No.476342

緋弾のアリア~スキャッグスの名をもつ原作ブレイカー~

第十九話

2012-08-27 21:30:45 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1817   閲覧ユーザー数:1721

 

 

 

どうもカゲヨシです

実はこの前14歳になりました

 

つっても誕生日パーティーとか身内だけでやったんだけどな

でもカオスだった、まぁその話はまたいつか

 

それより幽々子が来てからのお話をしよう

 

実はあの日からこのイー・ウーのエンゲル係数が上がってきているのだ

しかもちょっとこれ以上、上がると危うくなるかもしれないのだ。それこそ、一人あたりの食料が減るぐらいだ。よって俺が地道に働いていたのだがやはり限度がある。

よって―――――

 

 「うわ〜〜ん。出して〜〜〜〜」

 「一生そこにいろ」

 

現在御札の中に封じ込めている

ちなみに自分で出られないようにしてある。いきなり出てこられたら困るからな

 

 「それより黙っていろ。今結構危ないんだぞ」

 「は〜い」

 

そう俺は今、スキャッグスの取引現場に来ているのだ

イー・ウーに入ってから、一応背信の葬儀屋・ファイナル・ディレクターウォルターとして偽名まで使って活動している。

でもほとんどショボイスキャッグスだったり偽物だったりしたのだ。しかしその中にもやはり本物でなおかつナンバー入りだった物もあった。

よって嘘かもしれない情報でもすっ飛んでいくのだ。

そして偽名をつかってスキャッグスを奪いまくっているので、いつしか武偵局から超要注意人物として見られてしまっているのだ。

ちなみに向こう側は俺がスキャッグス家の生き残り「黎那・S・影儀」だってことを知らない。

 

 「うし、介入するか」

 

俺はライフルをビルの屋上に起き取引現場を見る

やっぱりそれらしき人物が何人かうろちょろしている

ちなみに今構えているスナイパーライフルは

No.23 音無き銃・サイレンスをちょっと改造してライフルにしているのだ。

しかも距離的に相手はマズルフラッシュが見えないはず。

 

スコープに目をあてる

そして丸い筒のようなケースを持っている奴の頭に狙いをつける

躊躇いなく引き金を引く

あたりまえだがそいつの頭が吹き飛ぶ。すぐさま近くにいる他の奴らにも鉛玉を頭にブチ込む。

これで大丈夫か。

 

ライフルをたたみ現場へと急ぐ

 

ライフルを消し、元のサイレンスを出し、コートと棺とマスクを出しておく

マスクは顔を見られてもいいようにだ

もしかしたら生存者がいるかもしれない

 

 「椛」

 

 「やっと、出番ですか」

 

俺は札を置き、椛を召喚する

椛も一応任務をしっているので剣を抜くそしてついてくる

 

死体がそこらじゅうに散らばっている

そんな中に太い筒のケースが置いてある。

何が入っているんだ?ロケットでも入っているのか?

 

 「敵です!」

 

そう言うと椛は盾を出し銃弾を防ぎ後ろに下がる

俺はそれをさっさとペンダントの中にソイツをしまう

そして棺を横に置き戦闘態勢をとる

 

 「まさか、スキャッグスの取引現場の制圧の任務を受けてあの背信の葬儀屋フ・ァイナル・ディレクターが釣れるとは思わなかったよ」

 

男か?

そいつは月をバックにして廃工場の屋根にのっていた

そして飛び降りてこちらにゆっくりと向かって歩いてくる

その顔がついに光に照らされわかる

 

 「お前はッ!

 

 

 

――――――――――――エル!」

 

 「君のような犯罪者に呼び捨てされる筋合いはないよ」

 

そうか

俺はマスクをしているし顔が分からない

しかも俺は表世界では死んだことになっている

なぜかこんな事をしていても、俺は俺であること知ってほしいと思っている

でもエルならば秘密にしてくれるはず

 

 「エル!俺だ!カゲヨシだ!!」

 

 「………誰だ」

 

一瞬顔が変わったが元に戻った

きっと覚えているんだ

俺はすぐさまマスクを外しフードも取る

 

 「これでわかるか。俺は黎那・S・影儀なんだ!」

 

声を上げそれを言う

エルは少し驚く顔をするが銃は下ろさない

 

 「た、確かに顔は似ているが。本人はもう死んでいる」

 「いやあれは嘘だ!俺は今ここにいる!」

 「彼は死んだんだ!!!」

 

エルは声を張り上げ真実を認めない

 

 「それを証明するものはあるのか?」

 

まるで揚げ足を取ろうとするような言い方だったが

あるそ、そんな証拠。いくらでもな

 

 「よし!ここで過去話をしてやろ!エル・ワトソンは実は女の子だ!」

 

ビクッ!とからだが一瞬動く

よし

 

 「ち、違う。僕は男の子だ!」

 「いやいや、違うな。」

 

そしてまた

無駄な過去話をもってくる

 

 「俺が八歳の頃初めてお前の家に行ったとき。お前は初対面の俺が怖くてお茶をこぼして大惨事を招いた!」

 

 「な、なぜそんなことを 知っている!?」

 「俺がスキャッグス家の最後の生き残り黎那・S・影儀からだ!」

 

よし

かなりエルは慌てているな

あともう一息だ

 

 「そして次に俺が会いに行った時にはそれ以上に緊張していて、俺に武偵の型の一つを見せようとしてくれたとき失敗して地面にガンメンダイブしたのを覚えているぞ!ちなみにこの後の展開をすべて言えるぞ!何度でも言うが俺は黎那・S・影儀だからだ!!」

 

俺の最後の言葉が反響する

エルは呆然と立っている

 

 「本当に……ほんとうに君なのか?カゲヨシ」

 

これは先程と違って穏やかな声だ

 

 「ああ、そうだ」

 

おれは真実を伝える

彼、いや彼女は唇を軽く噛み銃をホスルターに収める

こっちに近づいてくる

 

そして俺の顔に拳が飛んでくる

 

 「いてぇ……」

 「なんで生きていたなら一度も連絡してこなかったんだ!」

 

 「そりゃあ、今更俺が生きているって言っても信じそうにないからな」

 

 「………少し他の場所で話そう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し移動して個室のカフェみたいな場所だ

エルはコーヒー、俺は甘い方のモカを頼む

 

 「それで色々と説明して欲しいのだが」

 

 「でも他言無用だぞ?」

 

 「ああ」

 

 

俺は全て話した

あの夜何があったのか、そしてその後イー・ウーに入学したことや

その他の危なそうな部分は一応省いた

 

 

 

 「そんな事があったのか………」

 

エルはため息をつき後ろのソファーにもたれかかる

そしてカップに口をつけコーヒーを飲む

 

 「エルこそ。いつの間に危ない任務を貰う程の武偵になったんだ?」

 

 「いや、つい最近だな。やっとって感じだよ」

 

いや、それでも武偵をやれるだけうらやましいぞ、エル

俺なんか家柄上難しいぞ

 

 「で、エル。報告はどうするんだ?」

 

 「他の物がギャングを皆殺しにした後だったと言っておくよ。」

 

 「ありがとよ、でもエル盗聴には気を付けた方がいいぞ?」

 

それを行った瞬間後ろの方にいる男が席を立とうとしていた

俺はそのまま向かい側のエルのムネポケットに手をツッコミ銃を抜く

 

 「なっ!?ちょっ!ドコを触っているんだ!!!」

 

何か言われたが気がしたが気にせず体を動かし銃を撃つ

銃弾は真っ直ぐに相手の心臓に当たる

男はそのまま床に倒れる

財布を奪い中に入っている身分証明書などを見る

 

 「やっぱりな。武偵だ。しかも情報科出身だ。お前もまだまだだな」

 「うっ」

 

エルは悔しそうな顔をする

 

 「多分これから報告に行こうとしていたんだろうな。よかったな、される前で。されていたら速攻で首が飛んでいたぞ?」

 

手で首を着るジェスチャーをする

彼女はなんだか複雑な顔をしている

仲間なのに尾行と監視がいたのだ

 

 「そ、それよりいくら夜だからといっても銃をこんな場所で撃ったら」

 「ああそうだろうな」

 

危ないし、怪しい

さっさとここを離れるか

 

スタッフは何も知らないだろうか?

奥にいるのか?

でもこちらに来ないからそうだろうな

俺は札を取り出し机に投げる

 

 「炎羽!!」

 

それは炎得有の音を出し燃えはじめる

そして同じことを他の机にもする

 

 「な何をするんだい!」

 

 「もうこの店ごと証拠隠滅だ」

 

うん、そうしよう

それが楽だし、安全だ

明日のニュースでは「カフェで大家事、死者一名」ってでそうだな

 

 「エル、こっちだ」

 

俺は燃え盛る机を後にしてコートをエルに着せる

何か言いたげだったがそのまま肩に手を乗せそのまま引っ張るように動かす

そして店の奥にあった裏口から店を脱出する

そのまま裏路地を歩き大通りに出る。目の端で店が燃え上がるのを見てそのまま大通りに出る、どうやらもう後ろには尾行はいないようだ。

 

 「ここならもう大丈夫だな」

 

 「ああ、ありがとう」

 

俺はコートをエルの肩からとり自分に羽織る

そしてゆっくりと目的地に向かう

そうすれば完璧だ

 

 「お前もまだまだだな」

 

 「そうだな。僕も未熟者のようだ。それよりさっきの盗聴と備考に気づいた君はどうかしているよ」

 

 「俺とお前じゃ経験の差があるんだよ」

 

少し得意げに言ってみる

 

 「確かにそうかもね。それより君みたいな人が武偵になったらいいかもね」

 

 「履歴でアウトだよ」

 

ふふ、と軽くエルが笑う

なんだ普通に笑えるじゃねぇかよ

 

そして俺の回収地点に到着する

綺麗な海が見える

いや、自分であの潜水艦に自力で帰るんだがな

 

 「それじゃあ、もうお別れだな」

 「え、もう帰るのかい?」

 

静かに頷く

そして地面に小さなカードを何枚か置く

 

 「実は俺は西洋と東洋の魔術に精通していてね。こんな簡易なテレポートだってお手の物なのさ」

 

足元が綺麗な光で照らされていく

実はカードにちょっとした細工がしてあるのだ

 

 「それじゃあ。しばらくバイバイだな」

 

 「ああ、そうだな」

 

少し見つめ合って沈黙が続く

俺はすこし悩んだあとホルスターにあるハンドガンを抜きエルの内側のピストルと交換する。そして俺の空っぽのホルスターにエルの中折式ハンドガン、を入れる

 

 「こ、これは!?」

 

 「選別だやるよ」

 

そうスキャッグスだ

 

 「でも君はこれを集めているんじゃなかったのかい?」

 

 「大丈夫だよ。それはまだ予備があるから」

 

そして輝きが一層と強くなる

 

 「それじゃあな」

 

 「ああ、次に会うときはもっと素晴らくて、君が驚くような武偵になってみせるよ」

 

 「期待しているぞ」

 

 

俺は空を見つめ

大声で叫ぶ

 

 「転移!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あらおかえる」

 

転移したあと霊夢の挨拶を受ける

 

 「それより転移門を少しましにしたほうがいいな」

 

 「ええ、そのようね」

 

俺はまっさかまに落ちた時にできたたんこぶをさする

そのままシャーロックに挨拶をしてから

部屋に戻りスキャッグスを確認する

 

 「No.15 打撃砲(ブロウ・キャノン)か………」

 

また新しいのだな

後でだれか引きずって訓練室で試して使ってみるか

 

俺はエルのピストルを大切に机の上に置く

結構いいリボルバーだな、しかも中折れとは洒落てるな

 

 「それじゃあ寝るか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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