No.231275

真・恋姫無双~君を忘れない~ 三十四話

マスターさん

第三十四話の投稿です。
自称天才科学者。三国志の世界において、これだけ胡散臭い人物もいない彼女が起こす騒動。巻き込まれてしまったのは果たして誰か。
科学と歴史が交差する……なんてことはない物語。少しでも楽しんで頂ければと思います。

コメントしてくれた方、支援してくれた方、ありがとうございます!

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2011-07-25 18:41:59 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:10343   閲覧ユーザー数:7894

一刀視点

 

「おや、一刀はんやおまへんの? こんなところで会うなんて偶然どすなぁ」

 

 ある日の昼下がり、永安にて政務をこなし、月と詠から州牧としての講義を受け、慣れないことに戸惑いながらも、やっとそれから解放された後、ゆっくり自室で休もうと部屋に入ると、そこには雅が俺の寝台に座っていた。

 

 まるでそれが偶々そこにいたみたいな口ぶりだが、どう考えても俺をここで待っていたようにしか思えない。俺は黙って扉を閉めて、駆け足でその場を後にした。

 

 あの表情、桔梗さんに負けず劣らずの嫌らしい笑み。俺はその表情に良い思い出がなかった。自称天才科学者、そう公言して憚らない雅は、何やら怪しい薬を調合しては、俺に飲ませようとするのだ。

 

 市まで逃げ果せた俺は、茶屋に竜胆、斗詩、それから恋さんがいるのを発見して声をかけた。また珍しい組み合わせだな、などと思いながら、一緒にお茶を飲むことになった。

 

「御主人……どうした? 疲れている?」

 

「いや、部屋に帰ったら雅がいて、とても嫌な予感がしたから逃げてきたんだ」

 

 竜胆が俺を気遣ってくれたのか、自身の目の前に置いてあった菓子を俺の手前にやってくれた。それを口に含むと、甘みが疲れを癒してくれそうだった。

 

 どうやら竜胆と斗詩は恋さんが肉まんを食べているところをただ見て楽しんでいるようで、栗鼠みたいに頬一杯に物を詰め、はぐはぐと肉まんを咀嚼する恋さんに癒しを得ているようだ。

 

 斗詩も竜胆もその様子をうっとりと見つめているが、恋さんはそんなことを意に介さず、次々と肉まんを口に放り込む。

 

「か~ず~と~は~ん、逃げたって無駄どすえ?」

 

 口にお茶を含んだ瞬間、雅が背後からがっしり肩を掴んできたので、思わず口から噴き出してしまい、それを正面から受けた斗詩が熱い熱いと大騒ぎする。

 

「み、雅! いつの間に!」

 

「あっはー、うちからはよう逃げられへんよぉ。それより一刀はん、うちな、この間とてつもない薬を……」

 

「だが断る!」

 

 皆まで言い終わらない内に、俺はそれを遮るように拒否した。

 

「最後まで聞きぃな。今回はあんさんに飲んでもらうわけと違うんよ。せやなぁ、斗詩ちゃん、今回はあんさんが飲んでぇな」

 

 そう言って、机の上に見るからに怪しい液体に満たされた壺を置いた。青紫色に濁ったその液体は、何とも形容しがたい異臭を放っており、沸騰しているわけでもないのに、ぼこぼこと泡を立てていた。

 

「え、あ、はい」

 

 そう言われた斗詩は何の躊躇もなくその液体を呷った。

 

「ちょ! 斗詩! そんな簡単にこの女を信用しては……」

 

「はうぅ!」

 

 液体が斗詩の食道を通りぬけ、胃に落ち下った刹那、斗詩は胸を抑えつけながら、その場に蹲ってしまった。

 

 雅は狐目をにぃと嫌らしく歪めながら、斗詩の様子を興味深げに観察している。

 

 すると斗詩の身体から不思議なことに眩しい閃光が走った。光が収まると、そこにいるはずの斗詩の姿がなかった。斗詩の身に付けていた衣服のみが残っていた。

 

 

「な! 斗詩!? どこに行った! 雅、お前、今度は何の薬を……」

 

「ごしじん様ぁ……」

 

「ん?」

 

 雅に問い詰めようとしたら、どこからか声が聞こえた。やけに幼げで舌足らずだが、どこか聞き覚えのある声だった。

 

「あっはー、どうやら成功したみたいどすなぁ」

 

 雅は満面の笑みを浮かべながらそう言った。

 

「成功って? 斗詩はどこにいるんだよ?」

 

「いるやおまへんの? 一刀はんの目の前に」

 

 雅の言っている意味が分からずに、首を傾げるが、雅が斗詩の服を見ていたので、俺もそっちに視線を向ける。すると、斗詩の腰に巻いていたリボンだけがそこになかった。

 

 どういうことだと視線を周囲に向けると、テーブルに立て掛けられていた斗詩の金光鉄槌の陰に何か動く気配があった。何がいるのかと思い、そこを覗き込んでみれば、俺の想像を絶するものがいた。

 

「…………」

 

 いや、気のせいだ。そんなことが起こるはずがない。いくら雅といえそんな魔法めいた薬なんて作れるはずがないじゃないか。

 

 もう一度だけ確認の意味を込めて覗き込んだ。

 

「ごしじん様ぁ……これはどういうことでしゅかぁ」

 

 幼女となった斗詩がそこにいた。

 

 おそらく着ていた服が大き過ぎて、その下に一瞬だけ隠れてしまったので、まるで斗詩が消えてしまったかのように見えたのだろう。

 

 そして、さすがに全裸のままではいられないから、リボンを大事なところだけに巻いて隠しているのだ。

 

「ってそんなことどうでもいい! 雅! お前何てとんでもない薬を!」

 

「せやから最初に言うたじゃないどすかぁ。とんでもない薬を作りましたよぉって。それにこれは一刀はんのために作ったんどすえ?」

 

「え? 俺のため?」

 

「そうどすよぉ。一刀はんが幼子がお好きなようどすから、どうせだから益州の皆様に幼くなってもらおうと……」

 

「ちょっと待て! 俺がいつ幼い娘が好きだって……」

 

「いつって……あんさん、桜ちゃんを押し倒しとるじゃないどすかぁ?」

 

 何も言い返せなかった。あんなシーンを皆に見られれば誤解されるのは当然で、特に焔耶なんてあれから一言も口を聞いてくれず、最近になってやっと許してもらったばかりだった。

 

「そんなことより、早く斗詩を元に戻してくれよ!」

 

「えぇ? せっかくこんなに可愛ゆうなったのにぃ。それにまだ元に戻す薬を作っておまへんわぁ」

 

「だったらすぐに作ってこい!」

 

 ぶつぶつと文句をいう雅をなんとか説得して、早急に薬を作るように確約した。そして再び斗詩の目を向けた。

 

 

「あぅう……竜胆様、止めてくだしゃいよぅ……」

 

 竜胆は斗詩を強く抱きしめたまま、頬擦りをしていた。その表情はいつもの凛としたものではなく、弛緩しきっていた。頬を軽く赤らめたまま、満面の笑みで斗詩を可愛がっていた。

 

「竜胆! なにやってんの!」

 

「御主人……斗詩、可愛い」

 

 そういえば、竜胆は成都でも親を亡くした子供を引き取って育てるくらいの子供好きだったんだな。でも、ここまで溺愛するのはもはや異常だろう。

 

「ごしじん様ぁ……」

 

 うるうると潤んだ瞳で俺を下から見上げる斗詩。

 

 あ、あれ……何だ、この可愛い生き物……。

 

「いやいやそうじゃなくて! ほら竜胆、斗詩も困ってるだろ? さぁ離してあげよう」

 

「……嫌だ」

 

 ぷいっとそっぽを向いて断る竜胆。俺から斗詩を隠すように背を向けてしまった。

 

「……私が家で育てる」

 

 竜胆、斗詩は犬とか猫じゃないんだよ。全く麗羽さんや猪々子がこの場面を見たら、きっと絶句してしまうぞ。

 

「分かったよ。とりあえずここじゃ人目もあるし、斗詩にも何か服を着せなくちゃいけないから、一旦場所を変えよう」

 

 竜胆と共に席を立ってその場を離れようとすると、恋さんと目が合った。何やら落ち着かない様子だったので、一緒に来ますかと尋ねると、コクンと頷いた。

 

 そういうわけで訪れたのは紫苑さんの屋敷。

 

 紫苑さんに事情を説明すると、こめかみを押さえながら溜息を吐いた。しかし、黙って見過ごす気もなかったようで璃々ちゃんのお下がりの服を斗詩に渡した。

 

 さすがに着替えるときくらいは竜胆も斗詩を手放したが、その顔は断腸の思いで決断したような悲痛なものだった。

 

「うわぁ……斗詩お姉ちゃん小さーい」

 

 璃々ちゃんは背丈が自分より小さくなった斗詩を見て、瞳を輝かせながら斗詩の頭を撫でる。

 

「うぅ……璃々ちゃん、恥ずかしいよぅ」

 

 肉体的には今の斗詩は璃々ちゃんよりも幼いが、精神は普通の斗詩と変わらないのだろう、年下の璃々ちゃんから頭を撫でられるという行為に斗詩は顔を真っ赤にしている。

 

「そうだ!」

 

 何かを思いついたように璃々ちゃんはその場を一旦離れて、すぐにまた戻ってきた。その手には小さなリボンが握られていた。

 

「これねぇ、璃々が小さい頃にお母さんからもらったものなの。斗詩お姉ちゃんにきっと似合うよ」

 

 そう言うと、斗詩の頭に可愛らしいデザインのピンクのリボンを付けてあげた。

 

「に、似合いましゅか? ごしじん様……」

 

 小首を傾げながら俺に尋ねる斗詩。

 

 ……何というか、これはいろんな意味でとんでもない薬を作ってくれたな。

 

 

「雅ちゃんが薬を作ってくれるまで、ここでお茶でも飲んでいきなさい。さすがにその姿の間まで表に出るのはまずいでしょ?」

 

「ありがとうございましゅ、紫苑様」

 

 斗詩は紫苑さんから湯呑を渡されると、少し斗詩の手には余るサイズのそれを一生懸命飲み始めた。

 

「んん! 熱っ!」

 

 お茶が少し熱かったのか、それをふぅふぅと息で冷ます斗詩。

 

「と、斗詩ちゃん……お菓子もどうぞ……」

 

「わぁ! おいしそうでしゅ!」

 

 はむはむと喜悦の色を浮かべながら、お菓子を頬張る斗詩。

 

「うーん、甘くておいしい!」

 

 口の周りにお菓子で汚していることに気付かずに無邪気に喜ぶ斗詩。

 

「ご、御主人……もう限界だ!」

 

 鼻息を荒くした竜胆が斗詩に向かって飛び付いた。

 

「はぁう! 竜胆様ぁ!」

 

「斗詩……可愛い。もう離さない」

 

 完全に我を失った竜胆が斗詩にしがみ付いて、その矮躯を思う存分に撫でまわす。

 

「あぅぅ! ダメでしゅ! 皆が見てましゅよぅ!」

 

 顔を茹で上がらせたように上気させた斗詩が必死に抵抗するも、その身体では本来の力が出せないのか、竜胆には一切通じなかった。

 

 何故だか竜胆の気持ちが分かったので、俺はそれを黙って見ていることにした。

 

「ごしじん様ぁ! 助けてくだしゃいよぅ!」

 

 大きな藍色の瞳一杯の涙を溜めながら、手足をバタバタと動かす斗詩の可愛さは尋常ではなく、竜胆以外の者もうっとりと見つめていた。

 

「斗詩……家へ帰ろう。もっと可愛がってあげる」

 

 竜胆は斗詩を抱えたまま、紫苑さんの屋敷から飛び出そうと立ち上がった。さすがにそれは見過ごせなかった。

 

「竜胆、それはやりすぎ!」

 

 伸ばした手を竜胆に乱暴に弾かれてしまった。

 

「御主人……私と斗詩を邪魔するなら、御主人でも容赦しない」

 

 鋭く俺を睨みつける竜胆。そこにいるのは益州最強の武人の姿。

 

 いやいや! そこまでして斗詩をお持ち帰りしたいのかよ!

 

「くっ! 恋さん!」

 

 本気を出した竜胆の相手が出来るのは、恋さんしかいない。俺は恋さんにお願いして斗詩を奪還してもらうことにした。

 

 

「…………ん」

 

 コクンと頷いた恋さんが待ってましたと言わんばかりに竜胆に向かった。そのスピードはさすがの飛将軍と言われるだけはある。

 

「………斗詩、渡す」

 

 一気に竜胆との距離を詰めた恋さんが、斗詩を奪おうと腕を伸ばす。

 

「恋……渡さぬぞ」

 

 しかし、さすがの竜胆も簡単に斗詩を渡そうとはしない。斗詩を庇うように身を捻りながら、恋さんの腕を器用に避けていく。その攻防が延々と繰り返されていた。

 

 すると狭い屋内では分が悪いと判断した竜胆が、一瞬の隙を狙って、屋敷から飛び出すと、恋さんも一歩遅れてそれに続いた。

 

 俺たちもすぐにその後を追ったが、二人の速度に付いて行くだけで精一杯で、屋根の上、人垣の中、さすがに無関係な人に怪我をさせることはなかったけど、場所を選ばずに斗詩を巡る戦いは続いていた。

 

「…………もらった」

 

 しかし、さすがの竜胆も大陸最強の恋さんに動きで敵うはずもなく、しばらくすると斗詩を竜胆から奪い取った。

 

「あぁ……」

 

 奪われた竜胆はまるでこの世の終わりかのような絶望的な表情を浮かべていた。

 

「さすが恋さん。じゃあ、斗詩を……」

 

 こっちに斗詩を渡すように手を伸ばしたが、恋さんは首を横を振ってしまった。

 

「え?」

 

「………斗詩は恋が飼う。大切に育てる」

 

 斗詩の頭を愛おしそうに撫でる恋さん。

 

 そうか。俺は勘違いをしていたんだ。恋さんは最初から斗詩のことを可愛がりたかったんだ。茶店の時点で既に様子はおかしかったが、紫苑さんの屋敷での斗詩のあまりにも可愛い仕草についに我慢の限界を迎えたんだな。

 

 恋さんは犬を多く飼っているし、ねねも竜胆ほどではないにしろ寵愛している。つまり恋さんも生粋の可愛いもの好きなんだ。

 

「…………可愛い」

 

 斗詩を撫でることが出来て満悦そうな恋さんだったが、その腕を竜胆が掴み、再び斗詩を巡る抗争が始まった。

 

 益州最強の武人と大陸最強の武人の間に俺が入れるわけもなく、ただ茫然とそこで見ていることしか出来なかった。

 

 斗詩はというと、恋さんと竜胆の動きに完全に目を回していて、ひたすら、あぅぅ、という悲痛な声を上げることしか出来ていなかったが、それがまた二人の感情を刺激していた。

 

「何やっとるか! 馬鹿者ども!」

 

 どこから現れたのか、桔梗さんが二人の頭を拳骨で殴打して、斗詩の身柄を確保した。

 

「桔梗さん!」

 

「全く、街を騒がす者がいると報告を受けて来てみれば、お主らは何をやっているのだ」

 

 やれやれと溜息を吐きながら、斗詩を抱え上げる桔梗さん。

 

 意図せぬ救世主、桔梗さんの登場によってこの不毛な最強同士の戦いは終止符が打たれた。

 

 ホント、武の無駄遣いだな……。

 

 

「一刀はーん、元に戻る薬を作りましたえ」

 

 その日の夕暮れ時になってやっと雅が薬を携えてやって来た。それまでも竜胆と恋さんが、斗詩を見てはうずうずと落ち着かなく、その度に桔梗さんが睨みを利かせるということが何度も繰り返されていた。

 

「おやぁ、どうしたんどすかぁ? 何や皆さん殺気立ってますなぁ」

 

 雅の緩い声音に桔梗さんはイライラした様子で鼻を鳴らす。

 

「良かった。じゃあ早速、斗詩に飲ませよう」

 

 身体が大人に戻るため、璃々ちゃんの子供用の服を身に付けるわけにもいかず、別室で薬を飲んでもらうことになった。

 

 竜胆や恋さんがその邪魔をしないように、紫苑さんが斗詩の手助けをして、残りの俺たちはそのままここで待機していた。

 

「雅、お前のせいで今回は散々だったぞ」

 

「えぇ、何言うてはるんですかぁ? あないにかわええ斗詩ちゃんを見られて満足でしたやろ?」

 

 雅の言葉にぶんぶんと首肯する者二人、はぁ、と溜息を吐く者二人。

 

「それに、うち勘違いをしてたみたいやしぃ」

 

「ん? 勘違いって、俺が幼い子供が好きだってこと?」

 

「そうどす」

 

 ふぅ、やっと変な疑いが晴れたか。俺は別に幼い娘だけが好みなわけじゃない。

 

「一刀はんは、ぺったんこの娘が好きなんどすね?」

 

 え? 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 雅の言葉を聞き直そうとした直後に、斗詩のいる部屋から叫び声が聞こえた。

 

「斗詩! どうした!」

 

 急いでその場に向かった俺の目の前にいたのは、すっかり元の姿に戻った斗詩だった。

 

「ご、御主人様ぁ……」

 

 しかし斗詩は相変わらず涙ぐんでいて、両手を胸に当てていた。

 

「いやぁ、最初からそう言うてくれたら、ちゃんと薬を用意しましたのに。今回は雅特性の貧乳薬を配合しましたさかい、一刀はんも気に入ってくれはるんとちゃうん?」

 

 斗詩の胸の膨らみがなくなっていた。

 

「あたしの……おっぱいがぁ……」

 

 何度も確認するように自分の胸に触れるが、そこにはもはや何もなかった。

 

「紫苑はんや桔梗はんみたいに、えらい大きい人が多いどすからなぁ。桜ちゃんみたいなぺったんこな娘に欲情してしもうたのも仕方ないわぁ」

 

 それがわざとやっているのか、天然でやっているのか分からないのが、雅の怖いところである。

 

「雅ぃぃぃぃぃぃ!」

 

「おっぱいぃぃぃぃぃぃ!」

 

 永安に俺と斗詩の悲痛な叫びが木霊した。

 

 

あとがき

 

 第三十四話をお送りしました。

 言い訳のコーナーです。

 

 今回は早めの投稿。こういうギャグ回は勢いのみ書いてしまうので、筆の進みも早く、シリアスな展開に比べると、楽しく執筆出来ます。

 

 楽しいのは作者だけ、何の面白みもないのは相変わらず仕様で。

 

 さて、雅が開発した怪しい薬を斗詩が飲んでしまい、幼女となってしまうお話。如何でしたでしょうか。

 

 あれだけシリアス全開だった竜胆はどこへ行ったのやら。

 

 雅はこんな感じで変な薬を作っては、一刀を困らせる役割を担ってくれればと。ギャグ要員があまりいないんですよね、益州って。

 

 麗羽様と猪々子はシリアスと化し、原作のキャラは完全に崩壊、外見のみしか残っていませんでしたが、斗詩だけはそのままです。

 

 まぁ猪々子との絡みで多少シリアスな要素は含まれると思いますが、今回のように誰かが起こした騒動に巻き込まれてしまうのが苦労人らしい彼女ですね。

 

 ちっちゃくなった斗詩が少しでも可愛いなと思っていただけたら今回は成功です。

 

 次回は益州を離れて、諸将の動きを纏めて説明します。淡々とした描写が多くなると思いますが、今後の展開を匂わせる話を散りばめていくと思うので、展開を予想したい方は注視してください。

 

 相も変わらず駄作ですが、楽しんでくれた方は支援、あるいはコメントをして下さると幸いです。

 

 誰か一人でも面白いと思ってくれたら嬉しいです。


 
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