して…」

と、スノウが言いかけたその時だった。

「それにしてもノド乾いたなー。んしょっと」

「待てーぃ!そいつは!!」

なんとエミがそのドリンクを手にとって一気に飲み干してしまったのだ!

スノウの不安は的中。エミの目つきはだんだん虚ろに、そして色っぽく変わっていく…。

「はぁ、はぁ…あぁ、あちぃよぉぉ…///」

と、エミの瞳が見据えた先には、その彼氏であるシュンが立っていた。

「え、ちょ、ちょっとエミ!?」

「あぁっ…シュン、ガマンできねーよぉ…///」

「うわわっ!?そ、そんないきなりっ…ぶげ!?」

一瞬で取り押さえられ、身動きが出来なくなるシュン。そんな様子を見て唖然とする他のT-9隊一同。

…しばらくして、スノウが一言呟いた。

「…姉ちゃん」

「なーに?」

「…もうそんな変わったもの持ってこなくていいから、普通のお土産にしてくれよ…」


 
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