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ハイスクールD×D×D 第3章 戦闘校舎のフェニックス 第29話 LG、中盤戦です

グランドさん

中盤戦

2012-08-10 19:11:08 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3749   閲覧ユーザー数:3624

第29話 LG、中盤戦です

 

Side龍道 総司

 

とりあえずはイッセーと白音が出てきたら爆破だな

俺がそんなことを考えているとちょうどイッセーと白音が出てきた

なので右手を前にだし握るようにしながら

 

「きゅっとしてドカーン!」

 

ドカーン!

 

とフランとランカみたいに破壊する

とは言え俺はありとあらゆるものを破壊する程度の能力を持ってないから爆発魔法だけど

フランはフランで能力が変わったから出来ないけどな

 

『ライザー・フェニックスさまの「兵士」一名、「戦車」一名、戦闘不能』

 

まあ、そりゃあそうだな

あれでやられなかったらかなりの実力者だろ

技術は低いし力任せとはいえ俺はそれなりの強者だ

それにこのフィールドを見て技術面も解決する手段を思いついたからな

あれだ、某薬味先生の別荘を創ってそこで修行すればいいんだ

まあ、師匠たちにも手伝ってもらう事になるだろうけど

 

まあ、俺はとりあえずイッセーと白音のもとに向かう

すると二人の会話が聞こえてきたから少し耳を澄ましながら近づいてみた

 

「やったね、子猫ちゃん」

 

そう言って肩をポンとたたこうとするイッセーだが避けられる

 

「……触れないでください」

 

蔑んだ声と顔でイッセーをジトーと睨む白音

それで苦笑いしているイッセーだけどお前さんはドMにでも目覚めたのか?

少し悦が混じってる気がするぞ

 

「ハハハ、大丈夫だよ。俺、味方には使わないから」

 

「……それでも最低な技です」

 

うん、白音の言う通りだと思うしさ、原作で味方に使ってたけどな

まあ、白音とか黒歌とかに使いそうだったら絶対に止めさせてもらうけど

 

「イッセー、白音!計画通りだな」

 

「ですね、総司兄さま」

 

「だな」

 

俺が二人に声をかけるときっちりと声を返してくれる

それにしても見事に決まったな

そういえば、式でもあるランカを俺に被せることは出来ないものだろうか

そうすれば『きゅっとしてドカーン』を完全に再現する事が出来るんだけどな

そんな事したら狂気に取りつかれそうだからとてもじゃないがしたくないけど

黒歌にもランカにも式の契約だけで基本は何も被せていないから出来ないことは無いと思うがやっぱりな

橙とか藍姉さんは母さんが式をかぶせて式にしているからたぶんできないとは思うが

俺がそんな思考に入っているとリアス先輩から連絡が来た

 

『皆、聞こえる?総司が最高の一撃を派手に決めたわ。これで最初の作戦はうまくできたわね』

 

リアス先輩の作戦、それは相手の下僕を巻き込むことを前提に重要拠点である体育館を破壊する事

本来は朱乃先輩がやる事だったんだけど魔力温存のために総司に任せると言ってきた

もしかしたら相手を騙すにはまず味方からという訳で作戦を盗み聞きした相手が朱乃先輩を邪魔する可能性を考えたのかもしれないが

 

まあそれは兎も角、今回は俺も白音も仙術で相手が監視しているのを気付いたうえで潜入した

もっとも本気でやれば間違いなく倒せるだろうがこれは団体戦だ

少しでも力を温存してないともしもの時に不味い

だから、この作戦を取ったんだ

俺等は囮で体育館は檻、で俺はそして檻ごと敵を処分する破壊者だ

あの時はイッセーが『洋服崩壊』とか言う技を放ったからそれをちょうどいいタイミングとして脱出したんだけどな

あれは恋人と婚約者がいる俺の前では使って欲しくない

殺されるから!流石に紅魔館組全員と黒歌相手に戦ったら死ぬから!

俺は最悪の場面を頭に思わず浮かべてしまった

そのタイミングでリアス先輩が話の続きをしてきた

 

『総司、まだ魔力は残ってる?』

 

「問題ないです」

 

『そう、なら私たちも前に出るから、それまで各自にお願いするわね。次の作戦に向けて動き出してちょうだい!』

 

「「「はい!」」」

 

リアス先輩とアーシアが出るのか

アーシアが七曜の魔法、属性魔法をバンバン使うのか?

 

ドォンッッ!!

 

そんな事を考えていると近くから爆砕音がした

 

「……こ、子猫ちゃん!」

 

イッセーの向いた方を向くと白音が倒れていた

成程ねえ、そういう事か

 

「撃破(テイク)」

 

謎の声が聞こえたので見上げてみると魔道士の恰好をしている女性がいる

焼き鳥の『女王』か。だったら俺でもイッセーでも白音の得物でもないな

だけど、白音はそんな理由で攻撃してくる奴を許すほど良い奴じゃないぞ

 

「ふふふ。得物を狩るとき、得物が何かをやり遂げた瞬間が一番隙だらけとなっていて、狩りやすい

こちらは多少の駒を『犠牲(サクリファイス)』にしてもあなたたちをひとつ狩れば十分

ただでさえメンバー不足なのですもの。それだけで大打撃でしょう?

どうせ、私たちを倒してもライザーさまは倒せないんですもの。あがいても無駄よ」

 

「それには同意だよ『爆弾王妃(ボム・クイーン)』ユーベルーナ

それに俺たちの作戦の成功の隙をついた不意打ちも爆発させるタイミングも素晴らしかった!

だが!しかし!まるで全然!俺たちを倒すには程遠いんだよねぇ!!」

 

「そういうことです!」

 

その瞬間ユーベルーナは遠くに吹き飛ばされる

いや、白音に殴り飛ばされたと言うべきか

 

「グハッ!!な!?まさか私の爆発魔法が防がれたというの!」

 

「いいや、違うさ

だけどな、その程度しか気配を消せないと言うのに仙術使いの相手は無理なんだよ!

俺と白音がお前の気配に気づいてないと思ってたか?

だとしたら、とんだロマンチストだよ!」

 

そう、最初から俺と白音はあいつの存在に気付いていた

だからこそ白音はワザと攻撃を受けたように見せたんだ

本当のところは空間系の仙術を使い転移し幻術系の仙術で偽物を見せる

そして不意を突き後ろから殴ったと言う訳だ

 

「ならもう一度爆破させて…使えない!?」

 

「当然です。神経系を乱しました

貴方は魔法を使うことは出来ません」

 

まあ、仙術使いがただ殴るわけがないよな

当然と言えば当然だがそこまでエグイ事してるのか

 

「あらあら、これじゃあ私の出る幕がありませんわね」

 

そう言って俺たちの近くに現れたのは朱乃先輩だ

本来、あの『女王』は朱乃先輩が狩るはずだったからな

 

「こうなったらもうちょっと後に使いたかったんだけどね」

 

そう言って懐から何かを取り出して飲み込んだ

おそらくフェニックスの涙を飲んだのだろう

 

「あらあら、フェニックスの涙を飲んだのですか?

なら、あなたの相手は私がさせてもらいますわ

イッセーくん、子猫ちゃん、総司くん、あなた達は裕斗の所に向かいなさい

此処は私が引き受けますから」

 

そう言うと俺たちとユーベルーナの間に入る朱乃先輩

まあ、もともとそれが朱乃先輩の役目だし移動するとしようか

俺はイッセーと白音に声をかけて移動を開始した

 

「朱乃さん!頼みます!」

 

イッセーのその声を最後に爆音と雷鳴が鳴り響く

俺たちはその場を離れていた

 

Sideout

 

Side姫島 朱乃

 

「それではまずは小手調べですわ!」

 

私は雷の力を付与した弾幕を放つ

さすがにこの程度だったら避けられますか

 

「っく、爆発してしまいなさい!」

 

私の近くを狙って爆発魔法を仕掛けてきますがその程度では無駄ですわ!

魅魔さまの攻撃は密度も威力も段違いです。それに比べたら避けるのなんて楽なものですわ

 

「無駄ですわ、次はこれを喰らってもらいましょうか

―――――雷符『サンダースパーク』―――――!!」

 

私は巨大な雷の属性のビームをユーベルーナさんの方に向けて放つ

すると避けられるけどそれだけじゃあこれからは避けられませんわ

 

「な、足が痺れる!?完全に避けたはずなのに!」

 

当然ですわ。雷の属性の魔力をこれだけ放ったのです

少し避けたくらいじゃあ避けきれる訳がありませんわ

放電というものを知らないのかしら?

 

「それじゃあ止めとしましょうか

―――――解放『忌まわしき力レベル2』―――――!!」

 

その瞬間、私の背中に悪魔の翼とは違う堕天使の翼が背中に1対出てくる

本当に忌まわしき力。私が嫌っていた力

魅魔さまの修業の中で使わないと何も守れない状況を実感させられた

だから私はいまこそこの力を使いますわ

部長をあんな焼き鳥なんかと結婚させないためにも!

 

「悪魔と堕天使の翼!?」

 

そう、前までの私は一翼ずつしか翼を出すことは出来なかった

でもあの死ぬほど苦しい修行の中でこうして悪魔と堕天使の翼を1対ずつ出せるようになった

 

「さて、この忌まわしき力は出来るだけ使いたくないので一瞬で消して差し上げますわ

―――――光符『シャイニングスパーク』―――――!!」

 

私は光を集束させてユーベルーナの方に放つ

そして光が消えた時、そこには何もなく

 

『ライザー・フェニックスさまの「女王」一名、「兵士」三名、リタイヤ』

 

私の勝利を告げる声が聞こえてきた

それよりも「兵士」を倒したのは誰でしょうか?

まあいいですわ・。りあえずはリアスのもとに急ぎましょう

 

Sideout

 

Side兵藤 一誠

 

木場の待つ運動場へ移動中の事だった

 

『ライザー・フェニックスさまの「女王」一名、「兵士」三名、リタイヤ』

 

構内アナウンスだ!ライザーの『女王』と『兵士』が三名もリタイヤ!?

『女王』は朱乃さんがやった事は分かっているけど『兵士』は誰がやったんだ?

俺と子猫ちゃんと総司は移動中だし、朱乃さんは『女王』を丁度倒したところ

部長とアーシアも移動中だろうし……木場か!

ただ、あの『女王』をこれだけ早く倒せる朱乃さんって凄いな

総司は俺たちがはぐれメタルで経験値を溜めて朱乃さんがメタルキングで経験値を溜めたって言ってたけど本当にそれに同意できるかも

それにこれで相手は八名リタイヤ。残りはライザーを含めて八名

此方はまだ誰もやられていないから七名。かなり互角の状況まで持ってきた

―――ッ!運動場へ走る俺の腕を誰かが掴む。

俺がそいつを殴ろうとすると総司が俺の腕をつかんで止める

 

「大丈夫だイッセー、木場だ」

 

「そうだよ」

 

「すまん。ちょっと緊張していた」

 

何処かで緊張してたところもあったのか確認もせず殴ろうとしたことを俺は謝る

その後に話しに戻る

 

「子猫ちゃんもご苦労様」

 

「……そういう言葉は終わってからです。まだ勝った訳ではありません」

 

「それもその通りだね」

 

木場と子猫ちゃんが話しているけどその通りだ

これからが本番だ

俺はそう思いながらも気になる事が有ったので木場に聞いてみる

 

「で、相手の『兵士』をやったのはお前か?」

 

「まあね。運動場の部室棟は重要なポイント。敵が多くなるのは当たり前

なんとか、見回りの『兵士』だけを集めて一網打尽にしたんだけど、ここを任せられているボスが冷静でね、まだ挑発に乗ってこないんだ

というよりも『兵士』を使って僕の攻撃を見ていたのかな。修行前くらいの力でやったから全力は当然見せてないけどね

犠牲(サクリファイス)が好きな戦法のようだね、ライザー・フェニックスは

自分が不死身って事と、下僕の人数が多いから出来る事なんだろうけど」

 

「気に入らないな。本当に気に入らない

仲間を犠牲にして勝つなんて本当に気に入らないな!」

 

木場は口元は笑っていたが、目元は一切笑っていない

総司は怒りを前面に押し出している

 

「そうだね、僕も少し気に入らないかな

それからここを仕切っているのは『騎士』、『戦車』、『僧侶』が一名ずつ。合計三名だよ」

 

「……すげぇ厳重じゃないか」

 

「まあ、それだけ警戒されているのさ。こちらからの侵入を」

 

「そうですね。体育館を消し飛ばしたわけですし当然と言えば当然ですが」

 

「だな。だが俺たちが負けることはありえない

あんな焼き鳥何て倒してやろうぜ!」

 

こうして話をしていると総司がみんなに声をかける

ああ、その通りだぜ!絶対に部長はあんな焼き鳥なんかには渡さない!

俺は改めて覚悟を決めた

 

Sideout

 

side龍道 総司

 

木場と合流してから俺たちは再び移動を開始しようとしたその時、勇んだ女性の大声が聞こえてくる

 

「私はライザーさまに仕える『騎士』カーラマイン!こそこそと腹の探り合いをするのも飽きた!

リアス・グレモリーの『騎士』よ、いざ尋常に剣を交えようではないか!」

 

野球部のグラウンドの中心に甲冑を装備した女性が堂々と立っている

馬鹿だ!馬鹿がいるぞ!狙い撃たれても文句言えないぞ!

隣で木場が笑う。まあ、そりゃそうなるよな、お前なら

 

「名乗られてしまったら、『騎士』として、剣士として、隠れている訳にもいかないか」

 

そう呟いて、俺たちが今いる用具小屋の物陰から出ていく

そのまま真正面から野球のグラウンドヘ向かって行く

 

「あのバカ」

 

イッセーはそう言いながらも木場の事を尊敬の眼差しで見ながら追いかける

俺と白音もそれを追いかけて行った

そして野球のグラウンドに辿り着くと木場とイッセーは名乗りを上げる

 

「僕はリアス・グレモリーの眷属、『騎士』木場 裕斗」

 

「俺は『兵士』の兵藤一誠だ!」

 

「これって俺も名乗った方がいいのか?」

 

俺は白音に問いかけるが白音も迷ってる見たく答えは帰ってこない

とりあえず名乗らなくていいかなと思い焼き鳥の『騎士』の方向を向いてみる

すると焼き鳥の『騎士』、カーラマインは嬉しそうに口の端を吊り上げた

 

「リアス・グレモリーの眷属悪魔にお前たちのような戦士がいた事を嬉しく思うぞ

堂々と真正面から出てくるなど、正気の沙汰ではないからな」

 

お前がそれを言うか!まあ、正々堂々は嫌いじゃないが

 

「だが、私はお前たちのようなバカが大好きだ。さて、やるか」

 

「『騎士』同士の戦い―――待ち望んでいたよ

個人的には尋常じゃない斬り合いを演じたいものだね」

 

お互いに剣を鞘から抜き構える二人の『騎士』

 

「よく言った!リアス・グレモリーの『騎士』よッ!」

 

カーラマインは踊るように斬撃を繰り出す

 

ギンッ!

 

火花を散らしあい、剣と剣をぶつけ合う

だけれども、木場は結構余裕を持っているがカーラマインはそうでもない

かなり辛そうな表情をしている

流石にみょんむ師匠と修行をしていただけあるな

斬撃やら弾幕やらは飛ばされるわ二刀流の刀でドンドン斬りかかれるわ大変そうだったし

それより後ろから誰かが近づいてきてるな

俺はそれに気付いて刀を鞘から抜き後ろ側を向き斬撃を放つ

 

「「ッ!?」

 

俺が放った急な攻撃に驚きながら躱す二人

どうやら気づいてないと思っていたようだな

 

「気付いていたのか」

 

「これは予想外でしたわね。『異端』の正体が此処までの強者でしたとわ」

 

「いやいや、俺はそんなに手を出すことは無いさ

だろ?白音、イッセー」

 

「行きます!」

 

「その通りだぜ。ブーステッド・ギア、スタンバイ!」

 

『任せろ相棒!』

 

【Boost!!】

 

イッセーは赤龍帝の籠手を展開し白音も構えを取る

すると『僧侶』は俺たちに向かってこんなことを言ってきた

 

「私、あなた達のお相手はしませんわよ。イザベラ、あなたがお相手してあげたら」

 

とんでもない無茶を言っている『僧侶』の方

 

「おいおい、さすがに三人相手は難しいぞ」

 

「それなら、そちらの『異端』さん。一緒に紅茶でも飲みませんこと?」

 

まあ、誘われたお茶会には行くのが俺だし行ってみるとするか

とりあえず少し移動してスキマから机と椅子を取り出して座った

イッセーはちょっと睨んでくるが気にしない

そしてそんな俺を見ながらイザベラと言われた『騎士』に話しかける

 

「あ、総司は兎も角として、そっちの『僧侶』さんはバトらないのか?」

 

「あー、気にしないでくれ。あの子は特殊だから。今回の戦いもほとんど観戦しているだけだ」

 

「な、なんだ、そりゃ!」

 

そんな会話をしているのを見ながら観戦しているであろう場所にスキマを繋げて紅茶を受け取る

誰からか?咲夜からに決まってるだろう

俺がしている行為を見てるんだから当然紅茶を入れてくれていた

さすがパーフェクトメイドですね

なんかメモが紅茶の隣に置いてあるな

 

「それで、あなたに聞きたい事があるのですけど…」

 

「何だ?それと名前は?

先に俺の名前を言っておくが龍道 総司だ」

 

とりあえず俺たちの周りに結界を張った後に話を聞いてみた

まあ、名前はだいたい原作から予想もつくが聞いておく

 

「私の名前はレイヴェル・フェニックスですわ

聞きたい事と言うのはなぜこの戦いに参加しているのかですわ」

 

「単純だ。友人の思い人を助けるのに理由なんていらないだろ

それにあの焼き鳥を倒せって声がどこか別の場所と次元からしてくるんだよ」

 

「メタ発言は自重してください」

 

「何処がメタ発言なんだ?」

 

普通に何処からか焼き鳥を倒せと言う声がしてくるだけなんだが

主に『夢想封印』とか『マスタースパーク』とか『グングニル』とか何処からか聞こえてくるだけなんだがな

『滅びのバーストストリーム』とか『オーバー・カタストロフ』とかとも聞こえるけど

 

「まあいいですわ

此方の方が本題なのですがこれを見た事がありませんか」

 

そう言って差し出されてきたのは一枚の遊戯王カード

名前は『不死鳥の涙』か

それにこのカードは精霊ではないが不思議な力が宿っているな

 

「ああ、これは遊戯王のカードだな

それも何かの力がかかってるみたいだがこれは?」

 

「私たちフェニックス家がフェニックスの涙を作っている時の事なのですが突然、フェニックスの涙のうちの一つがカードの姿に変わったのです

あなたはかの賢者さまのご子息です

あなたならこれが何かわかると思いましてお聞きしましたの」

 

一つがカードの姿に変わったね

これもこちら側に来たと言う闇のカード使いと関係があるのか?

 

「とりあえずこのカードはあなたに渡しておきますわ」

 

そう言ってカードが渡される

緑色の枠だがテキストは書いてない

とりあえず俺はスキマを通じてデッキケースの中に入れておく

恐らくいつか役に立つだろう

そしてその後に俺は紅茶の隣にあったメモを見てみた

 

「紫さまが試合が終わり次第話があるそうです」

 

成程ね。母さんが俺に用があるのか

それと他にも書いてあるな

 

「白音さまには感謝をしておいてください

あのフォローが無かったらお嬢さま、フランさま、ランカさま、その他大勢の方々に最大攻撃をされておりました」

 

やっぱり俺って白音がいなかったらそうなってたのね

俺がそんなことを考えていると

 

『ライザー・フェニックスさまの「騎士」一名、「戦車」一名、リタイヤ』

 

「どうやらそろそろお喋りの時間は終わりのようだな」

 

俺はそういうとスキマの中に机と椅子を仕舞う

そして結界を解いた

 

「ここね」

 

「あれ?イザベラ姉さんとカーラマイン姉さんは?」

 

「まさか、やられちゃったの?」

 

『兵士』二名、『僧侶』一名、『騎士』一名

残りの焼き鳥の眷属が俺の前に現れていた

イッセーたちもこっちに近づいてくる

さて、これからが終盤戦か

 

Sideout

 


 
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