まず、初めに今回出てくるモブキャラの名前の変更をお伝えします。
魏A→ 姓は祇 名は栄 字は蔽祁 真名は甑 読み方はし えい へいぎ そう
呉C→ 姓は楠 名は邦 字は白幻 真名は紫燕 読み方は なん ほう はくげん しえん
魏Aの方は神木ヒカリさんときたさんさんのやつをミックスさせましたww
呉Cは俺の思い付きですwww
引き続き、魏BC 蜀ABC 呉ABの名前を募集します!!
~part6の続き~
隊長が消えて、4年もの年月が経った。
俺はこの4年間、蜀と呉の仲間たちと月に一回程集まって、定時連絡会を行っている。
もちろん、その内容は隊長の消息についてだ。
最初は各国の王に見つからないようにコソコソと行っていたのだが、最初に
我らが王、曹操様に見つかってしまったが『そう、一刀の手掛かりを探すために…ね。
なら、逐一私に連絡しなさい。けれど、あの娘たちには決して聞かれないようにしなさい。
その条件なら、認めるわ。』と言われ、すぐに承認してもらえた。
次に、蜀はどこからかその情報が流れたらしく、仲間が玉座に呼ばれたらしいが『華琳さん
や魏の皆が喜んでくれるなら、むしろそっちに専念してもいいよ!』と笑みを浮かべながら
言ったらしく、その後すぐに編成部隊を組んだらしい。
呉は魏と蜀の動きを王である孫策様が感づかれたらしく、なぜか俺が呼ばれ伝えたら、
『なんでもっと早く言わなかったのよ。冥琳、急いで全軍と民たちに伝えて”我らが
大恩人である天の御使い、北郷一刀の手掛かりを得るためにどんな小さな情報でも
構わない、知っているなら城に来るように。”ってね。』と言い出した。
これもすべて、あの時ことが理由なんだろう。
回想~3年前~
俺は今、華佗殿の手伝いで呉に向かっている。
本当は華佗殿が周瑜様の治療に向かうはずだったのだが、先日の土砂崩れしたときに
多くの負傷者が出てしまい、華佗殿はそっちの方に専念しなければならなくなり、
俺は書簡と薬を預かり、呉に向かうことになった。
そんなこんなを考えていると城に着いた。俺は門番に書簡を見せようとすると、
それは見覚えのある顔だった。
甑「二月ぶりって、ところか?」
紫燕「そんなところか。で、お前がこっちに来るなんてどうしたんだ?」
甑「今日は華佗殿の代わりに来たんだ。」
紫燕「なるほどな、ってことは別に通っても構わないぜ、毎回のことだしな。」
甑「他国の奴を簡単に通すのはどうかしてるぜ。」
紫燕「甑を信頼しているからな。それが終わったら、一緒に飯でもどうだ?」
甑「別に構わないぞ。じゃあ、行ってくる。」
俺は紫燕との話を終え、玉座に向かうことにした。
玉座の扉の前に立つと言い争いのような声が聞こえてきた。
???「だから、雪蓮姉様!」
???「だから、わ・た・しは街に出るの~!」
???「落ち着いてください、蓮華様。」
コンコン
甑「失礼します…きょうh」
???「何者だ!貴様。」
孫策「落ち着きなさい、思春。で、貴方は誰なのかしら?」
甑「はっ、私は、姓は祇、名は栄、字は蔽祁と申します。魏の兵でございます。
今回は華佗殿の代わりに、周瑜様の薬を持ってきました。詳しくは
この書簡をお読みください。」
???「思春、それを持ってきなさい。」
???「はっ。」
孫策「それにしても、貴方それなりに強いわね、本当に一般兵?
思春に刀を首筋に当てられて、臆さないなんてすごいじゃない。
二人とも、それが読み終わったら、彼に礼儀として挨拶なさい。」
???「わかりました、雪蓮姉様。」
???「ご命令とあらば。」
二人は書簡を読み終えると、孫策様を呼び、しばらくすると戻ってきた。
???「先ほどは思春が失礼なことをして、すまなかった。私の名は孫権。
雪蓮姉様の妹の一人だ。」
???「蓮華様が謝る必要などありません、先ほどはすまなかったな。
私の名は甘寧。蓮華様の側近だ。」
孫権「で、これには冥琳と話をさせてくれと書いてあるが、会うなら武器は
全てここに置いていくなら構わない、もちろん思春を付けるがな。」
甘寧「もし、冥琳様を襲おうとするならば、お前の命、黄泉に帰ると思え。」
甑「(えっ!?……華佗殿、それはまだ早いのではないのですか?)分かりました。
では、武器はどこらへんにおけばよろしいでしょうか?」
孫策「それはこちらが誰かに運ばせるから、早く思春について行きなさい。」
甑「はっ。では甘寧様、お願いします。」
甘寧「こっちだ、さっさと付いて来い。」
ガチャ
孫策「ねぇ、蓮華。さっきの話の続きなんだけど祇栄の話ってなんだと思う?」
孫権「それは華佗の伝言ではないのですか?」
孫策「それは違うって、勘が言ってるのよね♪」
甘寧「ここが冥琳様の部屋だ。粗相がないような」
甑「はっ。」
コンコン
周瑜「誰だ?」
甑「華佗殿の代わりに薬を持ってきた者です。」
周瑜「そうか、では入ってくれ。」
甑「はっ。では、失礼します。」
周瑜「貴殿の名を聞かせてもらおうか?」
甑「はっ。姓は祇、名は栄、字は蔽祁と申します。」
周瑜「まさか、北郷警備隊の祇栄ではないか!?」
甑「はっ。その通りでございます。」
周瑜「そうか、華佗から聞いていたが、まさかこんなに早いとはな。
思春、お前はこの部屋の周りに誰も近づけさせるな、お前もな。」
甘寧「な、なぜですか、こやつは魏の一兵卒でもし、冥琳様に何かあったら。」
周瑜「大丈夫だ、こいつには華佗から伝言を聞くだけだ。」
甘寧「はっ、分かりました(何かあれば殺す)。」
ガチャ
周瑜「すまなかったな、で例の話をしたいのだがよろしいか?」
甑「はっ、構いません。」
周瑜「赤壁での戦いの前に華佗が急に来て、治療を受けたのだがなぜ、私以外の者が
私の病を知っているのか、気になって聞いてみたんだ。すると華佗は『さるお方に
教えられた』とだけ、答えた。最初は雪蓮もとい孫策かと思っていたら違うと
あいつは答えた。そして、『全てが終わったら、教える』とだけ言った。
でここ数か月前に『全ては終えてないが、北郷警備隊の祇栄というやつに聞くと
いい。』とだけ、私に言ったんだ。」
甑「なるほど、華佗殿はそんなことを。では、私に答えられる質問ならどうぞ。」
周瑜「まず最初に、誰が私を助けるように伝えたんだ?」
甑「天の御使いと呼ばれ、我らの警備隊長であり、曹操様や将、軍師そして、
我ら民を心から愛し、愛された北郷一刀様です。」
周瑜「!?…やはり、天の御使いである北郷だったか。あの時は敵だったから
選択肢を外していたが、やはりな。それにしても、なぜ私の病を知っていた?」
甑「天の知識…とだけ、伝えておきます。」
周瑜「天の知識…か、それならば確かに納得できる。あの戦いのとき、我らの策は
完璧だった。しかし、いとも簡単に覆さしたのはそれを使ったからか。
それでなぜ、敵であった私を助けた?」
甑「それは華佗殿も隊長に聞いたらしいです。すると隊長は『敵だってさ、家族や
身の回りに大切な人がいるだろ、だからさ』と言ったらしいです。」
周瑜「そう……か…。天の御使いには感謝しても足りないな。
それでは、今度天の御使いに会いたいのだが、そのことを話しておいてくれないか?」
甑「…き……せん。」
周瑜「うん?今何と言ったんだ?」
甑「できません、と言いました。」
周瑜「何故だ、私はただ、天の御使いに礼を言いたいだけのだぞ。」
甑「それはここに隊長が居ないからです。」
周瑜「?それはそうだろ、ここは呉なのだから。」
甑「言い方を変えますね、この大陸には居ません。」
周瑜「なっ!?それはどいうことなんだ!?」
甑「隊長は我々の目の前で天に帰ってしまったのです。」
周瑜「そうか……すまない。思い出させてしまったな。」
甑「構いません、私は隊長が帰ってくると信じていますから。そういえば、
今の魏の様子が思い浮かびますか?」
周瑜「すまないな、こんな状態だから知らん。」
甑「民は笑顔を失い、王や将、軍師様たちは必死になってごまかそうと頑張っています。」
周瑜「・・・・・・・」
甑「しかし、私たち北郷隊は隊長がいつ帰ってきてもいいように、と頑張ったせいか、
だんだんと昔には及びませんが、気合を取り戻しています。」
周瑜「そうか……、で話はそれだけか?」
甑「もう一つありますが、それはまた”全員”居る時にお話しいたします。」
周瑜「そうか、その日が早く来ることを願っておこう。」
甑「では、失礼しました。」
ガチャ
周瑜「北郷…一刀…か。会えることを楽しみにしている。」
ども~ma0です。まさか、更新するのに約一週間もかかるとはorz
そんなこんなで、冥琳の邂逅だったわけですが、一番時間がかかったのは
呉Cの名前ですww あ、あとセリフの前に書いてある名前が真名ではないのは
魏Aもとい甑目線だからです、あしからず
次は祭の邂逅なんですが、それよりも兵の名前を考えないと(←え?www)
なので、できるだけ早く投稿するためにできれば名前を募集します。
ってことで、ノシ
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邂逅編?