No.452001

真・恋姫†無双 ~我天道征~ 第1話

seiさん

はい、なんとか2作目をあげることができました。

コメントや支援、お気に入り追加をしてくれた皆様には、とても感謝しています。

まだまだ未熟ですが、少しでも楽しめるよう頑張っていきます。

2012-07-13 07:48:40 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:7674   閲覧ユーザー数:5801

 

 

 

 

 

 

 

 

注意 本作の一刀君は能力が上方修正されています。

 

   そういったチートが嫌い、そんなの一刀じゃないという方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺、北郷一刀はあせっている。それもとてつもなく。

 

寮の自室で寝ていたはずが違和感に気付き目を開くと、そこがまったく知らない場所だったから?

 

否。

 

俺を取りまく環境というか爺ちゃんが異常だったため、目覚めて知らない場所だったという状況は、何回も経験済みな

 

のだ。

 

なら、自分の体やその周りが光に包まれているから?

 

それも否。

 

確かに不思議な状況ではあるが、この光に害はなく自身の体に別段異常はない。

 

むしろ、俺を包み込んでくれるような暖かさを感じ安心感さえある。

 

なら何が、俺をそんなに追い込んでいるのか?

 

それは・・・・・・・・・

 

一刀「お、落ちるぅぅぅーーーーー!!」

 

そう、俺は空を飛んでいる。いや、正しくは地に向かって落ちているのだ。

 

一刀「高い高い!高度何千メートルだよこれっ!?」

 

俺は背中に手を当て、今一番ほしいものを探す。

 

しかしそこに俺が欲していたパラシュートなどはなく、手に触れるのは自分の背中だけであった。

 

一刀「ちょ!これはさすがに死ぬーーー!!」

 

いくら爺ちゃんが無茶苦茶だからといっても、何の装備もなしでのスカイダイビングなんて経験はさすがにない。

 

俺は必死に打開策を考えるが、そんなものは浮かんでこない。

 

それでも俺と大地との距離はどんどんと近づいてゆき、もうあと少しとなった。

 

一刀「くっ!」

 

俺を覚悟を決め、目をつぶる。

 

 

 

 

 

しかし、予想していた衝撃は襲ってこなかった。

 

かわりに感じるのは、柔らかな草の感触。

 

そっと目を開くと、そこは落ちる直前まで見えていた地面であった。

 

一刀「・・・・・・・・・はぁ~、助かった~!!」

 

ドサッ!

 

ここでようやく自分が助かったことに気づき、地面に倒れ込む。

 

そうしてしばらく生の喜びを噛みしめていると、今度は疑問が浮かんできた。

 

一刀「ここ、どこだ?」

 

たしかに修行だとかいって、爺ちゃんに山だの海だのに放置されたことはあった。

 

しかしそれも昔の話だ。

 

フランチェスカに入学してからは、そんなことは一度もない。

 

なにより助かったからいいものの、こんな100%死ぬだろうという状況はなかった。

 

それに近い状況は何度もあったが・・・・・・・・・

 

ブルッ!

 

と、昔の状況を思い出し少し体が震えた。

 

嫌な思い出を忘れるため、意識を切り替える。

 

まずは状況確認するため、体を起こしてみる。

 

そこで俺は、自分の服装がフランチェスカの制服だということに気がつく。

 

一刀「あれ?たしか服は着替えて寝たはずだけど。」

 

たしかにたまに着たまま寝てしまうこともあるが、昨日はたしかに着替えたはずだ。

 

不思議なことではあるが、今の状況よりは不思議ではないため、そのことは一旦置いておくことにした。

 

次に、周りを見渡す。

 

どうやら森の中のようで、夜の闇のせいもあり不気味さが漂う。

 

そんな中、すぐ近くの木の根元に見覚えのあるものが落ちていた。

 

近づき拾ってみると、

 

一刀「これ、俺の刀と鞄じゃないか!?」

 

そう、俺の愛刀とよく道具入れに使っている鞄だった。

 

しかしそれは実家に置いていったもので、本来自分の近くにはないもののはずだ。

 

いくら私物であり、許可もとっているとはいえ、学園の寮に置いておくべきものではないからだ。

 

一刀「なんでそれがここに?」

 

と、考えてはみるがわかるわけもない。

 

とりあえず刀と鞄をもう一度確認し、自分のものであることを確かめる。

 

刀は腰のベルトに差し、鞄は背負う。

 

次に近くにある高そうな木をスイスイと登っていく。

 

てっぺんまでつきそこから辺りを見渡すと、俺は息をのんだ。

 

一刀「ここ、本当にどこだよ…」

 

そこから見えた景色は、山と地平線、そして夜の闇だけであった。

 

落下中にも見えていた景色だが、あらためてみるとさらに謎が深まる。

 

唯一わかったことといえば、ここが山の頂上付近だということくらいだ。

 

俺があきらめにも似た気持ちで木から降りようとした時、ふもとらしき場所に光が見えた。

 

それはとても弱々しいものだが、たしかに光だった。

 

一刀「よっしゃ!あそこに行けば何か情報くらいつかめるかもしれない。」

 

そう思った俺は急いで木から降り、その光の見えた方角を目指して駆け出した。

 

 

 

     ・

 

     ・

 

     ・

 

     ・

 

     ・

 

が、そんな何にも考えず浮かれていた自分を、本気で殴りたくなった。

 

一刀「くそっ、なんだよこの道は!?」

 

それは、とても道などとはよべないものだった。

 

岩肌はむき出し、平行棒じゃないというくらいの細い道、はてはほぼ垂直の絶壁。

 

とてもじゃないが休憩をとてるようなスペースも見つからない。

 

しかし駆け出してしまった以上、もう戻ることも難しい。

 

俺は、そんな細く小さい足場をたよりに降りていく。

 

夜が明け、昼を過ぎ、空が赤く染まってきたころようやく終わりがみえた。

 

道とよべないものから、ようやく道らしきものへとなってきたのだ。

 

後は昨晩見た光に向かって歩くのみなのだが、飲まず食わず、不眠不休で下山すること一日弱。

 

俺の体力は限界にきていた。

 

眠気と疲労で、頭はまともに働かず、体もフラフラだった。

 

そんな俺の目に、うっすらと見える人影。

 

それが限界だった。

 

緊張の糸が切れたのか、俺はそのまま地面に倒れ込み、意識を失ってしまった。

 

???「「「!!!」」」

 

その様子を見ていた人影たちは驚き、慌てて一刀に駆け寄っていった。

 

 

 

 

【side ???】

 

倒れた人影の所まで来た私たちは、その人を覗き込んでみる。

 

??「何?生き倒れ?」

 

??「うそ~、私たちの前で死ねとか不吉すぎるよ~」

 

姉さん達がさっき倒れたを見てそう漏らす。

 

??「姉さん達、落ち着いて。まだ息はあるから死んでないよ。」

 

??「え?それじゃ~・・・」

 

??「どうやら、気を失ってるだけみたいだね。」

 

私はその倒れた人が息をしてるのを確かめ、そう告げる。

 

??「な~んだ、よかった~♪」

 

??「まったく、人騒がせな奴ね。」

 

姉さんたちはすこし安心したようで、嬉しそうにそんなことを言っていた。

 

私もそうだったが、今は今後のことについて質問することにした。

 

??「それで、姉さん達この人どうする?」

 

??「え?どうするって?」

 

??「このまま、ここに置いていくかどうかってこと。」

 

??「え~、さすがにそれはできないよ。村まで連れて行こう。」

 

??「確かに、このまま放置していくってのは、ちょっと気分が悪いわよね。」

 

と、姉さん達が私の望んだとおりの答えをしてくれて嬉しかった。

 

??「でも、賊とかかもしれないよ?」

 

しかしそれでも私は冷静に、考えうる可能性を挙げていく。

 

??「え~、そうかな~。こんな可愛い寝顔してるんだよ。違うと思うんだけどな~。」

 

??「まあたしかに賊にしては、マヌケ面で寝てるわね。」

 

??「それに~、この服なんてとってもキラキラしてて、私こんなの見たことないよ。」

 

??「!!

 

   もしかしたら、どっかの貴族とかじゃ。もしそうなら、助けておけば褒美とかもらえるんじゃない?」

 

??「あ~、それいいかも~♪」

 

??「まあ、貴族かどうかはともかく、たしかに賊とかではなさそうね。」

 

姉さん達が勝手な妄想で浮かれているが、たしかにこの服は珍しいし、賊の類ではなさそうだ。

 

??「村まで運ぶにしても、私たちだけじゃ無理そうね。

 

   姉さんたち、私がこの人のこと看てるから、誰か人手を呼んできて。」

 

??「うん、わかった。」

 

??「まかせておきなさい!」

 

そういって二人は村まで走っていってしまった。

 

そんな二人とを見送った後、私は倒れている人をみて、

 

??「ふ~、面倒なことにならないといいんだけど。」

 

と、そんな不安を口にしてしまった。

 

 

 

 

 

彼女たちは知らない。

 

この出会いが、後に彼女たちの運命を大きく変えてくれることを。

 

 

一刀は知らない。

 

自分を中心にこの外史が動きはじめたことに。

 

 

今、この大陸に天の御遣いは舞い降りたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sei「はい、というわけで第1話いかがだったでしょうか?

 

  前回の第0話を投稿した後、コメントや支援があった時は、嬉しくて少し泣きそうになりましたよ。

 

  やっぱり、そういう反応があるっていいですね。

 

 

  さて今回からこのあとがきを、ゲストを交えてのトークコーナー的な感じでいってみようかと思います。

 

  1回目のゲストはこの方です。どうぞ。」

 

一刀「どうも、この作品の主人公にして、恋姫の主人公、北郷一刀です。」

 

sei「はい、この作品では主人公にするつもりですが、恋姫ではどうか知らない一刀君です。」

 

一刀「ちょ、sei お前・・・」

 

sei「まあ、こんな感じでゲストを呼んで楽しいトークを繰り広げましょうという感じです。」

 

一刀「はぁ~、只でさえ作品のほうが辛いのに、こんなの作って大丈夫なのか?」

 

sei「そんなの知りません。作品も書きたいけど、こっちも書いてみたかったんです。」

 

一刀「まあ、こっちも協力はするけど、じゃあ何を話すんだ?」

 

sei「ありません。」

 

一刀「は!?」

 

sei「だから、ありません。」

 

一刀「おいおい、ありませんってどうゆうことだよ。」

 

sei「だって見切り発車なんだぞ。そんなのあると思ってるのか!!!」

 

一刀「逆ギレ!?てか、すでにこのコーナー破綻してんじゃないかよ。」

 

sei「一応、予定はあるんだよ。コメントなどの一部の返信をここでしたり、質問コーナーをしたりと。」

 

一刀「なんだよ、あるんじゃないかよ。」

 

sei「ええ、ただ今回はそんなのやる予定ないですけどね!」

 

一刀「てめぇ」

 

sei「いや~、1回目のゲストが一刀でよかった♪」

 

一刀「くっ、じゃあ俺から質問だ!俺の能力が上方修正してあるってどれくらいなんだ?」

 

sei「え~・・・」

 

一刀「おい!」

 

sei「一刀のことになんて、みんな興味ある?むしろ、後半に出てきた3人の女の子が誰かのほうが・・・」

 

一刀「一応、この作品の主人公だから。それに、あの3人が誰かなんて恋姫ファンならすぐわからるから!」

 

sei「しょうがないですね。

  

  まあ、知力に関しては私の知識不足もあるので、恋姫本編の一刀君と同等かちょい上くらいのです。」

 

一刀「そうだよな、作者がダメ作家だもんな~。そっちは期待できないよな。」

 

sei「知力:春蘭並っと・・・」

 

一刀「すいません。ごめんなさい。心から謝りますんで、それだけは勘弁して下さい。」

 

sei「わかればいいんです。」

 

一刀「ちなみに武力の方は…?」

 

sei「そっちがメインの修正なので、あまり言いたくはないんだよね~。」

 

一刀「せめて、どれくらいかぐらいは。」

 

sei「そうだなー。チビデブアニキの黄巾三人組なら瞬殺できます。」

 

一刀「・・・それって、参考になるか?」

 

sei「なりませんね。向こうの武将なら、みんなできそうですし。

 

  まあ、話を進めていく中でのお楽しみということで。」

 

一刀「ま、しょうがないか。」

 

sei「というわけで、なんとか間もつなげたし、コーナーの雰囲気も伝わったと思います。」

 

一刀「グダグダだったけどな。」

 

sei「うるさい!ということで、今回はこれで終わりです。また次回お会いしましょう。」

 

一刀「俺の活躍にも期待しててくれな。」

 

sei「……あると良いんだけどねw」

 


 
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