No.446910

プロローグ4

プロローグ4です!

2012-07-05 23:45:07 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3600   閲覧ユーザー数:3504

「・・・一誠」

 

一誠 「!?」

 

初めて名前を呼ばれ振り向き???に問われた。

 

「あいつ等を殺した奴等・・・悪魔や堕天使が嫌いか?憎いか?お前はこれからどうしたい?」

 

一誠 「・・・・・・」

 

一誠は何も言わず

 

「奴等も幸せになってくれれば好きに生きろと言った。お前はこれからどうする?」

 

再び問う

 

一誠 「―――ねぇ」

 

「何だ?」

 

一誠 「神器(セイクリッド・ギア)って何なの?凄い力が手に入るのは何となく解ったよ。それに、他の人も持っているの?」

 

真紅のドラゴンに神器(セイクリッド・ギア)の事を聞く

 

「あいつ等が言っていた事だが≪聖書の神≫が創ったシステム・・・そして神器(セイクリッド・ギア)を宿すのが人間、もしくは人間の血を引く者達だけだ。実際、人間であるお前も宿している」

 

一誠 「うん。そうだね」

 

「お前はあいつ等の子供だったから幸せに暮らせて良かったが、他のもの達はそうじゃない」

 

一誠 「どうして?」

 

 『【神器】の所持者達は悲惨で悲劇的な人生を送る・・・』

 

一誠 「えっ!何で!?」

 

何故そんな人生を送る事になるのかと驚く

 

「家族や友人、知人、他人が人間ではない力を持った者を見たらどう思う?」

 

一誠 「っ!」

 

「理解したか?気味悪がれ、恐れられ、迫害、暴力、虐められ、中には親に捨てられるか捨てられ死ぬ者達もいる」

 

一誠 「そっ、そんな!?」

 

余にも酷過ぎると

 

一誠 「可哀想だよ!」

 

抗議する

 

「仕方ない事だ。人間達は自分とは違う力や能力を見ると嫉妬や恐怖を感じてしまう、ある意味、悪魔よりは悪く恐ろしい存在だ」

 

一誠 「・・・・・」

 

悪魔より達が悪い恐ろしい存在と言われ沈黙する

 

「さて、説明をしたが、」

 

お前はどうしたいのだ?と一誠に問う真紅のドラゴン

 

一誠 「・・・よ・・・る」

 

「ん?」

 

一誠 「助ける!神器(セイクリッド・ギア)を持っただけで、そんな酷い人生になるなら僕が助ける!」

 

一誠は大声で救済をする事を宣言した。

 

「クックックッ!アーハッハッハ!そうか!それが、お前が選ぶ一つの道か!それもまた良いだろう!だが、お前がその者達を助けるためには並みならぬ努力や苦労をするだろう。それに」

 

一息ついて

 

「お前は色々と力不足だ。そして、奴等からもらい受けた神器(セイクリッドギア)と神滅具(ロンギヌス)の能力を使いこなせない状態のお前は到底、敵わぬ夢だな。

まぁ、その辺りは我が鍛えるから安心しろ。友の最後の頼みを断る訳にはいかないからな。』

 

一誠 「僕からもお願いします!僕を、いや・・・俺を強くしてくれ!お願いします!」

 

真紅のドラゴンに頭を勢いよく下げお願いしする。

 

「一応、聞くがどれくらい強くなりたい?」

 

一誠 「勿論!お父さん達よりも強くそして、お前を超えて最強になる!」

 

大胆かつ豪快に最強に目指すと宣言した。

 

「最強の座を君臨している我を超えるか?クッ八ハッハ!面白い!我を超えるぐらいなら我が課す修業も死なす気でいく、それでもか?」

 

一誠の宣言で真紅のドラゴンは笑い、これから面白くなりそうだと思った。

 

一誠 「あぁ、それにそれぐらいしなきゃお父さん達と約束が守れないからな。あと悪魔や堕天使に酷い目に会う人も助けなきゃ!」

 

「例えそれが、酷い目に会う者が悪魔や堕天使だとしても?」

 

親を殺した者達とは違う者でもかと、聞く

 

一誠 「さっきは言えなかったけど、お父さん達を殺した悪魔と堕天使は憎い嫌いだ。例え、そうじゃなくても・・・これからもそうだろう。憎み続けるだろうね。それに」

 

力が有ればすぐにでも探し出して殺したいぐらいに・・・と、呟くと

 

「っ!?」

 

黒く禍々しいオーラを纏う一誠に真紅のドラゴンは誠達と違う恐怖を感じた。

 

「(何ということだ。親も親なら子も子か我に恐怖を感じさせるなんて・・・)」

 

一誠 「でも困っている人や死にそうになっている達を見捨てるほど俺は落ちぶれてなんか無いよ、例え偽善者と言われても」

 

そう言った瞬間。狂気のオーラが消え哀愁漂うオーラになった。

 

 「―――一誠!」

 

突然一誠の名を叫ぶ

 

一誠 「何?」

 

「強くしてやる!そして強くなれ!強くなっても我は力を貸す!いいな!?」

 

一誠 「えっ?」

 

 「いいな!?返事は!」

 

強調しながら一誠に顔を近づけ言う

 

一誠 「はっはい!」

 

ドラゴンに切迫され慌てて返事をする。

 

「よし!なら今すぐ修業を始めるぞ!永遠の命が有ろうとも時間が惜しいからな!我の背に乗れ!行くぞ!」

 

一誠 「っ!おう!」

 

背に乗り次元の狭間を泳ぎ何処かへ行った一人と一匹

 

おまけ

 

一誠 「そぉーいえばさ」

 

「どうした」

 

一誠 「俺、お前の名前を知らないんだった。何て呼べばいい?」

 

「我の名は【真なる赤龍神帝】グレードレッド。他にも【真龍】または【D×D】と呼ばれ称されておる」

 

一誠 「えっ、そうなんだ?」

 

一誠は凄い名前で少し驚く。

 

「あぁ少し堅苦しい名だが・・・」

 

と、苦笑いする。

 

一誠 『じゃあ俺が新しい名前を付けるよ!』

 

そう言い提案する。

 

「お前が我の新しい名を?」

 

一誠 「嫌か?」

 

「―――嫌じゃない・・・」

 

元々赤いのにもっと顔を赤らめながら照れくさそうに言う。

 

一誠 「やった!じゃあお前の名前は・・・だ!」

 

「我の名は・・・か、気に入った。改めて名乗ろう、我が名は・・・だ!これからは長い付き合いになる。よろしく頼むぞ!一誠!」

 

一誠 「俺も改めて名前を言うよ!兵藤一誠だ!よろしく!」

 

グオオオォォォォ―――――――――――――ン!

 

お互い初めて名を呼び合い絆を築くこれから長い、長い付き合いになるだろう・・・

 

――――――――――――――――――――――

 

冥界

 

とある四人が楽しい日常を過ごしていた。そこに一人の悪魔が来た。

 

「報告!」

 

「何かあったの?」

 

「はい!とある家族の重大な報告をお知らせに参りました!」

 

「話してくれるかな?」

 

重大と言われ報告を聞く事にする

 

「はっ!兵藤誠と一香様が亡くなり、その子供の兵藤一誠様が行方不明になられました!」

 

『!?』

 

驚愕の報告に四人は言葉を失う

 

「以上です!」

 

「解った。あと、もう少し詳しく調べなさい、解り次第直ぐに報告よ!」

 

「それと、行方不明となった子供を探します!直ぐに準備を!」

 

「畏まりました!」

 

「どうして・・・どうして、亡くなられたのですか・・・?」

 

「まだ私達は、恩を返していないのに・・・」

 

「泣くのは後にしましょう、今はあの方達の子供を探す事にしよう」

 

「そうね、きっと、天界にも届いているはず・・・」

 

四人は、行方不明となった一誠を探す為調査の手配をする

 

――――――――――――――――――――――

 

天界

 

「以上です」

 

「解りました。では、引き続き詳しく死因を調べなさい。それとその両親の子供を探します。急ぎ準備してください」

 

「はっ!」

 

バタン!

 

「まさか、亡くなられるとは・・・一体何故?それに子供は・・・どこに?」

 

そして、しばらく行方不明となった一誠を探すのだが見つからず捜査を打ち切りになった。

 


 
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