No.449669

真・恋姫†無双 ~我天道征~ 第0話(プロローグ)

seiさん

初投稿になります。
不安で一杯ですが、頑張っていきたいと思います。
読む人が少しでも楽しんで頂けたら、嬉しいです。

2012-07-09 03:13:44 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:8328   閲覧ユーザー数:6076

 

時は三国時代 栄華を誇っていた漢王朝の腐敗により、民はその悪政に苦しめられていた。

 

ある者は飢えで死んでゆき、ある者は賊に身をやつし、またある者はその賊達に殺される。

 

そんな地獄のような日々の中、管輅という占い師により一つの予言がなされた。

 

 

『黒天を切り裂いて、天より飛来する一筋の流星。その流星は白銀の衣と刃を纏いし天の御遣いを乗せ、この大陸に安寧を齎すだろう。』

 

 

疲労しきった人々にとって、この占いは希望ともいえた。

 

天の御遣いが来てくれれば、官の圧政に苦しむことも、賊達に怯えることもなくなると。

 

そのようなこともあり、この予言はまたたく間に大陸中に広まっていった。

 

 

 

そんな予言が大陸中に広まりしばらくしたある夜、とうとうその日は来た。

 

夜の闇を切り裂く様な白き流星が空に現れたのだ。

 

その流星は大陸のいたる所で目撃された。

 

 

??「流れ星。・・・・・・白銀の流星?」

 

??「~~様、どうかされましたか?」

 

??「いえ、なんでもないわ。」

 

??「そうですか。」

 

??(そう、なんでもない。あんな占いなど関係ない。この大陸に安寧をもたらすのは天の御遣いなどではなく、この私なのだから。)

 

??「~~様?」

 

??「ふふっ、ごめんなさい~~。今日はたっぷり可愛がってあげるわ。」

 

??「~~様♪」

 

 

 

 

 

 

 

??「どうしたのだ~~、空を見上げてニヤニヤするなんて?」

 

??「あら~~、実はさっきすっごい大きくて綺麗な流れ星が見えたのよ。」

 

??「流れ星?」

 

??「そ、流れ星♪ ~~だって知ってるでしょ、管輅の占い。」

 

??「ああ、天の御遣いがというやつだろう。~~お前らしくもない、そんな戯言を信じているのか?」

 

??「まさか。ただね、さっきの流星をみたときにピーンときたの。何か良いことがあるって♪」

 

??「はぁ~、またいつもの勘か。」

 

??「そうゆうこと。早くあってみたいわ、天の御遣い♪」

 

 

 

 

 

 

 

??「~~ちゃん、~~ちゃんさっきの流れ星みた?」

 

??「すっごい大きかったのだ。」

 

??「はい。そしてとても綺麗でした。」

 

??「だよね~。きっとあれに天の御遣い様が乗ってるんだよ。」

 

??「~~様!あんな胡散臭い噂を信じるのですか?」

 

??「~~ちゃんだってさっきのみたでしょ?あんな大きくて綺麗な流れ星、私今まで見たことないもん。」

 

??「そ、それはそうですが・・・」

 

??「だからこの世界を平和にするために、あれで御遣い様がやってきたんだよ。」

 

??「し、しかし・・・」

 

??「にゃ~、~~は頭が固いのだ~。」

 

??「~~!?」

 

??「その天の御遣いってのが、良い奴なんか悪い奴かなんて、逢ってみないとわからないのだ。」

 

??「むむむ、~~に諭されるとは。」

 

??「あはは、早く逢えるといいな御遣い様に♪」

 

 

 

 

 

??「~~様、空なんか睨んでどうかしたんすか?」

 

??「どうしたもこうしたもありませんわ!!」

 

??「わ!?な、なんで怒ってるんですか?」

 

??「先ほど、流れ星が見えたんですの。」

 

??「へ?流れ星って、あの流れ星ですか??」

 

??「そうですわ。」

 

??「でも、別にそれって特別怒るようなことではないんじゃ・・・。もしかして、星に凶兆でも出てたんですか?」

 

??「~~様って、星みれたんでしたっけ?」

 

??「何を言ってますの?そんなのみれるわけないじゃありませんの。」

 

??「じゃ、じゃあなんで・・・」

 

??「目立っていた。」

 

??「はい??」

 

??「目立っていたんですわ!この名門たる私を差し置いて!!」

 

??「は、はぁ。」

 

??「この私の美しさは空にあまねく星々にも負けませんが、さきほどの流れ星、あれは不覚にも綺麗だと思ってしまいましたわ。」

 

??「そ、そうですか。」

 

??「次勝てばいいんじゃないですか?」

 

??「そうですわね、今度は絶対に負けませんわ。お~ほっほっほっほっほ~・・・・・・」

 

??「「はぁ~・・・」」

 

 

 

 

 

 

 

??「~~、そんなところにずっといると風邪ひいちゃうよ。」

 

??「~~ちゃん。うん、もう少ししたら部屋に戻るね。」

 

??「何してるの?」

 

??「実は、さっきとても大きな流れ星が見えたから、お願い事をしてたの。」

 

??「願い事?」

 

??「うん、みんながずっと幸せでいられますようにって。」

 

??「・・・・・・」

 

??「~~ちゃん、私たちずっと一緒にいられるよね?」

 

??「!? もちろんよ!僕が~~を一人にするわけないじゃない。」

 

??「ありがとう♪」

 

??(そう、絶対に一人になんてしない。

   この先例えどんなことがあっても、絶対に~~だけは僕が守って見せるんだから。)

 

 

 

 

 

 

 

 

??「あ、流れ星!

 

   普通って言われませんように。普通って言われませんように。普通って言われませんように。

   普通って言われませ・・・・・・・・・」

 

 

 

??「さっきの流れ星すっごかったね。」

 

??「ええ、それにとても綺麗だった。」

 

??「たしか、あそこら辺にみえる山のてっぺんに落ちてなかった?」

 

??「たしかに落ちたね~」

 

??「今度見に行ってみる?もしかしたら、ものすごいお宝があるかも!」

 

??「わ~、だったらごはん食べ放題だね♪」

 

??「姉さん達、今はくだらない話より今日の食材集めをして。」

 

??「~~、くだらない話じゃないわよ。もしかしたらお宝があるかもしれないんだよ。」

 

??「そうだよ、そうだよ。そしたら、食材集めもしなくていいんだよ。」

 

??「はぁ~、例えそうだとしても、あの山々はとても険しくて、人がいける所じゃないって村の人が言ってたわ。」

 

??「え~、そうなの~!」

 

??「な~んだ、がっかり。」

 

??「はいはい、それがわかったら食材集めを再開して。」

 

??「「は~い」」

 

 

 

 

 

 

 

 

流星とともに降り立つ天の御遣いはどのような道を征くのか?

 

また、誰とその道を歩んで征くのか?

 

それぞれの思いが巡る中、今新たなる外史がその幕を開こうとしている。

 

 

 

 

あとがき

 

 

初めまして、この度『真・恋姫†無双 ~我天道征~』を書きはじめた sei と申します。

 

今までは読む方専門だったのですが、何を血迷ったか書きたい衝動に駆られ、投稿してしまいました。

 

私は文才もなければ、三国志にも全然詳しくありません(恋姫知識位)。頭脳戦をえがくような知識もないですし、オリジナルの設定を生み出すような発想力も無いです。

 

はっきしいって、恋姫本編や他の多くの小説家の方々をパク・・・、おほん、参考にしなければまともに話すら書けるとは思えません。

 

そのため、今後書いていく中で「あれ?この話どっかで・・・?」とか思っても、見て見ぬふりを。

 

今回人名を伏せてあるのも、それっぽくみせるためだけです。

 

恋姫を知ってる人ならすぐに誰だかわかってしまうと思いますが。( ̄Д ̄;;

 

 

 

 

こんな作者ですが、すこしでも面白そうと思って頂けたら幸いです。

 

今後とも生温かい目で見守ってください。

 

 

 
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