需要と供給、これら二つは商売における絶対の要素である。
これら二つの要素が寄り添う流通バランスのクロスポイント......その前後に於いて必ず発生するかすかな、ずれ。
その僅かな領域に生きる者たちがいる。
己の資金、生活、そして誇りを懸けてカオスと化す極狭領域を狩り場とする者たち。
ーー人は彼らを《狼》と呼んだ。
町のどこにでもある小さなスーパーそこで今夜も戦いが始まろうとしていた。
ここは西区のホーキーマートというスーパー
そこはものすごい威圧間がフィールドを支配していた。
「今日は氷結の魔女はいないのか。せっかくよく来るスーパーを調べて来たのに。今日は帰るかな。......でもおもしろそうな奴もいるし残るか」
そんなことを言っていると、このスーパーの半額神ことアブラ神が扉を開け出てくる。
「いよいよ始まるのか半額印証時刻(ハーフプライスラベリングタイム)。さて、この西区の実力見せてもらおうか」
俺は、胸のドキドキが止まらない。
ものすごい個性的な狼たちがいるからおもしろそうだ。
アブラ神が半額シールを張り終わる。
そしてこっちをちらりと見た後、静かに扉を閉めた。
「さぁ狩りの時間だ」
その瞬間、狼と呼ばれる者たちが弁当に向かい飛びつく。
弁当を争う壮絶な戦いが始まった。
俺は、遠くで見ているだけだった。
「この中に二つ名持ちは誰もいないな、なら楽勝だな」
そう俺が言うと狼たちは一旦戦いをやめて俺を見てくる。ものすごい顔で顎髭を生やした男が俺に言ってくる。
「なんだ、お前は。この辺では見ない顔だなぁ」
「そりゃそうだよ、俺は最近このあたりに引っ越してきたんだから」
「まぁいいとりあえず俺が実力を見てやるよ」
「俺にかなうと思ってるのか?お前が?」
「なにを!!」
そう言うと俺に向かい飛び掛ってきた。
俺はそれを難なくかわすと何でか分からんがその顎髭を生やした男が切れていた。
「もう怒ったぞ、ココからは本気だ」
さっきまで本気じゃなかったのかよ。
「かかってこいよ!狼さんよ」
相手は俺に向かい殴りかかってくる。俺はそれをかわすと顎髭に向かい蹴りを入れる。
蹴りをいれるとその男はうめき声を上げながら倒れていった。
「あれ?こんなけかよ」
そういうと他の狼が俺をなんか変な目だ見ている。もしかしてアウェイ。
「どうした?かかってこいよ!」
「行ってやろうじゃないか!!」
「そうこなくちゃ。楽しい狩りの時間だ」
「おっしゃ~、弁当は獲ったし帰るか」
俺が帰ろうとすると、さっき威勢が良かった茶髪で髪が長めの女性が俺に話しかけてきた。
「あなたは誰なの?この地区の人間ではない。しかもただの狼にしては、強すぎる本当にあなたは何者?」
「俺か、俺は烏田高校一年(仮)最近引っ越してきた名前は烏丸翔太だけど」
「烏田高校?ってことはわんこと私と一緒」
わんこ一体誰のことだ。
「烏田高校だったんですか、多分先輩ですよね。それじゃあ氷結の魔女こと、槍水仙を知っていますよね?それじゃあ伝えてください、俺のことを」
「一様伝えておくけどあなたどう伝えればいいの?」
「そうだな、この名前は気に入ってるわけじゃないんだけどな••••••まぁしょうがない」
俺この名前嫌いなんだよな。まぁいいか
「それじゃあいいますよ。俺の二つ名を俺の二つ名は『..............』です」
その名を聞くと茶髪はものすごく驚いていた。
「まさかあなたがあの二つ名の持ち主」
やっぱり驚いているだからこの二つ名はキライだ。
「ちゃんと伝えといてくださいよ。先輩」
そういって俺は店から出て行った。
俺の二つ名それは狼殺しの意味の「狼殺し(ウルフスレイヤー)」
それが俺の二つ名である。この二つ名は俺は嫌いだ、なぜならこの名を聞くと皆が逃げていくからだ。
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「俺は最低の二つ名の狼だ」
烏田高校に転校して旧友である佐藤洋に出会う。佐藤の所属する部活「ハーフプライサー同好会」で起きるいろいろな出来事。それがこの物語の始まりである。
自分に文才がないのでわかりにくいところもあるかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします