No.447027

ハイスクールD×D×D 第0章 入学準備のプロローグ 第2話 家族、おかしいです

グランドさん

投稿です
やっぱり少し短い

2012-07-06 01:41:02 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:11347   閲覧ユーザー数:10941

第2話 家族、おかしいです

 

Side龍道 総司

 

此処は何処だ?

俺は確かに転生したはずなんだが急に気を失ったと思ったら真っ暗な場所だと?

まさか、転生即死亡か?いや、それは無いか

前にMETEOで死んだときはこんな所じゃなくて行き成り神様の前に出てたからな

だとしたら………まさか!?

 

「お母さん!頑張ってください!!」

 

やはりそうなのか

今、俺は子宮の中にいるのですね、分かりました

と言うかそれって…

 

「出てきましたよ!頑張ってください!!」

 

「オギャアアアアアアアアア!!(痛ぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!!)」

 

やっぱりこうなるのかよ!!

痛い!!痛いっ!!痛あああああああああああああああああああい!!!!!

この痛みには耐えられるか!!

 

「オギャア、オギャアアア!!(スペルカード!―――――必然『キングクリムゾン』―――――!!)」

 

過程を飛ばす

 

それから5年が経った

 

「母さん!お母さん!!」

 

「何?ああ分かったわ

そこはこういう意味よ」

 

俺は今、幻想郷の歴史についての本を読んでいる

読めないところがあったからお母さんに聞いたところだ

うん?なんでハイスクールD×Dの世界で幻想郷だって?

それはな、俺の母さんの名前がな龍道 紫(ゆかり)だからだよ!

 

「そうそう、もうちょっと大きくなったら修行を行うわよ

私の子どもなんだから弱いなんて許さないわ」

 

「分かったよ、母さん」

 

恐ろしいことを平気で言いやがるよ、この人!いや妖怪!!

そうなんだよ、龍道 紫の旧姓は八雲 紫

あの妖怪の賢者なんだよ!境界を操る程度の能力の本当の持ち主の!

しかも俺に遺伝したって設定になってるしよ

いくら俺が境界を操る程度の能力を欲したからってさ

しかも俺の前では一度も胡散臭い雰囲気を出したことねえし

ついでに言うと俺の事については知ってるんだよね、転生とか

まあ、それでも受け入れてくれたんだけどね

でも、八雲紫って一人一種族の妖怪のはずなのにどうしてって最初は思ったんだ

一人一種族の妖怪だから子孫を残せないはずだからどうしたのかと思ったら

何でも父さんがこう言ったらしいんだ

 

「え?子供作れないのか?

だったら子供が作れるのと作れない境界を弄ればいいだろ」

 

「その手があったか」っとそれで思ったらしい

え?気付いてなかったの?

その話を聞いたときに最初に思ったのがそれだよ

稗田(ひえだの) 阿求(あきゅう)曰く対策も防御法も一切存在しない、神に匹敵する力

境界を操る程度の能力

この能力をそういう風に使うのは思い浮かばなかったらしい

 

「紫様、修行の前に式を探した方がいいのではないですか?

どうせなら一緒に修行をさせた方が」

 

「それもそうね

でも、式になってくれる妖獣を探さないといけないわ

総司、外に出る時には探してみなさい」

 

「分かった、探してみるよ」

 

目星はついてるんだけどね

この世界はハイスクールD×Dの世界なんだ

今度、京都にでも連れて行ってもらえば探せば一人や二人くらい見つかるだろ

 

 

 

 

俺はこの時はそんなことを思っていたが俺の式になる妖獣が見つかるのはすぐの事だった

 

 

 

 

何か俺の未来が決まったような気がする

まあ、それはともかく今母さんの事を「紫様」と言ったのは龍道 藍(らん)

九尾の妖狐であり母さんの式、旧姓は八雲 藍だ

母さんが結婚して龍道の性を名乗るようになってから龍道を名乗ってる

能力は主に式神を操る程度の能力

尻尾がモフモフして気持ちいいのが特徴です

それとなんでも京都にライバルの九尾がいるとかいないとか

そのライバルに最近娘が生まれたとか生まれて無いとか

 

どう考えても京都の妖怪の総元締め、九尾の御大将の八坂姫ですよね?

原作第9巻『修学旅行はパンデモニウム』に出てくる八坂姫ですよね?

主人公の兵藤(ひょうどう) 一誠(いっせい)がフラグを立てる九重の母親の八坂姫ですよね?

つまりはその最近生まれた娘って言うのは九重だよな

会ってみたい気もするな

 

「あ、藍しゃま!」

 

「ちぇええええええええええん!」

 

「あ、橙(ちぇん)!一緒に読まないか?」

 

「総司にいしゃま、一緒に読みます!」

 

「橙………」

 

なんか藍姉さんが落ち込んでる、まあ俺のせいだろうけど

橙に甘すぎるからなあ

そうそう俺は藍の事は藍姉さんって呼んでる

それで橙って言うのは分かってると思うが藍姉さんの式神の橙だ

今は龍道 橙って名乗ってる

能力は主に妖術を扱う程度の能力

式が剥がれているときは人を驚かす程度の能力だけど

橙は俺より年上のはずなのに俺の事を「総司にいしゃま」と言う

まあ、嬉しいから良いんだけどね

何よりも橙の可愛さは核兵器並みだ、藍姉さんの気持ちも分かる

 

「我、遊びに来た」

 

「遊びに来た…じゃ無くてただいまよ、紫苑」

 

「分かった。母上、姉上、総司、橙、ただいま」

 

「「「「お帰り紫苑!」」」」

 

「総司、橙、我も一緒に読む」

 

「分かったよ、一緒に読もうか」

 

「分かりました、紫苑ねえしゃま」

 

今帰ってきたのは龍道 紫苑

既に気づいている人もいるかもしれないが『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』オーフィスが元の名前だ

いつもは次元の狭間にいるんだけどたまにこうやって帰ってくる

今は我が龍道家の家族の一員で3番目に強い実力者

1番は父さんで2番目は母さんだ

母さんの場合は生と死の境界を操れば速攻で倒せるから

父さんは能力が反則臭いから

3番目が紫苑になるわけだ

紫苑の能力は無限を司る程度の能力

まあ無限を司る龍神だから当たり前なんだろうがチート臭い

でも、父さんの能力は相手が無限だろうと夢幻だろうと関係なく通用するからな

 

所でオーフィスが此処にいる理由なんだが俺の中にいる奴が関係している

 

(ああそうだよ!俺が負けたからオーフィスが此処にいんだよ!!)

 

(あなた、少し落ち着きなさい!)

 

先に言葉を俺の中で喋ったのはD×D(ドラゴン オブ ドラゴン)や『真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)』と呼ばれているグレートレッド

後の方で言葉をしゃべったのはD×D×W(ドラゴン オブ ドラゴン ホワイト)や『真なる白龍神皇(アポカリュシング・ドラゴン)』と呼ばれていたらしいグレートホワイト

グレートレッドはご存じ黙示録の龍

そしてグレートホワイトはどうやら黙示録に書かれていなかった伝説の白き竜らしい

見た目はグレートレッドをそのまま白くした感じ

 

(大体そんな感じですね、私たちは)

 

(そうだな、ホワイトは聖書の神が密かに封印したからな

そのせいで大分力が落ちていたため二天龍如きと戦って死んだのだが)

 

お前は父さんにぼろ負けしたがな(笑)

 

(喧しいわ!あの男の能力は俺の弱点だったんだからな!

幻想を破壊する程度の能力ってふざけるな!!

あんなのに妖怪も悪魔も堕天使も天使も神もドラゴンも勝てる訳ねえだろ!!

一般的に幻想とみなされているものを自分の意志で破壊できるとかな!)

 

そりゃそうだな

某カミジョーさんの幻想殺し(イマジンブレイカー)より性質が悪いもんな

しかも元々の体のスペックがおかしいもんな

某薬味漫画の筋肉ダルマみたいに

 

「あのイケメン、銃弾当たらないんだけどマジで」

 

の二つ名を持っているもんなあ

 

(ああ、俺と戦ったときなんて光速と言ってもおかしくないほどのスピードだった

何を言ってるんだと思うかもしれないが本当の事だ

あの時、俺は催眠術だとか超スピードとかそんなちゃちなもんじゃあ断じてない

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぞ)

 

そうかい

ところで、父さんは道教を極めた仙人らしいぞ

実年齢は俺も知らないんだよな、鍛えまくったんだろうな

 

(そうね、所でレッド、そろそろ…)

 

(ああ、それじゃあな)

 

ああ、じゃあな

っち!どうして俺の周りはリア充ばかりなんだ

何時も俺の中でいちゃつきやがってあの2匹

父さんは幻想郷の妖怪のほとんどにもててやがるし

まあいい!俺には橙と紫苑がいる

2人が俺の心を癒してくれるからな、俺は生きていける!

 

「帰ったぞ」

 

「「「「お帰り!」」」」

 

「おう!お、紫苑がいるな」

 

「お帰り、父上」

 

「おう、ただいま紫苑」

 

「相変わらずカッコいいわね、天司」

 

「当たり前だ

俺は龍の道を往き天を司る男、龍道天司だ」

 

父さんと母さんがいちゃつき始めたよ

俺の父さん、龍道 天司(てんじ)

見た目はリリカルなのはのクライド・ハラウオン似だ

俺が知る限りこの世界最強だろう

父さんの幻想を破壊する程度の能力の前には総てが無意味だ

魔法も魔力も光力も妖力も霊力も神力も総てが無意味

もし幻想に関わる攻撃で父さんを倒そうとしたら能力が自動発動し無効化する

銃などの現代兵器で撃っても仙人だから効かないし気で分かる

俺の目標でもある最強の存在

俺は父さんを超えた時こそ龍道 総司になれると思う

龍の道を往き総てを司る男に

 

Sideout

 


 
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