No.440942

IS~深緑の狙撃姫~「ジェノバの呪縛・・。」

十河さん

ロックオン(?)との会合。

一夏の家に来た男はとある方に考えてもらったキャラです。

2012-06-23 21:22:32 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1776   閲覧ユーザー数:1680

土曜日

 

織斑家に仮面ライダー部が全員集まり、弾と蘭にタッグマッチの事を話した。

 

「また未確認かよ・・。」

「ロックオンさん、なぜあんなことを・・。」

 

バガミールで撮影した映像を見て弾はイヤそうな顔をし、蘭は信じられない物を見ている顔をした。

そこへチャイムが響く。

一夏が出るとそこにいたのは・・。

 

「織斑一夏様ですね?私はIS国際委員会のものですが・・。」

 

委員会を名乗る男がやってきた。

一夏は明らかにイヤな顔をするが男は笑いながら答える。

 

「私はとある方からあなたを連れて来るようにと言われています。今あなたのISにデータを送りますね。」

 

待機状態のダブルオークアンタにデータ受信を告げる音が鳴る。

 

「では私はこれで。明日、お待ちしてます。」

 

男は帰っていく。

 

「一夏、あとはお前たち次第だ・・。」

 

一夏は家の中に戻ってデータを開示。

そこは委員会がある場所を示していた。

 

「罠かもしれないよ?」

「だが手がかりがない以上行くしかないだろう。」

 

行くのは一夏、弾、ティアナ、シャル、簪、マドカのドライブ搭載機持ち。

残りは学園内で待機。

 

「う~ん・・。」

「どうしました、ラウラさん。」

「あんた少し落ち着きなさいよ。心配しなくてもロックオンを連れて帰ってくるって。」

 

ウロウロと動き回るラウラにセシリアと鈴が声をかける。

 

「いや、その事を心配していない。最近誰かに見られているような気がするのだ。」

「え?いつから?」

「・・ここ数日の間だ。だがどこか懐かしさも感じるからどうしたらいいか・・。」

日曜日

 

一夏たちは示された場所へと向かう。

弾もパワーダイザーで共に行く。

そして示された場所に到着。

 

「ここに・・。」

「行こう。」

 

一夏は重い扉を開けるとそこは広いエントランスだった。

 

「何ですか、あなたたちは!アポがない方の通行は認めませんよ!」

 

押返そうとする女性。

それでも進もうとする一夏たち。

ISを纏おうとしたその時、奥から声が聞こえてきた。

 

「やめなさい。通しなさい。」

「はっ!・・失礼しました。お通りください。」

 

奥に進むとドアがあり、そこを開くとそこにいたのは椅子に座っているロックオン。

胸元が大胆に開いた血のように赤いドレスを着ていて、目は濁った紫をしているロックオンが座っている。

 

「いらっしゃい♪みんな♪」

「ロックオン・・。」

 

笑顔で挨拶するロックオン。

マドカたちはロックオンを複雑な目で見ている。

しかし一夏とシャルは違和感に気づいた。

 

「お前・・ロックオンじゃないだろ。」

「君は誰・・!?ロックオンを返して!僕の大好きなロックオンを!」

 

するとロックオン(?)は顔を伏せて笑い出す。

その笑みは狂っていた。

 

「キャハハ♪バレちゃった♪さすが彼氏と幼馴染み♪」

 

ロックオン(?)がそう言うと同時に特徴的な形をした人形が多く現れ、同時にロックオン(?)はサバーニャではなくかつて紅椿が暴走して変貌したISを纏う。

前が白、後ろが赤だ。

 

「ロックオン・・そのISは・・。」

「あのときと同じ・・ツインドライブ・・。」

「セイゼイコノコタチトオドッテイテネ♪ワタシハカアサントヒトツニナッテカミニナルノ♪コノジンルイヲミチビクIS・・リボーンズガンダムトトモニネ♪」

 

そう言ってロックオン(?)は部屋の奥に行こうとするが思い出したかのように振り向きながら言う。

 

「フフ、イツマデモツカナ?・・レッツ・ダンシング♪」

 

狂気の笑みを浮かべたロックオン(?)が指を鳴らすと人形は赤く発光、猛スピードで突撃してくる。

 

「ウソだろ!?」

「トランザム!?」

 

ISを緊急展開した一夏たちは切り裂いたり、撃ち落としたりして体当たりを防ぐ。

 

「ちくしょう、速すぎる!」

 

弾もパワーダイザーから放たれるミサイルや肉弾戦で戦うが上手く当たらない。

パワーダイザーも損傷が目立ち始めてきた。

落としても落としても無尽蔵に湧いてくる人形。

この状態がしばらく続き、一夏はあることに気づいた。

 

「・・ロックオン。まさか・・。」

 

あるときを契機にトランザムアタックが緩み始める。

 

「みんな、一気に畳み掛けるぞ!」

「うん!」

ロックオン(?)は男に連れられてとある場所へと来ていた。

 

「母さん・・。そっか。」

 

壁がスライドして中には保管されている脳があった。

これこそ篠ノ乃束が作ったISを歪めた元凶であり、IS事情を裏からコントロールしていた黒幕だ。

特殊なコードをロックオンの脳に送り込んで操っていた。

 

「うん、そうなんだ。・・ミーナ・スカーレットを殺したのは母さんが送り込んだアルケー。ミーナ・スカーレットはエクシアを纏って応戦して相討ちになったけど目的は達成したんだ。」

 

どうやらミーナを殺したのは評議会が送り込んだIS・・アルケーらしい。

ミーナはエクシアを纏って応戦するもエクシアは大破、ミーナは死んでしまった。

 

「そっか、それが真相なんだ。」

 

ロックオンはミーナの死の真相を知り手を広げ、目をつぶる。

 

「・・いいよ、母さん。あたし(・・・)と一つになろう。そして世界を私たちの手で・・。」

 

水槽が開き、コードがロックオンに向けて伸びる。

 

「・・なぁんてね♪」

 

ドワゥ!

 

ロックオン(?)はバスターライフルを水槽に向けて発射。

ビームは脳の横を掠める。

 

「ロックオン!」

 

同時に一夏たちも入ってくる。

男は初めて焦りを見せる。

 

「な、何をやっている!?」

「やっと姿を見せてくれたわね・・!母さんの仇!」

「ま、まさか操られていない!?バカな!」

「信じられない?なら、証拠を見せましょうか?」

 

ロックオンは顔だけ部分解除を行うと目は透き通るような青で目の回りの縁はこれまた透き通るような紫をしていた。

 

「な、な・・!」

「やっぱりそういうことか。あのトランザムアタック、しばらくして緩み始めたんだよ。」

「それでロックオンの思惑に気づいたわけ。でもスゴいね。コードの強制力を精神力で捩じ伏せるなんて。」

「まあね、コードを解析して、指令を押さえつけて力だけを引き出す・・。慣れればどうってことないわ・・といってもできたのはついさっきだけどね。」

 

ロックオンは力だけを引き出し、指令に縛られることなく力を使いこなしていた。

操られていたあの日以来、表に出ているロックオン(?)の隙をついてコードを解析。

力だけを発揮して命令を抑え込む精神力を身に付けた。

 

「この脳ミソの名前はジェノバ。こいつがあの音楽に乗せてあたしの脳に指令を送ってきたの。・・煩いからわざと操られて、ここへ導いてもらった。」

「アクエリアスを圧倒したのも力を純粋に引き出したためか。」

「だけど命令拒否は出来なかった。・・まるで呪縛だね。」

「ジェノバの呪縛・・。いいかも。」

 

こんな会話をしているとジェノバはIS3機を出してきた。

同時にロックオンの頭に指令が送られて来るがそれを精神力で捩じ伏せる。

 

「あ~もう、煩いな。あたしは母さんを殺したあんたを許さない!あたしはあんたの呪縛で・・因縁を断つ!」

 

ロックオンは精神を集中、ジェノバの呪縛を発動。

ロックオンの目の縁が紫に変わる。

ロックオンは抵抗していた!

 

そして身に付けたスキル・ジェノバの呪縛。

 

このスキルはリバレーション以上の力を引き出し、かつ精密制度も高める効果。

 

簡単に言えばギアスの呪縛に近いかな。

 

そして次は決戦。

 

感想待ってます!

 


 
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