拠点 ~管輅~ お酒の力
~一刀side
一刀「なんかすみませんでしたぁー!!」
それは綺麗な土下座であった。
男が土下座などしてはいけん!!とじぃーちゃんに言われ育ったが今の状況は仕方ないだろう。
左・于・桃・愛・鈴「「「「・・・・」」」」
管輅「・・・」
ある子は涙目になり怒り
左慈「かずとぉ~・・・!!」
ある子はニヤニヤ顔で
于吉「ふふ~、修羅場ってやつですか~?」
そしてある二人の子からはなにやらすごい圧力を放ちながら
桃・愛「「ご主人様?・・・」」
そしてある子は両手をブンブンして
鈴々「鈴々もお兄ちゃんと寝たいのだーっ!!」
なぜこうなったのか?
それは昨日の夜まで遡らなければならない・・・
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
管輅を連れ戻し町に戻ってきた。
最初はみんながいる店を目指そうと思ったが、きっと寝ているし今の管輅をあの場所へ連れて行ったら大変な事になると思い近くの宿に泊まることに。
しかし宿に着き空き部屋がひとつしか残ってないと言われ(しかも一人部屋)どうしようと思ったが、疲れていた事もありあんまり考えないでその部屋に泊まることにした。
これが失敗だった・・・
暴走管輅モードを完璧に甘く見ていた。
管輅「かじゅと寝よ?」
前と同じようにベットをポンポンとたたく・・・
ここまでは予想済み。
一刀「一緒に寝るのはダメだけど寝るまで傍にいてあげるから、ね?」
管輅「む~・・・ばか。」
一刀「はいはい、寝ますよ~?」
そう言い管輅の頭を撫でる。
管輅「・・・いっしょ寝る?」
一刀「寝ません。」
どうしても諦められない様子の管輅
管輅「ぶ~。」
頬を膨らましてそっぽを向いてしまった。
いじけちゃったかな?と思っていると・・・
管輅「縛。」
管輅がなにかを呟いた瞬間、身体が動かなくなった。
一刀「へ?」
管輅「ふひゅひゅ~♪」
一刀「あの、管輅さん?!」
動けなくなった俺をベットへと引きずりこむ管輅。
管輅「ん~♪」
管輅が胸に頭を擦りつける。
猫みたいだな・・・
一刀「な、何をした管輅ぉ・・・」
管輅「かじゅと~♡」
実った胸が俺に擦りつけられるっ!!
一刀「動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け!!動けよーっ!!」
ドクン・・・!!
なんて事もあるわけなく結局、管輅に抱きしめられたまま寝る事となった。
管輅「ちゅぱ・・・れろ・・・」
一刀「く、首を舐めるな~!!」
管輅「ふっふ~・・・ちゅぷ・・・ちゅっ・・・」
一刀「や、やめぇ~・・・」
管輅「かじゅと大しゅき♡」
なんだこの可愛い生物は。お持ち帰りしても・・・
はっ!気を確かに持て北郷一刀!この誘惑に負けてしまえば獣同然・・・耐えるのだ~!!
管輅「ぺろ、はむ・・・」
一刀「うおぉおお~!!」
こんな事が管輅が寝るまで続くのであった・・・
しかしこれだけでは終わらなかった・・・
朝方、借りている部屋の扉が吹き飛び左慈達が侵入。
左慈「一刀ぉー!!」
桃・愛「「ご主人様!!」
一刀「左慈、劉備に関羽さんまで・・・」
なんでここがわかったのだろうか・・・
管輅「・・・うるさい。」
大声で目を覚ましてしまったのか管輅が不機嫌な声で起き上がる。
左慈「一刀と一緒に寝ているだ・・・と?!」
于吉「それになにやら管輅の服が乱れている気が~」
ひょっこりと于吉が顔を出しそんなことを言う。
たしかに管輅の服ははだけてなんだかイヤラシイ格好になっていた。
桃・愛紗「「・・・」」
――――――――――――――――――――――――――――――――
愛紗「聞いておられるのですかご主人様!!」
一刀「へ?あ、はい・・・」
桃香「なんで管輅ちゃんと寝ていたのかな~?それも宿で。」
一刀「これには深いわけが・・・」
愛紗「ほぉ~・・・ならば聞きましょうか?そのわけを。」
于吉「あと管輅の服が乱れている理由も~♪」
一刀「それは管輅が暴れたからで!」
于吉「ほぅ?暴れて嫌がる管輅を無理やり・・・」
桃香「愛紗ちゃん・・・」
愛紗「御意・・・」
青龍刀を持ちゆっくりと近づいてくる関羽さん
一刀「待って!!管輅なんとか言ってくれ!!」
管輅「ふふ・・・」
一刀「管輅?」
管輅「左慈、僕は君より先に一刀と寝た!この感じなら僕のほうが赤ちゃんできちゃうかもね?」
左慈「う・・・うわ~ん!!」
泣きながら部屋から出ていく左慈。
管輅「勝った。ふわぁ・・・まだ眠いから寝る。」
勝ち誇った顔をして再び寝る管輅。
于吉「昨夜はお楽しみだったと。」
桃香「愛紗ちゃん!」
愛紗「御意ーっ!!」
一刀「ちょっ!ぎゃ~っ!!」
ぼこぼこにされた後、管輅の説明で誤解が解けましたとさ。
おしまい・・・
拠点 ~桃香~ 守る力
~桃香side
私は今、町から少し離れた小川にいる。
どしてかというとご主人様がそこにいると管輅ちゃんが言っていたからだ。
桃香「あ、いた!ご主人様~!!」
私は川でお魚さんを釣っているご主人様に近寄る。
一刀「劉備さんどうしたの?」
そう言って私に笑いかける。
桃香「あのご主人様!私に闘いかたを教えてください!!」
一刀「闘いかた?どうして。」
桃香「私も闘うことができればもっと多くの人を助けられるから・・・」
一刀「・・・よしわかった。」
桃香「ホントですか!?ありがとうご主人様!!」
そして・・・
桃香「あの・・・ご主人様?」
一刀「ん~?」
桃香「私達なにやってるんですか?」
一刀「なにって釣りでしょ。」
桃香「なんで釣りやってるんですか!特訓は!?」
そう私は釣り竿を渡され釣りをしている。
一刀「闘いっていうのは集中力や平常心ってものが大切なんだ。だからこれはその特訓なんだよ?」
桃香「でも~・・・」
一刀「剣を使った特訓はまた今度ね?」
そう言いご主人様は私の頭を撫でた。
桃香「えへへ~、はーい。」
一刀「いい子だね・・・っと、よし釣れた。」
桃香「わぁ~、すごいご主人様!!」
一刀「ははは、ありがと。劉備さんは・・・もっと頑張らなきゃね。」
桃香「うぅ~・・・だって難しいよ。」
一刀「しょうがないな・・・」
ご主人様がそう言って私の後ろに回り込んで竿掴んだ。
だからご主人様に後ろから抱きつかれる形になる。
一刀「いい劉備さん、あのウキをよく見て?」
桃香「はいいいいぃぃい!!」
どしようっ!!全然集中できないよぉ~・・・
ご主人様の温もりが伝わってきて。あ、においも・・・
一刀「今だ!ほら釣れた。わかった劉備さん?」
桃香「はぁ・・・はぁ・・・。」
一刀「劉備さん?」
桃香「ふぇ?あ、あのもう一回お願いします!!」
一刀「はいよ。いい?だからウキをよく見て・・・」
桃香「はい・・・」
今度はちゃんとよく聞いてなきゃ・・・ご主人様に怒られちゃうよ。
こうしてご主人様に教わってからしばらく経つ。
川の音にぽかぽか陽気で眠くなってきちゃった・・・
桃香「・・・。(こくり、こくり)」
一刀「・・・よし釣れた。」
ご主人様は全然平気そう。特訓中に寝たらご主人様に失礼だよ!
私は顔を叩いて眠気をとばす。
しかし・・・
桃香「・・・・。(こくり、こくり)」
うぅ~・・・だめだよ~。
ちょっとだけ目を瞑るだけならいいよね?
ちょっとだけ、ちょっと・・・だ・・・け・・・
私の意識はここで途切れた。
桃香「ん~・・・」
なんだろ?この感じ・・・
一刀「あ、劉備さん起きた?」
ご主人様?あっ!そうだ私ご主人様と特訓を!
私は目を開けた。
すると・・・ご主人様の顔が上にあった。
そう、私は今、ご主人様に膝枕されてる。
桃香「ご、ごめんなさい!すぐに起きr『平常心だよ。』・・。ふぇ?」
一刀「平常心、平常心・・・落ち着いて、ね?」
桃香「は、はい。」
平常心、平常心・・・だめ、お顔が熱いよぉ~!!
桃香「あぅぅぅ~・・・」
一刀「ははは、劉備さんは可愛いな。」
桃香「からかわないでくださいよぉ~!!」
一刀「からかってなんかないよ?劉備さん本当に可愛いからさ。」
桃香「いじわるですご主人様!!」
一刀「あはは。」
結局、私はお魚釣りが終わるまでご主人様に膝枕をされているのでした。
おしまい・・・
拠点 ~左慈~ この露天風呂混浴につき・・・
~一刀side
左慈「一刀!温泉に行くぞ!!」
左慈がいきなりそんなことを言い始めた。
一刀「温泉?そんなのこの町にあったか?」
左慈「于吉に頼んだら作ってくれたぞ!」
一刀「于吉はいったい何者なんだ・・・」
俺はため息をはく。
左慈「いいから行こう!久しぶりのお風呂だなぁ~・・・」
左慈は俺のを引っ張りすたすたと歩く。
一刀「ちょっ!どこに行くんだ?」
左慈「いいから来い一刀!」
こうして俺は左慈に引っ張られ町を出た。
一刀「・・・すごいなこれ。」
目の前には大きな露天風呂、そして横には小川が流れている。
左慈「よし入るぞ!」
そう言う左慈はすでにタオルを巻いていた。
一刀「さ、先に入っていてくれ!!」
左慈「む~・・・早く来いよ。」
そう言い左慈は露天風呂へと向かっていった。
・・・ふぅ。左慈やっぱりスタイルいいよな・・・ドキドキしちゃったよ。
さて、俺はどうするか。こんなすごい露天風呂に入らないのは勿体ないしな・・・
よしっ!入るか!!
俺は服を脱ぎタオルを巻き露天風呂へと向かった。
乳白色の湯が一面に広がっている。
一刀「広いな~・・・」
思わず感想を漏らす。
軽く泳げるくらいあるな・・・
そんな事を思っていると
左慈「隙あり~!!」
左慈が飛びついてきて
一刀「おわっ!?」
ばしゃーん!!
左慈「あはは!まだまだだな一刀。」
一刀「まったく・・・もうちょっと落ち着いて入りなさい。」
そう言い左慈の両頬をひっぱる。
左慈「わひゃったかりゃはなひぇ、かぞとぉ~!!」
一刀「よろしい。あぁ~いい湯だな・・・」
左慈「う~痛い・・・」
本当に溜まった疲れがとれていく気がする。
左慈「・・・一刀はここに来てから管輅と風呂に入ったか?」
左慈がいきなりそんな事を聞いてくる。
一刀「ふ、風呂ぉ~!?入るわけないだろ!!」
左慈「そうか・・・ふふ♪じゃあ俺が一番だ。うれしいなぁ・・・」
そう言い左慈が俺の肩に頭を乗せる。
一刀「のぼせた?」
左慈「違う、こうしたかっただけだ・・・」
そう言い左慈は俺にぴったりとくっつく。
左慈と自分の肌が触れる。
とても柔らかくて気持ちがいい。言葉づかいは男っぽくても左慈も女の子だし当たり前か・・・
ん?女の子?
・・・今、俺は可愛い女の子と一緒に風呂に入っている。
一緒に風呂→服を脱いでいる→全裸→裸の付き合い
一刀「さ、左慈!!」
左慈「俺は一刀と一緒にいるんだ、触れることができるんだ。隣にいることができるんだ・・・こんなうれしいことはないぞ一刀・・・」
一刀「左慈・・・そ、そんなにくっつくと裸だから・・・っ!」
左慈「ん?・・・っ!!み、見るな一刀!!」
どうやら自分が裸だとやっと思い出したらしい。
左慈は後ろを向いてしまった。
左慈「裸なのを忘れていた・・・」
一刀「お、俺もさっき思い出したよ・・・」
そう言い自分も後ろを向く。
そして沈黙が訪れる
左慈「・・・」
左慈の後ろから伸びてくるのが見えた。
そして
後ろから抱きつかれる。
むにゅり・・・
背中に柔らかいものが当たる。
一刀「あわわわわわわ!!」
左慈「これなら見られないで済む・・・ね?」
一刀「そうだけど!当たってるぅ~!!」
左慈「か、一刀だったら平気だ!」
一刀「俺は平気じゃない!大変なことになっちゃうぅぅぅう~!!」
ある一定の部分がな!(キリッ
左慈「ならもっとぎゅう~だ。」
むにゅ~・・・
一刀「oh yes・・・」
左慈「ははは、一刀は面白いな!」
一刀「あの・・・これはいつになったら終わるんでしょうか?」
左慈「じゃあ一万数えたらな?」
一刀「一万!?」
左慈「いーち、にーぃ、さーん、しーぃ、ごーぉ・・・・・」
一刀「勘弁してくれぇ~・・・」
一万秒数え終えた後のぼせてぶっ倒れたのは言うまでもない・・・
おしまい・・・
ちわです、コイケヤです。
どうだったでしょうか?
正直、管輅がダメダメだと思いました。
出れない子が可哀想だと思い全員出そうとした結果がこれだよ・・・
拠点は難しいです。
次回は桃園の誓いからハムさんまでいけたらなぁ・・・
感想、意見要望お待ちしております!!
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ちわです、コイケヤです。
初めての拠点ですね。
うまくいくかな?とりあえずやってみます。