~放課後~
俺達は新入部員達が見学に来るのを待っていた
で、今何をしてどんな状態かって・・・?
「あのさ、何で俺たちまでこんな格好・・・?」
「あたし達だけじゃあずるいだろ~!?」
「知るかそんな事!澪だって着てねーじゃねぇか!」
「あっ澪ーーー!!ちゃんと着ろー!」
「そうよ!澪ちゃんいい加減諦めなさーい!」
「嫌だーーーーー!!!」
「うるせぇよ」
ワイワイガヤガヤ
ガチャ!
「あのすいません~」
憂ちゃんだ!
「いらっしゃいませ~!」
「お、お姉ちゃん!?」
「あっ!憂ちゃん!」
「もしかして軽音部に?」
「律さんに紬さんまで!」
「や、やあ憂ちゃん・・・」
「うぃーす、憂ちゃん」
「それに泰広さんに正樹さんまで!」
すると・・・・・
「助けてーーーーーー!!」
あっ、澪が先生に捕まえられて連れて行かれた
「あの2人はもう放っておいてくれ」
「はい・・・(汗)」
「あれ・・・・・君|(お前)は・・・」
「「「(もしかして・・・・・)」」」
「「純!!!」」
「泰兄に正兄!!」
「よう純!!3年ぶりだな!」
憂ちゃんの隣にいた女子は俺と正樹の1つ年下の幼馴染『鈴木純』だ
とても元気の良い奴で、昔はよく遊んでいた
でも俺と正樹が中学校1年のときに転校してしまったんだよな
しかし憂ちゃんと純が同級だなんて・・・!
「中学校1年以来から会ってなかったね!!」
「2人とも久し振り~!何でこの学校に!?」
「2人とも知り合い?」
ムギが俺に尋ねてくると・・・・・
「まあ純あの子とは幼馴染でよく遊んでいたからね」
「泰兄も正兄もよくここに来たね」
「まあな共学化してここの高校が1番近いからここに決めただけ」
「そっか~2人ともまた宜しくね!」
「ああ」
「おうよ、まあ純も憂ちゃんもそこに座ってろ」
「ありがとう、ところでその服は・・・?」
「「・・・服ならうちのバカ先生|(バカ顧問)に聞いて|(くれ)」」
「あ!待って今お茶持ってくるから!」
「唯の奴、大丈夫かよ?」
「さあ、どうなることやら・・・」
「これ持って行けばいいんだよね!?」
「ええ、あついから気をつけてね」
「あっち!」
「お、お姉ちゃん!」
「憂ちゃん大丈夫だって」
ガタガタガタ!!
「ダメだこりゃ・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「お姉ちゃんは座ってて」
「ゴメンね~うい~」
「唯・・・頼むから少しは後輩の前ではビシッ!っとしてくれ・・・」
「えっと、紹介するね、この人が律さん!」
「どうも~!部長の田井中律です!」
「(こいつ新入部員の時だけ・・・・・)」
ガチャ!
「あれ?和?どうしたんだい?」
「ちょっと律!」
「カッコいい人だね~!」
「こんな奴サイテーだぞ」
「いい奴だけどねちょっと・・・」
「使用申請書また出してないでしょ!?」
「あっ、そうだった!!」
「全く何度言えば分かるの!!」
「ゴメンなさいゴメンなさい・・・!!」
「なっ、こいつ・・・・・」
「少し抜けているというか不真面目と言うか・・・」
「そう?正兄だって人の事言えないよ、昔どおり女性に対する思いやりが無いね」
「・・・・・・・・・・・・・」
「この人が琴吹紬さん!」
「初めまして~。騒がしくてゴメンね」
「大体何なのよその格好は!」
「あたしに言うなー!!」
「りっちゃんたら・・・・・///」
「「「・・・・・・・・・・?」」」
「・・・・・・・・・・」
「そして最後が・・・・・」
「ドアに隠れているあいつだ」
「秋山澪さん。とっても恥ずかしがり屋さんなの」
「澪、入ってきたら?」
「イヤ、わ、笑うもん」
「そんなことはないよ」
「笑いませんよ。とっても似合ってますし」
「ほ、ホント・・・?」
「「かわいい~~~~!!」」
ジーーーーーーーーーーー
「おい、あんた何をしている・・・」
「あのこの人は・・・?」
「さわ子先生、軽音部の顧問」
「あなた達・・・・・!」
「「は、はい・・・!」」
「着てみな~い?」
そういってメイド服を突き出す先生
あんた何やってんだ・・・!
「「結構です」」
「こんな奴耳を貸さなくて良いぜ、純」
「ねえそろそろ演奏披露しようよ」
「そうだな~、よーし、準備だーーーー!」
俺達は準備を始めて・・・・・
俺がストラップを肩にかけると
「泰兄かっこい~!」
「ありがとね純」
「やっく~ん、澪ちゃ~ん、ストラップが肩に・・・・・」
「私も・・・・・」
「裾が邪魔・・・・・」
「袖が~・・・・って大丈夫か」
「ムギ、何で無理して事を作るの・・・?」
「だーーっ!やりづらい!!」
「誰だ!メイド服がいいって言ったのは!?」
ギャーギャーギャー!
「悪いね純、憂ちゃん」
「こいつら全く・・・まあ元凶はあいつだからな」
「いいよ別に」
「お前らそれが嫌なら着替えろ、俺達は外に出ておく」
「はいはい、覗くなよ~?」
「大丈夫だよ」
「お前を覗いてもいい事ねぇだろ」
「やかましい!!」
ガチャン!
俺達2人は外を出ると・・・・・
「なあ泰広、純に『入るの止めろ』って言わないか?」
「何で?」
「確かに楽しいとしてもあまり技術も上がらないし、あいつのためにはならないと思う」
「そうだけど・・・・・」
「まあ止めるか入るかはあいつが決めるし俺たちには関係はないか」
「そうだね」
『お~~~~~い!入ってもいいぞ!』
「お呼びの様だな、行こうぜ」
「ああ」
ガチャン!
「(・・・・・おい、何でジャージなんだよ)」
「(制服で良かったんじゃ・・・まあそこは黙っとこうよ)」
♪~~~~~~~~~~~~
俺達は去年の学園祭の曲|(ふわふわ時間)を演奏
もちろん明日は違う曲も加えるつもり
~~~~~~~~~~~~~♪
「すまない純、あまり上手く弾けなくて・・・」
「なんかごめんね~、ちゃんとした演奏が見せられなくてね~!」
「い、いつもは真面目にやってるから・・・」
「そうかな~?」
「そうだろ!!」
「とにとにかく明日ライブで6曲やるからぜひ聞きにきて!」
「ぜひ清き一票を!」
「お前は総理大臣に立候補した議員か・・・」
「は、はあ・・・」
「(やはり純、がっかりしてるな・・・あいつ結構面目だし・・・)」
「じゃ、じゃあそろそろ行こっか~・・・お姉ちゃん、先に帰ってるね」
「ホイホぉ~イ」
ガチャン!
「さて、練習すっか~」
「「え~!!」」
「『え~!!』じゃない!」
「明日ダメだったらどうするの?」
「そうだぞ、澪と泰広の言う通りだ、圭哉兄さんも楓も来るんだぞ」
「「「圭哉兄さんって?」」」
「そっか、澪以外は知らなかったね」
「圭哉兄さんは俺たちの中学校の同級生だよ」
「まああいつはここに入れておきたいな」
「「「何で?」」」
「「あいつは楽器何でも出来るから・・・」」
「「「え-----!!」」」
「さあとにかく練習するぞ!」パンパン
澪が手を叩きながら言う
「ちぇ~、分かったよー」
そう文句を言いながらも俺達は練習をした
さていよいよ明日は本番どこまで行けるかな?
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第26話目どうぞ~