一刀
「ふわぁ~」
早起き日常化したのだが今日は二度寝をしてしまったのでもうお昼になってしまった。
一刀
「誰もいないのか?」
姉ちゃんは学校だろうけど母さんはどこかに出かけたのだろうか。
一刀
「腹が減った……」
自慢じゃないが俺は料理がまったく作れない。
インスタントなら作れるが母さんはあまりそういうものは買ってこない。
ガチャ
一刀
「おっ、これはグッドタイミングー」
玄関のドアが開く音がしたので母さんが帰って来たのだろう。
「ただいまお兄ちゃーん!」
一刀
「おう!?」
俺の胸に飛び込んできた物体を優しく受け止める。
一刀
「おっ、帰って来たのか璃々」
妹の璃々が帰って来た。
一刀
「おじいちゃんとおばあちゃんは元気にしてたか?」
璃々
「うん!
お兄ちゃんもたまには遊びに来いって言ってたの!」
小学生の頃はよく遊びに行った鹿児島の田舎。
最近はめっきり遊びに行かなくなった。
一刀
「そうだなー。
夏休みにでも帰ろうかな」
来年は一応受験生になるからな。
紫苑
「ただいま」
一刀
「おかえり母さん!
お腹ぺこぺこだぜ!」
璃々
「ぺこぺこだぜ~」
紫苑
「あらあら。
それじゃあすぐに準備するわね」
台所に向かう母さん。
璃々
「お兄ちゃん遊んでー!」
一刀
「じゃあ何する?」
璃々
「孫権カートやりたーい!」
一刀
「ああ、
孫策シリーズのスピンオフ的なあれか」
お尻が売りって話だ。
璃々
「おじいちゃんと修業したから負けないよー!」
一刀
「ほほう。
この俺に勝てるかな」
璃々
「勝てるもん!」
一刀
「勝負だ!」
璃々
「だー!」
もちろん手加減は忘れない。
真・恋姫†無双 ~俺は君に恋をする~
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人気者だもんね。