いつからだろう、僕がこの場所にいるのは、自分が知らないところにあるのに、何故だか温かい感じが今もするんだよ。懐かしい匂いがする。それにとても安心する。
何か大切なことを忘れてしまったのだろうな。思い出せない何かが僕の中にある。自分の名前も忘れてしまった。今まで何をしていたのかも、その全てをわからずにいた。
今いる、この場所は何処なんだろう?ゆっくりと目を開けた。柔らかい優しい光りに包まれている自分がいた。赤色、黄色、紫、あお沢山の円のような光り、そして周りには、それらを照らすように白い光りが見えた。懐かしい誰かの顔がうかんだ。
カタリ「誰だろう、忘れてしまっているはずなのに、どうしても懐かしいそして何故だかとても、愛おしい誰だろう、もしかすると、とても大切な人なのかもしれない。
そうして、彼は、また目を閉じた。ゆっくりと下に向かっていた。何処に行くかもわからないけれど、彼はとても安心して、眠りについていた。
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