No.394104

ポケットモンスター ブレイカ― 第一部 第三壊

作者さん

イッシュからやってきましたカントーに!そんでもって旅に行くことになったぜ!突然すぎるだって?お前ら俺を誰だと思っていやがる!よっしゃ行くぜぇ!

というわけで、にじファンより転載です。
原作のストーリーには沿ってない完全オリジナルです。
アニメのように重さ的に持てないポケモンを持ってたりしますが

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2012-03-18 22:30:51 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:781   閲覧ユーザー数:769

【マサムネの家:リビング】

 

「どう? おいしい?」

「は、はい! おいしいです!」

 

マサムネ達はヨ―コが作った特性料理を食べていた。

 

「なんかいつもより豪華だな」

「引っ越して初めてなうえにミズホちゃんもいるしね」

「わ、私なんかのために! ありがとうございます……」

 

わんさかわんさかわきあいあいと盛り上がりを見せている。

 

「モグモーグモグモグ」

「ガメガメーメ、ゼニガァ」

「モォォグ」

「ガメ!」

 

ポケモンたちはポケモンたちで何か盛り上がっているようだ。

 

「それで、一週間後に出発するのね?」

「はい。そういう予定でした。でもマサムネさんは準備などは……」

「いやいや、まったく無問題!」

「そ、そうですか。よかったです」

 

(マサムネ……見てると何だか……て言うかもう相思相愛状態なの?)

 

 

ヨ―コは二人の様子を見ながら既に二人は互いに好きなんだと、感じた。

少し昔を思い出していた。

 

(しかしまぁ……ミズホちゃんは10歳なのよね……)

 

「ヨ―コさん? どうかされました?」

「え? いや、別になにもないわよ」

 

そんなこんなで時間は過ぎていく……

 

 

「あらもうこんな時間ね。ミズホちゃんどうするの? 今日は止まって行ったりする?」

「え? あの、ヨ―コさん。家は近いので別に……」

「あらあら。もうすぐ二人で一緒に旅するって言うのに、恥ずかしいのかしら?」

 

その言葉とともにミズホは赤くなり爆発した。

 

「あっ! ミズホちゃんが倒れたぞ!」

「やっぱり若いわね。育つところは育っても」

「なにさ言ってるだこの母親はぁ! ただし大正解です!」

 

さすが親子と言わんばかりのコンビネーションである。

これを見ている人が一人もいないと言うのはもったいない。

 

「で、ミズホちゃんどうするの?」

「どうすると言われても……」

「じゃああなたの部屋で一緒に寝なさい」

「なっーーーーーーーーーー!」

 

マサムネはすごく驚いた。

この母親は何を言い出すのだ。

 

「なによ、まだ10歳と15歳でしょ。なにを考えてるのよ」

「いや、10歳だけどね!? なんですがね!」

「まったく……昔はこんなんじゃなかったわよね」

「人間は成長して変わる生物なのです!」

 

マサムネはその場をくるくると回りながら叫び続ける。

 

「とりあえずあなたの部屋に連れていくわよ。と言うかベットは一つしかないし他に寝るものはないわよ」

「それをわかっていながら連れて行く母上様の考えがわかりません」

「なによ。子供が二人寝るだけよ。間違いでも起こるの?なに?いまどきは15歳でそこまで行くの?」

「いや、ないとは思うけど……まじでやるのですぅか?」

 

ニヤリと笑いながらヨ―コはミズホを抱え。

 

「やるって何をやるのよ」

 

そう言いながらマサムネの部屋に向かった。

 

「う、うっ……うぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお! お袋ぉおぉおぉおぉおぉ!」

 

マサムネの暴走限界はリミットブレイクした。

 

 

【マサムネの家:お風呂】

 

「う~何なんだあの母親は。本当に親か? 人間か? 子供の親か?」

 

風呂場でマサムネは体を洗いながらいろいろ考える。

 

「モグ。モーグ」

「ああ、シモン。俺の理解者はお前だけだよ」

「モグリュ!」

「そろそろ上がろう。まだ脱衣所に人の影はない。あの母親がミズホちゃんをあおる前に」

 

そう言ってマサムネは風呂からあがり脱衣所に出た。

 

「ふぅ。しかし今日寝る時はどうなってしまうのか」

 

《ガラっ》

 

「ヘ?」

「あ!」

 

突然廊下への扉が開きミズホちゃんが現れた。

そしてマサムネは何も着ていない。

 

「うぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!」

「きやぁぁぁぁぁああああ!すいませぇぇぇぇぇぇぇん!」

 

叫び声とともにミズホは走り去り、マサムネは扉を閉めた。

 

(なにこれ! 普通逆でしょう!)

 

マサムネはその場にへたり込む。

 

「モ、モグリュゥ……モ、モグモグ」

「ああ、ははっ! ありがとうなシモン」

「モ、モモグググモグリュ!」

 

熱い信頼関係は深まり、男と女の関係は深まったのかは分からない。

 

 

【マサムネの家:マサムネの部屋】

 

「あれ?お袋。ミズホちゃんは?」

「帰ったわよ……なにがあったの風呂場で」

「お袋が考えてることとは違うと思うよ……」

 

そんなこんなで怒涛の一日は終わる。

 

 

 

次回に続く。


 
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