No.341690

乙女かしまし!? ぶっちゃけガールズトーク♪~呉国の場合~

月千一夜さん

はい、お久しぶりです
まぁ、題名でわかる人もいるかと思いますが
“閲覧注意”ですwwww
久しぶりに、カオス純度百%な本作

続きを表示

2011-11-30 22:52:39 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:14182   閲覧ユーザー数:10394

「北郷・・・消えてくれないか?」

 

「はい?」

 

 

朝一番

此処は・・・呉の将兵たちが集まる屋敷の中

そんな中、この場を仕切る一人の女性

冥琳の放った一言に、北郷一刀は目を丸くしていた

 

 

「あ、あれ?

やばい、なんか泣きそうだ・・・」

 

「ああ、すまない

少々、言い方が悪かったようだな」

 

 

そんな彼の様子に、冥琳は申し訳なさそうに言った

それから、十人が十人見惚れるほどに美しい笑顔を浮かべこう言ったのだ

 

 

 

 

 

「邪魔だから、消えろ」

 

「あれ?

これ、俺泣いてもいいところだよね?

ていうか、なんかデジャブ・・・」

 

 

そのような言葉を、あんな良い笑顔で言われたら泣くしかない

そもそも、さっきよりも酷くなっている

この言葉に、冥琳は悪戯に成功した時の子供のような無邪気な笑みを浮かべていた

 

 

「冗談だ

実は北郷以外の皆に、大事な話があったのだ

だから、北郷は先に仕事に取り掛かっていてくれ」

 

「それなら、そう言ってくれよ・・・心臓に悪い」

 

「ふふ、今の北郷の顔・・・可愛かったぞ?」

 

「うっ・・・ていうかさ、俺以外の皆と大事な話っていったい何の話なんだ?

ていうか、俺が今日ここに来たのって冥琳に呼ばれたからなんだけど・・・」

 

「すまないな、すっかり忘れていたのだ

これから、呉国の皆で恒例の“女だけの秘密の会話”と洒落込もうというわけだ」

 

「あ~、だから男の俺は帰れと

はいはい、りょーかい

それじゃ、俺は先に仕事はじめてるよ」

 

 

そう言って、彼は玉座を後にする

小さく、“前にもこんなことなかったっけ?”と呟きながら

その姿を見送った後、冥琳は玉座に残った者達の顔を見回すと深く息を吐きだした

 

 

 

「さて、皆に残ってもらったのには理由がある」

 

「理由?

何か今一刀に向かって言ってた“女だけの秘密の会話”ってやつ?」

 

 

冥琳の言葉に、雪蓮は首を傾げ呟く

これに、冥琳は静かに頷いた

 

 

「その前にまずは穏

そこに立てかけてある紙があるだろう?

あれを皆に見えるように広げてくれないか」

 

「あ~、あのこれ見よがしに“広げてくださいという風に置かれている紙”ですね~~~」

 

 

“わかりましたぁ”と、その紙を手にとる穏

彼女はそれから、その紙を持ち皆の中心に立つ

それから、勢いよく紙を広げた

 

瞬間、その紙に書かれている文字に・・・皆が驚愕したのだ

 

 

 

 

 

 

“乙女かしまし!? ぶっちゃけガールズトーク♪”

 

 

 

 

 

 

「はい、そんなわけで!!

ハイ皆、拍手して拍手~~~~~~!!」

 

 

ただ一人・・・普段とは全く変わったテンションな冥琳の声だけが玉座の間に響いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪乙女かしまし!? ぶっちゃけガールズトーク♪~呉国の場合~≫

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー†ーーーー

 

 

「申し訳ありません

少々、“中の人のテンションが出てきてしまったようです”」

 

「え、えぇ・・・別に、気にしてないわ」

 

 

“嘘だ!!!!”と内心で、自身にツッコミながら

蓮華は玉座に座りながら、苦笑いを浮かべ呟いた

そんな彼女の傍で、雪蓮が引きつった笑みを浮かべたまま口をひらく

 

 

「あの、冥琳

この“ガールズトーク”っていうの、いったい何なの?」

 

「ああ・・・これは、“女の子同士で行われる会話”のことだ」

 

「へぇ~、そうなんですかぁ

けど~、いったい何を話すんですかぁ?」

 

 

穏の質問

それに対し、冥琳はフッと表情を緩ませる

 

 

「無論、北郷のことについてだ

あ奴のことならば、会話も弾むだろう?

しかしまだ朝も早いしな・・・なるべく、健全な話題から始めよう」

 

 

この言葉に、皆の反応は様々だった

頬を微かに赤く染める者から、面白そうだと笑みを浮かべる者

しかし皆が一様に、この話題に興味を示していることは確かだった

 

 

「それでは、まずは私から話そう」

 

 

そんな中、満足げに頷きながら冥琳が話始める

皆はその言葉に、耳を一斉に傾けていた

 

 

 

 

 

 

 

 

「実はな、最近まったく北郷と閨を共にしていないのだが・・・皆はどうなのかと思ってな?」

 

「ちょっと待って、冥琳さん」

 

 

ふと、冥琳の言葉に待ったをかけたのは雪蓮だ

 

 

「どうした?」

 

「どうしたも何も、“自分で言ったことを初っ端から破ってるじゃない”

いきなり、健全な話題からずれてるじゃない」

 

「北郷から不健全な所をとったら、いったい何が残るっていうんだ!!!!??」

 

「ご、ごめんなさいっ!!!!」

 

((((((((((逆ギレしたーーーーーーー!!!??))))))))))

 

 

それはもう、理不尽なまでに素晴らしい逆ギレだった

雪蓮は普段とは全く違うテンションの冥琳に驚きつつも、とりあえず大きく頭を下げる

そんな彼女のことなど、知ってか知らずか

冥琳のテンションは、さらに上がっていく

 

 

 

「まぁ、こっちから聞いておいてアレだが・・・もう皆の答えは知っている

明命っ!」

 

「はい!」

 

 

と、そんな彼女の声に呼ばれ、前に出たのは明命だった

彼女はその手に持った竹簡を広げると、何だか気まずそうな表情を浮かべながら声をあげる

 

 

 

 

「まず・・・蓮華様

蓮華様はここ一か月間、まったく一刀様と閨を共にしていません」

 

「ぶっ!?」

 

 

吹いた

あの蓮華が、それはもう、盛大に吹いた

皆が皆、その様子に驚くが、それでも尚・・・明命は気まずそうな表情を浮かべながら、話を続けていく

 

 

「最近ではよほど寂しいのか、夜な夜な真桜さんに作ってもらった“絡繰り一刀君”を抱き締め眠っているようです」

 

「明命ぃぃぃぃいいいいいい!!!!!」

 

 

そして、叫ぶ蓮華

その手は、しっかりと南海覇王を握り締めていた

叩き斬る気、満々である

というか、本人しか知らないはずのこんなプライベートな話を、このような公の場でカミングアウトされたのだ

怒るな、という方が無理な話である

 

 

「明命、そこに直りなさいっ!!」

 

「ひぃぃぃいい!!?

ごめんなさいごめんなさいっ!!!」

 

「蓮華様、落ち着いてください!!

大丈夫です、私なんて“絡繰り一刀君”を縛ったりして遊んでますからっ!!!!

いえ、個人的には縛られる方が好きなのですが!!!」

 

「思春、どいてっ!

ソイツ、殺せないっ!!!!」

 

「ひぃぃぃぃいいいいいい!!!??」

 

 

蓮華様、ご乱心

そんな彼女を、がっしりとホールドするのは思春である

さり気なく、とんでもないことを口走っていた気がするが・・・

 

 

 

「落ち着いてください、蓮華様

このようなこと、まだまだ序の口ですよ?」

 

「これで、序の口っ・・・だと?」

 

 

唖然、愕然

よもやこれが序の口だとは、思いもしなかったのだろう

蓮華は、言葉を失ってしまう

それを“好機”とでも思ったのか、冥琳は明命へと目で合図を送った

 

 

「っ・・・次に、祭様っ!!」

 

「なんじゃとっ!!?」

 

 

と、ここで次のターゲットである祭は、声をあげる

それから素早く弓を構え・・・それを、雪蓮が全力で叩き落とした

 

 

「さ、策どのっ!?」

 

 

驚く祭もよそに、雪蓮は全力で目を逸らした

その視線の先・・・冥琳が、不敵な笑みを浮かべている

 

 

「続けろ、明命」

 

「は、はいっ!!

祭様も同じく、ここ一月はお一人の寂しい夜を過ごしているようですっ!!」

 

「おい、コラっ!!

“寂しい”とか言うなっ!!」

 

「さらに、“絡繰り一刀君”に向って裸エプロンの格好で、“どうじゃ?そそるじゃろう?”などと、閨に呼ばれた時の為のシュミレーションも・・・」

 

「明命ぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

 

「ごごごごごごめんなさぁぁああああいいいい!!!??」

 

「おちおち落ち着いてください、祭様っ!!

わ、私もよくやりますからっ!!

“絡繰り一刀君”に向って、よく胡麻団子を食べさせてもらう振りをしたり、膝枕してもらったりしてますから!!」

 

 

祭さん、爆発

そんな祭を、必死に押さえるのは亞莎である

彼女は泣きそうになりながら、必死に祭を押さえ込んでいたのだ

なにやら、妙なことを口走ってはいたが・・・

 

 

「えぇい、HA☆NA☆SE!!」

 

「祭様っ、本当に落ち着いてくださいぃぃぃいい!!!!」

 

 

さて、そんな苦労も空しく、彼女の怒りは収まることを知らない

しかし、そこは彼女との付き合いの長い冥琳である

一瞬“フッ”と笑みを浮かべたかと思うと、懐から何やら取り出すと

祭の前に近づけ・・・嗤う

 

 

 

「黙らないと、“禁酒令”を発しますよ?」

 

「黙ります」

 

 

ーーー黙った

祭は、一瞬で黙った

それはもう、周りが引くくらい・・・一瞬で

 

 

「黙ります」

 

 

ついでに、雪蓮も黙っていた

 

 

「す、すごいです!

流石は冥琳様っ!」

 

「私たちでは出来ないことを、平然とやってのける!

そこに痺れる、憧れる~~~~!!」

 

 

その光景を見て、明命と亞莎のテンションが、何故か滅茶苦茶上がっていた

そんな彼女たちの言葉に、冥琳は満足そうに微笑む

 

 

「さて・・・明命、続きをっ!!」

 

「はい!!

次は・・・穏様っ!!」

 

「私ですか~~~!?」

 

 

“そんなぁ”と、声をあげるのは陸遜こと穏である

その反面、陰で選ばれなかった何人かが、安堵の息を漏らしていた

 

 

「私、“あの人達”みたいな変なことなんてしてませんよ~」

 

「「おいコラ、てめぇ」」

 

 

蓮華と祭の、鬼のような視線もよそに、穏は“自分は何もしていません”と首をブンブンと横に振る

が、そんな彼女に対し

明命は、申し訳なさそうな、そんな表情を浮かべたまま言葉を紡いでいく

 

 

 

 

「一刀様の部屋で本を片手に逆立ちしながら・・・」

 

「ごめんなさいぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!!!!」

 

 

その、刹那

明命の口をおさえながら、穏はマジ泣きしながら全力で謝ったのだ

彼女の様子を見る限り、きっと何かやらかしてしまったのだろう

しかし、気になる所で止められた為、皆はその眉を顰め唸っていた

 

 

「なんでもしまず、なんでもしまずがらぁ・・・どうか、そのことだけはぁ」

 

「め、冥琳様ぁ」

 

「ふむ・・・」

 

 

困った明命が見つめた先

冥琳は顎に手をあて、しばし考えた後、何かを思いついたのか

ニヤリと、不敵な笑みを浮かべ言った

 

 

「一月の間、本を読むことを禁ずるか・・・それとも、今の話をばらしてしまうか

どちらがいい?」

 

「本を我慢しますぅ~~~!!」

 

 

穏が、迷わず言った

これに、周りはますます戸惑ってしまう

あの穏が、本を我慢する方をとったのだから

まぁ、当然と言えば当然のリアクションであろう

 

 

「穏・・・アンタいったい、何をやらかしたのよ?」

 

「勘弁してください~~~!!」

 

 

雪蓮の言葉に、穏は泣きながら声をあげていた

ますます気になってしまったのだが、そのもはや“殺気レベル”の視線におされ、雪蓮は出かかった言葉をグッと呑み込んだ

 

 

「と、とにかく・・・皆一刀との閨がしばらくないからって、それぞれの方法で自分を慰めてたってわけね」

 

「そうだね、シャオも大体そんな感じかな~」

 

「「あはは」」

 

 

と、そう言って二人・・・雪蓮と小蓮は笑った

あわよくば、このまま終わってほしいと

そんなことを、考えながら

 

だがしかし、“やはり”というか・・・

 

 

 

「さて・・・次は、小蓮様ですね」

 

「う゛っ!?」

 

 

そうは、問屋が下ろしてはくれなかった

憐れ、小蓮

 

 

「ね、ねぇ冥琳

シャオさ、もうこれ以上はいいんじゃないかな~って、思うんだけど

もう十分、色々話したじゃない?」

 

「いえいえ、まだまだですよ

まだ時間帯的に早いですから、なるべく健全な話題からにしようとなり

ならばますは、“北郷に閨で呼ばれなかった者は、いったいどのようなふうに自分を慰めているのか”というテーマでいこうと言ったじゃないですか」

 

「何ソレ、言ってないよ!?

思いっきり、テーマ変わってるよソレ!!?

ていうか、どっちにしろ健全な話題じゃないし!!!」

 

「北郷から下半身をとったら、何が残るというのですかっ!!!!!!???」

 

「ご、ごめんなさいっ!!!?」

 

 

“あれ?なんで私、謝ってるの?”と、シャオは泣きそうになりながら思う

果てしなく理不尽だ

それからすぐ、“ていうかシャオ、そこまで言ってないし”と言いたいのをグッと堪えながら・・・彼女は、ひとまず深呼吸

そして痛む頭をおさえながら、冥琳を見つめ口を開いた

 

 

「け、けどシャオ・・・そんな、変なこととかしてなかったよね?」

 

「どうなのだ、明命」

 

「あれが普通だというのなら・・・小蓮様は、もう孫呉のお姫様とか辞めた方がいいと思います」

 

「シャオ、そんなに酷かった!!?」

 

「はい、ドン引きです♪」

 

「ドンびっ・・・!?」

 

 

驚く小蓮もよそに、爽やかな笑顔のまま頷く明命

容赦がない

対して、冥琳はというと・・・

 

 

「ぶっ・・・」

 

 

吹き出していた

小蓮の顔を見ない様、視線を逸らしながら

 

 

「だいじょう、びぶほっ・・・ゴホゴホ!

大丈夫です、小蓮様

皆、そのようなこと気にしませんよ」

 

「説得力ないんだけど

吹いてたじゃん、めっちゃ吹いてたじゃん

ていうか今、咽てたよね冥琳」

 

「・・・さて、明命

小蓮様の“痴態”を曝してしまえっ!!」

 

「おい、ちょっと待てコラァ!!

“痴態”って言ったな!!?

人の“慰め方”を痴態って言ったな、コラァ!!!」

 

「では、言います!!

小蓮様はお一人の時は、いつも・・・」

 

「お前も、ナニ平然と曝そうとしてんだ、ゴラァァァァアアアアアア!!!!!!」

 

「ぶっはぁぁぁっぁぁあああ!!!!??」

 

 

“ドゴン!!!!”という、凄まじい音を響かせて、明命は其の場に倒れ込んだ

原因は、小蓮の放った“シャイニング・ウィザード”である

周りが戸惑う中、彼女は一瞬にしてその技を明命に向ってブチかましたのだ

それから彼女は、倒れた明命の手から竹簡を取り上げる

 

そして・・・ニヤリと、笑ったのだ

 

 

 

「形勢逆転ね・・・冥琳」

 

 

「お見事です・・・小蓮様」

 

 

 

フッと笑みを浮かべ、頭を垂れる冥琳

彼女はそれから、意味深な笑みを浮かべ言う

 

 

「それで・・・それを、どうするのですか?」

 

「どうするって・・・」

 

 

手に持った竹簡を見つめ、彼女は表情を歪める

この竹簡には、この場に集まった者達の“秘密”が記されている

そのような危険なもの・・・放っておくわけにはいかない

 

 

「燃やすわよ」

 

「ほう・・・それさえあれば、雪蓮に一矢報いることができるというのに」

 

「っ、なんですって!?」

 

「ちょ、冥琳っ!?」

 

 

“ナニ言っちゃってんの!?”と見つめる先

冥琳は、雪蓮を一瞬見つめ、鼻で笑う

 

 

「その中には、勿論雪蓮の“痴態”についても書かれています」

 

「痴態って言うなっ!

せめて、秘密っていえ!!」

 

「なるほど・・・この中には、それほどの“痴態”が・・・」

 

「コラ、シャオ!!

だから痴態って・・・」

 

「あらあら・・・そんな口のきき方をしてもいいのかしら?

お・ね・え・さ・ま?」

 

「なっ・・・!?」

 

 

ーーーまさかの“裏切り”だった

竹簡を片手に、小蓮は楽しげな笑みを浮かべているのだ

 

 

 

 

「しゃ、シャオ・・・?

いったい、どういうつもりなのかしら?」

 

「どういうつもり、ねぇ」

 

 

ニヤニヤと嗤う小蓮に対し、雪蓮は冷や汗をダラダラと流していた

これが意味することは、つまり・・・

 

 

 

「姉さま・・・ナニを、やらかしたのですか?」

 

「べ、別に大したことじゃないわよっ!!?」

 

「へぇ~、これが“大したことじゃない”ねぇ?」

 

「くっ・・・シャオォォォォオオオオオ!!!!!」

 

 

“やらかした”ようである

彼から閨へと呼ばれない間、彼女は何か人に聞かれたら恥ずかしいことをやらかしたようだ

その目から、血の涙を流す幻が見える勢いだ

 

 

「く・ふ・ふ♪

いい気分だわ~~~♪」

 

「ぐぬぬ・・・ぬぅ」

 

 

そんな姉の姿を、小蓮は愉快そうな笑みを浮かべ見つめていた

もはや、当初の“ガールズトーク”が迷子である

無論、そのようなことを気にする人物もいないのだが

 

さておき、状況は最悪である

“悪魔の書”を持った小蓮と冥琳 VS 秘密“痴態”を握られた者達

譲れない戦いが、始まったのだ・・・

 

 

 

「それじゃぁ、まずは・・・土下座からかなぁ?」

 

「シャオ、貴女・・・本気?」

 

「くふふ・・・本気だよ~~~?

日頃の恨み、ここで晴らしてくれるわ~」

 

「ぐ、ぬぬ・・・」

 

 

 

“ほれほれ”と、竹簡を突き付ける小蓮

その行動に、雪蓮は体を大きく震わせる

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

 

「調子に、のんじゃねぇええええぇぇぇえええええええええ!!!!!」

 

「げっぷぅぅぅううううううう!!!!???」

 

 

 

ーーー“爆発”した

風よりも早く、小蓮に飛び掛かり

一瞬で、彼女のボディーに膝を叩き込んだのだ

 

 

「ぐふぅ・・・」

 

 

と、そんな声をあげ倒れ込む小蓮

その様子を見つめ、雪蓮はニヤリと笑みを浮かべた

 

 

「あ、あはは・・・私に逆らおうなんて、百年は早いのよ」

 

 

大声で嗤い、彼女は小蓮の頭を足でツンツンと小突く

雪蓮さん、絶好調である

 

しかし・・・

 

 

 

「さってと、あの竹簡は・・・」

 

「これのことか?」

 

「そうそう、それ・・・の・・・・・・」

 

 

 

状況は、好転しなかった

いや、むしろ・・・“最悪”といってもいい

 

 

「冥・・・り、ん?」

 

「どうした雪蓮?

そんな、“おいおい、マジでやべーよコレ。なんでよりによって、コイツが持ってんの?”みたいな顔は?」

 

「だ、大体合ってるかな・・・」

 

 

そこまで、具体的ではないが

皆が皆、そう思っていたに違いない

 

そんな、何とも言えない空気の中

最初に口を開いたのは・・・もちろん、冥琳である

 

 

 

 

「それでは、“ガールズトーク”の続きといこうか?」

 

「ひっ・・・!?」

 

 

 

 

彼女達の“ガールズトーク”は

 

ーーーまだまだ、始まったばかりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~終われ~

 

 

★あとがき★

 

どうも、お久しぶりです

月千一夜でありんす

いや、うん・・・もうね

久しぶりの、純度百%のカオスな本作

いかがだったでしょうか?

 

いつか投稿した、ガールズトークの呉編ですww

 

それでは、またお会いしましょう♪

 

 


 
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