陽介「な~!今日は久々に、隣町に行ってみね~か?」
陽介が提案した。今日は久々に皆で遊ぶことにしたので、隣町まで足を伸ばそうと言ってきた。
千枝「いいね。ここ最近ご無沙汰だったしね!」
雪子「そうだね。それじゃあ、今から向かおうよ。」
りせ「賛成♪」
直斗「ええ、わかりました。」
完二「ウッス!」
こうして俺達は、隣町に遊びに行った。
・・・隣町・・・
陽介「いや~!久々で遊び疲れたぜ。」
完二「そうッスね。先輩!また勝負しましょう!!」
悠「ああ。いつでも。」
俺達は、ゲーセンで遊びを満喫して、駅へと向かっていた。
千枝「は~、遊び疲れてお腹すいた!」
雪子「私も少し・・・」
陽介「んじゃ、そこのファミレスでも入るか。」
完二「賛成ッス!」
俺達は、すぐそこにあったファミレスに入った。
店員「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
陽介「え~と、8人で!」
店員「かしこまりました。それでは、こちらのお席へどうぞ。」
俺達は、店員に案内された席に向かった。
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
陽介「俺はAランチ!」
悠「このボリューム御膳。後はコーヒーを。」
千枝「アタシは、ステーキセット!」
雪子「じゃあ、きつねうどんで。」
完二「俺は、カツ丼超大盛で!」
りせ「私はパフェ。」
直斗「僕は、サンドウィッチをお願いします。」
クマ「クマは、リセチャンと同じパフェにするクマ♪」
店員「かしこまりました。」
店員は、俺達全員の注文を聞き、奥へと消えていった。
千枝「ここ、前から来てみたかったのよね。美味しくて安いって聞いてたから♪」
陽介「へ~、里中でもそういう所行きたがるんだ。」
千枝「何ですって!!」
陽介のいらぬ一言で、千枝は陽介に襲いかかっていた。
陽介「ちょっ!里中さん!ギブ・・・ギブです。」
千枝「全く!」
陽介が千枝に誤り、その場は収まった。それを確認したかの様に、いいタイミングで店員が現れた。
店員「お待たせいたしました。」
クマ「待ってたクマ♪」
テーブルに各自注文した物が並べていかれ、食事を開始した。
・・・数時間後・・・
食事も一通り済ませた俺達は、話に没頭していた。
店員「お待たせいたしました。コーヒーをご注文の方?」
悠「あ、俺です。」
俺は、注文したコーヒーを一口、口に含んだ。いい味だ。堂島の入れたコーヒーには負けるが。コーヒーの余韻にひたっていた時に、奥からうるさい声が聞こえた。
チンピラ1「おい!この店は、客にこんなもん食わせんのか!!」
チンピラ2「気持ちワリ~!」
チンピラ3「責任者呼べよ!責任者!!」
がらの悪いチンピラが、文句を言っている様だ。そっとしておこう。
千枝「なんなの!あいつら!」
雪子「千枝、黙っとこ。」
りせ「関わらない方がいいよ。」
直斗「そうですね。」
女子達は、余り関わらない様だ。だが、このメンバーはTVにも出たことがあるりせや直斗がいる。チンピラ達はそれに気付いたのか、こっちの席に向かってきた。
チ1「あれ~!君りせち~だよね♪」
チ2「マジ!ってかあれって、TVに出てた女探偵もいるぜ♪」
チ3「そっれに他の2人も、結構可愛じゃん!彼女達、今から俺達と遊ばない?」
チ1「そうそう♪」
りせ「ちょっと!やめて!」
完二「オラッ!テメ~!いい加減にしろ!!」
チ1「ああん!やんのかテメ~!」
完二「上等だ!!」
チ3「シュッ!」
完二「グハッ!」
陽介「おい!完二!大丈夫か!!」
完二「コイツの拳、全然見えなかったぜ・・・」
チ1「当たり前だろ!コイツは、現役のボクサーだぜ!」
チ3「お前の動きなんざ、止まって見えるぜ。」
完二「畜生!」
チ2「さて、雑魚はほっといて、行こうぜ!俺達が可愛がってやるからさ♪」
雪子「嫌!やめて!!」
千枝「ちょっと!触らないで!!」
りせ「完二!クマ!!」
チ1「そこのお前!さっさとどけよ!」バキッ
チンピラは、思いっきり俺を殴り、飲みかけだったコーヒーを頭から被った。
チ3「コイツダッセ~!」
チ1「こんな何も言わね~奴に、なに言ったって一緒だよ。チキンヤロ~だしさ。」
チ2「全くだ!」
チンピラ3人は、コーヒーまみれになった俺を見て、笑っていた。
ブチッ
陽介「ブチッ?」
悠「・・・・・・」スタスタ
チ1「な、なんだよ・・・」
チ3「や、やろ~ってのか?」
俺は、そのままチンピラの横を素通りした。
雪子「え・・・」
千枝「そ、そんな・・・」
りせ「嘘でしょ・・・」
直斗「先輩・・・」
チ1「なんだよあいつ!」
チ2「ビビって逃げてら~!」
チ3「ダッセ~!」
俺が出ていった後、あいつらは笑っていた。
陽介「嘘だろ・・・相棒。」
すると、後ろからブンブンと何かを振り回す音と、足音が聞こえてきた。
悠「人1人、殴り飛ばせそうな物があって良かった。」
相棒は、何処から持ってきたかわからないが、確かに人1人殴れそうなカジキマグロを持っていた。
チ1「おめ~なめてんのか!」
チ3「俺が相手だ!」
俺は、現役ボクサーのパンチを避け、そいつの顔を思いっきり殴った。
バキッボカッ
チ3「うぎゃ~~~~!!」
チンピラの1人は、相棒に殴られ、そのまま星になった。
チ1「コノヤロ~!」
チ2「来い!」
次のチンピラが襲ってきたが、俺は体当たりをして、相手を倒した。そして、TVの中同様ボカスカコンビをおこなった。
チ2「ぎゃ~~~!!」
チ1「ひ~!助けてくれ!頼む!!」
悠「自分のおこなった事を恨め!そして、諦めろ。」
チ1「い、いやだ・・・た、助け・・・ひでぶぁ~~!!」
残りのチンピラも片付けて、千枝達を救った。
陽介「あ・・・相棒・・・」
完二「花村先輩・・・俺、絶対に先輩には、逆らわない事にします。」
陽介「ああ、俺も同意件だ。相棒、キレたら、あそこまでおっかないとは・・・」
千枝「鳴上君!!」
雪子「本当に・・・本当にありがとう。」
りせ「うわ~ん!先輩!!」ダキッ
直斗「先輩・・・」ギュッ
雪子達は、俺に抱きついてきた。
悠「皆、無事で良かった。」
俺は、そう言い冷凍のカジキマグロを拾った。
・・・数時間後・・・
俺は、暴れた本人として、稲羽警察署に連行されていた。そして、今現在堂島から事情聴取をされていた。
堂島「お前な~、ほどほどにしろよな。本来なら、補導歴付いてもおかしくないんだから。」
悠「すみません。」
堂島「ま~・・・何だ・・・お前は許せなかったんだよな。自分の仲間が、やられてて黙っていられなかったんだろ?」
悠「・・・はい。」
堂島「ならいいんだ。だが、程々にしてくれよ。」
悠「わかりました。」
そう言って、俺は取調室を後にした。すると、帰ったはずの皆が、玄関前で待っていた。
陽介「相棒!」
雪子「良かった。」
完二「先輩!無事で良かったッス!」
直斗「すみません。僕達が本来なら事情聴取を受ける筈なんですが。」
りせ「でも、無事に終わって良かった。」
千枝「そうだね。」
雪子「そうだ!よかったら、今から皆で家に来ない?鳴上君にお礼もしたいし。」
陽介「賛成!じゃあ俺達はジュネスで、何か仕入れてから行くわ!」
完二「花村先輩!俺も付き合いますよ!」
クマ「クマも行くクマ♪」
雪子「それじゃあ、後でね。鳴上君、行こう。」
悠「ああ。」
俺は、雪子達の提案により先に旅館に向かった。
堂島「悠の奴、いい仲間をもったじゃないか。」
その光景を、暖かく見守っていた堂島であった。
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鳴上悠が特別捜査隊の仲間と遊びに行って、その帰りにファミレスでの事