「ごろごろごろごろ・・・・・・」
「よしよし。今日も可愛いよな~、けいふぁは」
にゃん。
ご主人様に可愛いって言われちゃった。
大好きなご主人様のおひざで、ごろごろと喉を鳴らしている私の名前はけいふぁ。
人の姿はしているけれど、大きさと中身は可愛いにゃんこw
・・・にゃあ~。ご主人様のおひざはきもちいい~・・・・・・・にゃ♪
ぽかぽか暖かいお日様のおかげで、なんだかとってもまったり気分。
・・・ねむ。
「・・・すぴー」
「お?なんだ寝たのか?・・・・・ほんと、本人もこれくらい可愛かったらな~」
「・・・・・・ちょっと。いったい誰のことを言ってるのかしら?」
「そりゃ~もう。桂花のことに決まって・・・・あ゛」
・・・うにゃ?なんか、ご主人様の後ろから、すっごい憤怒の気配がする。
「け、桂花さん?い、いったいいつからそこに・・・」
「に゛ゃっ(げ。本物)」
「げ、本物。じゃないわよこの馬鹿猫!ていうか、私の顔してそんな変態に甘えてんじゃないわよこの不思議生物!そこから私に変態菌が感染して妊娠でもしたらどうしてくれんのよ!?」
「にゃにゃにゃ!(わたしのご主人様を変態呼ばわりしないでよ!ていうか、あんたのほうがよっぽど変態でしょうが、このどえむおんな!)」
「あんですってー?!」
ぎゃあぎゃあと。
これでもかって言うくらいの悪口交じりで、言い争いをはじめる私と本物。
そう。
ご主人さまの後ろにいたのは、変態どえむ特殊性癖猫耳女こと、桂花、だった。・・・なんでこんなのが私のおりじなるなんだか。世の中とっても不思議である。
え?不思議の塊の私が言うなって?いーのよ、わたしは別に。だって、けいふぁはこ~んなに可愛いんだもん♪
「ごろごろ・・・(ごしゅじんさま~。ほんものがいじめるよ~)」
「そーかそーか。やっぱり、分身でも本物が怖いか。お~よしよし」
「ちょっと北郷!あんたはなんでそんな奴の肩を持つのよ!?大体、こいつらがいったい何者なのかだって、まだはっきりとは分かっていないのに!気を許しすぎよあんたは!・・・まさかとは思うけど、あんた、人の姿をしてたらなんでもいいんじゃないでしょうね?!」
「あーのーな。・・・そんな訳ないだろ?おれはただ」
「ただ、なによ?」
「・・・・・・・この子達が、めっちゃ可愛いだけだ♪・・・本物はこうしてすりすりできないからな~」
「んなっ!?///」
あ。桂花が真っ赤になった。・・・ははーん。さては・・・。
「にゃあ~あ(あんた、実はうらやましいんでしょ?ご主人様に甘えられてる私が)」
「ばっ!!///馬鹿なこと言うんじゃないわよこの馬鹿猫!いくらこいつには分かってないからって、そ、そんな大嘘ついてんじゃないわよ!!」
にゃはははははは!真っ赤になって否定してる~!・・・でもまあ、確かに、ご主人さまには、私の声はにゃあにゃあとしか聞こえてないだろうけど。
そうなのだ。
それぞれの本体同士、そして私たちちびにゃん同士以外、私たちの言葉の意味は通じてはいないのだ。
なんでかって?
・・・・・・・けいふぁにもわかんないにゃ。てへ♪
・・・そんなんことよりも~。
「にゃあ~うん(ごしゅじんさま~。あんなのほっといて、お昼寝の続きしよ~よ~。すりすり)」
「お?なんだよけいふぁ。・・・もっと昼寝するのか?」
「にゃ♪・・・くぅ」
「・・・寝ちゃったよ。はは、のんきなもんだ」
「まったく。・・・・・・こうしてみてる分には、それなりに可愛いのに。(まあ、私そっくりなんだから当たり前だけど・・・でも、やっぱり、ちょっとだけ、うらやましいかも)」
「ん?なんか言った?桂花?」
「な!?なんでもないわよこの万年発情男(ばしいっ)!!」
「はぶっ!!・・・・・・お、俺がいったい何をした・・・・・・がく」
あれ?
ご主人様も寝ちゃった?
桂花はどっかいっちゃったみたいだし。
ま、いっか♪
ふにゃあ~。
ご主人様のおひざは天国にゃ~。・・・すぴー。
そのまま、今日も平和に、ご主人様と一緒に、夜までお昼寝をしました。にゃん♪
~おしまい~
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息抜きにゃんこねた~w
ご本人登場で、さあ、どうなる!?www
にゅふふふふwww