side刃
華佗たちと別れてから数日が経過していた。
「ふぅ~」
「(じーー)」
俺は今、釣りをしている。
えっ、なぜかって?
ただ今、食糧が………不足している。
最近、熊も猪も出会ってない。
まぁ、その分食料がどんどん減っていき……
「今朝なくなったんだよな~………はぁ~」
「(じーーー)」
絶賛腹ぺこ中、路銀があっても街がないので意味がない。
そうして今、釣りをしていた。
「ふぅ~あんまり釣れなかったな」
とは言っても、二人分ぐらいの量はあった。
空腹の俺にとってあまり足りない。
「(じーーーー)」
「……………」
さっきから近くで釣りをしていた人がいた。
その人は、俺が魚を釣ってからずっとこっちを見ていた。
「(じーーーーー)」
「(さて場所を変えるか……)」
俺は違う場所で釣りを始めた。
ダンッ!
その人は俺が釣りを始めると。
俺がさっきまで釣りをしていた場所にダッシュで移動した。
「(場所変えても意味がないと思うけど……おっとまた釣れた)」
「(イライライライラ……)」
俺がどんどん釣っていくことイライラしているな。
そんなに怒りのボルテージを上げても魚が怖がって逃げるだけなのに……
俺は、これ以上この人の側にいると自分が被害に遭いそうなので。
と、その場を後にしようと立ち上がったが……
「ちょっと!なに一人で勝手に行ってるの!!
私がまだ釣れていないのに、一人涼しい顔をして帰ろうとしているの!!」
「ええ~!」
「私にも魚が釣れる場所を教えなさいよ!」
「そんな無茶な!?」
って、この人、女性だったの!?
はっきり言えば、氣で気配を感じただけなんだけど……
「教えてあげたいけど………」
「ならっさと教えt「きゅるぅぅぅぅぅる」………」
「すみません、これから昼にs「きゅるぅぅぅぅぅる」………」
お互いに恥ずかしかった。
「一緒に食事をしませんか?」
「……いいの?」
「ええ、たくさん釣れましたから」
「む、軽く嫌みを……ま、一緒に食べましょ。
もう、お腹が減りすぎて」
「あなたもですか……」
「ん、なにが?」
「気にしないでください」
俺は魚の調理……といっても焼くだけだが。
彼女は食べれるものを探しに行った。
なんでもこのあたりは、詳しいみたいだ。
「お待たせ~」
「おかえり……って、すごい量だな……」
彼女は腕いっぱいに果実などを持っていた。
「こっちも魚が焼けたよ」
「あら、おいしそうね」
「ああ、ありがとう」
彼女に笑顔を向けた。
「っ/////」
「ん、どうかしたの?」
「な、なんでもないわ。
それより、早く食べましょう」
「そうだね、それじゃ……」
「「いただきます」」
俺と彼女は、食べ物に手をつけた。
「モグ、モグ……そういえば名前教えていなかったわね」
「モグ、モグ……そういば、そうですね」
「モグ、モグ……私の名は孫策「え、孫策!?」……そうよ」
まさかあの、小覇王だとは……
「モグ、モグ……あなたの名は?」
「モグ、モグ……俺の名は関轟で字は龍焔です」
「モグ、モグ……へぇ~あなたがあの……」
「モグ、モグ……ゴックン……あの?」
「モグ、モグ……ゴックン……噂でね、賊を無償で倒しているって噂なんだけど……」
「まぁ~確かに無償で倒していますが」
「……で、それがまた、強いみたいなのよね~」
なんか、やな予感……
「へぇ~そうなんですか、そんな人、見たことがありません」
「なんか、関轟と似たような格好らしいわよ」
やばい、逃げ場がない。
こんなときには……
「あ!!あんなところに!!」
「そんな手には引っかからn「雪蓮?こんなところで何をしている」っげ!冥林」
そこに馬に乗った女性がいた。
「雪蓮、たしかお前には仕事があったはずだが?」
「いや~あのね……」
「仕事は、終わらせたのか?」
「い、いいえまだです」
「そうか、なら、戻って早速仕事をしてもろおう」
「やだ~ちょっと関轟助k「自業自得だ」薄情者~」
知り合ったばかりだろ。
「ん?お前は誰だ?」
「申し遅れました、俺の名は関轟、字は龍焔と言います」
「そうか、私の名は周瑜、字は公瑾。
雪蓮…孫策が世話になったようだな」
「いえいえ気にしないでください」
「そうか、何か聞きたいことがあるなら聞いてもいいぞ?」
「なら、街はどこにありますか?」
「すぐそこだ。
案内してやろう」
「いいんですか?」
「ああ、雪蓮を捕まえてくれたからな」
「ひど~~い」
周瑜さんたちと一緒に街に向かった。
行く途中、自分の体験したことをいろいろと話した。
一刻もしないうちに街に着いた。
「ふむ……なかなか興味深い話だな」
「そうですか?余り自覚がないのですが」
「ふむ、関轟よ……呉に来ないか?」
「えぇ!!なんで!?」
「私、賛成~♪」
「呉には、軍師が少ないからな」
「俺が軍師!?無理無理無理」
「そうよ。
関轟に軍師は、無理よ」
「孫策さん助けてくれてうれしいけど、そこまで言わなくても……」
「武官として迎えるわ」
「むしろ状況が悪化した!?」
「そうだな……武官兼文官で手を」
「賛成~♪」
「何も言ってないのにどんどん話が進んでいる!?」
やばい、このままだと話がとんでもないことに……
「えっと……すみませんがまた今度にしてもらえると。
俺は、しばらくこの街にいますので」
「そうか、残念だ。
私の真名は冥林だ、困ったことがあったら訪ねるといい」
「私の真名は雪蓮よ、呼び捨てでいいわよ」
「いいのですか真名まで……」
「なに、おもしろい話を聞けた礼だ」
「それに、そんな堅苦しい話し方はしなくていいわよ」
「あれ、バレてたか。
俺の真名は刃だ、冥林、雪蓮、二人ともよろしく」
「「よろしく」」
二人は館へと戻り、俺は宿へと泊まった。
おまけ
貂蝉外史へと向かわん
「寂しいわ、ここしばらくご主人様に会っていないし」
たまに、ご主人様の夢で話したりするけど。
「いつも、殴られてばかり……貂蝉新しい境地にいけそうな気がする」
あ~ら、ご主人様に会うのが待ち遠しいわ。
「そうよ、私から向かえばいいじゃない」
私ったら頭がいいわね。
「む?貂蝉何をしているのじゃ」
「あ~ら、卑弥呼じゃない。
ちょっと、ご主人様の世界へと向かおうと」
「外史の管理者がそんなことしたらダメじゃろうが」
「あら、卑弥呼も来る?
運命のダーリンに出会えるかもよ」
「貂蝉、準備ができたぞ」
「……卑弥呼準備が速すぎないかしら」
「細かいこと気にしたら漢女道は、極められないぞ」
「それもそうね」
ご主人様のいる外史へ
「行くのよ貂蝉ジェット限り」
「恋する漢女の国士無双!!」
私と卑弥呼は外史へと旅だった
続くかもしれない
あとがき
みなさん、久しぶりです
学校とかでいろいろ書く時間がなく投稿するのに時間がかかりました
また、投稿が遅れるこがありますのですみません
それでは、また次回
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第10話、11作品目!
久しぶりの投稿です、がんばってみました。
それでは………どうぞ!!