3話 「接触」
一哉SIDE
「私は・・高町なのは」
ベンチで泣いていた子が言って来た。
「それで?何で此処で泣いているんだ。何かあったのか?」
とりあえず泣いていた理由を聞いてみる
「私のお父さんが怪我しちゃって入院してるの、お兄ちゃんは犯人を探してて、お母さんとお姉ちゃんはお店が忙しくてかまってくれないの。でもなのは良い子だから我慢するの。」
なのはが一哉に言う
「だからここ「くだらんな・・・」・・え?」
「くだらんと言ったんだ。かまって欲しいのに我慢する?・・・くだらなすぎて笑えるな。」
そう言ってしまう。
「くだらないって、じゃあどうすればいいいの!!!」
なのはが俺を睨む
「なら、おまえはどうしたいんだ?」
「え?」
「お前はどうしたいんだ?家族ともっと話したいのか?それとも遊んで欲しいのか?」
「わたしは・・・遊んで欲しい。一人は嫌」
なのはがそう言ってくる
「一人は嫌・・・か。
なぁ、遊ぶのは家族じゃないと駄目なのか?」
俺はなのはに聞いてみる
「え?」
驚いた感じでこっちを見てくる
「俺でいいなら話し相手になってやる。嫌ならいいがな・・」
そう言うとなのはが遠慮しがちに
「いいの?」と言ってきたので
「俺でいいならな」
「なのはと遊んでくれる?」
「嫌なら帰るぞ」
「嫌じゃないよ・・ありがとう」
そう言ってなのはが微笑んだ
「で?何するんだ?」
「じゃあ・・・あれ」
なのはが指を指す。指を指した先には
「ブランコ・・・か?」
「うん!」
「・・わかった。なら行くぞ」
俺はブランコに向かって歩き出す
「うん!!行こう!!」
遊ぶのが嬉しいのか笑顔で俺についてくる
そして俺達はブランコに乗り他にもなのはがやりたいと言ったものに付き合ったりした
そして時間は過ぎて
「あっ・・・もうこんな時間だ・・・帰らなきゃ」
となのはが残念そうに言う
「・・そうだな・・・そろそろ俺も帰らないとだな」
「あ・・・あの」
ふと横を見るとなのはがこっちを見ている
「何だ?」
短く返事をと
「えっと・・・・明日も遊んでくれる?」
不安そうな表情で俺を見てくる
「明日・・・・か。・・わかった、明日も遊んでやる」
そう応えると
「ほんと!?ならまた明日ね!!待ってるから」
嬉しそうに言って
「また明日ね一哉君!!」
こっちに手を振りながら帰っていく
「・・・・・また明日・・・・・か」
一人呟く
「まぁ・・まだ命令はされていないから大丈夫だろう。
それより能力確認だな、テンスタメント、ここら辺に人の居ない場所はあるか?」
「そうですね、ここから少し行った場所に山があります。そこなら大丈夫です」
「ならその場所に転移するぞ」
「了解」
そして俺は公園から移動した。
一哉 SIDE END
なのはSIDE
わたしは今日一人の男の子と出会った。
わたしが泣いているところに声をかけてきて一緒に遊んでくれた。
それに明日も遊んでくれるって行ってくれた。
「はぁー早く明日にならないかなぁ」
こんな気持ちになったのは初めてだ、明日も一哉君と遊べる。楽しみだなぁ
「なのはーご飯よー」
お母さんが読んでる
「はーい」
わたしはご飯を食べに下に行きました。
明日も遊んでくれるよね?一哉君
なのはSIDE END
一哉SIDDE
「さて、ここなら安全だな」
俺はあの後能力の確認をするために近くの山に転移した
「それで主、何の確認を?」
「まずはお前の事だな。お前は何か出来るのか?」
「はい、私主と戦うことが出来ます。セットアップと言ってみて下さい」
「・・・・セットアップ」
俺がそう言った瞬間俺の体が光る
「なるほど・・・確かにな」
今の俺の姿は剣と短剣を持ち黒い服の姿だ。
なんかこんなゲームキャラが居たような気がするが気にはしない
「とりあえずお前の性能は分かった。次は変身だな。トールギス!来い」
すると俺の体が再び光り始め光が収まると、トールギスになっていた
左腕に円状のシールド、右肩部分に取り付けられているのはトールギスの代名詞ドーバーガン、
そして忘れてはならない背中のスーパーバーニアだ、作中のゼクスも最初はこの機体を乗り回せなかったからな
「変身は成功だな、少し練習するか」
そう言いスーパーバーニアで空を飛ぶが
「ぐぅ・・くっ・・このっ」
やはりあの殺人的な加速は健在で満足に扱えない
「やはり体が付いてこないか、これは仕方が無いとしても・・・・此処までとはな」
スーパーバーニアを使いこなすにはもう少し練習が必要だな、まぁこれからやっていけばいいだろう
「よし、次だ・・・・・来い!!イフリート・ナハト!」
そして光が俺を包むと
紫がかった黒い侍を連想させる姿、腰と脹脛横部分にクナイ、そして背中に一本の太刀を装備した姿イフリート・ナハトになった
「ふぅ、今回も成功だな、だがこいつのジャミング性能などうなっているんだ?」
こいつの特殊能力は敵のレーダーに感知されない特殊なジャミング機能があるがこの世界ではどんな性能になっているんだ?
「それについてですが、主」
テスタメントが呟く
「その機体の能力ですが元々の能力に視覚にも効果があるようです。あと任意に能力のオン、オフ
が可能です」
そう答えるテスタメント
・・・つまり俺はステルス迷彩とジャミングが着いたと思えばいいのか。
「中々エグイ装備になったもんだな、まぁ確認は出来た。帰ると「お前は!?」・・・・
そうも行かなくなった訳だ。」
そう言い声の方を向く
「お前がエレナ側の転生者か?」
俺はそう言って聞く
「!?・・・て事はお前がタナトスの転生者か?」
「そうだ、だが安心しろ。俺の方はまだ準備が整っていない。まだこの物語は破壊しないさ。」
「そういう問題じゃない!そんなことさせる前に俺が今此処で倒してやる!!。
行くぞオラクル」
「はい!、海斗様」
奴はそう言い
「行くぞ!BD(ブルーディスティニー)!!」
奴の体が光り始め光が収まると青い装甲、ジムの頭、右手にマシンガン、左手には小型のシールド、胸部にバルカンとミサイルを積みEXAMを搭載した青い死神、ブルーディスティニー1号機の姿になった
「はぁやれやれ、こっちはまだ動く気はないというのに、この戦闘は想定外だな。
まぁ実戦の方が色々と便利だ、いいだろう」
俺は背中の太刀を抜き逆手に持つ
「来い!!」
「はぁーーー!!」
転生者同士の戦いが始まった。
第3話 END
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久々?の更新です
毎回短くてすいません。
次はもっと長くかけるようにがんばりますので
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