「やあ、士樹」
「あ、ユーノさん」
「何を読んでるの?」
「古代ベルカを生きていた覇王の伝記を読んでいたんですよ」
―それは、1人の少年が好きな人についてもっと知りたいと思ったことがきっかけだった―
―少年が司書と話しながら本のページをめくっていくと、
“助けて”
突然謎の声が助けを求めた―
―その数秒後、少年は本に吸い込まれて気を失った―
「ここはいったい…?」
「どうやら気が付いたようだな」
―本に吸い込まれてたどりついた先は古代ベルカの覇王領―
「クラウス・G・S・イングヴァルトだ、よろしく頼む」
「前杉士樹です。助けてくれてありがとうございます」
―そこで出会ったのは、少年にとって何ものにも代え難い人物の先祖だった―
「聖王と覇王、冥王が仲良く学園生活を送っている!?」
「信じられませんか?」
「今の状況からは信じがたいが、この写真を見れば信じざるを得ないだろう」
―少年が現代のこと、覇王や聖王の末裔について話したことをきっかけにして2人は次第に打ち解けていった―
―だが、その平和も長くは続かなかった―
「町の人達が怪物に襲われている?」
「ああ、魔力反応が無い上に並の兵じゃ歯が立たん」
―そして現れたのは、かつて世界の破壊者達によって倒されたはずの悪の秘密結社―
「何故だ!?何故お前が生きている!?アポロガイスト!!」
「言ったはずだ、宇宙で最も迷惑な奴として蘇るとな!」
―少年は鎧をまとい懸命に戦うが、強化変身したその怪人に歯が立たなかった―
―それでも少年は諦めようとしなかった―
「もういい!!君がそこまでして戦う必要はない!!」
「あなたの死は、僕の恋人の消滅を意味します!それを受け入れられる事が出来ないから戦うんです!!!」
―必死の思いで戦う少年の危機を知り、終焉者が助けに来た―
「大樹さん…」
「君がこんな無茶をするなんて珍しいね。ま、彼女の存在がかかってるんじゃ無理ないけど」
―少年は終焉者から手渡された1枚のカードを手に再び立ち上がる―
「見せてあげるよ、アクエリアスの……終焉を継ぐ者の真の力を!!」
≪FINAL KAMEN RIDE:AQUARIUS≫
―少年が手にしたのは、あらゆる障害を撃ち滅ぼすための銃と未来を予知する第六感―
―今ここに未来をかけた壮絶な戦いが始まる―
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[そらのおとしもの~天使と仮面騎士の物語~]
設定集 http://www.tinami.com/view/401137
プロローグ http://www.tinami.com/view/401710
第1話『破壊の後継者/Iとの再会』 http://www.tinami.com/view/402298
第2話『驚愕の転校生/忍び寄るFの影』 http://www.tinami.com/view/402305
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