No.474882

恋姫†無双 ─最後の可能性─ プロローグⅡ

プロローグ2です!っていうかまだプロローグなのに、すでにつまりぎみに・・・

多分、次でプロローグラストになると思います!
今回も勢いなんで、本編の構成もまだ考えてませんので、
あしからず。

2012-08-24 23:22:32 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2590   閲覧ユーザー数:2201

彼、『北郷一刀』の頭には、彼・・・ではなく、彼女が言った言葉が刻み込まれていた。

 

 

それは、彼がまだ繰り返し続ける世界に戸惑いを感じていた時だった───

 

 

 

 

 

 

 

 

───それは、彼が外史の『異常』に気付き始めていたときのこと。

 

 

「ここを通るのは、何回目だ?」

 

 

新たな外史に呼ばれ、彼は外史と外史の狭間を漂うように進んでいた。

 

 

どこを見ても真っ白な世界。何もない、空虚なる空間。

 

 

それゆえに、彼はこの空間に何も感じない。

感じることができない。

 

 

(おかしい・・・この世界は、『異常』だ・・・)

 

 

虚空を進む中、彼は考えていた。

 

 

何度も繰り返される世界。

 

 

このような状況を目の当たりにして、素直に受け入れる者は確実にいないだろう。

 

 

どうすればこのループを脱出できるか────

 

 

(考えろ北郷一刀ッ!どうすれば・・・どうすればいい?!)

 

 

彼は必死に考えた。しかし、その答えを導き出すことはできなかった。

 

 

彼の中に『答え』が存在するはずがなかった。

 

 

まるで自らも空虚になってしまったかのような感覚にも陥る。

 

 

彼の中を『絶望』が駆け抜けようとしたその時、

 

 

『アイツ』は・・・現れた───

 

 

「どぅふふ❤やぁ~っとみつけたわよん❤御主人様❤」

 

 

「?!」

 

 

 

 

 

 

 

(あのときは本当にあせったな・・・)

 

 

ふと、そんなことを思い返しながら、彼は虚空を進んでいた。

 

 

すると、うわさをすればなんとやら・・・

 

 

「はぁ~い❤ご主人様❤」

 

 

筋肉隆々の踊り子『貂蝉』。彼・・・彼女は外史の管理者として、幾度となく彼を助けてくれていた。

 

 

見た目や中身はアレだが、根はいいやつだ。

 

 

「・・・よぉ」

 

 

一刀は別段動じた様子もなく、彼女と挨拶を交わす。

 

 

彼は何千と世界を繰り返すと同時に、何千回もコイツを見てきたため、もはや慣れてしまっていた。

 

 

・・・彼は何故かやるせない気持ちになった。

 

 

ふと、かr・・・彼女を見ると、彼女は真剣な眼差しで一刀を見ていた。

 

 

「・・・・・何があった」

 

 

彼女の表情になにかを感じ取った彼は、自らも真剣に、彼女に問いかけた。

 

 

彼女はなにかを決心したようなそぶりを見せると、口を開いた。

 

 

「・・・緊急なお知らせよん」

 

 

「・・・・・・・」

 

 

「数多の外史の生成によって正史に大きな負荷がかかって・・・」

 

 

「・・・・・・・」

 

 

彼は次の言葉を待った。

 

 

しかし、彼の中で答えはもう予測できていた。

 

 

だからこそ、彼は覚悟を固めなければならなかった。

 

 

「正史が、全ての外史を消そうとしてるわん・・・」

 

 

愛する人たちを守るため

 

 

「おそらく・・・次の外史で止めることが出来なければ・・・」

 

 

次の世界に

 

 

 

 

「全ての外史も、華琳ちゃん達も、あなたも、消滅するわ」

 

 

 

 

自らの全てを賭けなければならないことを────。

 

 

あとがき

 

 

どうも暇神です。

 

 

「北郷一刀です」

 

 

と、いうわけで、プロローグⅡ、いかがだったでしょうか?

 

 

「つーかプロローグ長くないか?」

 

 

ギクッ!う、うすうす気付いていたことをこうもはっきりいわれると・・・!

 

 

「気付いてたんなら短くしたらいいんじゃないか?」

 

 

いや、俺の文章構成能力じゃ、そんなことはできぬっ!!(キリッ)

 

 

「いや、威張って言うことじゃねーだろ!」

 

 

いいだろ別に!かっこつけるくらい!

 

 

「いや、ついてねーよ!っていうかあとがきなんだから

 他にも言うことあるだろ!」

 

 

え?あ、次、プロローグ、ラストっす!

 

 

「え?いや軽っ!!予告軽っ!!」

 

 

と、いうわけで次回も

 

 

お楽しみに~♪

 

 

「えっ?!これで終わるのかよっ!!」

 

 

 

 

 

 

 


 
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