No.377552

恋姫無双もう一人の御遣い  5話

アイゼンさん

旅路その2

2012-02-14 01:12:03 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:1072   閲覧ユーザー数:1003

5話「行き着いた先」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零夜side

あの後、賊が襲ったと思われる村にむかった。村に着いた後村人に事情を説明し村長を呼んでもらい賊を引き渡した。当分滞在するつもりだったので家の修復の手伝い等をした。

ちなみに紅葉から逃げた賊達が再び村を襲ってきたが二人で殲滅させた

村長がお礼がしたいといってきたが要らないといったがどうしてもというので旅立つ時に食料を少しだけ提供してほしいと頼んだ。

黄龍を馬主に引き渡そうとしたが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こいつがこんなになついてるなんてみた事ない、ぜひもらってやってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

との事。移動手段で馬は必須ともいえるので貰う事にした。ついでに紅葉にも一頭買ってやった

名前は黒龍と名付けたそうだ・・・・なついてはいなかったが。紅葉お前、馬すべてに嫌われてるんじゃないの?そして馬が紅葉に慣れた所で村を出発した。

数日たって今はタク県より離れた村にいる

「もう少しでタク県かー疲れたよ」

紅葉が背伸びをしながら呟いていた。お前はどちらかというと馬に乗るのに苦労したのが大きいと思うが・・・・

「師匠、何かいった?」

「何も・・・・それより飯でも食べにいくか」

そのままではなんなので馬を繋いで飯を食べに行くことを提案した

「うん。ところで師匠タク県に行ってどうするの?」

「そういえばいってなかったか、まあまた今度話すよ」

とりあえず飯だな飯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

趙雲side

「うまい!まさかこの様なところでこんなにおいしいメンマに出会うとは」

私は注文したメンマを食べ、その味に喜んだいた。うむ、いい味がでている

「星ちゃんもよくそんなに食べれますね~」

「まったくです何がそんなによいのやら」

風と凛がこちらをみて言ってくる、むうメンマの魅力が分からぬと言うのか二人は

「二人ともメンマをばかにするでない。メンマ以上に至高の料理等ありはせぬ、なんならメンマについて語「「遠慮し(ます・しておきます~)」」むぅ・・・・」

「まあいいじゃないか星、人の好みは人それぞれだろ。それに俺は好きだぞメンマ」

隣にいた華佗がひょいとメンマを掴んで食べた。

「おお、やはり華佗は話が分かる。ならば今日はメンマについて語り合おうではないか」

「いやさすがにそれは遠慮しておく」

うーむなぜみなメンマの魅力に気づかぬのだ、まったくこんなにもうまいというのに・・・・

単品でもよし、酒の肴にもよし、このような万能の食材は他にはないというのに

なにげなく店の外をみると若者二人が入ってきた

「へいらっしゃい、なんにします?」

「私ラーメン、ご飯大盛。後餃子もね」

赤髪の女性が料理を注文していた。私は女性よりも男性を気にしていた、いつもなら気にしていないのだが・・・・なぜだ?

「師匠はなにするの」

「ん~、大将メンマ丼ってある?「へいありますぜ」じゃあそれを大盛で」

なんとあの男はメンマ丼を知っているのか!まさかメンマに通じている者が私以外に見つけることができるとはやはり旅はしてみるものだな

「え~師匠何それ、メンマってあれでしょラーメンにのっているやつでしょしかも丼って・・・・おいしいのそれ」

「意外といけるぞ。食べてみたらやみつきになるぞ、どう「遠慮しとく」うまいんだけどなー」

いかんなあちらの女性は。メンマの魅力がなにも分かっておらぬ、あちらの男性なら話が分かりそうだな・・・・後で話を掛けてみるか

「星ちゃんどうかしたんですか~」

む、どうやら箸がとまって男性を見すぎたようだ風達が私をみている

「あちらの客が気になるのですか?・・・・ふむ」

「ん、稟彼等を知っているのか」

「いえ、ただ噂になっている人物と似ている様でして」

「噂?」

「風も聞いたことがありますね~、たしか右目に髑髏の絵がはいった眼帯をつけた男が賊達を討伐していて民を救っているとか」

「それなら俺も聞いたことがある、なんでもその実力は一騎当千だとか、鬼神の如くの強さとか言われているな」

ふむ、ますます興味が湧いてきた。まああくまで似ているだけであって本人ではないかもしれぬが・・・・

「おらおらどきな、邪魔なんだよ」

うるさい輩がはいってきた五人組の男のようだが?

「おらさっさと料理を持ってきやがれ。あいつらみたいになりたいのか」

店員が言われたように動いてる。やつらは賊なのか?と思っていたとき

「うるさいよ、おじさん達」

なんだこの女、ひっこんでろ」

「ひっこむのはそっちだよ。おじさん達店に迷惑かけるんだったら外でしてよ」

「てめえどうやら死にたいようだな、表にでろ。」

「上等だよいくよ師匠「なんで俺まで・・・・」ほらさっさとする」

男達が出て行きその後に先ほどの二人がでていく

私は彼等が心配になり武器をもって店をでようとしていた。

すると店員がこちらにやってきた

「あの人達を助けてあげてください。あの男達は賊なんですが私たちの村の中でも武に長けていた人達を倒したほどなんです。どうかお願いします」

どうやら賊の実力はそこらにいる賊とは違うようだ。もしかしたら彼等では返り討ちにあってしまうかもしれぬ

「あいわかった。この趙子龍にまかせておくがいいい」

「星、俺もいこう怪我人はまかせておけ」

「頼む華佗。では」

華佗と一緒に外へでる、そこではもうすでに戦いが始まっていた・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華佗side

俺は星についていき、外へでた

「く、くそこの女」

見ると、五人のうち二人がやられていたしかもたった一人の女性に

「師匠、何で戦ってくれないのよ」

「お前が買った喧嘩だろうが俺には関係ない・・・・お前一人でやりな」

よほど自分の実力に自信があるのだろうか、戦いの最中に己の師と口論している

(戦っている女性はいい武をもっているな、それに筋肉の付き方や一連の動作にあまり無駄がない)

口論しながらも女性は賊の攻撃を凌ぎ、時には反撃をしていた。

(ということは、隣にいる男はそれ以上の実力ということか・・・・)

男は我関係なしと言わんばかりに欠伸をかいていた・・・・本当に彼女の師か?

「こ、このやろー」

賊の一人が剣を振り上げ、突進してきたが女性は簡単に受け止めそのまま剣を弾き、柄で一撃をあたえて気絶させた

まわりからは「すげーなあの女性」・「いけるんじゃないか」・「やっちまえ嬢ちゃん」と声をあげて応援していた

「さあ残りはあと二人、覚悟「とまれ!」え!」

勝負つくと思ったその時一人が子供も人質にっとていた。なんてやつらだ

「卑怯だよ、子供をはなしなさいよ」

「うるせえ、どんな方法であれ勝てばいいんだよ。おらさっさと武器を地面におきな、おかしな行動したらどうなるかわかっているな」

あのまま言うことを聞けば彼女は殺されるし逆らえば子供が殺されてしまう

「星、何とかならないか」

「だめだこの位置ではまともに近づけぬ」

頼みの星に聞いたがどうやらこの位置では賊に丸見えで対応できないらしい

「・・・・・わかったよ、そのかわり子供は助けてよ」

彼女は観念したのか、己の武器を手から放し地面においた

「よしそのままおとなしく「はなしてよー」黙ってろガキ!」

子供が暴れだしたが賊が子供の頬をひっぱたいた。子供はあまりの痛さに泣きわめいていた。

俺は、今なにもできない自分に腹を立てながら我慢していた、かならず隙ができるはずだ

「よしそのままだ動くなよ・・・・・おいそこのお前こっちにこい」

彼女の師を呼び、彼女の横にならばさせた

「おらてめえも武器をおきな!」

男は武器を・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫌」

おかなかった

「な!?ふざけんな、はやく剣をおきやがれ」

「師匠言うこと聞かないとあの子が殺されちゃうんだよ」

賊と彼女が武器を降ろすよう言うが・・・・・・

「ふざけんな、なんで知らない子供を助けないといけないんだよ、それに武器をおいたら殺されるに決まっているだろうが、だから剣はおかん」

なんてやつだあいつは何も関係ない子供を見殺すきなのか

まわりからも男に非難の声をあげていた

「師匠お願い、私はあの子を見殺しになんかできない・・・・・だから!」

彼女は師に一生懸命に頼み込んでいた。賊は子供に剣をちらつかさせていた

「・・・・・・ちっわかったよ、ほら・・・・よっ!」

諦めたのか、男は武器に手をかけ地面におかずに上へ放り投げた賊達は剣をみていたその一瞬ー!

ヒュバ、ガシ

「な!?」

男は目にもとまらぬ速さで子供を人質にしている男に近づき剣の刃を掴んでいた

男の手から血が出ている

「一瞬だけとはいえ、相手から目をそらすのはいけないな」

「てめえまさかこれを狙ってやがったのか」

「さあて何のことやら・・・・・とりあえず眠ってな!」

言ったと同時に男は賊から子供を引き離しその瞬間、賊の鳩尾に蹴りを打ち込んだ。賊はそのままふきとばされ動かなくなった。

「兄貴、くそ覚えてろ仲間を連れてきてこんな村一気にぶっ壊してやる、俺たちは三十人以上いるんだあとで後悔しても遅いからな」

最後の男は不利とみるや逃げていった

村人達はなにがなんだか分からない状態であった

俺は男と子供に向かって歩いた

「おいお前、大丈夫か?」

「当たり前だ賊ごときに遅れをとるか」

だが手の傷からは血がまだ出ていた。本当に大丈夫か?

「うわーん痛いよー」

子供はさきほど賊がひっぱたかれた部分を押さえていた、みると頬が赤くなり膨らんでいた

「よしここは俺に「ほれどうした」お、おい」

俺が治療しようとすると男が割り込んできた

「これはかなり痛そうだ、ほれ泣き止め俺が直してやるから」

「グス、本当に?」

半信半疑に子供は聞き「まかせな」と言って男は子供の頬に触れる。そこから微量ながら光がもれていた・・・・・あれは氣か?

「ところでお前最近面白いこととかあったか?」

「面白いこと?」

「応、なんでもいいぞ」

男がいきなり子供と話し始めた。子供は最初は戸惑い気味で話していたが楽しくなってきたのか泣くのも忘れて話し出した

「それでね、僕が持っていったらお父さんとても喜んでね♪」

「へえそれはとてもいいことしたな・・・・・さてもういいぞ」

「え・・・・あれ痛くない全然痛くない!」

男が子供から手を離すと先ほどあった赤い痕が完全に消えており、子供はとても喜んでいた

(やはりあれは氣で治していたのか)

まさか俺以外に五斗米道を使える人物がいるとは・・・・

「ありがとう、お兄ちゃん」

「俺に礼をするな、礼をするんだったらあっちの女性に礼をしな。俺はお前を見殺しにしようとしたんだからな」

「でも僕を助けてくれたもん、本当にありがとう」

そう言って子供は女性にもお礼いいに走っていった

「本当のところはどうなんだ」

「目の前で殺されようとしているのを放っておけるわけないだろ、相手の意表をついて冷静に判断させないようにしたんだ。で後は今見たとおり」

だだあそこまでする必要があったんだろうか

「いいんだよ、あっちの方がインパクトがあるからな」

「インパクト?」

「あー分からんか、衝撃って意味なんだ」

不思議な言葉を使うんだな、おっとそうだ

「手をみせろ、まだ血が止まっていないだろ」

男の左手からは先ほどよりかはだいぶでる量はへったが血がとまっていなかった

「いいよ別に自分で治すから」

「そう言うな俺はこれでも医者でな、名は華佗というんだ」

男はびっくりした顔でこちらをみている

「華佗って神医と名高い華佗か?」

「?神医はわからんが・・・・まあとりあえずみせてみろ」

左手を開いてみせた。これならば・・・・

「ではいくぞ!はああああああ、全力全快!必察必癒、五斗米道ーーーーー!」

鍼をとりだし氣を集中させる、そして・・・・

「げ・ん・き・に・れぇぇぇぇぇぇ!」

鍼を手に刺し光り輝く・・・・・

「よしこれでいい」

「おーすげー綺麗に治ってる」

自分の手をまじまじと見、握ったり開いたりしている

「ありがとうな華佗、俺の名は清水零夜っていうんだよろしくな」

「ああ、ところでお前はどこで五斗米道を習得したんだ?」

「五斗米道?これは俺の師匠に教えられた物だが」

なんだと五斗米道以外にも氣を使った治療があったのか!

「まあこれは怪我を治すだけで病気までは治せないだけどなっと」

言い終わると清水は賊が逃げた方向へ歩いていく

「どこへ行くんだまさか賊を追いかける気か」

「そうだ、また賊が仲間を連れてくるそしたらさっきの子怪我所じゃすまないからな。あ、俺一人で十分だから」

「優しいんだなお前」

「なわけないだろ、ただの御人好しだよ」

笑いながら賊を追いかけた、俺は黙って見送り本当は優しい心の持ち主だとおもった。仲間のもとへむかうと先ほどの女性が星と試合をしていた・・・・


 
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