鹿児島に来て4日目
今は朝
俺は愛紗と鈴々とジョギングをしている
ここだけ言えば朝の運動だ
距離が40キロじゃなければ
「一刀様!速度が落ちてますよ」
「お兄ちゃんはのろまなのだ」
戦国猛将の君達と同等に考えないで欲しい
そして俺達3人は縄で繋がってるためなまじ減速も休憩も出来ない
・・・・・・・・・
気付いたら家で桃香達に看病されていた
「大丈夫?一刀様」
「どうにか・・・生きてるみたいだ」
「お兄ちゃんいきなり倒れるからびっくりしたのだ」
「・・・俺は途中で倒れたのか?」
「いえ、ちゃんと10里・・・40キロは走りきったのですが家に着いた途端にお倒れになって」
「で、俺は何で倒れたんだ?」
「う~んっと・・・疲労と脱水症状?」
「すみませんでした!私の考えが甘かったばっかりに」
「ははっ!別に良いよ でもちょっときつすぎるよ」
「すみません!・・・今度からしっかりと水分補給の用意もしておきます!!」
「・・・愛紗 聞くけど俺達はどれくらい走ってた?」
「え?えぇ~っと約1時間半ですが何か?」
・・・多分問題は水分補給じゃない
その一言が口から出なかった
「お、一刀起きたか」
「まったくジョギングぐらいで倒れるとは情けないのぉ」
「そう言わないでよ(40キロを1時間半で走らされたんだから)」
「朝食出来てるから早く来い」
「今日も頑張ったんだよ?早く食べて食べて」
俺達がジョギング(ちなみに一昨日は10キロ、昨日は20キロ)している間、桃香は朝食の手伝いをしている
「そうなんだ楽しみだな」
そして朝食を食べている時
「あれ?そういえば今日って祭りの日だっけ?」
「おお!そうだな」
「忘れてたわ」
「「お祭り!?」」
「あ、うん!この時期にあるんだよ」
「「行きたい!良い(よね?)(でしょ?)愛紗(ちゃん)!」」
「何でそこで私に聞くんですか!?・・・まぁ、良いでしょう」
「「やった~「ただし、やることやってからですよ?」は~い」」
・・・やっぱり愛紗が長女に見えるな
母さんも婆ちゃんも微笑んでるし
「一刀様もついてきてくれるよね?」
「もちろん(逆に3人じゃ行かせないよ)」
その日の鍛錬を終えて
「それじゃあ行くのだ!」
と、行こうとした時に
「ちょっと3人共、おいで」
母さんに呼ばれた
「良い物があるのよ・・・あ!そうそう一刀!それに刀矢にお義父さんも・・・覗いたら容赦しないから」
「「「はい」」」
3人が入った後閉まったドア
たまに聞こえる布磨れの音
「着替えてるんだろね」
「着替えてるんだろうな」
「着替えてるんじゃろうな」
「「「はぁ~(覗きたい!!でもおしおきが怖すぎる)」」」
そんなことを考えていると
「お待たせ!///・・・どうかな?刀矢」
「ああ!すっごく綺麗だよ)」
「どうかしら?刀護さん?変じゃないかしら?」
「よく似合っているぞ!」
そして
「一刀様~!どう?可愛い?」
「すっごく可愛いよ」
「えへへ・・」
「鈴々は~?」
「うん!すごく可愛いよ」
「やったのだ」
「///・・・わ、私は?変じゃないでしょうか?」
「変じゃないよ!すごく可愛いよ」
「///」
ちなみに沙耶は
「男を私のものに」
と呟いていた
お祭り会場
「うわぁ!これがこっちのお祭りなんだ」
「あっちのに負けないぐらい賑やかですね」
「いっぱい食べるのだ」
「鈴々、言っておくけど無駄遣いは駄目だからな」
「分かってるのだ」
「「「(多分わかってない)」」」
このままじゃ大変なことになると思ったけど
「!!鈴々!良い物があったぞ」
「うにゃ?」
見つけたのはお祭りのイベントのチラシで
『焼きそば大食い大会
参加費 1000円
優勝賞金 10000円』
「・・・?結局どういうことなのだ?」
「要するにいっぱい食べれば賞金が貰えるってことだ」
「本当に!?急いで行くのだ」
「あ~待ってよ!鈴々ちゃん」
「何処に行けばいいか分からないだろう」
大会会場
「鈴々!勝負であるならば勝つのだぞ」
「もちろんなのだ」
「鈴々ちゃん頑張って」
「うん」
「ま、お腹いっぱい食べてきな」
「分かったのだ」
そして始まった大食い大会
ルールは焼きそばを1時間でどれぐらい食べられるかというものだ
「すっご~い」
「姉として恥じるべきか誇るべきなのか」
「うん やっぱりすごいよ 焼きそばが吸い込まれていく」
結果として鈴々は2位の1.5倍の量を食べて優勝した
「優勝おめでとう鈴々」
「にゃはは~」
「お腹いっぱいになったか?」
「ん~腹八分目なのだ」
「あはは・・・」
その後、屋台を巡っている時に
「・・・あ」
「ん?愛紗?何かあった?」
「い、いえ!何でも」
「・・・・・・ははぁ~ん!分かった愛紗ちゃん、あのぬいぐるみ欲しいんでしょ」
「そ、そんなことは・・・」
「一刀様!ここは腕の見せ所だよ!」
「がんばれなのだ!お兄ちゃん」
「だ、だから・・・」
「自信ないけどやってるみるよ」
と、いうことで射的をやることになった
「(えぇ~っと確か上の方を狙ってっと)」
ポンッ ポトッ
「や・・やった!」
まさかの1発目で成功した
「!!」
「さすが一刀様!」
「お兄ちゃんはすごいのだ!」
その後もいくつか当てた
「と、言う訳ではい!これ」
「///・・・ありがとうございます」
その後
「一刀様!あれ何?」
「ああ!あれは水風船だよ」
「水風船って何?」
「食べられるの?」
「えぇっとまず食べ物では無いよ!水の入った風船だけど・・・風船が分からないか」
「「「はい(うん)」」」
「とりあえずやってみるか・・・水風船すくい」
「どうやってやるの?」
「この部分を輪っかの部分に引っかけるだけだよ」
「へぇ~・・・・よいしょっと」
「桃香、上手いね」
「えへへ・・これぐらいはできるよ」
と、桃香は言ったけど
「・・・くっ」
「うにゃ~」
二人は失敗したみたいだ
「後は俺か・・・よっと!」
どうにか出来た・・・割と神経使うんだけどね
「そろそろ時間かな」
「「「???」」」
「何の時間なのですか?」
「空見てれば分かるよ」
「「「???」」」
ヒュ~ パァアン
「ほら始まった」
ひゅ~ ひゅ~ パン パン
「綺麗・・・」
「ええ」
「おっきなお花みたいなのだ」
「まぁ花火っていうぐらいだからね」
俺達は花火に見入っていた
ちなみに他の面子は
刀護・雪
「で、その時あんまりに頭きたから包丁とか日本刀とか手榴弾とか投げちゃったんですよ」
「いや~あの時は死ぬかと思ったわい ま、どうにか機嫌直してもらったがのう」
「///あんなこと言われては直すしかありませんよ」
近所の人と昔話をしていた
刀矢・沙姫
「やっぱり賑わってるよな」
「一刀達を見てると昔を思い出すね」
「そうだな、お祭りでもいろいろやったからな」
「みんな元気かな?」
「元気なんじゃない?全員更生したはずだし」
思い出に浸っていた
沙耶
「ああ!もうやっぱり彼氏出来なかった・・・食べてやる」
1人やけ食いをしていた
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第9話
お祭り編です
やっぱりどこかグダグダですが批判はしないでください