No.449627

超次元ゲイム ネプテューヌmk2 snow wind -episode16-

ポケモンやってて思った事。
なんか伝説のポケモンってハイパーボールよりモンスターボールの方が捕まえやすくね?
以上。

…書く事が無いわけじゃないよ!

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2012-07-09 01:21:04 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:982   閲覧ユーザー数:904

「到着、っと」

 

リーンボックスの地に降り立ち、小さく呟く。

結構なハイスピードで飛ばしてきたため、半日もかからずにリーンボックスへとやって来ることができた。

途中、ラステイションで休憩し、若干ながらイメージチェンジ。

といっても上に着てた白コートを脱いでオーバーオールスカート&白長袖の服に猫耳フード付マントの薄着仕様に変わってるだけなんだけどね。

何で猫耳フードかって? …生地の薄いのがこれしかなかったんだ、猫耳フードでも仕方ないでしょ。

ちなみに今はフードは被っていない。

 

「へぇ、ここがリーンボックスですかー。近未来な雰囲気の中にも自然があって良い所ですね」

 

わたしの後ろから黒いボードから飛び降りてきたのはドッペルゲンガーのアリス。

アリスも服装が変わっており、灰色に黒い袖のパーカーと白黒チェックのミニスカートを着て、黒いニーソックスを穿いている。

そしてその長い漆黒の髪を左で束ねてサイドテールにしている、という感じ。わたしよりもよっぽどイメージチェンジしてるね。

こういう服はどこから手に入れてくるのだろう、とか思ったりもするが、考えるだけ無駄な気がするのであまり気にしないようにしている。

 

「おっきい…」

「ふん、まぁまぁいいところなんじゃない?」

 

最後にやって来たのは女神化を解いた姿のルウィー女神候補生、ラムとロム。

二人の格好もわたしと同じように上に着ていたコートを脱いだ格好だ。

 

「ラムちゃんそういうこと言わないの。さ、ネプギアさん達を探すよ」

「「はーい」」

「了解です」

 

ボードをしまいながら三人にそう言い、ネプギアさん達を探し始める。

んー、こういうのはやっぱりまず人に聞くべきだよね。

丁度ギルドが近くにあったので、そこに寄ってギルドの人にネプギアさん達の事を尋ねてみる。

 

「あの、すみません。ここに薄紫色の髪でセーラー服みたいな服を着た人は来てなかったでしょうか」

「薄紫色の髪の女の子…もしかして最近この国に来てるって噂のプラネテューヌの女神様の事かしら?」

「あ、はい。そうです」

「その子なら確かさっきガペイン草原の方に走っていったのを見かけたって人がいたわよ」

「本当ですか? ありがとうごさいます!」

 

まさか一発で行方が分かるとは思ってなかったけど、まぁいいや。

噂によると、ネプギアさん達はガペイン草原という場所に向かったらしい。

 

「てことで、どうする? 追いかける?」

「わたしこの街探検したーい!」

「わたしも…」

 

あまり他の都市にくることがないからか、二人はネプギアさんよりも街の方が気になるようだ。

まぁ、なんとなく予想できてたけど。

 

「私はフウちゃんに着いていくだけですからどちらでも良いのですが、お二人がこの調子ですし合流は後回しにしません?」

「そだねー、わたしも久しぶりの遠出でちょっと見て回りたい気持ちもあるし」

 

ということで、わたし達は暫くリーンボックスの探索をすることになった。

…ガペイン草原には危険種がいるらしいけど、ネプギアさん達なら多分大丈夫だろうからいいよね。

 

「フウちゃん! はやくはやくーっ!」

「わわわ…そんな急がなくたって大丈夫でしょ」

 

ハイテンションなラムちゃんに手を引かれ、わたしはリーンボックスの商店街に向かったのだった。

 

 

――side nepgia――

 

 

キラーマシン騒動のあったルウィーを出発して数日経ち、私達はリーンボックスにあるガペイン平原という場所にやってきていました。

理由はリーンボックスのゲイムキャラの居場所を教祖のチカさんに教えてもらう為、チカさんに依頼されたモンスターを対峙する為。

リーンボックスの都市からここへやってきて暫くして、ようやく言われたモンスターらしき影を見つけることができました。

 

「あ、チカさんの言ってたモンスターってあれですよね!」

「そうだね。…って、あれ、あのモンスター結構強そうな気が…」

「そんなはずはないですよ。チカさんだって大したことないって言ってましたし」

 

確かに日本一さんの言うとおりドラゴンみたいでちょっと強そうに見えるけれど、見た目だけで実際は弱い~とかそんな感じでしょうしね。

 

「よぉし、それじゃ皆さんはここで待っててください! 私一人で倒してきちゃいますから!」

 

そう皆に言って、私は愛用のビームセイバーを構えてドラゴンに突撃する。

後ろでアイエフさんが何か言ってましたが、気にしなくても大丈夫ですよね。もう、心配性なんだから。

 

「さぁ、覚悟してください! 今私がやっつけちゃいますからっ!」

 

ドラゴン風なモンスターにそう言い放ちつつ、ビームセイバーでモンスターを斬りつける。

 

「…ぐあ?」

「あ、あれ…?」

 

でも、しっかり捉えて斬りつけたはずのモンスターには傷一つついてなくて、斬った手応えも殆どありません。

あれれ? おかしいな…

 

「えい! えいっ! とりゃっ!」

 

それから何度も斬りつけてみるも、モンスターには全然効いてない様子。

………え?

 

「グァアアアッ!!」

「わ、わわわっ! ちょっと待って…きゃああああっ!!」

 

攻撃されたとようやく認識したのか、モンスターがその鋭い爪を振り上げ私に襲いかかろうとする。

もうダメ…そう思った時でした。

 

「久しぶりに見回りに来てみれば、面白い現場に遭遇したものね」

「…呑気な事を言ってる場合? さっさと仕留めるわよ」

「…え?」

 

そんな会話が横から聞こえてきたかと思うと、近くの茂みから二人の女性が姿を現しました。

一人は金髪で左右に跳ねた感じの髪型で青チェック柄のトレーナーと黒いスカートを着ている、少し眠そうな顔の女の人。

もう一人は赤い髪をツインテールにして、ちょっと大胆な服を来た女の人です。

 

「分かってるわよ言われなくたって。…そこの貴女」

「え? わ、私ですか…?」

「他に誰がいるのよ。ともかく下がってなさい、コイツは私らが片付けるわ」

 

金髪の女性は私にそう言うとどこから出したのかチェーンソーを構え、モンスターに肉薄していく。

 

「悪いけど雑魚に用は無いのよ、さっさと消えなさいッ!」

 

そして空高く跳んだかと思うと、金髪の女性はそのチェーンソーでモンスターの首を切り落としました。

切断部分から、大量の赤い何かが噴き出して……

 

「…貴女、少しは配慮と言うものを知りなさい。その子、あまりに悲惨な光景を見て固まっちゃってるわよ」

「首を切り落として一撃必殺が一番手っ取り早くて楽なのよ、良いでしょ別に」

「良くないから言っているのだけど…?」

「あー、はいはい分かりました。調子に乗りすぎましたごめんなさい」

「………」

 

二人の女の人がそんな会話をしているのを、黙って見つめる。

確かにその、血が沢山出たので固まっちゃってたのもあるんだけど、あのモンスターを一撃で倒したということに驚いて硬直してたってのもありました。

 

「ネプギアさーん! 大丈夫ですかー?」

「まったく、何やってんのよアンタは!」

 

と、そこへ私が置いてきてしまったアイエフさん、日本一さん達が駆けつけてきました。

 

「ご、ごめんなさい…。あの、危ない所をこの二人に助けてもらって…」

「見てたわよ、随分とスプラッターな光景だったけど。お蔭でコンパまで固まっちゃったわ」

「はわわ…」

「ナースのクセに、血への耐性なさすぎですの」

 

放心状態のコンパさんにそう突っ込むがすとさん。

多分、普通のナースでもあれはキツい気がするけど…

…そう言えばあの人、あんな事をしたのに全然返り血を浴びてない…なんでだろ?

 

「ともかく、悪かったわね。うちの子が迷惑かけて」

「そんなの気にしなくてもいいわよ。仕事みたいなモンなんだし」

 

さっきまで持っていたチェーンソーをいつの間にかどこかへやった金髪の女性は、腕を組みながらそう言った。

仕事…ってことは、この国の警備隊とかそんな感じの人なのかな。

 

「貴女達は、何故このような危険な草原に?」

 

と、もう一人の女性が私達にそう聞いてきました。

 

「教祖様に頼まれたんだよ。大したことないモンスターだから、倒してきてーって」

「チカに…チカの様子はどうだった? おかしなところはなかったかしら?」

 

教祖さんの名前が出た途端、険しい表情になる赤髪の女性。

知り合いなのかな…

 

「おかしい所だらけだったですの。挙動不審で言ってることも変だったですの」

「そう…一体どうしてしまったというのかしら、チカは…」

「さぁてねぇ。私はあの人とあんまり面識無いし、アンタが知らないんじゃ私も知らないわよ」

 

どうやらこの二人も最近の教祖さんを不審に思ってるみたい。

私は会った事すらないからなぁ…確かにちょっと変だった気がするけど、よくわかりません。

 

「ねぇ、よかったらこの国の事少し教えてもらえないかしら。私達、来たばっかりでイマイチ状況が掴めないのよね」

「…そうね、構わないわ」

 

アイエフさんが赤髪の女性にそう頼むと、あっさりOKしてもらえた。

まずは情報を集めないと、ですからね。

 

「そういえば、自己紹介もまだだったわね。私はケイブ。このリーンボックスの者よ」

「私は夢見ツキ。ま、ケイブとやってることとかは同じよ」

 

二人が自己紹介をしてくれる。

ケイブさんとツキさん、かぁ。

 

「あ、私はネプギアです。よろしくお願いします」

「ネプギア…? では貴女がプラネテューヌの女神候補生?」

「は、はい。そうですけど…」

 

いきなり女神候補生と言われて、思わずドキッとしてしまう。

最近は女神候補生って言ったらよく戦うことになっちゃってたからね…

 

「…! 女神…」

「…ツキ。貴女のその感情は貴女の過去を知る私には分かるわ。けれど今は抑えなさい」

「ッ…、分かってるわよ…」

 

あ、あれ…? 今なんか、ツキさんが私の事を睨みつけてきたような…

 

「あら、意外と情報通ね」

「…貴女達が知りたいのは私達の事ではなく、この国の事でしょう? 無駄に時間を浪費する気は無いわ」

「…まぁ、そうね」

 

ちょっと感じの悪い言い方をされて、アイエフさんは苦笑いをしている。

それから私達はケイブさんとツキさんに最近のリーンボックスの事、そして教祖のチカさんによって犯罪神崇拝規制が解除されたという事を教えてもらい、彼女達と別れました。

やっぱり教祖さんが怪しい。皆でそんな話をしながら、私達は一度リーンボックスに戻ることにしました。

 

…そういえばフウちゃん達、後から来るって言ってたけど、もう来てるのかな?。

~Neppedia~

―character―

 

○夢見ツキ

「…アンタ達と馴れ合う気は無い。ただ、今は利害が一致してる、というだけよ」

 

・イメージCV:井口裕香

・容姿

髪:金髪で左右に跳ねた感じの髪型。

瞳:パープル

身長:156cm

体重:血塗れになっていて読めない。

・服装:青チェック柄のトレーナーと黒いスカート。

・武器:改造チェーンソー[機械剣・雷鳴]

・適正属性:雷、闇

・カテゴリ:人間

 

リーンボックスの治安維持組織「リーンボックス特命課」に所属する少女。ケイブとはペアで行動することが多い。

少しいい加減な性格であまり周囲を気にしない事が多いが、仕事はきちんとこなす為周りからの評判はそこそこ。

チェーンソーの様な剣を使用する他、バイクを乗りこなしたり身軽だったりと結構色々できるらしい。

過去に何かあったようで、女神を少し嫌っているようだ。

ちなみに彼女をヘリに乗せるとよく墜落するらしい。


 
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