第4話 「初戦闘」
海斗SIDE
俺は魔法の練習をしようと思って近くの山に移動していた。そして
目的の場所について練習をしようと思ったら・・・・
「来い!イフリート・ナハト」
俺の目の前にいた奴はそう言って変身した・・・・
(あれは・・・イフリート・ナハト!?何で!?)
俺が考えている間にそいつは誰かと話している
「さて、とりあえずこんなところだな。帰るとしよう」
男が帰ろうとするが
「待て!!お前は・・・・」
俺が話しかけると
「そうも行かなくなった訳だ。」
男がそう言いこちらを振り向き
「!?お前は・・・・」
男は驚いたようだ。だが何故だ?
「・・・・・・・・・お前がエレナ側の転生者か?」
男はイフリート・ナハトのままで俺に聞いてくる
「!?・・・て事はお前がタナトスの転生者か?」
「そうだ、だが安心しろ。此方はまだ準備が整っていない。まだこの物語は破壊しないさ。」
「そういう問題じゃない!そんなことさせる前に俺が今此処で倒してやる!!。
行くぞオラクル」
「はい!、海斗様」
俺はそう言って俺の思った機体に変身する
「行くぞ!BD(ブルーディスティニー)!!」
そう言って念じると俺の体が光り始め光が収まると青い装甲、ジムの頭、右手にマシンガン、左手には小型のシールド、胸部にバルカンとミサイルを積みEXAMを載せた青い死神、ブルーディスティニー1号機の姿になった。
そしてマシンガンを奴に構える
「はぁやれやれ、こっちはまだ動く気はないというのに、この戦闘は想定外だな。
まぁ実戦の方が色々と便利だ、いいだろう」
男は右手に背中の太刀を、左手にクナイを逆手に持ち構える
「さあ・・・・・・・来い!!」
「はぁーーーー!!!」
俺はまず様子見でマシンガンを撃ち、向こうの出方を見る。
「ふん!くだらんな。」
奴はスラスターを使いマシンガンを避け、ジャンプしてこちらに
「そら!」
左手のクナイを投げてきた。しかし
「当たるかぁ!!」
俺はシールドでクナイを弾き、マシンガンと胸部バルカン、有線ミサイルを撃つ
辺りが砂煙が上がり奴の姿が見えなくなる・・・・
「これだけ撃てば少しは効いたはずだ」
煙が晴れていき、そこには
「!?!?・・・何処だ!?」
奴の姿が消えていた・・・・一体何処に・・・すると・・
「甘いな・・・数撃てば当たると思ったのか?・・・」
姿は見えないが奴の声が聞こえる
「くそ!!何処だ!!何でセンサーに反応しないんだ!?」
俺が焦って辺りを見回していると
「遅いな・・・・その程度か?」
何かが飛んでくる音が聞こえ、背中に衝撃が来る、恐らくクナイが当たったのだろう
「ガッ!。!!?後ろか!!」
そう言って後ろを見るが
「ほら!俺はこっちだ!!何処を見ている?」
また背中に衝撃が走る
「ちぃ、何処だ!?」
「ふん、お前はイフリート・ナハトのジャミング機能を知らんのか?
まぁいい少しばかり遊んでもらうとしよう。」
すると俺の前に奴が現れ
「ほら・・・これで見えるだろう。かかって来い!!」
奴は刀を下げて俺を挑発するように言う。
「この、舐めるなぁ!」
俺はマシンガンを消し、ビームサーベルを持って奴に迫る
「馬鹿正直に正面から来るとはな・・・・・・まぁいい、少しは楽しませてくれよ・・・・ 」
奴も太刀を持ち直しこっちに向かってくる
「そこだ!!」
「甘いといっているだろう!」
何度か鍔迫り合いになる。しかし奴は余裕があるように見える
「なるほど・・・少しは面白くなりそうだ」
奴が楽しそうに呟く
お互いが後ろに下がり構えなおしたときに
「おい、EXAMを発動しろ、そのほうが楽しめる」
奴がEXAMを起動するように言って来る。
「EXAMを発動させなければ今のお前じゃ俺には勝てん。
まぁ発動させても勝てるかはわからんがな・・・」
奴は挑発的に俺に言ってくる
「それにEXAMの情報も手に入れておきたいしな。俺もBDは気に入っているんだ、次のために一度見ておきたいしな」
奴は面白そうに言ってくるが、そんなことを言われて黙ってられない
「その前に・・俺がお前は倒してやる。EXAMシステム、起動!!」
そう言うと俺の視界が赤くなりEXAM発動とモニターに現れEXAMが発動した
<EXAMシステム、スタンバイ>
そして俺はサーベルを逆手に持ち直して奴に突撃する。
先ほどよりもスラスターの出力などが上がっているため、接近するスピードが速い
「!!ちぃ」
奴は急な接近に驚き太刀を水平に振るが
「当たるものか!! くらえ!!」
俺はシールドで防ぎながらサーベルを奴の腹下に当たるように振る
。
奴の腹下から右肩にかけてサーベルが当たる。
「くっ」
初めて奴の焦った声が出た
さらに追撃で胸部バルカンをゼロ距離で撃つ。これも当たり奴は後ろに飛び距離をとろうとするが
「逃がすか!!」
俺はシールドを奴の腹に突く
そしてまたサーベルを振る。
完全にこっちのペースになった
「このまま、押し切る!!」
マシンガンをリロードしながら言う。そしてサーベルを振り下ろしたらナハトはクナイでサーベルを防ぐと・・・・
「ここまで変わるとはな、驚きだ。だが・・・・・データは取らせてもらった。
これ以上は無意味だな、そろそろ終わらせるとしようか」
奴は距離をとり刀を構えなおす。
「そう簡単に負けると思うなよ」
俺は再び奴に向かう
「嫌、お前の負けさ・・・・」
奴はまたクナイを投げるが
「当たるかよ!」
俺はクナイを防ぎ奴の上を取る
「もらったぁ!!」
サーベルを振り下ろす。奴に当たる瞬間
<ピーピーピーピー、EXAM稼動限界時間到達。これよりシステムを冷却するためシステムを停止します>
「!!そんな・・・こんな時に・・・」
EXAMのリミッターが発動してしまった。この場合暫く冷却が終わるまでEXAMは使えない
そしてサーベルを太刀で防ぎながら奴が言う
「惜しかったなぁ、リミッターが発動してしまうなんてな。
さて、そろそろ反撃させてもらうとしよう」
そう言い奴は一気に接近してクナイを当ててくる。すると
「!!?視界が!?何も見えないだと」
俺の視界が暗くなり何も見えなくなる
俺は周りにバルカンを闇雲に撃って接近させないようにした
徐々に視界が回復すると
「中々に楽しめたよ。だが、その程度では俺には勝てない。それじゃ・・・さよなら、エレナ側の転生者」
俺の前に奴が太刀を振り下ろすところだった
俺は左肩から右の脇腹、右の脇腹から左の脇腹、そして胸を刺された後奴の蹴りで吹っ飛ぶ。
「がはっ・・・っう・・・・・ま・・まだ」
視界がぼやけてうまく奴を見れない
奴はゆっくりと俺に近づいてきて
「本当ならこの場でで始末した方ががいいんだろうが・・・・少しは楽しめた、今回はこの辺で引いてやる。次に合うときはもう少し楽しませてくれよ。じゃあな」
奴はスラスターを吹かして撤退して行った。
「マスター・・・・」
オラクルが俺を心配している。
「大丈夫だオラクル。急所は外れている。いや、外して貰ったと言うべきか」
「とにかく、一度家に戻りましょう。そして体の治療を」
「あぁ、転移開始」
俺は呟き家に転移する
(次は・・・・負けない・・・・必ず)
海斗SIDE END
一哉SIDE
「主。怪我の治療を」
「何、気にする必要は無い。かすり傷の様な物だ」
テスタメントの提案を拒否する
「・・・承知。しかし主、見逃してよかったのですか?」
「あぁ・・・・・大丈夫だ」
俺は呟く
「主?何か事情があるのですか?」
テスタメントか聞いてくる
「・・・・・あいつは・・・・・・・もしかしたら・・・・・嫌・・・・まさかな」
俺は頭を振り考える事をやめる
「とにかく・・一度家に戻るとしよう。少し疲れたしな。」
「承知。転移」
テスタメントが呟き俺は自分の家に転移する
(もしエレナ側の転生者があいつだとしたら・・・俺は・・・・・)
向こう側の転生者のことを考える
(まぁいい。次に合ったときに話をしてみるとするか)
家に着きベッドに倒れる
「俺は少し寝る。4時間くらいしたら起こしてくれ」
テスタメントにそう言い目を瞑る。
「承知、お休みなさい。主」
俺の意識は徐々に薄れていった。
第3話 END
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更新します。
今回初めての戦闘描写です
駄目駄目ですが。
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