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テスト投稿二次創作SS 魔動少女ラジカルかがり SHOOTING

テスト内容:ルビタグのテスト、行間の再テスト

原作世界:魔法少女リリカルなのはアニメシリーズ

原作設定:日本製シューティングゲーム各種

ジャンル:オリジナル設定の披露大会

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「将来の夢、ですか?」

 

 留学初日の放課後のこと。寮までの道のりをヤマトさん他数名の引率で会話をしながら歩いている。

 話題は専ら私への質問で、魔法学校へ来た理由の話から、卒業した後の話になった。

 

「私の一族は文明復興を目標としています。人材不足に人口不足という状況なので、職業選択の自由などはありません」

 

 それは……と言いよどむヤマトさん。

 自分なりの夢を持って魔導師や管理局員などを目指す人からすれば自分の夢を諦めたネガティブな言葉に聞こえるのだろうか。

 だが、違う。私には夢がある。

 

「そして文明の復興は私の望みでもありますね。それに、この前ようやくずっと夢だったお仕事を一族に任せられたんですよ。こんな歳で魔法学校に通うのもその夢の実現のためですよ」

 

 それはなに、と聞いてくる。

 

「たった一機で絶望的な兵力差の敵軍に勝利する、私たちの歴史の象徴……戦闘機(えいゆう)の復元です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう何百年も昔のこと。私たちの祖先は遺伝子改良を繰り返し続けた結果、有機的な身体の機械化と魔力炉という体内エンジンを獲得した。

 

 機械に直接接続できる身体と生きている限り動き続ける動力源という特徴は、服代わりに機械を身に着けるという生活と機械が一体化した科学文明を発展させた。魔力素を集め自然法則を書き換える魔法は失われたかに見えたが、魔力炉と機械の親和性がそれに近しい“再現”を可能にした。こうして機械文明を主導とした魔法科学という多次元世界の中でも希少な技術体系が生まれた。

 

 動力部を排除した機械を身につけるという発想は、様々な機械の小型化に繋がった。情報端末。通信機。乗り物。

 そして兵器もだ。

 

 エンジンは魔力炉に。翼は重力制御チップに。装甲は防壁魔法チップに。

 戦闘機は小型化され、持ち運び可能な戦闘専用の小型魔動機械となった。

 

 シップと呼ばれるこの兵器は概略こそベルカ式魔法におけるアームドデバイスに近しいものだが、魔法補助の道具が機械化したデバイスと系統は完全に異なり、純科学から生まれた航空用戦闘機が魔法科学技術によって長い年月をかけて小型化されたものである。

 

 私の仕事はこのシップの復元。歴史の中に幾度と無く登場した戦闘機(えいゆうたち)の最後の姿を蘇らせることだ。

 

 今日はその試作復元機のクラスメイトへの初お披露目だ。

 

 管理局の武装隊志望者に大人気の科目、魔法戦闘訓練。物騒な話だが、質量兵器が根絶された管理世界では、魔導師とは即ち生まれながらに武力保持を許可された人間である。

 私が魔法学校に通わされているのも、対外的に魔導師として活動できるようにするためであろう。私は開発者であると同時に、戦闘機乗り(テストパイロット)なのだ。

 

 学校内にある魔法戦闘用訓練施設に入り、授業の開始を待つ。

 

「あれ、カガリちゃんその格好は……」

 

 制服をベースにしたデザインの白いバリアジャケットを着たヤマトさんが話しかけてくる。

 

 その格好、とは私の着ているボディラインの浮き出た全身スーツのことだろう。

 

「防護魔法の施されたパイロットスーツです。魔動機械ではバリアジャケットの再現が困難ですので」

 

 パイロット用とは思えない鮮やかな桃色のスーツに、花の飾りのついたヘルメット代わりのバイザー。

 教育局と喪失文明復興局が私専用に共同でデザインしたらしい。

 恥ずかしいが着なければ怪我をしてしまうので仕方が無い。

 

「そういえば航空機乗りだって言っていたね。デバイスも飛行用なのかな?」

 

「デバイスではありません。シップです」

 

 航空機ではなく戦闘機なのだが、言っても解ってくれないだろう。

 それに、今もっている試作機も戦闘機だと胸を張っていえるような性能ではない。

 それがどこまで授業で通用するのか少し心配だ。

 魔法学校初等部の授業内容くらい、余裕でこなさなければいけない身の上なのだが、未経験というのは緊張が隠せない。

 

「それでは皆さん、授業を始めますねー」

 

 ジャージ型のバリアジャケットという私の格好と同じくらい飛びぬけたセンスの先生が号令をかける。

 

 授業内容は対無人機を想定した追撃訓練。動き回る浮遊バルーンを非殺傷設定の魔法の射撃で撃ち落していくというもの。

 クラス内でも数少ない空戦魔導師志望である私は、バルーンが張る機雷代わりの空中障壁をかわしていくという追加課題付きだ。

 

 魔力炉を回してパイロットスーツへ魔力を送る。右腕のコネクタに繋げられたシップを起動する。

 

 試作戦闘機盤『(グラディウス)

 

 見た目は名前のとおり、剣の刀身に似たフォルムをした金属の板。

 英雄機ビックバイパーを再現するために作られた原始的な魔法武器。

 よって、銃を手にする以前の人類種の武器の名を付けられた。

 武器(グラディウス)から本物の機動小型戦闘機(ビックバイパー)へと進化するための第一歩。

 

『PLAYER 1 START』

 

 訓練開始の機械音声が響く。

 さあ、はじめよう。

 

 防壁展開。

 慣性制御開始。

 重力制御機構機動。

 

 (グラディウス)が形を変え枝を伸ばす。

 枝は背中のコネクタに突き刺さり、さらに形を変え小さな機械の翼を構築する。

 ミッド式では困難とされる魔法を機械によって実現する。

 

 ――飛翔せよ!

 

 

SPEED UP(すぴーだっ)

 

 

 轟、と音を立て機械翼(アフターバーナー)が魔力の火を噴く。

 

 加速。加速。上昇。

 風を切って進む感触はない。

 私が乗るのは魔法の箒ではなく戦闘機のコックピットだ。

 

 視界に映るのは三機のバルーン。

 いずれも円形の魔法障壁を空中に設置しながら浮遊している。

 

 このまま射撃しても障壁に阻まれてしまう。

 急停止。慣性制御の出力が不十分なのか、わずかに身体に重圧がかかる。

 だが、この身体は元より慣性に耐えるべく遺伝子強化された生命だ。

 

 障壁に対し垂直に急加速する。

 歴代の英雄機はいずれもこのような全方位への方向転換を得意としていた。

 基本の飛行能力であるそれを再現していないはずがない。

 

 目の前には無防備のバルーン。

 右腕を前に突き出し、シップの機銃(バルカン)から魔力弾(ショット)を吐き出す。

 連射性の高いこの機銃は、秒間最大十六連射が可能だ。

 通常出力で使用する限り、魔力炉の魔力供給を上回らないため半永久的に魔力弾を撃ち続けられる。

 

 三つのバルーンを一息で撃ち落し、遠くに見えたバルーン一機も魔法障壁の隙間を抜いて撃ち落す。

 

 残るは地面すれすれを移動するバルーン一機。

 これも機銃で撃ち抜いていいのだが、試運転としてもう一つの兵装魔法を起動する。

 

 

MISSILE(みっそ)

 

 

 対地魔力弾頭。機銃ほど連射性もなく上空への発射もできないが、下方に対し強力な一撃を撃ち出す。

 狙いを定め、発射。

 魔力弾頭だというのに、質量兵器さながらのそのフォルム。

 狙いがわずかにずれバルーンのやや前方に落ちた弾頭は、爆音と共に爆風でバルーンを消し飛ばした。

 

 ……非殺傷設定でなかったら、地面がえぐれていたかもしれない。

 

 

『GAME OVER』

 

 

 訓練終了のアナウンスがかかる。

 待機場所まで戻ると、ヤマトさんが出迎えてくれた。

 

「や、おつかれさま。思っていたよりずっとすごかったよ」

 

「空戦魔導師資格が直近の目標ですからね。自治区ではシミュレータを使って訓練していたので初心者ではないですよ」

 

 空中に浮かぶウィンドウに陸士訓練を行うクラスメイト達の姿が映っている。

 これで私の訓練を見ていたのだろう。

 同時並行で行われている訓練を先生は全部確認しているんだろうか。

 のんびりしていそうに見えて実は結構優秀な人なのかもしれない。魔導師って一応それなりの地位にあたるし。

 

「あ、空戦目指しているんだ。俺も仕官学校いきたいから空戦E持っているけど、よかったら後で模擬戦でもやってみようか?」

 

「非殺傷はできますけど、訓練弾設定がまだ使えないので模擬戦は無理です。怪我したいなら別ですけど」

 

「はは、さすがにあの連射を非殺傷で受けたくはないねー」

 

 惑星ダライアスの戦闘に関する魔法技術は純粋な戦争の道具として発展したので、非殺傷設定という概念が存在しない。

 魔力炉があっても機械を通さなければ何もできないという、魔導師とは違う性質がこの差を分けたのだろう。

 ミッド式に則った物質化・エネルギー化した魔力の非殺傷設定は技術交流のため私が生まれるより前に開発済みなのだが、より特殊な用途である訓練弾設定は私の留学までに間に合わなかったようだ。

 

 まあミッド式魔法戦闘技術の技術移植開発環境は私に移行済みなので、これからは私が開発しなければいけないんだけど。

 ちなみに訓練弾設定は魔法学校の戦闘訓練科目で一番最初に学習する魔法。早めに開発を終えないと留年どころか学年が下がります。ひー。

 

 模擬戦に関しては、後日機会があったらやろうという約束をとりつけて終わった。

 その後行われたヤマトさんの訓練内容は見事の一言で、最小の動きでバルーンを撃ち抜いていった。

 機動力重視の私とは全く異なる動きだったが、空戦魔導師資格持ちというのは伊達ではないようであった。

 

 なるほど、シップの性能試験という観点で見るなら、空戦魔導師との模擬戦はバルーンを使った状況訓練より有意義になりそうだ。

 訓練弾開発の時間はミッド史などの教養暗記科目の授業から捻出しよう。

 留学生の身で授業中の内職など見つかったら色んな方面から大目玉だ。

 でも仕方が無い。強化人間といっても私は幼児。健全な成長のために夜の8時には眠くなってしまう。

 寮にも強襲してくるクラスの皆が次の休日に開放してくれれば良いのだけれども……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校生活を始めてからから二週間が経った。授業は順調。ミッド式の魔法を直に目にすることで得られることも多い。

 クラスの人たちも、人外だからと私に辛く当たらず幼子に接するように優しくしてくれている。お菓子をたくさんくれるのが実に良い傾向だ。

 その中でも、隣の席ということもあってヤマト・ハーヴェイさんとは特に親しくなっている。

 

 ヤマトさんと友人になって解ったのは、派手な見た目に反して性格だけ見ると意外と凡人だということだ。

 押しが弱くて優柔不断。どこか対人恐怖症の傾向があるように見えるが、『年下を相手にする態度』で会話は成立する。

 漫画でみた告白の返事の典型である『優しいんだけど恋人としては見れない』とかそういう人種なのだが、幻想的な容姿のためか周囲からはフェミニストの人格者のように見られているようだ。

 クラスの女子には憧れの対象として注目を集めているが、まあ人間じゃない私からすればそのあたりの機敏には興味がない。五歳児としての友好関係を築かせてもらっている。

 

 ただ、むやみやたらに頭を撫でたがるのはどうにかならないだろうか。

 監視指定共通人類種の人類に与える影響で脅しても周囲が怯えるだけで、彼は何も気にしないし。実は私のような人とは違う種族なのだろうか。

 オッドアイなのも異色症なのではなくそういう種族とか言われたら納得できる。

 

 まあ、悪い人ではない。ミッドにいる間はお世話になっておこう。

 まずはそう、約束した訓練弾での模擬戦だ。

 今日は放課後に訓練所で待ち合わせだ。更衣室でパイロットスーツに着替え、校内を歩く。

 普段は授業前の移動なので気にならなかったが、授業終了直後の放課後をこの格好で闊歩するのは割りと恥ずかしい。

 急いで訓練施設に向かおう。

 

「やあ、よくきてくれたね」

 

「将来的に管理局の嘱託魔導師になる可能性も高いですからね。対魔導師戦の練習は是非しておきたいんです」

 

 (グラディウス)を起動。機械翼が背中から生えてくる。

 訓練弾設定のついでに慣性制御にも手を加えてある。

 対空戦魔導師では、前進ばかりしているわけにはいかない。空中での全方位への急旋回が必要になるだろう。

 

「手加減は無しでお願いします」

 

 言っておかないと、彼なら子供相手だからと手を抜いてしまうだろう。

 折角の機会だ。空戦Eの実力を実際に目にしてみたい。

 

「うん、じゃあ本気でいくからね……」

 

 言うと同時にヤマトさんはデバイスを起動し、いつもの白いバリアジャケットが顕現する。

 しかし、それだけでは終わらなかった。

 

 ヤマトさんの足元に魔法陣が現れ、銀色の魔力の渦が周囲を駆け巡った。

 見てとれる魔法式は……抑制の解除?

 

『WARNING!! WARNING!!』

 

 未登録魔力警告!?

 

 シップに標準搭載されている、対船団用のシステム警告が頭の中に鳴り響く。

 本来魔力で駆動する敵性巨大戦闘機械に反応するもので、人間相手にそうそう鳴るものではない。

 魔導師に反応する場合は推定魔力資質……AA以上!

 

 これがヤマトさんの本気だというのか。本当にこれが空戦Eだとすると辿るべき未来に絶望しか感じない。

 訓練の様子を見ても、これはもう魔導師として前線に出れるレベルなどとうに達しているだろうに。

 

「じゃあいくよ。大丈夫、君ならできるよ」

 

 ヤマトさんが両の手から人の頭ほどの魔力弾を宙に放った。

 

「――くっ!」

 

 これは危険だ。

 直感のまま急いで距離をとる。

 直後、二つの魔力弾は弾けて無数の魔力弾へと変わった。

 

 数え切れないほどの弾の渦。

 いくら訓練弾といえども、この弾雨に晒されては怪我の危険性がある。

 

 ――危機状況を感知。加圧処理(しょりおち)モードを起動します。

 

 脳に埋め込まれた生命維持チップが反射的に防御機構を動かす。

 視界の動きがひどくゆっくりになる。

 

 熟練の戦闘者が修練の果てに身につけるという知覚の加速。

 強化された人類種である私たちは、それを任意に発動させることができる。

 

 加圧処理(しょりおち)された視界の中でなお高速で飛来する魔力弾の雨。だが、今なら活路が見てとれる。

 魔法障壁を全力で張り、弾雨の隙間をぬって回避していく。

 機銃を構え発射。命中するが防壁魔法(プロテクション)で防がれてしまう。

 こちらの魔法障壁は、魔法弾にかすり少しずつ削られていく。

 だが、いくらでも張りなおせる周囲の魔法障壁が削れてもスーツ(あたりはんてい)に直撃しなければ問題は……。

 

「きゃあっ!」

 

 背中に衝撃。背後から撃たれたらしい。

 しまった、あの魔力弾は分裂して方向性を変えるんだ。

 背後で分裂すれば死角から弾が襲い掛かるのだ。

 

 視覚に頼りすぎた。魔法戦闘は弾幕の性質を見極めることこそが大切だということか。

 

「ほら、しっかり!」

 

 魔力弾の散布をやめたヤマトさんが激励してくる。

 墜落しかけた機体(からだ)を旋回させ、姿勢を制御する。

 

 そうだ、これは訓練弾。魔力炉のおかげで魔法障壁の常時全方位展開ができるのだ。

 当たって覚える。回避できるまで練習すれば良い。

 この分裂魔力弾は、そう、対魔導師戦だけではなく対集団戦の回避訓練にもつながるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、私は四度に渡って撃墜された。

 聞くところによると、あの魔法弾に付与させていたのは防御を抜いて衝撃を与える徹甲という魔法らしい。

 たった一発直撃しただけで動きが止まってしまうのはそのせいか。

 ますますもって底が見えない人だ。

 

「ヤマトさん。あなた本当に空戦Eなんですか?」

 

「いやあ、あまり評価が上がりすぎると面倒そうだからね」

 

 本当はランクAAだけど面倒だからE。

 何をやりたいのやら。

 

「士官学校目指すとかこの前言っていませんでしたか」

 

「そうだったね。ちょっとまじめにやってみるかな」

 

「模擬戦ではこの様ですが、勉強ならお手伝いできますよ」

 

 ミッド式魔導師の可能性を垣間見た。

 空戦砲撃魔導師ならば、戦闘機乗りとして学ぶべき技術もあるだろう。

 

 発揮できる魔法の性能はシップの性能に比例するが、それを操るのは私の技量に一任される。

 シップの性能も技量も両方足りないのを痛感した。

 英雄機を復元する以上、私は一族から時空管理局のエース級になるのを期待されているのだ。

 シミュレータで評価S+を貰って満足している場合ではない。

 

 今後もヤマトさんには付き合ってもらおうか。

 模擬戦が私にとっての遊びだと言えば、きっと喜んで手伝ってくれるだろう。

 

 

 

 これが私の人生に大きく関わるであろうヤマトさんとの、戦友としての始まり。

 

 

 

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あとがき:さすがにそろそろ原作キャラが出ます。

 

SHOOTING TIPS

■機銃

命名は斑鳩より。通常弾を撃つための兵装。

STGにおいて通常弾は無限に打ち続けられるのに質量兵器っぽい見た目をしていることが多い。

 

■ショット

STGの通常弾はなんて呼ぶのが一般的なんでしょう。

 

■グラディウス

Gladiusだと古代の剣で、Gradiusだと惑星グラディウスになります。

ちなみにグラディウスの自機の名前を『ビックバイパー』ではなく『グラディウス』だと勘違いしている人は多いようです。

 

■処理落ち

STGでは開発者側でわざと処理落ちをさせてゲーム速度を遅くして、異常な数の弾幕を避けさせるというシーンがちらほらあります。

危機的状況から生き残るというのはSTGの醍醐味の一つでもあります。

 


 
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