No.474547

ガンダム学園で僕と握手 006 天才による少女PR<Z・逆シャア・W・その他全般>

レイガンさん

宇宙暦0093.シャアはアクシズの光に包まれ意識を失った。だが、気がつくとシャアは見知らぬ世界にいた!その世界は、歴代のガンダムのキャラクターたちが学園を中心に生活している世界だったのだ!シリアス成分は少な目で、ほぼギャグのバカコメディ。キャラ崩壊なんて日常茶飯事!作品は1stなどの宇宙世紀作品を始め、平成4作品とSEEDや00などオールです。<>内に主な登場作品を記載しています。

2012-08-24 01:53:40 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1558   閲覧ユーザー数:1545

ミネバと一緒に登校してきたシャアとハマーンは、ミネバをクラスまで連れて行き、入学式の会場へと向かった。

「まさか私も入学式に出席せねばならんとは…」

「ミネバ様を送り届けることの何が不満か」

「そういう問題では無い」

自分にはいろいろとやることがあるというのに…

「まさか君たちも入学式に来ていたとは」

「シロッコ!?」

シャアとハマーンの前に現れたのは自称天才の男、パプティマス・シロッコであった。

「見たまえ。今年の1年生、中々有望なのが揃っている」

「有望?」

シャアがシロッコに尋ねる。

「そうだ。私は歴史の立会人にすぎん。だが、次の時代を率いるのは女だと思っている。ここはその選別会場でもあるのだよ」

「…」

ハマーンがイライラし始めた。

なお、それを感じたシャアは少し冷や汗をかく始末であった。

「まずは彼女だ。サラ・ザビアロフ。まだまだ能力は発展途上であるものの、将来の伸びしろに期待できる」

「…もう少し外見が若ければ」

「何か言ったかシャア?」

「い、いや何でも…」

ハマーンの睨みにシャアはさらに冷や汗をかく。

「次は彼女、シャクティ・カリン。何か死神に似たオーラを彼女から感じた」

「それは有望なのか?」

「さて、私は見守ることしかできんからな。しかし私の予想では金髪の女性あたりと何かしらもめそうな感じだ」

「…私的にはストライクゾーンであるが」

「…シャア。どうやら貴様は死にたいらしいな」

「な、何を言うんだハマーン!?」

シロッコはそんな二人を流し、説明を続ける。

「そしてあの女、リリーナ・ドーリアン。ドーリアン外務次官の娘だ。しかし、予想ではどこかしらの姫君だろう。あの雰囲気はな」

「…あれはいい」

「ロリ系で無いからか?」

ハマーンが尋ねる。

「そうだ」

「貴様…」

「あ、いや、そ、そういうわけでは…」

「次はあのツインテールもどきの女、クェス・パラヤ」

「クェスだと!?」

「まさかシャア…」

ハマーンがシャアを犯罪者を見るような眼で見る。

「い、いやまだ手は出してない!!」

「まだ?」

「べ、別にお前には関係ないだろう!」

「…そうだな」

ハマーンはそのままスタスタとその場を離れた。

「…ふう。これで少し息苦しくなくなる」

「追いかけんでもいいのか、シャア?」

「その必要があるのか?」

「…まあ君が良いならそれで良いのだがな。(追いかけた方が好感度が上がることに何故気がつかん。まぁ私は遠慮するがな)」

シロッコはそして腕組みをしながら説明を続けた。

「では続けよう。彼女、ティファ・アディールは今回の生徒の中でも一番の期待と言っても過言ではない」

「おお、私のストライクゾーンだ」

「しかし、私の予想ではこの先一人の男が出来て、そのままゴールインしてしまうであろう」

「何だと!? それは私なのか!?」

「知らんよ。ただ一つだけ。君は無理だな」

「な、何故だ!?」

「確かに私もストライクゾーンだ。ただ、君よりは冷静でいられる」

「私が冷静でないだと? はぁはぁ」

「明らかに冷静じゃないだろう」

鼻息が荒くなっているシャアは、今やただの変態であった。

「さて、そして次はソシエ・ハイム。ハイム家のご令嬢だ。私の予想では、将来いい女になる」

「いや、今でも十分だ」

「…(シャアめ。まさかここまでロリコンだったとは)続いて彼女、ルナマリア・ホーク…は有望じゃなかった。ステラ・ルーシェの方だな」

「?」

「どうした?」

シャアがシロッコに疑問をぶつける。

「いや、私も確かにステラ派だ。ルナマリア・ホークはロリではない。しかし、それだけで有望で無いと言うのはどうかと思うんだ」

「誰もそんなことで有望かどうかを語っていないだろう? それは君の妄想だ。まあよかろう。さて、では説明しよう。ルナマリア・ホークには致命的な問題がある。これは私の予想なのだが、彼女は将来普通に結婚して普通の家庭を築く未来しか見えないのだ」

「予想ではないか!」

「ふっ…私の予想を甘く見るなよ」

シロッコはドヤ顔でシャアを見る。

「何かイラっときたぞ今」

「さて、それではステラ・ルーシェは有望ということで、次はあれ、フェルト・グレイス」

「おお。私も目を付けていた。ロックオンに殺意を抱くくらいに」

「…君は一生結婚できんな」

上級生がそんな風に新入生を見ているさなか、入学式が始まった。

 

 

「生徒会長挨拶!」

「生徒会長?」

「おやシャア。忘れたのか。去年の生徒会選挙、生徒会長の座を掛けて戦っただろう? 私とシャア、ハマーン、ギンガナム、そしてあの男…」

シロッコは壇上に立つ男を指さした。

「今日は皆さんに言いたいことがたくさんあります。しかし、たとえ着飾った銃で私の胸板を撃ちぬいたとしても、私を感動させることはできない。だから飾らずに一言、エレガントに。私は敗者になりたい」

シロッコはそして告げた。

「あの男…トレーズ・クシュリナーダだ」

「…」

シャアは口を開け、ポカンとする。

「どうした?」

「私はあの男に選挙で負けたのか…」

肩を落とすシャアの肩を、シロッコは優しく叩いてあげたのだった…

 

 

 


 
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