No.42599

知らない街の知らない夜に

いちこさん

昔書いた思春期っぽい詩です。

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2008-11-20 19:05:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:472   閲覧ユーザー数:459

 

知らない街の知らない夜に

ふと見知った背中を見つけた

何か探して寂しい夜に

何を思って其処を往くのか

自分の身代わりみたいにその背に

問いかけそうになって止めた

喉に詰まって涙に変わった

縋れる藁なら見つけて哀しい

一人出せる答えが無くて

夜に惑うのはありふれて可笑しい

知らない街の知らない夜の

そう思ったそんな場所も

何時の間にか同じ空気と

同じ目をして溢れた

力無い訳ではない

未来憂える事も無い

そんな若者のそれでも哀しい

それでも悲しい否定された

そんな街並みは何処も同じに見えて

ありふれて可笑しい

何を望んで其処を行くのか

分からない不安さえ誰も同じに思えて

自分見えずに

そんな中でも捨てられず

生きて行くのに精一杯?

抱えている想い

辛くても閉じ込められたフリしてて叫べない

ヒトを信じる子供じゃない

愛が何かなんて知るわけはない

求めるのは止めてないけれど

 

苦しみが終わる瞬間信じるなら

涙堪えたりしない

 

 
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