桔梗視点
勝也「持たせてくださいよ‼桔梗」
ふ、無茶を言うてくれるわ。我が殿は。正直、血を流しすぎたかもしれん。何やら目ま
いもするし。でもまあ、ここが踏ん張りどころじゃな。
張矢「手前も災難だったな、女。あんなやつに仕えたばかりに見捨てられ、そしてここで
みじめに死ぬんだからよ」
厳顔「はあはあ、別にそうでもないのう」
さて殿の期待に応えるとするか
厳顔「さあ、かかってこい、賊ども。我が名は厳顔‼永安の太守であるぞ‼」
張矢「何!?お前が厳顔だと‼サク、このガキを見とけ。この女はおれがやる
改めて、俺の名は張矢‼ いくぜ、厳顔‼」
厳顔「こい、張矢‼ 不肖、厳顔、参る‼」
張矢「おおぉぉぉオオオオオ‼」
厳顔「はああああぁぁぁぁああ‼」
勝也視点
勝也「はあはあ、おかしい。いつもより足にくるのが早いような」
実は魏延がそうそうに酔って吐きに行った酒はかなりアルコールのきついものであった
からである。なので、勝也もまた遅まきながらも酔っていたのである。
勝也「だが、泣き言も言ってられないですね。早く兵を集めないと」
十分後
勝也「はあはあ、よし「ほろ酔い」に着いた。後は・・(ってなぜ兵士が。それも武装をし
てここに居るのです?) ちょっと、そこの君。何があったんです?」
兵士「ん?こ、これは州牧様。お疲れさまd・・・ってどうされたのですか、その怪我!?」
勝也「これは後で言いますから。何があったんです?」
兵士「し、しかし先に治療をされたほうが・・・。」
勝也「時間がないんです。後でちゃんと治療しますから早く説明を」
兵士「わ、わかりました。実はここで乱闘が起きたんです」
勝也「乱闘?(まさか!?)詳細を」
兵士「はい。あれは三十分ほど前のことでした。」
??視点
(今、三人ほどこの店を出て行った。ちょっと前に何やら急いで出て行った子供の連れ
らしき二人と何か卑屈そうな人物の三人だ。大方さっきの子供を迎えにいったんだろう。
にしても、あの片方だけに肩当てをしている女、中々強いな。戦ってみてえな。よし、
因縁吹っ掛けて戦うか!でも、それだとせいぜい喧嘩止まりだろうがま、仕方ねえな。)
そう決めて頼んでいた酒を飲んで程よく身体を温めてから俺がでていこうとすると、
半数近い客が一斉に立ち上がって剣を抜いた。
賊?1「手前ら全員動くんじゃねえぞ。」
賊?2「死にたくなかったら有り金、全部出しな」
??「ちっ、賊かよ。何でこんな時に出てきやがる?しかし、何か妙だな」
普段の俺ならこんな雑魚どもなんてすぐ片付けていただろうが、妙なことに賊たちが
組織だって動いていたのでほんの少しだけ観察することにした。
賊?3「アニキ、少しだけ女どもと遊んでいいすっか?」
賊?1「いや、今回は仕事優先だ。女には手を出すな。」
賊?3「そうっすよね、残念っすけど今回はやめときます。」
??「(仕事?何の話だ。ふむ、聞き出すか。)おい、お前ら。さっき話してた仕事って何
のことだ?」
アニキ「あ?誰だか知らねえが、俺らの言葉ちゃんと聞いていたか?動くなって言っただ
ろうが。それとも死にてえのか?」
??「別にお前ら雑魚が全員でかかってきても勝てるからな。だからお前らの言う事を
無視しただけだ。で、仕事ってなんだ」
アニキ「ははは、何言ってんだ、お前。俺らは三十人も居るんだぜ。この人数相手に手前
一人で何ができるっt・・ぐべらっ‼」
??「いいからさっさと話しやがれ。雑魚が。」
賊2「アニキ‼大丈夫すか!?手前、よくもアニキを‼お前ら、やっちまえ‼」
賊たち「「「「「「オオオッ」」」」」」
??「はあ~~。お前らじゃ、勝てないって言ってるのによ。俺はただ強い奴と戦いたい
だけなのによ。ここじゃあんまり騒ぎ起こすわけにもいかねえから素手でやってや
る。骨折は覚悟しとけ、雑魚共。」
賊7「ぬかせ‼」
賊4「死ねや‼オラあッ‼」
??「無駄だって言ってんだろうが・よ‼オラッ‼うらあっ‼」
賊3「ぎゃあ‼」
賊7「ぐへっ‼」
賊4「がふっ‼」
俺はそう言って手始めに三人ほどぶっ飛ばした。一人は確実に骨、折れたな。
??「言っただろ、「骨折は覚悟しとけ」ってそれでもいいやつはかかってこい‼」
賊ども「「「「「舐めんなやあっ‼」」」」」
五分後
??「もう終わりか?」
賊3「ひ、ひいっ‼化け物‼」
三十人もいた賊がたった五分で全滅していた。
??「もう、きちんとしゃべるよな?よし、親玉たたき起すか」
そう言って、最初にぶっ飛ばした人物の近くに行き、 ドカッ‼バキッ‼
アニキ「がふッ‼痛ってええ、何しやがる‼」
??「よお、目え、覚めたか。んじゃ、お前の言っていた仕事っていうのは何か教えろ。」
アニキ「ああ!?手前、何言ってやが…‼な、何だこれは?」
??「いや、こいつらが襲いかかってくるから、俺がぶっ飛ばした」
アニキ「は・・はは。嘘だろ?三十人も居たんだぜ?そんなの有りえねえ」
??「現に、俺がこうして立ってるじゃねえか。それにお前も殴られたからわかるだろ?
さあ、白状しろ。仕事ってなんだ?」
アニキ「っ‼そ、それは・・・。」
??「言わねえと手足全部を斬りおとす」
アニキ「わ、わかった。言うから何もしないでくれ」
??「最初から素直にそう言っとけよ。で?」
アニキ「お、俺らはここで騒ぎを起こせと頼まれたんだ」
??「誰に?」
アニキ「張矢ってやつにだよ。」
??「目的は?」
アニキ「ただの仕事だ。報酬が良かったからな。」
??「違うな。それだけじゃないはずだ。俺は今まで何度か報酬目的で仕事をやっている
賊どもを潰したことがあるからわかる。お前らは明らかに報酬以外にも目的を
持って騒ぎを起こしている」
アニキ「くっ‼ああ、もうその通りだ。俺らが騒ぎを起こす前に出て行った三人組が
の中に女が居ただろ?あいつは永安の太守、厳顔だ。俺らはかつては永安で中々
の規模を持った盗賊だったんだが、あの厳顔が太守になってからは何度も潰され
かけた。そして先日、遂にあの女に俺たちは潰された。その中に俺を拾って
れた大恩人もいたんだ。だから、俺は何が何でもやつに復讐したかったんだ。
そんなときだ、張矢と出会ったのは。何でも張矢はここら一帯でちょっと前に
反乱を起こした地方豪族の生き残り何だと。だからやつもここの州牧に復讐を
したかったらしくて俺たちに「一緒に復讐をしないか?」って声を掛けてきた。」
??「つまり、利害関係が一致していたからそいつと組んだと?」
アニキ「そうだ。」
??「なるほど、お前らがここで騒ぎを起こした真の目的は兵士たちの引きつけだな?」
アニキ「っ‼ああ、そうだ。」
??「よしじゃあ、あの三人が行った場所に案内しろ。言っとくが、断ったら殺すぞ?」
アニキ「くっ‼わかった(すきを突いて逃げるか)」
??「じゃあ、さっそく行くぞ」
そう言って賊の頭目と謎の男は店から出て行った。
勝也視点
兵士「以上が私が見たこの店で起きた乱闘の一部始終です。」
勝也「そうですか、わかりました。報告御苦労です。」
(今の話だと完全にここの騒ぎを起こした人物と私たちをはめた人物はつながっている。
と、なると少数で制圧ですね。戦力的にはやや不安ですが、時間もありませんし。)
勝也「すぐに、十五人の動ける兵士を集めてください。」
兵士「え?で、ですがここはどうされるんですか?」
勝也「非番の者たちに対処に当たらせなさい。早くしなさい。厳顔が一人で賊と交戦中
なのです。」
兵士「っ‼わ、わかりました。すぐに集めます。」
勝也「桔梗、今助けに行きます。」
もはや、この時には私に取れる選択肢は一つしかありませんでした。もう、
後戻りはできない
あるのは辛い現実だけ
あとがき
どうも、歴々です。本編の話を少し。兵士の回想で出てきた謎の男。この人物は後に
とても重要な役割を果たします。今になってやっと少し小説を書くことに慣れてきたよ
うに思えます。最初と比べると、どうでしょうか?今後の話に期待してもらえれば幸い
です。では、また。
p.s.
今日も新聞、読みましたが今回はあんまり「おっ‼」って思う記事なかった・・・。
まあ、サッカーのw杯3次予選、日本対タジキスタンは楽しみですが明日の話やし。
こうなったら、皆さんにアンケートとっちゃいます。(今後の「恋姫乱世」の展開に
関するアンケートなのでお答えください。)
主人公、生存ルート(狙うは家康の首ただ一つ‼)
主人公、死亡ルート(敵は、本能寺にあり‼)
どちらになっても主人公は結婚して子供もできます。あと、かっこ内のセリフに意味は
今のところありません。 批判や賞賛どちらでもかまいません。皆さんのコメントを
お待ちしております。それでは皆さん
これにて御免
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うーん、最近何か行動するのに消極的の様な気がする。
あ、そういえば最近また「戦国basara 3」をやり始めました。
久しぶりにやったから勘がにぶってた。がんばろ。
それと「あっぱれ 天下御免」も「恋姫」みたいに人気になるのかな?
それでは、本編をどうぞ