「暑い~(のだ)(よ~)」
夏の暑いある一日、二人の幼j…もとい少女は机に突っ伏してへばっていた。
「鈴々だらしないぞ!」
「そうだぞ季衣、ちゃんと背筋を伸ばせ!」
そんなだらしない態度に声を掛けたのは。鈴々と呼ばれた少女の義姉・愛紗と
季衣と呼ばれた少女が姉と慕う春蘭である。
「まあそう怒鳴り散らすな愛紗、春蘭。」
そんな二人を右手にアイス、左手の団扇で自らを扇いでいる星が諌める。
「そう言うが星、そんなだらけた姿「愛紗、騒ぐなと言うてるであろう。余計暑苦しくなる。」…」
星も暑さのためか若干の苛立ちを見せながら愛紗へ落ち着くように促す。
なおも愛紗は星に食って掛かろうとしていたがそこへ彼女らの主 北郷一刀が帰って来た。
ガチャ「ただいま~」
「あ、ご主人様どうでした?」
さっきまで修理業者の対応をしていた一刀に愛紗は冷えたお茶を差し出し聞いて見る。
「部品を頼んで届くまで十日は掛かるってさ。」
一刀はタオルで汗を拭いながら答えた後出されたお茶を飲む。
「そうですか…、ではまだしばらくは別の部屋で厄介にならないといけなんですね。」
実は彼女達の部屋のエアコンが壊れてしまったのだ。
こちらに来て数ヶ月、初めての夏を過ごす訳だがこの暑さになれない子達が昼夜を問わずエアコンをフル稼働させた、
結果、ものの見事にいくつかの部屋のエアコンが壊れたのだ。
それで修理業者を呼んで見てもらっていたのだが直るのが十日後と言うわけだ。
この時期同じように壊れる家が多く、部品が足りず中々手に入りにくいらしい。
よってエアコンの壊れた部屋の子達はまだ壊れていない部屋の子達の所に厄介になっている状態である。
ちなみに愛紗と鈴々は相部屋で鈴々がエアコンをフル稼働させた為壊れ、現在別々で他の子の部屋にお邪魔している。
「ごめんな直せなくて、しばらくは我慢してよ。」
一刀は直らなかったことを謝る。
「いえ、元々は鈴々があのえあこんを壊したことが原因であって、ご主人様が悪いわけではありません。」
机に突っ伏している鈴々をぎろりと睨む。そんな鈴々は愛紗のキツイを視線どころではなく暑い暑いと唸っていた。
それから十日後、各部屋のエアコンがようやく直りそれぞれ自分の部屋に戻った。
だがそれからしばらくして今度は鈴々他数名が風邪を引いてしまったのだ。原因は寝冷えである。
修理後は愛紗管理の下、エアコンの設定を強運転から弱運転に変更されたのだが、
それだけでは涼しくないと数人の子が寝間着をまともに着なかったり、タオルケットも掛けずお腹を出したまま寝ていたりした為、こうなってしまったのだ。
そして「うー、頭が痛い(のだ)(よー)(ですわ) うー、お腹が痛い(のだ)(よー)(ですわ)。」
と鈴々、季衣、麗羽、猪々子、春蘭、小蓮が布団の中で唸っている状態であった・・・
あとがき
夏と言えばエアコンの出番、便利な文明の利器です。
が、実は作者 エアコン苦手なんです。俗に言う冷え性というやつなんです(男ですが)。
夏→エアコン→苦手と云う発想にいたりこういうお話になったわけです。
冷房のガンガン効いたところになんて長時間居られません。
ゆえにパチンコ屋に行く時なんかは薄手のジャンバーが手放せませんw
会社なんかでも余りにも寒い場合はこっそり設定温度をいじったりしてます。
皆さんもエアコン効かせ過ぎてはいませんか?
ちょっと設定を変えれば夏バテにもなりにくく、節電にもなりますよ。
ではよい夏をお過ごしください。ではでは、まったねぇ~♪
・・・オットお勧め作品の紹介を忘れる所でした。
どれもお勧めで迷いましたが
一郎太様の「真・恋姫無双~恋と共に~ シリーズ」
本編も勿論ですが外伝も非常に面白いです。
seigou様の「孤高の御遣い Brave Fencer北郷伝」
これはチートの一刀が活躍するお話。
minazuki様の「真・恋姫無双~江東の花嫁~ シリーズ」
これは既に完結しています。雪蓮生存√のお話です。
と上記の作品が私のお勧めです。
私の方も駆け出しではありますが『真・恋姫無双「新たな地と血」』を連載しております。
まだ数話ほどしか進んでませんので多くは語れませんが、
主人公はご存知皆の種馬北郷一刀君。その一刀が無印から飛ばされた外史で司馬懿仲達と
出会った所から始まっております。
よければ見てやってください。
では今度こそ、まったねぇ~♪
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設定は無印全員ED数ヵ月後の寮内でのお話です