第5話 狼殺し
1年前のとあるスーパー
俺は、こっちで出来た友達、水川拓と一緒にスーパーに居た。
「今日も半額弁当獲ろうな!翔太」
「おう、俺たちにかかれば楽勝だ」
その時、俺たちの二つ名は『右近・左近』と言う二つ名で呼ばれていた。
多分この二つ名の意味は、俺たちはいつも二人で弁当を獲りに行ってたからつけられた二つ名である。
「いよいよ始まるぞ半値印証時刻が」
「そうだな、拓!」
そんなことを言っていると半額神が現れた。
ここの半額神はスローマンと呼ばれている。その理由は、半額シールを貼るのがものすごく遅くというか動き自体が遅いためその名で呼ばれている。
「スローマン、今日も遅いな」
「そうだよなぁ」
やっとシールを貼り終わり扉の向こうに行こうとするとき、ちらりとこっちを見た。その時スローマンが真っ青な顔をしているのが扉の閉まりかけの隙間から見えたような気がした。
「それじゃあ翔太、いつものやつ言うよ」
「わかってるよ」
「「さぁ狩りの時間だ」」
あの時のスローマンの顔はなんだったんだ。
狼達は弁当を獲るために戦い始める。
俺と拓は、狼たちを次々と倒していく。
「翔太、あいつ二つ名持ちだよ。たしか『バーサーカー』の二つ名の持ち主」
バーサーカー、ここらじゃ有名な二つ名だ。
戦い方がいかれたような戦い型
だからその二つ名がついた。
「せっかくいるんだし、相手しない?翔太」
「それもそうだな」
俺たちはバーサーカーの元へ向かおうとすると目の前でバーサーカーが一瞬でやられた。
「嘘だろ。バーサーカーがやられた」
バーサーカーを倒した男は、倒したにもかかわらずまだ、攻撃をやめない。
「おい、お前止めろよ。ここは弁当を獲るために戦う場所だ」と拓が言うとその男は「じゃあお前が満足させてくれるのか」と拓に襲い掛かる。
俺は拓に加勢する。
「誰だ!貴様は俺はこのガキと戦っているんだ」
「生憎、俺たちの二つ名は二人で一人の二つ名『右近・左近』なんでなぁ」
「そうか。それじゃあ二人まとめてかかって来い」
「行くぞ、拓!!」
「おう、翔太」
俺たちはその男に向かい拳を繰り出す。
その攻撃を手で受け止めるとその男はそのまま、俺と拓を持ち上げ空中で投げた。
その後、男は俺たちを殴ろうとするが生憎、拓は空中戦、最強の力を持つ。
そして拓はその男の拳をかわし顔面に向かい蹴りを入れる。
その攻撃にひるんだ男は俺のほうに飛んできた拳を引っ込める。
男は唐突に拓の足を掴みそのまま振り回し始める。
俺はそれを阻止しようと近づくと吹き飛ばされてしまった。
その後、男は、拓の首を絞めてそのまま上に待ち上げる。
「うぅぅぅ・・・・う」と拓がかすれた声で何か言おうとしている。
「しょ・・・しょう・・しょうた・に・・げろ」
その声はかすれてほとんど聞こえないくらいの大きさだった。
「やめろ~~!!!!!」
俺の声はむなしく何の意味もなかった。
その時、俺の中の何かがぷつりと切れた。
その瞬間、俺は意識を失う。
その後、俺が起きた時には、周りに狼たちが倒れていた。
後でそこにいた、狼に話を聞くと俺は、意識を失った後、あの男をあともう少しまで追い詰めたらしいがそこで倒れたらしくその時に周りのいた狼も巻き込みながら倒していったらしくその時、俺は周りの狼から『狼殺し(ウルフスレイヤー)』と呼ばれるようになったらしい。
拓はその時のショックによりスーパーに寄りつかなくなった。
そしてあとで知ったのだが俺らがその時戦った狼は、その地区でいや、全国を合わせても最強とまで呼ばれた狼『絶望(ディスペア)』の二つ名を持つ狼だった。
「まぁこんな感じで俺が『狼殺し(ウルフスレイヤー)』と呼ばれるようになったわけ」
「なんか、翔太も向こうで大変だったんだね」
何かみんなちょっと暗い感じになっている。
「そんな暗くなるなって」
その後何分か沈黙が続いた。
「俺さぁ、バカだから、拓の奴をスーパーに戻ってこさせられなかった。そしてあいつも倒せなかった。でも今回は違う。ちゃんとアイツを倒して俺に自信をつける」
そう俺が言うと皆が「はぁっ?」見たいな感じになっている。
「だってさぁこの状況、あの時に似てるんだもんだからコレを乗り越えれば、拓に一歩近ずけるきげするから」
そういうと皆納得した様子になった。
「それじゃあ弁当食べますか」
そういうと皆が「うん」って
まってろよ。拓、必ずお前をもう一度スーパーに連れてきてやる。そして絶望、お前は必ず俺が倒す。
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「俺は最低の二つ名の狼だ」
烏田高校に転校して旧友である佐藤洋に出会う。佐藤の所属する部活「ハーフプライサー同好会」で起きるいろいろな出来事。それがこの物語の始まりである。
自分に文才がないのでわかりにくいところもあるかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします。