No.21565

白い部屋

とかげ。さん

全5話。
白い部屋に閉じ込められた男がそこから出る唯一の方法として死神となって物語の登場自分物達に死を告げていく。

2008-07-24 22:42:55 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:687   閲覧ユーザー数:644

プロローグ

 

 

白い四角いその部屋に男はいた・・・。

その部屋には窓すらなく、男に外を知らせなかった。

日に三回、男の元にはその部屋で唯一の小さな扉から

食事が運ばれた。

扉からは部屋に運ぶモノがロボットであることが見えた。

これは、男が以前確認している。

その部屋には、テレビ・ラジオなどのモノはなく

代りにか大量の本が置かれていた。

その部屋に置いて唯一ものと言えるモノだった。

男は一日の半分を本を読んで過ごした。

不思議な事に男が読み終えた本はいつのまにか消えているのだ。

そして、男が読書を終えるとどこからか、白い本と鉛筆が部屋の真ん中に

置かれていた。

 

男は夢中になってそこに物語を書いていった。

今まで読んだどれとも違う不思議な作品を作り上げるのだ。

だれが、なんのためにこの男を閉じ込め、こんなことをさせているのか?

それは、我々傍観者の知るところではないだろう・・・。

だから、ほんの少し。

彼の作品を覗いて見ようじゃないか?

 

第1話「赤い木」

 

 

男は唯一の方法でこの部屋から出ることが出来た。

もちろん部屋の外ではない。

証拠にちゃんと男の身体はこの部屋の真中にあるのだから。

それでは唯一の方法とはなにか?

そのヒントは先に話した男の書く物語にあった。

この男の哀れな姿を思い、神が男にある役目を与えたのだ。

物語の中の“死神"となりその中の登場人物に死を告げること。

物語の登場人物にそんな必要はないだろうって?

それは違う。

君たちの読む本にそれが行われるかは知らないけれど、

少なくともこの不思議な部屋で書かれた物語の中では登場人物は生きているんだ。

自分達が一つの物語の存在だなんて知らずにね。

男はそれを僕達傍観者のように見て、ひたすらに紙に書き出しているだけなのだから…。

男はそれを望み、ある一つの約束をした。

“自分が傍観者であったことを登場人物に告げてはならない"と

 

 

 

男は今日も“死神”になっていた。

ここはある深い森に囲まれた、小さな村。

今日死神はこの村の美しい娘に死を告げなければいけなかった。

 

ある深い森の中の小さな村に、それはそれは美しい娘がいた。

娘は森を愛し森に愛されていた。

娘は生まれてすぐにこの森の一番大きな赤い木に捨てられていた。

赤い木は一目見てすぐにこの娘を愛しく思った。

しかし、木に人を育てることは出来るはずもなく

赤い木は悲しくも近くにあった村の夫婦に預けることにした。

娘は歩ける頃になると不思議な事に教えられていないはずの

この赤い木の元にやってきたのだった。

娘を育てた夫婦は最初こそ驚いたものの娘が赤い木の元に行くことを気にしなかった。

娘はやがてとても美しく育った。

村中の若い男のほとんどが娘に結婚を申し込むほどに・・・。

 

しかし娘はそれを受けようとはしなかった。

なぜなのかと、娘を育て老いた夫婦が聞いた。

娘はただ首を振るだけだった。

その事を夫婦は赤い木に相談した。

赤い木はそれに驚き娘に訳をたずねた。

娘は言った

「赤い木よ、私は“死神”に言われたんです。次の満月の夜に私は死ぬと」

それを聞いた赤い木は悲しみ嘆いた。

「ああ、美しい我が娘よ。それでお前は誰とも結婚しないと言うのか?」

「ええ、赤い木。しかしそれにはもう一つ訳があるのです。」

「それは?」

「死ぬならば、あなたの糧となるこの場所がいいのです。

捨てられた私を救ってくれたのはあなたです。

血も肉も全てあなたの糧となるよう、どうか満月の時にここで殺していただけないでしょうか?」

「それは出来ない。」

赤い木は言った。

「言うと思いました。だから今日が“次の満月”であることを言わなかったのです。」

赤い木は何も言わなかった。

いや、娘に聞こえなかったのかもしれない

すでに、娘の身体は土の上に転がり息すらしてなかったのだから。

ずるりと娘の体から赤い木の根が抜かれました。

「今までで一番愛していたよ。だけれど死神は言っていなかったかい?」

その夜赤い木は夜の闇にいっそう赤く浮き上がりました。

「私に殺されるのだと・・・。」

 

ーいいえ娘は聞いていました。

死神はきちんといいましたから

満月の晩に赤い木に殺されておいでと。

その年赤い木は今までつけたこともなかった血のように赤い実を付けました。

赤い木はずっと血のような赤色をしてました。昔からずっと・・・。

 

 

第1話→end…。

 

第2話「流れ星」

 

 

男はただ黒い布に身を包んでおりました。

だけれど皆、彼の冷たい瞳に死神だと気づきました・・・。

 

 

 

「僕等人は死んだら星になるけれど、星は流れて何にんなるのだろう。」

兄が死ぬ前に言ったその言葉を弟はずっと覚えていた。

答えは結局聞かなかった。

いや、聞けなかった。

ただ一つ兄は不思議なことを弟に言っていた

「死神にあったんだ。」

なぜだか嬉しそうに語っていたのをよく憶えている。

なにを馬鹿なこと・・・と自分は笑った。

しかし今、目の前には男が宙に浮いていた。

「お前が死神なのか?」

弟は目の前の死神を睨み付けた。

宙にさえ浮いていなければただの男の筈なのにはっきりと感じた。

例え象徴とも言える釜を持っていなくても彼は間違いなく死神だった。

「ああ、死を告げに来た。」

当たり前のように死神は言った。それが役目だから。

「俺は死ぬのか?」

震えていた、その言葉に怯えたわけではなく初めから・・・。

死神は答えなかった、変わりに曖昧な笑みを残して。

消えた。

次の日の朝だった。

弟は死神のことが気になって眠れないまま朝を迎えた。

「兄さん、僕は死ぬのかな?」

握りしめた拳は震えていた。

呼びかけても、写真の中の兄は笑顔のまま動くことはなかった。

「恐い、恐いよ。」

気が付くと弟の目からは涙が溢れていた。

あの時、兄は恐くはなかったのだろうか?

弟は恐かった。

自分が死ぬこと、大切な人を置いていくことが・・・。

兄が死んだ後、星降る夜に弟は子どもを拾った。

親はいないようだった。

暮らすうちに子どもは弟を兄と慕う子になった。

今、弟は兄と同じ歳になっていた。

もうすぐ兄が死んだあの夜を迎えることも知っていたのだ。

 

 

 

そして、その夜を弟は迎えた・・・。

弟の脅えに気づき、子どもは弟の手を取った。

「兄さん、星は流れて死んでしまうのかな?」

その夜は星が不気味なほどに輝き、窓を開けると星が流れるのが見えた。

「僕等は死んで星になるけれど、星は流れてどうなるのだろう。」

兄の台詞を思い出しながら、弟は自分が今思ったというように言った。

「兄さんは知っているはずだよ・・・」

ねえ、と子どもは窓の外に語りかけた。

死神がいた。星に照らされて、人間らしい顔が闇から映し出されていた。

「死神・・・?!」

弟の頭に一瞬同じ映像が流れた。同じシーン、同じ台詞。

違うのは死神が兄の後ろにいたこと。兄は脅えてなどいなかったこと。

今まで忘れていた記憶だった。

「い、嫌だ。死にたくない!!」

弟は手を伸ばした、死神を通り過ぎ星空へと。

窓の外に足場はなかった。

すぐ後ろは深い井戸になっていたのだ、もちろん弟も知っていた。

弟は闇に吸い込まれていくようだった。

 

「・・・お前達に私はいったい何度死を告げたのだろう。」

死神はまた曖昧に笑った。

「僕等は、片方の命を使ってしか生きられないんだ。順番に死ぬのなら平等だろう?」

子どもは同じように曖昧に笑った。

「ああ、そろそろ兄さんはあの星になったころかな?」

見上げた星空は素知らぬ顔でただ、美しく輝いていた。

新たな星に気が付くこともなく・・・。

 

 

第2話→end…。

 

 

第3話「墓守」

 

 

 

そこに男はいた。

どれくらい前からいるのだろう

男はもう忘れてしまった。

 

男にあったのはずっとこの場所で何かをまっているという意識と

周りにある長細いさまざまな石の番をするという役目だけだった。

ならば、男は石の番という役目のために長い間この場所にいるのだろうか

男にはわからない。

 

ただ、周りの石たちは増えて行った。

数を数えれば量でどれくらいがたったのかわかるかもしれない

だけど男はそれをしない。

意味がないからだ。

 

現在までにどれだけの時間がたったのか

後どれだけ待てばそれはくるのか

 

例えば男がいまから石を数えるとしよう。

一つ、二つと数えていく。

全部数え終わったかと、当たりを男は見渡すだろう。

そして見つけるのだ、見覚えのない石を。

石は増える、それはすぐに、ずっと後に。

 

それは誰かが増やすわけではない。

そこにあるのは男と石だけ。

男以外の生き物を男は見たことがない

石が地面から生えるようなことも見たことはない。

男が忘れたのだろうか。

時の流れの前を今を後ろを男は同じように過ごす。

そこに時を表すものは何もない。

 

忘れたんじゃない。ずっと同じだったのだ。

少なくとも男が覚えてるずっとの間は。

時の流れがないのかもしれない

自分は石を食べて生きているわけじゃないからだ。

だけれど男は生きていた。

 

本当は気づいていたけれど

なぜそこに生き物はいないのか

なぜ記憶のない間に石が増えるのか

男は食らっていたのだ。

生きるために、そこにあるために

最初のひとつはなんであったのだろうか

鳥だったのか、獣だったのかそれは人間だったのか

 

生きるために食らい、男は石を立てた。

自分の恐ろしさに目をつぶった、記憶を消した。

 

 

男は生きるために食らうしかなかった。

それしかなかった。

あたり一面に広がる石に男は恐怖した。

忘れていたはずなのに涙を流した。

男には意味のわからぬ涙を流した。

 

あれは美しい少女だった。あれはかわいそうな子供であった。

子に餌を運ぶ親鳥だった。

男はすべて食らった。

自らを満たすために。

 

あるとき男は気がついた。

今さらではあったが気がついた。

 

自分さえも食らえばと思いついた。

そうすれば痛みも、涙も止まるじゃないか。

そうすればもう石を増やさなくていい。

 

だってもう置き場が見つからないのだ。

男が自らの腕を、足を食らいはじめた時何かはやっと現れた。

黒い布に身を包んだ死神だった。

 

男のその様子に死神は言った。

自分だって早々に現れてやりたかったと。

だけれど男に食われてはかなわないから出てこれなかったと。

男は何も言わなかった。

自分の体を貪るのに夢中であったから。

 

男は死ぬために食らっていたのだ。

そう言葉通り、最後にはきちんと…。

 

死神は申し訳なさそうに見守ると、男が一人いられるだけの隙間にそっと石を置いた。

 

 

第3話→end…。

 

 

第4話「生贄の死」

 

 

死神は死を告げる。

 

男は死のにおいに流れ着く。

そしてただ、死を告げる。

それはあらかじめ決まっていた事実。

死に意味など男は感じたことがなかった。

同じくして生きる意味も。

男があの部屋から出る唯一の方法である、それだけのこと。

それは男にとって生であるのかはわからない

男はただ外にでたいという欲求にかられたのだ

 

男は今日少女に出会った

それはもうすぐ死ぬ少女だった。

少女は美しく、山の神に生贄としてささげられるのだ。

山の神が少女を食らう、だから死ぬのだ。

 

少女に死を告げた。

少女は悲しげに顔をゆがめてこう言った

「なぜですか?」

私が悪いことをしたのですか?

私が罪を犯したのですか?

私はなぜ死ぬのですか?

 

 

男が死神になってから初めて問われたことだった。

男が死を告げるものたちは

死を知って納得するばかりだった。

赤い木の一部になることを望んだように

死を繰り返すことでしか生きられない少年達のように

だが今少女は死にたくはないと男に言うのだ。

 

「山の神に捧げられるのだろう、何故拒む」

決められた運命なのになぜ拒むのか男にはわからなかった

山の神と呼ばれる化け物がこの辺り一体の支配をしているのだ。

山の神は若い人間の命を好む、

それに選ばれたのだから少女には食われる運命しかないのだ。

少女が生贄としての運命を全うしなければ少女どころか何人もの人間が死ぬ

それは自分勝手ではないのかと男は言った。

 

「何故それが私でなければならないのですか?」

涙を流し嗚咽まじりに少女は叫ぶ。

なぜ?

決められたことだからじゃないのか?

人を殺すしか生きる道がなかったあの男のように

辛くても、あがらいたくても

どうしようもなく訪れるものが死なのではないのか?

男に答えるすべはなかった。

男は白い部屋にいて、そこからでる唯一の手段が死神だった。

だから男は死神でいるのだ。

誰かにそれを聞こうとは思わなかった。

どうして自分はあの部屋から出られないのか

でる唯一の手段がなぜ死神なのか

うつむいていた男の視界に影が落ちる。

大きなドラゴンだった。

 

少女の裂くような悲鳴がした。

逃げ惑い傷つきながら必死に走り男に助けを求めた

男は無意識に手を伸ばしていた。

だが男は触れられない

届かないからではない、男は誰にも触れることが出来ないのだ。

だから男は伝えることができても助けあげることも

ましてや救うことなどできはしないのだ。

男の目に少女が殺されていくさまが映る。

血まみれになりながらドラゴンに食われていく少女と目が合った。

だけれど男には何もできなかった。

ドラゴンの最後の一口まで見続けることしか出来なかった。

「助けて」

そう少女は叫んだ。

男もいつしか助けてくれと叫んでいた。

少女をではない、自分を助けてくれと叫んだのだ。

あの部屋から出られる唯一の手段でさえ、世界は男を拒み

触れることさえできないのだ。

自分は一体何者なんだろう。

死を告げる役目を与えられた。

だけれど伝えるだけだ

神という名がついていても死にたくないと叫ぶ少女一人救えない。

 

やがてドラゴンはその場所を去った。

だけれど男は動けずに

顔を覆い蹲っていった。

 

少女の死をつげに来た。

いつものように最後を見届けただけだった。

だけれど男はわけのわからない感情に

恐ろしいのか、悲しいのか

ただ涙を流した。

男の涙はこの世界に触れもせず

落ちた雫は土を通り過ぎどこまでも

どこまでも落ち続けた。

世界の果てすら通り過ぎて・・・。

 

 

第4話→end

 

 

最終話「死神」

 

 

 

 

 

気がついたらそこにいた。

いつからそこにいたかも、どれだけそこにいたのかも

男は知らない。

 

でも男には役目が与えられた。

そこから出る唯一の手段として。

だから男は促されるがままに死神となった。

それをすること以外が自分の役目であるなどと考えたことはなかった。

 

疑問に思ったことなんてなかった。

あの白い部屋でこの作業をする以外には何も与えられなかったから。

どれだけたったのか、これからどれだけの間そうするのかもわからない。

そんな退屈よりはずっとずっと、大切なことだった。

男は生きているものたちの死を何度も何度も告げた。

今思えばそれは退屈しのぎであったのではないだろうか。

いつ終わるかわからないこの退屈な退屈な場所から

ほんの一瞬の死までの間を見ることで

男はずっと退屈を凌いできたのじゃないだろうか。

 

死ぬほどの退屈を味わったことはあるのだろうか

男はそれを退屈であると気づいていたのだろうか

空腹は死にはならなかった。

眠らないことも同じ。

 

だけれど退屈は男を死に追い込んだ。

男は役目にすがりつく

それを手にできなければ男は退屈で死んだからだ。

今まで男が死を告げたものたちは笑うだろうか

自分の死を告げに現れた男の正体がいつか訪れる

退屈を恐怖する男であることを。

それとも怒るだろうか

あきれるだろうか

同情を覚えるだろうか

 

男は今涙を流していた。

感情の名前を男は知らない

感情の意味を男は知らない

 

男は生きることの意味を知らない。

「助けてくれ」

男は誰かに向かってそう言った。

それは願いか

叫びか

悲鳴なのか

わけもわからないまま男は叫び続けた。

 

「迷ってられるのですか?」

男に声がかけられた。

優しい声で男を心配したのは小さな教会の牧師だった。

男が見えるからには牧師も死に近い者だった。

男は死を告げようとしてやめた

もうそれも意味のない物にしか感じなかった

 

「私が何に見えますか?」

男は意味もなく聞いた?

いや、ただ問いたかったのだ。

死を告げぬ自分は何なのか

「不思議な方だと思います」

牧師は微笑んでいた。

「私を助けてください」

男はただ言葉を呟いた。

この目の前の牧師に

ましてや、自分が見える死の近い人間に何かが出来ると思ったわけではない。

ただそう言いたかったのだ

牧師にではなくその向こうに

 

牧師は男の目を見て微笑んだ

何も言わずに微笑んで、牧師は呟いた。

そこに誰かがいたとしても聞こえなかった声を男は聞いた

牧師は「僕はもうすぐ死ぬのですね」と呟いたのだ。

 

牧師は男の姿から自らの死を悟ったわけではなかった。

牧師が数日前に神に祈った言葉を男が言ったのだ。

 

ー私を助けてください。

 

天職であると牧師は思っていた。

神は自分を牧師として使わすためにこの世に降ろしたのとだと思った

だけれど牧師はこの小さな教会に一人。

旅人が来ては去っていく

去らないものは天に召されていった。

牧師は孤独に苦しみを覚えた。

いつしか旅人さえこなくなったこの場所

孤独で孤独で

気が狂いそうだった。

そこには書斎があるだけだった。

神はいるだろうがそこにいるわけではない

牧師の孤独は埋まらなかった。

そして言葉が溢れてしまった途端に

牧師の目の前に男が現れたのだ。

 

牧師は男の言葉で確信した。

神は自分の元に戻すための使いをよこしたのだと。

 

牧師は触れられない男に手を差し伸べる

「貴方は僕です。」

届かない手を牧師は顔の前で組みなおした。

死の恐怖と退屈を投げ出したと牧師は言った。

だから共に戻ろうと牧師は男に手を伸ばした。

 

だけれど男には誰も触れられなかった。

牧師は男を自分だと言ったけれど

男は自分がそうではないのをわかっていた。

 

男の役目

それは死を告げること。

自分がやるべきこと

 

それは死を告げること。

退屈な男が作り出してしまった登場人物たちに

死を告げること。

 

それは男の罪。

それは退屈の結果。

 

男は永遠に死を告げる

死神でしかないのだ。

 

 

 

 

神は死に至る退屈から御身を救うために

人を作り

退屈しのぎをするのだ。

 

いつか世界が終わるまで。

 

 

 

白い部屋→end

 

 


 
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