No.383516 真・恋姫†無双 異伝 「伏龍は再び天高く舞う」 序章ノ一2012-02-26 14:05:58 投稿 / 全5ページ 総閲覧数:24654 閲覧ユーザー数:18903 |
「・・・ご主人様、ご主人様」
ご主人様?俺の事か?メイドさんなんて雇った覚えもないが・・・ああっ、夢だな。
「ご主人様、起きてくだひゃい・・・はわわ、噛んじゃった」
・・・カミカミのメイドか・・・ますます夢だな、こりゃ。
「もう、こうなったら・・・」
ゴソゴソ・・・
ん?何か布団の中でうごめく気配が・・・何だろう?と眼を開けると
「はわわ!ご主人様!!あの、これは、えっと・・・」
一生懸命何か言い訳をしようとしている美少女がおりましたとさ。
「何度呼んでもご主人様が起きてくれないからです!」
「ごめん、ごめん。ちょっと昨夜は寝るのが遅かったもんで
明日からちゃんと起きるから機嫌直してよ~朱里」
「・・・その台詞もう三日ほど連続で聞きました」
「本当にごめんなさい!もう勘弁してください!!」
「・・・わかりました。明日はちゃんと起きてくださいね。
さあ、朝ごはん早く食べてください。もうそろそろ出ないと
遅刻しちゃいますよ。」
「え~、折角の朱里の手料理なんだからちゃんと味わって・・・」
「ち・こ・く!しちゃいますよ!!そもそもご主人様がもうちょっと
早く起きてくれれば・・・」
「いただきます!・・・(モグモグモグ)・・・ご馳走様!
さあ、朱里!今日も元気に登校だ!!」
「はわわ、ご主人様!待ってください~!」
俺の名前は北郷 一刀。聖フランチェスカ学園に通う普通の学生だ。
でもちょっと前まで戦乱の大陸で王やってました♪
・・・妄想じゃねぇぞ!何かよくわからないうちに三国志の世界に
飛ばされて「天の御遣い」とかいう役割を担って戦乱の世を統一して・・・
「ご主人様、ご主人様」
「ん、どうした朱里?」
「『どうした?』じゃないですよ~!私の話聞いてないんでしゅか!?」
「あっ、噛んだじゃなくて・・・ごめんなさい」
「ふ~んだ!話を聞いてくれないご主人様なんて知りません!」
「ちゃんと話聞くから機嫌直して~」
一緒にいる女の子は朱里といって俺の彼女であり、その正体は
あの名軍師、諸葛孔明なのだ。
・・・妄想じゃねぇぞ(2回目)!・・・その三国志の世界は何故か女の子だらけで
皆「真名」という許された者しか呼んではいけない名前があって・・・その辺の
話は長くなるから省略!
そしてこちらへ戻ってきた時に彼女のみ一緒に来て、今は一つ屋根の下に住んでいて
同じ学校に通っているってわけだ。
正直戸籍とかどうなるのだろうとか思ったが何か知らないうちにちゃんとなっていた。
当然「諸葛孔明」などという名前は使えないので、今の名前は「北郷 朱里」(一応遠い
親戚ということになっている)。朱里本人は最初真名を使うことには抵抗感があったが
俺の爺ちゃんから「郷に入っては郷に従え」と諭され今に至る。
また、元々人一倍頭脳明晰なだけあってこちらの言葉・風習・文化を覚えるのにそんなに
時間はかからなかった。サブカルチャー的な所も含めて・・・
学校生活がちゃんと送れるか心配であったが、気立てが良く、料理が上手で、成績もトップ
クラス、そして何より美少女とくれば人気もでるわけで噂ではファンクラブ(当然非公認)
まで存在しているらしい。
そのせいか周りの人間から俺に対しての風当たりが強いこともあるがそこは我慢。何故なら・・・
「ご主人様~早くしないとチャイムが鳴っちゃいますよ~!」
朱里の最高の笑顔を守るためならどんなことでも頑張れる! これからもずっと!
「よしっ!校門まで競争だ!」
「はわわ!待ってください~!」
・・・この時は再びあの戦乱の大陸に行く事になるなんて夢にも思ってもいなかった・・・
続く(といいなぁ)
あとがき的なもの
初めまして!mokiti1976-2010と申します。
ずっと読み専で過ごしてきたのですが一念発起して初投稿です。
正直言って文才はゼロどころかマイナスの域まで達しておりますので
お見苦しい点は多々あることは重々承知しておりますが
温かく見守ってくれると嬉しいです。
そして思いつきで投稿したもののこれからどうするかほとんど考えて
いないので、次の更新はいつになるか自分でも不明です(キッパリ)!
それでは次回、序章ノニでお会いできたらと思います。
追伸 最近「関羽」とか「諸葛亮」とか聞くと愛紗や朱里の顔しか
思い浮かべられない私は完全に病んでいるのでしょうか・・・・・。
Tweet |
|
|
72
|
39
|
追加するフォルダを選択
ヒロインは朱里です。
一応無印の朱里ルートの後という設定ですが、
かなり脚色が入るので、それでも良いという人は
ご覧くださると幸いです。