No.457311

IS−インフィニット・ストラトス−黒獅子と駆ける者−

トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!

2012-07-22 11:04:02 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3898   閲覧ユーザー数:3653

 

 

 

episode27 己自身

 

 

 

 

(・・・くそっ!・・原作通りの流れになったはいいが・・・タイミングが悪い・・・・!)

 

隼人はバスターソードを左手で持つと、アームド・アーマーBSを展開する。

 

 

 

 

するとラウラのISがまるで液体のように溶けていき、そのままラウラを包み込んでいった。

 

「な、何なんだよ・・あれは・・・」

 

「俺に聞くな」

 

 

 

 

「っ!?」

 

そして隼人は変化していく黒い物体に驚いた。

 

なぜなら、その形状が見覚えのあるものであったからだ・・・

 

全身を覆い、装甲の各所が展開したような形状で、その下のフレームは装甲よりも深い黒で鈍く光を放っており、頭部の額には獅子の鬣のような形状の角があり、両手の指はまるで獣の爪のようになっており、その掌にはフィン状のパーツがあり、両足の先端が獣の爪のような形状になっており、まるで獣のように変化して、左目だけが紫色に不気味な音と共に発光した。

 

 

 

「馬鹿な・・・・バンシィだと!?」

 

その姿はバンシィとほぼ同じであり、更に凶悪なイメージに仕上がっていた。

 

そしてバンシィもどきは右手からあるものを出して手に持った。

 

 

「っ・・!あれは・・・雪片!?」

 

一夏がそれを見て驚く・・・。それは白式が持っていた雪片弐型と瓜二つの刀で、太陽の光で黒く鈍く反射する。

 

 

 

「・・くっ・・・隼人どころか・・・千冬姉の真似までしやがって・・・・!」

 

 

 

 

 

(なぜだ・・・・なぜバンシィに変化したんだ!?一体これはどういうことなんだ!?)

 

 

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

 

隼人が内心で驚いているうちに一夏がバンシィもどきに向かっていった。

 

 

 

「あの馬鹿!」

 

隼人はとっさにスラスターを全開にして一夏の前に来ると、一夏を止めた。

 

「どけよ隼人!!あいつをぶっ飛ばしてやる!!」

 

「今のお前に何ができる!お前にはもう・・・」

 

「構わねぇよ!!あいつを殴らねぇと気が済まないんだよ!!」

 

「頭を冷やせ!一夏!」

 

そして隼人はバスターソードを持ったまま一夏の右頬を殴りつけた。

 

 

「っ!」

 

するとバンシィもどきが接近しており、隼人はとっさに一夏を押し飛ばして、とっさに振り向くと、バンシィもどきが突き出した雪片がバンシィの横腹を貫いた。

 

 

「ぐあぁぁぁぁ!!」

 

激痛のあまり隼人は悲痛な叫びを上げ、とっさに小さい角を上げて頭部のバルカンをバンシィもどきに放って後ろに下がった。

 

 

 

「隼人!!」

 

一夏はとっさに隼人の元に寄る。

 

「すまねぇ・・・俺のせいで・・」

 

「気にするな・・・もう少し早く気づいていればかわせた攻撃だ・・・」

 

隼人は貫かれた右の横腹をアームド・アーマーBSを収納して右手で押さえており、指の間から血が流れ出ていたが、既にISの応急処置で止血はされていた。

 

 

 

「隼人!」

 

そして先ほど吹き飛ばされたシャルロットが血相を変えて隼人に近寄る。

 

「大丈夫だ・・・・何とか応急処置で止血はしている・・・」

 

「・・・で、でも・・」

 

「・・・・・」

 

隼人は気を落としている一夏に向き直る。

 

「一夏・・・どうしてもお前はあいつを倒したいのか・・」

 

激痛で少し意識が薄れてきたが、隼人は一夏に問う。

 

「・・あぁ。どうしても許せねぇんだ・・・千冬姉を真似して・・・その上にお前を醜悪にしたような姿をしやがって・・・だから・・・」

 

一夏は拳を握り締める。

 

「・・・気持ちは分かる・・・だが、白式にはもうエネルギーは無いだろう」

 

「・・・いや、まだある。今からでも雪片弐型を取りに行けば・・・」

 

「だが、片道分しかないだろう」

 

「・・そ、それは・・・」

 

一夏は言葉を詰まらせるが、諦めそうに無い・・・・

 

 

 

「・・・・隼人」

 

「何だ、シャルロット」

 

「・・こっちもエネルギーはそんなに無いけど・・・白式に移すことはできるよ」

 

「シャルロット・・・」

 

「・・・今の僕には何もできないけど・・・少しでも役に立てるなら・・・」

 

「・・・・・・・」

 

 

 

「・・・隼人・・・頼む」

 

「・・・・・・」

 

そして隼人は左手に持つバスターソードを見る。

 

 

 

(原作通りの流れにはなっている・・・・・賭けてみるか)

 

 

 

「・・いいだろう・・・一夏・・・・絶対にやれるな」

 

「あぁ!」

 

「・・なら、これを使え」

 

そして隼人は一夏にバスターソードを差し出す。

 

「・・これって・・」

 

「おっと・・・その前に・・」

 

そして隼人はバスターソードにカートリッジを三回リロードした。

 

「・・それって何なんだ?」

 

「説明している暇は無い。効力は一回きりだ。だからな、一発で決めろ」

 

「元よりそのつもりさ」

 

「それでいい」

 

そして一夏はバスターソードを受け取って、両手持ちした。

 

「うっ・・なんか重い気がする・・」

 

「最初のうちだ。俺があいつと戦って隙を作る。その間に一夏はシャルロットからエネルギーを受け取れ」

 

「分かった」

 

「・・・隼人」

 

「・・・・・?」

 

するとシャルロットは心配そうに隼人を見る。

 

「・・気をつけてね」

 

「・・分かっている」

 

 

 

そして隼人はバンシィもどきのほうを向き、スラスターを噴射した。

 

 

 

「・・少しばかり無理をするぞ・・・バンシィ」

 

 

《I accompany(お供します)》

 

 

そして隼人はバンシィもどきに向けてアームド・アーマーBSを放った。

 

バンシィもどきは雪片で切り払うと、バンシィに向かっていき左掌のフィンの間にエネルギーを充填するとビームを放った。

 

「くっ!」

 

隼人はとっさに回避してビームを放つ。

 

そしてバンシィもどきはその場から飛び出してビームをかわすと、左手の爪を突き出して、バンシィのアームド・アーマーBSを切り裂いた。

 

「ちっ!」

 

隼人はとっさにアームド・アーマーBSをパージして、その直後に左腕よりビームサーベルを抜き放つと、ビーム刃を出してバンシィもどきに振り下ろすが、バンシィもどきは雪片で受け止めた。

 

その直後にバンシィもどきは隼人を弾き飛ばすと、雪片を振り上げてバンシィを切り付ける。

 

「ちっ!」

 

隼人はビームサーベルを逆手持ちにして振り上げるが、バンシィもどきはすぐに雪片を振るって斬撃を止めて左手のクローを突き出すが、隼人はとっさに体を反らしてぎりぎりでかわすと、そのまま足を上げてバンシィもどきを蹴り飛ばすと、ビームサーベルを振るうが、バンシィもどきは後ろに飛んでかわした。

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

そして隼人はスラスターを噴射してバンシィもどきに近づき、ビームサーベルを振るうが、バンシィもどきはとっさに雪片を振るって斬撃を止めた。

 

 

(この動き・・・千冬さんと同じだ・・・。それに武装までバンシィを真似ているのか・・・厄介にもほどがある・・・)

 

隼人はバンシィもどきを押し返して、その姿を見る。

 

(・・・しかしこの姿・・・一体なんでこんなに醜悪な姿になったんだ・・・これじゃまるで――――)

 

そして隼人はあることに気がついた・・・・

 

 

 

その姿はバンシィであったが、それに恐怖を加えて凶悪化した姿・・・即ち・・・・

 

 

 

 

「そうか・・・・・これは・・・あいつから見た・・・俺自身、か」

 

バンシィもどきの姿・・・それはラウラが見た恐怖そのものだろう・・・・

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

するとバンシィもどきが隼人に向かっていき、雪片を振るうが、隼人はとっさにビームサーベルで受け止めると、そのままバンシィもどきを押し返した。

 

 

 

「・・・バンシィ・・・・堪えるんだ・・・引き込まれるな・・・!」

 

するとバンシィの装甲の隙間より金色の光が漏れ出したが、隼人はデストロイモードに変身させまいと抵抗する。

 

「この力には頼らない・・・・俺自身の手で・・・この責任を収拾するために!」

 

そしてバンシィの赤いバイザーが発光して、右腕のビームサーベルを切り離して左手に持つとビーム刃を出して、二刀流でバンシィもどきに切りかかった。

 

バンシィもどきは雪片で斬撃を受け止めると、そのまま強引に押し返して雪片を振るう。

 

「っ!」

 

隼人はスラスター全開で斬撃をかわすと、そのまま踵落としでバンシィもどきを叩き落すと右手のビームサーベルを振り下ろすが、バンシィもどきは左手のクローを突き出してバンシィのビームサーベルを弾き飛ばした。

 

「このっ!」

 

隼人はそのまま左手のビームサーベルを振り上げてバンシィもどきの左手のクローとフィンを切り裂いた。

 

その直後にバンシィもどきが雪片を隼人の頭に向けて突き出してきて、隼人はとっさに雪片を避けると、バンシィの左側の装甲をかすれた。

 

「こいつがぁっ!!」

 

そして右腕を勢いよく突き出すが、その瞬間バンシィもどきの顔面が横に裂けると大きな口が開いた。

 

「なにっ!?」

 

そしてバンシィもどきは突き出されたバンシィの右腕に噛み付いた。

 

「ぐっ・・・・ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その直後にバンシィもどきは顎を閉じて牙をバンシィの右腕に突き刺し、そのまま噛み砕こうとする。

 

「・・・ちょ、調子に・・・乗るなぁ!!」

 

そして隼人は左腕にアームド・アーマーVNを展開すると、そのまま展開してクローをバンシィもどきの頭を掴むと、そのまま強引に上顎を上げさせて右腕を引き抜くと、思い切って蹴り飛ばした。

 

 

「はぁ・・はぁ・・・くっ・・!」

 

バンシィの右腕はひしゃげており、隙間から血が流れ出ていた。最悪骨折をしているだろう・・・

 

 

 

 

「・・・お前から見れば俺は恐怖そのものなんだろうな・・ラウラ」

 

隼人は聞こえる筈も無いが、ラウラに問いかけた。

 

「・・・確かに俺はお前に絶望を見せた・・・・そのことに・・・変わりは無い」

 

そしてアームド・アーマーVNを収納して、ビームサーベルをバンシィもどきに向けた。

 

 

「・・だが・・・お前が恐怖そのものでその力を得たというのなら・・・一つだけ問う!」

 

「・・・・・・」

 

すると、バンシィもどきが隼人を見る。

 

「・・それはお前が望んだ力か・・・本当のお前は・・そんな醜悪な力を望むのか!」

 

 

 

 

「―――――――」

 

するとバンシィもどきから何かが聞こえてきたが、ここからでは聞こえない。

 

そしてバンシィもどきは一気に飛び出すと、雪片を振り下ろしてきた。

 

「くっ!」

 

隼人は左手のビームサーベルを上に向けて斬撃を防いだ。

 

「・・・・・・」

 

 

「・・・チ・・・チガ・・・ウ・・・」

 

「・・・・」

 

「ワ・・タシハ・・・・コ・・ンナ・・ノ・・・ノゾ・・ンデ・・・ナ・・イ・・」

 

 

するとバンシィもどきから弱々しくもラウラが言ってきた。

 

 

 

「・・ならば、ラウラ・ボーデヴィッヒ!その恐怖を・・・乗り越えて見せろ!!」

 

そして隼人はバンシィもどきを押し返すと、ビームサーベルを振るうが、バンシィもどきは雪片を前に出すが・・・

 

「そう来ると思ったよ!」

 

すると隼人はビームサーベルを手放して、雪片を掴み取った。

 

「どんなに精巧に真似をしてもなぁ!」

 

そしてそのまま雪片を勢いよく左の方にやってバンシィもどきの手から剥がすと同時に雪片を手放し、落ちている最中のビームサーベルを手にしてビーム刃を出して、勢いよく振るってバンシィもどきの右手を切り裂いた。

 

「所詮は偽者なんだよ」

 

そしてそのまま回し蹴りをバンシィもどきの横腹に入れて吹き飛ばした。

 

 

 

「一夏!」

 

 

「おう!!」

 

そして一夏がウイングスラスターを全開で吹っ飛んできて、バスターソードを構えた。

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

そしてバスターソードを振り上げて、バンシィもどきを下から縦に一直線に切り裂いた。

 

 

 

バンシィもどきは震えると、そのまま切られた所からひびが入っていき、一気に砕け散って、中からラウラが出てきた。

 

その際にラウラの左目を覆っていた眼帯が外れて、その下にあった金色の瞳と一夏の眼が合った。その目は弱々しく、まるで助けを求める子犬のようであった・・・・・

 

そして一夏はそのままラウラを抱き止めた。

 

「・・まぁ・・殴り飛ばすのは・・やめておこう」

 

 

 

 

「・・・・・」

 

そして隼人が一夏よりバスターソードを受け取ると、空薬莢を二つ排出した。

 

「・・隼人・・お前・・腕が」

 

「・・この様子じゃ最悪骨は折れてそうだな」

 

「そ、そうか・・」

 

「ところで、シャルロットはどうした?」

 

「シャルロットなら退場したメンバーが待機しているところに戻ったよ。一応戻れるだけのエネルギーは残っていたようだし」

 

「そうか・・・」

 

「・・・なぁ隼人」

 

「なんだ?」

 

「・・・何で・・そんなに冷静で居られるんだ?」

 

「・・なんで?」

 

「・・お前は千冬姉のことを尊敬しているんだろ?」

 

「そうだな・・・」

 

「だったら、なんで真似をされても・・怒らないんだよ・・・」

 

「・・・・・・」

 

 

 

「・・そんなことを思うようじゃ、まだまだだな」

 

「え・・・?」

 

「感情的になるな・・・それだけだ」

 

「・・・・?」

 

「まぁ、せいぜい精進することだ」

 

「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

《A high energy reaction is coming close from a direction at 5:00!(五時方向より高エネルギー反応接近中)》

 

「っ!?」

 

隼人はとっさにその方向を向いて、望遠モードで遠くを見た。

 

 

 

そこに映っていたのは・・・・黒い色をした影であった・・・

 

 

 

「バインドだと・・・!?・・・何でこのタイミングで・・!」

 

隼人はとっさにバスターソードを構えて一夏の前に立つ。

 

「は、隼人!?何をする気だ!?」

 

「お前はラウラを連れて行け!殿(しんがり)は俺が務める!」

 

「な、何言ってんだよ!!そんな状態で戦えるわけ無いだろ!」

 

「全く戦えないラウラとお前が居ても邪魔なだけだ!」

 

 

 

「・・だ、だけど・・・!」

 

それでも一夏は食い下がる。

 

「行くんだ!」

 

そして隼人は一夏を思い切って蹴り飛ばした。

 

「ぐっ・・・!」

 

そして隼人は一夏が背中を向けたらカートリッジをリロードして、刀身を縦に展開してそこからエネルギー弾を放った。

 

エネルギー弾は一夏にぶつかるとそのまま残りのメンバーが居るほうに飛ばしていき、エネルギー弾を爆発寸前で上に飛ばして爆発させた。

 

 

 

「・・・・・」

 

隼人は空薬莢を排出してマガジンをパージすると、マガジンを挿入口に展開して装填した。

 

「・・悪いなバンシィ・・・最後まで・・付き合ってもらうぞ」

 

《yes sir(了解)》

 

そして黒い影・・バインドのほうを向くと、バインドはバンシィの前に立ち止まった。

 

形状はいたってシンプルな形状であり、右手にはビームライフルを持ち、左腕には表面に十字のマークを施したシールドを持ち、背中のバックパックには二本の棒を持ち、額にはV型アンテナを持ち、左目には不気味に光り輝く紫の一つ目が発光する。

 

 

 

(1stガンダムの形状をしたバインド・・・。形状から察するのはあまりよくないが・・・・以前のフリーダムより性能は劣っているはず・・・だが・・・今の状態では・・・どこまでやれるか・・)

 

隼人は左手に持つバスターソードをバインドに向ける。

 

(マガジンはこれで最後・・・。カートリッジは残り六発・・・。いけるか・・・)

 

 

そして隼人が身構えると・・・・・

 

 

 

 

「・・っ!?」

 

するとバインドの左側の遠くよりビームが飛んできて、バインドはとっさにビームをかわした。

 

「な、なんだ・・!?」

 

隼人はとっさにビームが飛んできたほうを見ると、何かが接近してきた。

 

 

 

「・・・っ!・・・あ、あれは・・」

 

そして隼人はそれを見て目を見開いて驚いた。

 

全身装甲で、形状はバインドのようにシンプルな形状であったが、胸には出っ張りがあって、膝には黒く『A』の意匠があり、背中にはウイングがあり、黄色のツインアイを持ち、鶏冠には黄色くAと浮かび上がっており二本の角を持っており、右手にはライフルを持っており、左腕にはシールドを持っていた。

 

 

 

「・・ガンダム・・・・・・ガンダムAGE-1!?」

 

 

 

そして隼人が言うガンダムAGE-1は右手に持つビームライフルをバインドに向けて放っていき、バインドはビームをかわしていくと、右手のビームライフルを放った。

 

 

AGE-1はビームをかわすと、ビームライフルをリアアーマーにマウントして右サイドアーマーより棒を跳ね上げると、それを手にして抜き放つと先端からビーム刃を出して、バインドに向かっていき、ビームサーベルを振り下ろす。

 

 

バインドはビームライフルをリアアーマーにマウントして、右手で背中の棒一本を抜き放つと先端より紫のビーム刃を出してAGE-1に振り下ろし、二つのビーム刃が交じり合って電流を発生させた。

 

 

するとAGE-1はバインドを強引に押し返すと、シールド先端を突き出してバインドの胴体に叩き付けると、ビームサーベルを振り上げてバインドの左腕を切り落とした。

 

 

バインドはビームサーベルを振り下ろすが、AGE-1は斬撃をかわすと、バインドの腹部に蹴りを入れて蹴り飛ばした。

 

 

 

「・・・・?」

 

すると、AGE-1が隼人の方を向くと、光通信をした。

 

(光通信だと・・・)

 

隼人はその内容を読み取る。

 

(カートリッジを全てバインドにぶち込め・・・・だと?・・なぜカートリッジのことを知っている・・・)

 

《However, it is theoretical that that person says(しかし、あの人が言う事は理論的です)》

 

「・・・そうだな・・・。信じてみるか」

 

 

 

 

そしてAGE-1がバインドに向かっていくと、バインドはビームサーベルを手放してリアアーマーにマウントしていたビームライフルを取り出すと、ビームを放つが、AGE-1はシールドを前に出してビームを防ぐと、そのままスラスターを噴射してバインドに接近して、ビームサーベルを振るってビームライフルを切り裂いた。

 

バインドはとっさにビームライフルを手放すと、とっさに左側のビームサーベルを切り離して右手で持つと、勢いよく横に振るい、AGE-1のシールドを横に切り裂いた。

 

 

しかしそこにはAGE-1の姿は無かった。

 

 

 

するとAGE-1はバインドの後ろから接近して、左手に左サイドアーマーのビームサーベルを取り出すと、両方からビームサーベルを囲むように振るう。

 

バインドはとっさに気づいて振り向くが、その瞬間にAGE-1のビームサーベルはバインドの腹部を挟み込んだ。

 

そしてAGE-1はそのままビームサーベルを振るい、バインドを真っ二つにした。

 

 

 

 

 

「今だ!・・カートリッジフルリロード!」

 

そして隼人は六回リロードをすると、刀身を縦に展開して、更に刀身が伸びてその下にあるフレームが金色に光り輝く。

 

 

 

「エクスプロージョン・・・・いけぇぇぇぇぇ!!」

 

そして展開した刀身から膨大なエネルギーが放たれて、エネルギーはバインドを包み込み、そのまま機体表面が溶けていき、爆発した。

 

 

 

 

 

 

そしてバスターソードの伸びた刀身の上部の表面が二箇所展開すると、そこから排熱されて、空薬莢が六つ排出された。

 

 

「・・さ、さすがに・・・フルリロードはきついな・・・・それに・・エネルギーも・・」

 

隼人はバスターソードを収納すると、AGE-1を見る。

 

AGE-1はバンシィを一瞥すると、そのまま飛び去っていった・・・・

 

 

 

(一体・・なぜあの機体が・・・)

 

隼人はどんどん薄れていく意識を何とか保ってAGE-1を見送り、残りのメンバーが居る待機場所に向かった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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