No.466799 真・恋姫†妄想 もしもあの三人が義姉妹だったら?&さらに御使いがtinami管理者だったら? 3話2012-08-07 22:35:00 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:1996 閲覧ユーザー数:1823 |
南真と三姉妹は太守から預かった兵を集め出陣の準備をしていた。
「・・・ふむ、急拵えながら様になってますね「重歩兵」は」
「まさか毒の後遺症でまだ動けない兵の鎧を使って守りを固めさせるとは。考えたな南真」
白蓮が感心した南真の対毒対策の一つが「重歩兵」である。
とはいえ専用の装備などある筈もなく南真が指示したのは動かせない残りの兵、つまり負傷兵の装備を使って通常の装備では防げない箇所を戦闘に支障がないように覆い兵の防御力を上げたのだった。
「さすがに急拵えなどで不安はありますが大分マシでしょう。・・・さて残りの皆さんにはこれを」
そういうと南真は包みを取り出した。
「皆さんが先の戦闘で苦しめられた毒を一定時間無効化する薬です。・・・ちゃんと材料が揃っていたわけではなく効果も数量も疎らです。戦闘中に薬の効果が消えることも大いに予想されます。それでもかまわないという方だけこれを飲んで私と特攻をかけて頂きます。・・・出来れば町に大切な方がいないという方が志願していただきたいです。残りの方は支援に回っていただきます」
「重歩兵」の装備をしたものは半数の150人であった。
これは余っている鎧と南真が考える策を考慮したからだ。
そして残りの兵に向かって南真は「効果を保障できない毒を無効化する薬」を使って自分と特攻をかける者を自身の気持ちを伝えたうえで志願を募った。
その結果特攻する兵は50となりのこりの100名は支援のための弓兵となった。
準備が整った南真達は出陣した。
しばらくすると偵察のために出ていた兵と合流した。
「状況はどうですか?」
「はっ、賊は我らに勝った事に舞い上がり宴会を開いているようです。完全に油断しています」
「分かりました。では皆さんその闘志を静かに燃やしてください。爆発させるのはもう少しです」
兵からの報告を聞いた南真は兵を鼓舞し進軍を再開した。
少しすると煙が見え、賊の根城を見つけた。
「着きましたね。・・・では始めましょうか?」
南真の言葉と共に兵達は銅鑼を鳴らしだした。
突然鳴り出した銅鑼の音に賊が慌てだしたのを確認すると秋蘭の指揮の下、一斉に矢が放たれた。
「お頭敵襲です、さっきの軍が再びせめて来ました」
「んっなことは見れば分かる。やつらめ、まだこの毒の怖さが分からないらしい。お前らもう一度やつらに毒矢をお見舞いしてやれ!!」
突然の事に族達は慌てだすが頭の指示で毒矢をはなって応戦するが
「来たぞ!!重歩兵隊構え!!」
賊が毒矢を打ってきた事を確認した白蓮が重歩兵隊の指揮を執る。
重歩兵隊は二つの盾をつなげた大きな盾を構え、毒矢を防ぐ。
毒矢が防がれている事に賊の動揺はさらに大きくなってきた。
「・・・毒矢とは数多ある策の基本の一つでしかありません。そして策とは「小出し」するから策なのです。最初から相手にばれている策を使い続けるなど意味がありません」
そういうと南真はあの親衛隊の男から預かった戟を構えると
「そろそろ仕掛けますよ。薬はいいですね?」
南真の問いに彼と共に特攻を書ける兵たちは一斉に頷いた。
「では、伯珪君に妙才君、支援を頼みますよ。では・・・突撃!!」
南真を中心とした部隊が敵目指して突撃を始めた。
南真が調合した薬のおかげか、敵の毒矢を受けてしまった兵は何食わぬ顔で突撃の手を緩めなかった。
だがそれ以上に賊が恐れを感じているのが
「なっなんなんだよ、あいつは!?なんで矢が刺さんないんだよ!!真正面から受けてやがんのに!?」
「ふふふ、さてなぜでしょうね?」
矢が当たってもものともせず跳ね返しながら走ってくる南真を見た賊達は、まるで鉄の人形に矢を放っているような感覚に襲われ恐怖していた。
そんな賊をあざ笑うように微笑みながら南真は戟を振るい賊を両断していく。
そんな南真に賊も剣等で反撃するが
「・・・その程度ですか?どうやら腕を切るどころか、産毛も切れてませんよ?」
「ばっ化け物だ!!グハッ!!」 バタン
南真は戟で防ごうともよけようともせず逆に腕を伸ばして剣を止めた。
如何様にも傷つかない南真に賊はついに逃げ出すのだが
「おいおい、相手は人華殿だけではないぞ!!」
南真と共に突撃していた焔耶や兵に攻撃され賊は次々に倒れていった。
その様子に恐れをなした頭が逃げようとするが
「みすみす逃がすわけには行かないな」
待ち構えていた白蓮の一太刀に討ち取られたのだった。
後書き
やっぱり戦闘シーンは苦手です。
次回は南真が白蓮達に自身の事を語ります。
南真 人華 の名前の由来も出てきます。
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戦闘ですが内容が薄いです・・・すみません。