No.446426

悪魔に転生した彼は老衰を望む

投稿の仕方が独特だなぁ…

一つにまとめた方が見やすいのかな?

作品を一つにまとめる方法知っている方、教えてください。

2012-07-05 14:14:54 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:3676   閲覧ユーザー数:3576

あれから半年経ち、羞恥心との戦いも終わりを迎えようとしていた。なぜかというと、歯が生えてきたからである。やったね!これでこんな恥ずかしいことからも卒業だぜぇ!しかも産まれてからここまで一日も欠かさずに頭の中で思考を繰り返し、2つ以上のことを考えたりして鍛えた並行思考が4つまで増えた。いやぁ、赤ちゃんの脳って凄いね。ちなみに魔力の方も順調も増えていった。最初は何も。出来なかったが、半年の修行、というか精神統一で魔力操作も上手くなり魔力球を作れるまでになった。そこで驚いたことが一つ。

 俺が作った魔力球に当たった家具が“消滅”した。

 いやいや、待ってくれ。この世界で“消滅”と言えば、バアル家が使う強力な魔力のはずだろ!?なんで俺が使えてんだよ!確か父さんは紅色の髪だったよな。たしかにリアスとサーゼクスは滅びの力を使ってたけど、それは母親がバアル家出身だったからだろ。しかも亜麻色の髪だったような。

 は?まてまて、家に家名なんてないし唯の平民だろ?てことは、父さんがバアル家の人間ってことか?これって死亡フラグじゃない?たしかバアル家って力を重んじる家だよな。戦争に行く前にお家騒動で死ぬの?くそぅっ。てか?使い過ぎだよもう。

 ん?いや、待てよ。でも家は平民だから、もうバアルとは関係ないのか。ははは、なんだ吃驚させるんじゃないぜまったく。という訳で俺は今日も元気です。って言ってる場合じゃない!親にばれたら不味い「カイン~パパが来たzって家具が抉れてるだと、もしかして滅びの力を使ったか?」ぞ…

 

 「この子が魔力を暴走させたら危険だ。ならば…」

 

 この時、ひぃっ捨てられるフラグですか!?なんとしてでも回避しなければ…なんて事を思ってしまった俺はバカだったと思う。だって

 

 「ならば今のうちに鍛えておくとするか。」

 

 だって家の父さんはスパルタだもん…

 

 俺を無理やり走らせようとする。これは母親に見つかり、殴られて星になった。結局、ハイハイを1時間することで話が付いた。…俺の知らないところで。

 俺に剣を持たせようとする。俺に素振りさせようとする。これも母さんに見つかり、見えない壁で押しつぶされていた。結局、大きくなってからにするということに決まった。勿論俺の知らないところで。

 普通なら意識ない赤ちゃんに、修行させないと思うんだが…。

 …なんて言ってもなんとなくだが、俺の両親は俺にしっかりと意識があるのが分かっている気がする。だからおしめを変えたり母乳を飲ませたりする時に俺に聞くのだ。

 

 「おっぱい飲ませるけど、お腹すいてる?」

 「おしめ変えるが粗相してるか?」

 

 とかなんだが、別段不思議なところはないと思っただろうが、俺がうなずいたり、返事を返したり、肯定の意を伝えないと決して母乳を飲ませたり、おしめ変えたりをしないのだ。

 だから両親は、少なからず俺に意思があることに気付いていると思う。にしても鍛えようとしないでほしい。

 

 

 

 

 早いもので3年が経った。結局あの後は、両親が話し合った結果魔力を抑える魔道具を使い、様子を見ることに決まった。勿論、並行思考と魔力の修行は欠かさなかった。2歳になった頃から、つたないながらも話せるようになり、ご飯も完全なる固形になった。そして地獄も始まった。両親が俺の魔道具を外したところ、魔道具を付けた時よりも魔力量が増えてるのに気付いた。そこで両親に修行しているのがバレて怒られると思っていたら、

 

「さすが俺の息子だっ。やはりお前は天才だ!赤子の頃から修行していただろ、お前。くく、面白くなってきたな。よしこれから俺が稽古をつけてやろう」

 

 とか赤ちゃんの時に意識があったのを看破されてさらに、稽古をつけて貰うことになった。

 まずは、魔力操作の練習を重点的にやらされた。何故かというと、破滅の力の特徴は対象を消滅させることである。なのでコントロール出来なければ、自分や仲間が危険に晒されることになる。だから、魔力操作を重点的にやるそうだ。しかし、やはり父さんは鬼畜だった。

 

 「とうさんハァハァ、まりょくハァハァきゅうがハァハァ5つできたよ」

 「ああ、じゃあ10個に増やしてみようか」

 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 みたいな毎日だった。魔力が切れるまでやらされて魔力が切れたら

 

 「男たるもの、武を極めるべし」

 

 とのことで、剣術を教わった。最初は剣を持つこともままならなかったが、流石悪魔の体、1週間経つ頃には持てるようになっていた。剣を持てるようになってからは素振りを縦に50、横に50斜めに50、切り上げ50回をやった。勿論初日は全然出来なかったが、日を重ねるごとに出来るようになり今では全部が75回に増えている。流石悪m(ry。ここでもやはり父さんは鬼畜で

 

 「はっ!ふっ、せいっ!」

 「おお、今日もしっかりやっているな。よし、今日は父さんと模擬戦をしようか」

 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 …結果はもちろん惨敗。3歳児相手に本気出す父親に殺意を覚えた(ちなみに模擬戦後に父さんは母さんにボコボコにされていた。ざまぁw)

 さて、話が長くなってしまったが今日も頑張ろうと思う。

 

 …おや?向こうから変な声が聞こえる。耳を澄ましてみるか。

 

 

 「ぐあああああ!ミレイやめてくれぇぇぇぇぇぇ!」

 

 

 「ふふ、まだ終わりませんよ?」

 

  

 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 …うん、聞こえない聞こえない


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
1
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択