No.470675

真・恋姫†妄想 もしもあの三人が義姉妹だったら?&さらに御使いがtinami管理者だったら? 4話

続きを投稿します。

これで導入編が終わります。

2012-08-15 22:07:29 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:1867   閲覧ユーザー数:1732

白蓮が賊の頭を討ち取った頃、太守が臥せている本陣では

 

「・・・風が変わったの」

 

「はっ?」

 

「ワシらにとって向かい風じゃった風が追い風になった。・・・南真殿はやってくれたようじゃの」

 

太守が呟いた言葉に軍医が困惑していると

 

「太守様。南真殿からの伝令が。無事討伐を終えたと!!」

 

突如、天幕に入ってきた兵の報告に太守は一瞬微笑んだのだがスグに大量の血を吐いた。

 

「ゴホッ、ゴホッ・・・いよいよ逝き時か・・・・・・紙と筆を持ってまいれ。そして今から書く手紙を戻ってきた南真殿達に・・・わしの遺言じゃ」

討伐を終えた南真達は帰路についていた。

 

「なあ、人華殿。先ほどのはなんなんだ?」

 

「ああ、あれですか。一言で言えば「硬気功」気による肉体硬度強化です。気で私の肉体を鉄並みの硬さにしていたのですよ」

 

「なんと、人華殿は気の使い手だったのか」

 

「・・・正しくはありませんがそう思っていただけたら。機会があればまた他のもお見せいたしますよ」

 

という風に含みを持たせながら南真が自分のことを話していたりすると本陣が見えてきた。

だが、白蓮は本陣の様子に違和感を感じた。

 

「・・・南真」

 

「ええ・・・静かですね、勝利の報告は先に知らせたはずですが?」

 

白蓮と南真の会話に回りも困惑していると本陣から兵が走ってきて

 

「賊討伐ご苦労様です・・・・・・この度は「太守様」の仇を討っていただき有難うございます」

 

兵の報告に南真達には重たい空気が漂っていた。

そのまま南真達は太守の天幕まで連れられていった。

そこには太守が静かに眠っていた。

 

その安らかな顔を見た一同は沈痛な表情をしていたが、突然南真が跪き

 

「南人華、ただいま賊を討伐してまいりました。・・・ご子息の敵を討って参りましたのでどうか安らかにお眠りください」

 

南真の報告に白蓮達討伐隊も跪く。

太守の部下達は一同に涙していた。

 

そんな中、太守を診ていた軍医が南真の前に来て

 

「太守様は報告を聞く前に風向きが変わったことで南真殿達の勝利を悟られていました。報告を聞いた後、容体が急変されたのです。そのときにこれを戻ってこられた南真殿達に渡すよう託されました。・・・太守様の遺言です」

 

軍医がそう言って取り出した手紙を南真はゆっくりと受け取り中身を確認した。

「南真殿、公孫賛殿、魏延殿、夏侯淵殿、此度はわしの代わりに兵と引きつれ賊討伐をしていただき真に有難い。

しかしそれを直接言う時間がもうないようじゃ。許してほしい。

 

それから最後にもう一つ貴殿等に頼みたいことがあるのじゃ。

 

わしが治めておる桂林郡のこれからを貴殿等に託したい。

到底無茶な事を頼んでいるのは分かっておるが、中央を信じるなどできん。此度の貴殿等との出会いは天からのお導きじゃとわしは感じておる。

 

どうかこの老いぼれの最後の願い・・・貴殿等に引き受けていただきたい」

手紙を読み終えた南真は静かに立ち上がった。

そして黙って天幕をでる。

 

そこにはここにいるすべての者が集まっていた。

白蓮達姉妹も南真に続いて出てくると南真が静かに語りだした。

 

「皆さんももうご存知でしょう。太守様がお亡くなりになられました。・・・今私達は太守様の遺言書を読ませていただきました。そこにはこれからの桂林郡を私達に託したいという内容でした。・・・突然やってきた私達を信じる事などみなさんも急には出来ないでしょう。・・・ですがいまここで私、南人華は皆さんに約束しましょう。太守様の御遺志を受け継ぎかならず桂林郡をよりよい町にしていくと。・・・我名は南人華。天からこの国を救うために使わされた天の御使いなり!!」

 

そういった南真は中に浮き、突き上げた拳に雷を落として見せた。

南真の行動を見た兵等は驚愕の表情をうかべたが次第に大きな歓声を上げた。

 

それを見た南真は後ろを向き、そこにいた白蓮達に話しかけた。

 

「・・・今まで黙っていてすみませんでした。本当ならもう少しこの国を見て回りたかったのですが太守様の御遺志を無碍にするなど私には出来ないようです。・・・貴方達はどうしますか?」

 

南真の問いに白蓮は焔耶と秋蘭の見た。

二人は満面の笑みで頷くと

 

「南真、まだ私たちの旅の目的を話してなかったな。・・・それは管輅が流した予言「天の御使い」を見つけ出し使える事だった。私達はこの国の現状を憂い、共にこの国を変えようと義姉妹の契りを交わしたがその為の力も知恵も持っていない。だからこそその力を持つという「天の御使い」に使えこの国を変えていこうと旅に出た。そしてお前にあった。・・・私たちの旅は「南真 人華」へとつながっていた。・・・我らが主を・・・我らを貴殿と共に」

 

そういって白蓮達が南真に跪くとそれまで歓声を上げていた兵らも一斉に跪き

 

「「「天の御使い南真様。我等も貴方様と共に」」」

 

「・・・分かりました。これから共に歩いていきましょう。桂林郡の為、そしてこの国の為に」

 

「「「おおおおおおお!!!」」」

後書き

 

 

導入編が終わりました。

つぎから本格的な話しになって行きます。

 

私を主人公にした為

 

主人公超チート&ギャグ満載

 

になりますがそんな自己満足な作品でもいいかたはこれからもよろしくお願いします。

 

・・・反董卓連合で終わりそうwwどうしようOTL

 

 

 


 
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