No.455723

緋弾のアリア~黒き思惑~第2弾

闇の男さん

第2話

2012-07-19 17:25:02 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1297   閲覧ユーザー数:1249

「どうなってんだよ!」

 

おれは叫んだ。

 

「うるせーいいからこげ!」

 

キンジに説教された。そんな中、おれらはUZI装備のセグウェイに 追いかけられていた。 しかも、こぐのやめたら爆発する爆弾つきのチャリンコで。

 

「キンジ。いい案できたぞ。」

 

「どんなのだ」

 

「まずお前が片手で漕ぎながらおれのチャリのハンドルをもう片方の手でにぎ る」

 

「それで!?」

 

「そんでおれがジャンプして道に降りる。」

 

「おれは!?」

 

「海までこいで両方のチャリを海にダイブさせろ。」

 

「おれはどうすんだよ!?少しでも減速したらドカンだぞ!?」

 

「白雪さんには愛してるって伝えとく」

 

「ふざけんな!」

 

「おちつけ、だれもお前が死ねとはいってない。よくあるだろう?記憶喪失だけで済む ことか」

 

「記憶の前に体が喪失するわ!お前の超能力 ステルス でなんとかしろ!」

 

「あれは使いたくねー!しってんだろ!」

 

「レキと組んで仕事行ったとき使ったんだろ!」

 

「あれはレキを助けるためだったからだ!」

 

「そこのバカたち!言いあってる場合じゃないでしょ!」

 

「「なんだ?」」

 

そいつは、緋色のツインテールをたびんかせながら、パラクライダーで滑空しながらお れらにさけんでいた。

 

「お、おいあぶねえぞ!これには爆弾が!」

 

「うるさい!さっさと頭さげなさい!」

 

そして少女は黒と銀のガバメントを太股のホルスターから抜きセグウェイのタイヤを撃 った。

 

パパパパン

 

みごと命中した。セグウェイは大破したがチャリの爆弾が残っている。 どっちを助けようか迷っているそいつにおれは

 

「そっちのバカをたのむ。おれは一人で切り抜けれる!」

 

少女はうなずきバカのほうに向かう。

 

「おまえはどうすんだよ!」

 

「もう一つの案だ。」

 

そう言っておれは袋小路にそれてサドルに付いてる爆弾に触れ言った、「消えろ」その 瞬間、爆弾が元から無かったかのように無くなっていた。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

「この変態!」

 

どうしよう。キンジが心配になってきてみたらキンジがさっきの 少女に跳び箱の中で変態呼ばわりされていた。そしてその変態 キンジ は、

 

「ち、ちがう、不可抗力だ!」

 

(もっとましないいわけしろよ。)

 

と、心のなかでつっこみながら近ずくか迷っていたら、

 

ギュウィーン

 

今度は7台のセグウェイにキンジたちがいる体育倉庫の入り口をふさがれていた。

 

「まだいたのね。」

 

少女は身を乗り出しガバメントを撃ちだした。

 

(ありゃ完璧に胸がキンジの顔に当たってるぞ。)

 

「危ないよ」

 

当然ヒスったキンジは少女を守るかのように跳び箱の前に立った。

 

「ちょ、ちょっとあたるわよ。」

 

「君が当たるよりましさ。」

 

キザな笑みを少女に向けながらいったキンジは自分の銃 ベレッタ でセグウェイに銃だけ向けて撃った。

 

7台全部のUZIの銃口に。弾をつまらせたUZIは活動を停止した。

 

「大丈夫かい。子猫ちゃん?」

 

「あ、あんた何者?」

 

「ただの女性の味方さ、美人のね」

 

(キザ度なんかいつもより高くね?てか、どうしょう。でるタイミング見失ったん だ けど。)

 

「助けられたとは思わないからね!この変態。私が気を失ってるときに服脱がそうとし たくせに!」

 

「それは誤解だよ。さっきも言ったとおり不可抗力だよ。それに、小学生に守備範囲じ ゃないんだ。」

 

(そうゆう問題か?)

 

「わたしは高2よ!」

 

ガバメントを撃とうとした少女は、

 

「きゃっ!」

 

キンジが撒いといた薬莢でこけた。

 

「じゃあね、かわいい子猫子ちゃん。」

 

その隙にキンジは学校に走って逃げた。

 

(どうでもいいけどおれ出番少なくない?ただつっこみ入れていただけだし。)

 

と、思いながらおれも学校に向かった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

始業式は終わっていたので教室にいくと、

 

「はぁ」

 

キンジがため息をついていた。

 

「どうした、キンジ。まるで小学生なみの身体の緋色の髪のツインテールの 同い年の胸に触れてヒスって変態呼ばわりされたみたいじゃねえか。」

 

「お前どっかでみてたろ。」

 

「おう」

 

「みてたなら止めろよ!」

 

「いやぁ、タイミングがな」

 

「タイミングがな、じゃねぇ。てか、どうやって爆弾とめたんだ?」

 

「あぁ、超能力 ステルス 使ってとった。」

 

「てめぁ、おれのときは使わなかったくせに。」

 

「いいじゃん、助かったんだし!人前じゃ使いたくないってしってるだろ!」

 

「レキには使ったろ!」

 

「レキはしかたなくだ!」

 

「今回も使うべきだろ!」

 

「案出しただろ!」

 

「おれを殺す案がな!」

 

今にも乱闘になりそうになったとき、

 

「あの、そろそろHR ホームルーム を始めたいんですけど。」

 

おれたちのクラスの担任であり武偵高唯一の良心、ゆとり先生 が涙目になりながら言ってきた。仕方なく自分の席に座ると ほっとした表情で、

 

「みなさん、今日はかわいい転校生がきてますよ。入ってきてください。」

 

入ってきたのは、小学生なみの身体で緋色のツインテールの女の子だった。

 

「私は、神崎 H アリア、先生、私あいつの隣がいい。」

 

そういって、指さされたのは、まぬけ面で驚いているキンジだった。


 
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