金魚鉢に極彩色のビー玉を転がそう
もちろん透明な水を入れて
赤と青と黄色と緑の
ビー玉をたくさん転がそう
もしも金魚が仲間にいれて欲しいって言ったって
それはできないんだ
だってここは、この金魚鉢は
僕とあの人のための世界だから
金魚には大きな水槽を買ってあげよう
エアポンプも川の砂利も浮き藻も
それに金魚をもう何匹か買ってあげよう
大きな水槽で寂しくないように
そうしてから僕らは
また金魚鉢の中を覗きこんで
赤や青や黄色や緑の
たくさんのビー玉を数えたりしながら
右手と左手で繋がって
そのままビー玉になってしまえたらいいのに
金魚鉢の中
赤や青や黄色や緑や
そしてあの人と僕の色のビー玉
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恋愛っぽい詩です。