No.310198

一刀の晋王転生録 第一章一話

k3さん

やっと第一章を投稿しました。
一話目です。

2011-09-30 19:14:37 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:13575   閲覧ユーザー数:11110

  第一話

   「 司馬昭 」

 

ここは洛陽と言われる都。

 

そして漢帝のいるところ。

 

しかしそれにしては活気や治安もはそれほどではない。

 

賄賂など、漢室内での悪い噂は絶えない。

 

このような状況でも良い方であるというのはここに住む住民達も

 

わかっていた。

 

ほかの町、村は権力者が好き勝手にしているところもあり,

 

そういうところはここ以上に治安が悪いとわかっているのだ。

 

そして洛陽はまだ住みやすいようにしてくれているのは、

 

司馬一族の力であるというのも・・・

 

そんな都を一人歩いているの少年がいる。

 

どうやら警邏をしているらしい。

 

そんな少年に声をかかる、

 

「おや?司馬昭の大将!」

 

そう、少年の正体は司馬昭・・・一刀である。

 

「ああ、おっちゃん!どう、儲かってる?」

 

そういって声をかけた商人に聞いてみた。

 

「へぇ、やっぱりここは他に比べると全然ちがいますぜ。」

 

「そうか・・・」

 

やはり他のところは相当悪いようだ。

 

「あ!、あと稼ぎが良かったのは曹操様のところだな。」

 

「ああ、彼女のところか・・・確かに良さそうだな。」

 

と一刀は同意した。

 

「おや、曹操様と知り合いですかい?」

 

「ああ、ちょっと昔にね・・・」

 

一刀は何かを思い出すと、少し苦い顔をしていた。

 

「何かあったみたいですねぇ・・・」

 

「ああ、あんまり聞かないでほしいなぁ・・・」

 

わかりやした。といって商人は聞くのをやめた。

 

話を変えようと思ったのか、ふいに、

 

「いやー、こうして安心して商売ができるのは司馬昭の大将のおかげですよ。」

 

と一刀を褒める。

 

「いや、俺の力じゃなくて、母上と父上、姉上のおかげだよ。」

 

一刀は自分の力など微々たるものであるという。

 

「そうですかい?、俺はそうは思いませんがね・・・」

 

といって、

 

「大将は暴漢退治もしてくれてるし、俺らの不安や要望をちゃんと聞いてくれて、

 

 さらにそれが小さなことでもできる限りならこたえてくれているじゃねえですかい。」

 

どこかうれしそうに言う。

 

「そのできる限りを考えてくれるのが母上と姉上なんだって。それに暴漢を

 

 抑えることができているのは父上が俺に武を教えてくれてるおかげだし。」

 

「それは・・・・」

 

謙遜が過ぎると言おうとしたそのとき

 

「ど、泥棒だーーー」

 

と悲鳴が聞こえた。

 

「どうやらここまでみたいだね、行ってくるよ。」

 

一刀は悲鳴が聞こえた方向へ向かった。

 

「俺らはあんなふうに俺達のために動いてくれてるってことがわかるから

 

 うれしいんですよ。」

 

一刀には聞こえないだろう・・・しかし彼は言わないと気が済まなかった。

ずいぶん時間が経ったにもかかわらず文章が少なくて申し訳ないです。

 

想像を文章にするって本当にむずかしいです。

 

いやー、小説をやっている方を本当に尊敬できます。

 

次回は姉の司馬師になります。


 
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