花蓮が魏に入り一週間…
大陸に激震が走った
それは…
「……あいツ等…殺ス!!」
「かじゅと~~~」
「やはりか…」
その日魏より手紙が届いた
その手紙の内容を見た3人の反応であった
そう…
火魏同盟解消の内容であった
そしてその手紙には続きがあった
『一ヵ月後首都成都を貰う為に進軍するわ
それが嫌だったら降伏しなさい』
魏への降伏若しくは武力行使を示す物であった
「…北郷どこへ行く」
手紙を読み終えた一刀はすぐ席を立ちあがった
冥淋は嫌な予感がし、それが的中した
「魏ヲ血祭りニしてクる」
「やめろ北郷!!貴様が単独で行っても返り討ちにあうのが関の山だ」
一刀の中にある何かが完全に切れてしまった
正常な一刀ならこの現状でも対話で解決しようとするのだが…
今の一刀は全て力で解決しようと動くのであった
又それが現実として出来るのであった
…あの刀のおかげで
「死なナイよ…蓮華行クゾ」
「うん♪『もえぎの』もあるからね♪」
「北郷!!王であるお前が!!」
冥淋の制止を無視し部屋を出ようとした一刀夫婦であったが…
扉の前にある人物が立っていた
「これはお館様に蓮華様…どちらへ」
「アア…桔梗か」
「あのね♪かじゅとが悪い人をやっちゅけにいくの♪」
桔梗の質問に蓮華がうれしそうに答えたのであった
「そうか…それよりお館様・蓮華様いい酒が入ったのじゃが…一献どうじゃ」
「悪イガ」
「ぶ~!!」
「そう言わんと…ほれ!!」
桔梗は持っていた酒を一刀夫婦に強引に呑ませたのだった
すると…
「!!レンレン~♪」
「かじゅかじゅ~♪お部屋に行く~♪」
「おててちゅないで~」
「うん♪ッチュ」
「にゅ~」
この夫婦…酒にとことん弱かった
そして酔うと蓮華もそうだが一刀も甘えん坊になるのだった…
「こら北郷…いちゃつくのもいいが部屋に戻るんじゃなかったのか」
「うん♪めいめい…ばいば~い♪」
「ああ…ばいばい」
酔った夫婦は当初の予定を忘れ部屋に戻っていった
その姿を見た冥淋はほっとした
「ふ~…助かりました桔梗殿」
「なにいいことよ…それにしてもお館様達、とことん酒が弱いのう」
「本当に…だかそのおかげでどうにか操作も出来る」
「それでああなった原因はなんじゃ」
桔梗もたまたま通りかかっただけでああなってしまった原因は知らなかった
冥淋は原因の手紙を桔梗に見せた
「ほほ~…さすが軍師じゃの~」
「褒めて頂いても何もありませんよ」
「そんなことないじゃろ~」
「は~…わかりました……それで種類は」
「話が早いの…この前のもよかったのじゃが…あえて違うものにしようかのう……日本酒じゃ」
「わかりました…でも」
「わかっておる…軍にはワシが言って準備を進ませる」
「お願いします」
そう言うと桔梗は部屋を出て行った
そして冥淋は一人っきりになりこう思った
これで舞台は整った…
その頃…
「真桜…無理を言うわね」
「気にせんとって!!…それにしても無茶言いますわ~華淋様も」
「わかってるわよ…でも一刀の弟子なら何とかなるでしょ」
「あったりまえやで~…カラクリ師の意地・師匠の為にもやったるで~」
「お願いね…」
「お~…華淋様も無理しなや」
「ええ…」
ある国では異論を唱える武将を説得と進軍の為に王が走り回っていたり
「その情報正しいの」
「私の記憶を疑うの」
「いや…杏の暗記術を疑ってはないんだけど」
「そうよね」
「でも疑うでしょうね…しかし私の知識を全て使って孫呉を勝利に導きますわ」
「紫苑…わかったわ魏が動いたら私たちも火に攻めるわ」
「「御意」」
「あわわ!!本当でしか」
「魏も火は妖の集まりって気づいたのかな~」
「かもな…でもどうするんだよ桃香?呉の事もあるし」
「はにゃ~…どういうことにゃ~?」
「そっか~さくらちゃん達は仕官して間がないから知らないんだったね~雛里ちゃん」
「はい…実は………ってことなんでしゅ」
「なんだ~そんなこと~…敵の情報に騙されてるね」
「あわわ!!」
「「本当なの(か)!!」」
「うん」
「そうだったとは…」
「きゃきゃきゃ~…だったらやることは決まってるね……きゃきゃきゃ♪」
「そうだねツボミちゃん…雛里ちゃん」
「あわわ!!…魏軍の動きに合わせ火国崩壊の為進軍させましゅ」
またある国ではこの前の決着をつける為新たに加えた家臣と共に戦の準備を始めるのであった
つづく
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お久しぶりです
とうとう動き始めます
早く続きが書きたいので長期休暇を下さい♪
……脳内でキャラが動けば書きやすいのに!!
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