No.455730

緋弾のアリア~黒き思惑~第3弾

闇の男さん

第3話

2012-07-19 17:39:56 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1334   閲覧ユーザー数:1291

本文

 

「私は、神崎 H アリアよ。先生、私あいつの隣がいい。」

 

転校生の自己紹介とは思えない言葉だ。指名されたキンジは、イスから転げ落ちていた 。もちろん、おれもだ。そして、クラスメートはというと、

 

「良かったなキンジ、おまえに春がきたぞ。」

 

「いいなぁ、ピンクツインのロリとか最高じゃねえか。」

 

「初っぱなから隣の席を望むとかフラグたちまくりじゃねえか。」

 

「いや、わかんねえぞ。ただの親戚で心細いからかも。」

 

などと、騒ぎまくりだ。そのとき、神崎が、

 

「キンジ、さっきのベルト返すわ」

 

キンジ(ヒスった)が、朝のセグウェイの爆風で、スカートのホックがはずれたのをと めるために貸したベルトをかえしてきた。真実を知らないクラスメートは、それはもう 騒ぎ放題だ。

 

「理子分かった!キーくんベルトしてない。そしてそのベルトを彼女が持っているとゆ うことは!キーくんと彼女がベルトをはずさないといけないことしたってことだよ。」

 

とんでもない勘違いをしているこの女は、探偵科 インケスタ No.1のバカ、峰理子である。神崎と同じ身長でロリータファッションの服に制服を魔改 造しいるバカのバカ推理にクラスは大盛り上がり。

 

「キンジふぜいがこんなかわいいこと!?」

 

「女の子には興味がなかったんじゃないの!?」

 

「フケツ!」

 

「おい夜哉、観てないでなんとかしろ!」

 

なんとかて、おい、むりだろ。

 

「そうだよ、黒神くんは一緒に住んでるんだからしってるはずだよ。」

 

チッ、クラスの女子がそんなこといいやがった。めんどくさいのでおれは、

 

「キンジは昨日帰ってこなかったからおれしらね。」

 

「「「やっぱり!!」」」

 

「おい、てめぇ夜哉みすてるきか!」

 

めんどいのでおれはスルー。

 

「くそっ、なぜキンジが!」

 

「あの部屋に住めばうまくいくとか?」

 

「なるほど、確かに、夜哉もうまくいってるしな。」

 

「ね、ね、キーくん。どこまでやったの?やっぱさい・・・」

 

ずぎゅぎゅん!

 

一気に静まりかえった教室の真ん中で銃口から煙がでているガバメントを穴があいた左 右の壁に向けている神崎がいる。

 

「れ、恋愛なんてくだらない。したこともないし、するきもない。これ以上くだらない こと言う奴には、風穴あけるわよ!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

昼休みうるさいクラスの奴らをまいておれらは、理科棟の屋上にいた。

 

「災難だったな、キンジ。」

 

「おまえのせいでもあるんだぞ?」

 

「まあ、まあ、ん?」

 

「どうした?」

 

「しっ!女子どもだな。」

 

しかも、うちのクラスのな。

 

「おまえのこと、はなしてる。ちょっときいてみようぜ。」

 

「さっき先生たちが話してたんだけど、キンジね、自転車爆破されたらしいよ。」

 

「あ。わたしもそれきた、それでアリアに助けられたらしいね。」

 

「わぁ。キンジかわいそう。女嫌いなのにねぇ。」

 

「しかも、なんかキンジのことを探ってるらしいよ。」

 

「わたしそれ聞かれた、実績とかを。あと、黒神くんのこともきかれたよ。」

 

「ほんとう!二股とかかな?でも黒神くんて、つきあってるんでしょう? 確か、中2あたりからだよね。?」

 

「レキさんでしょう、感情が無いよねあの子。どこがいんだろう?」

 

「・・・・あいつら殺してやろうか?」

 

「落ち着け。それよりも神崎の方だ。なんでオレたちのことを探ってるんだ? Eランクのおれたちなんかさぐってもなにもでてこねえだろ?」

 

「さあな。とりあえずレキに電話して余計なことをいわないように・・・」

 

「もう、聞かれました。」

 

「いつからいたんだ!?」

 

「夜哉さんが盗み聞きを始めたところからです。」

 

どうやら最初からいたようだ。ところで、

 

「どうかしたのか?レキ。」

 

「なにがですか?」

 

「ふきげんそうだが。」

 

長いつきあいで分かったがレキは感情が無いのではなく、表情の変化が、あまりな いだけだ。

 

「分からないんですか?」

 

やばい、目がとても冷たい目になっている。ここで、選択をしくったら背中に背負って いるレキ愛用の狙撃銃ドラグノフの餌食になりそうだ。実際つきあい始めた頃に逃げ回 った思い出がある。そのときは、両手両足撃たれて、頭部がはねとばされそうになった 。

 

しかたないここは、

 

「レキ今日いっしょに映画に行くか。」

 

「はい。」

 

うん、表情が明るくなった。かわいい!+命あれば、憂い無しだな。

 

「そんで、なにきかれたんだ?」

 

「夜哉さんとの関係や夜哉さんの実績をきかれました。」

 

「なんてこたえたんだ?」

 

「Sランク並の実力をもっているが、めんどぐさがりやなので入試でも実力を出さずに Eランクになっていると、答えました。ちなみに、つきあってることも。」

 

「せめてCランクの実力っていってほしかったよ、と、もうこんな時間か。5限目がは じまる。待たなレキ。」

 

「約束、わすれないでくださいね。」

 

「わかってるって。いくぞ、ロリコン。」

 

「その呼び方やめろ!」


 
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