side刃
俺は、本屋に向かっている。
多少の読み書きは、できるが余り自信がない。
自身の勉強のために本を買おうと思い向かっていたが……
「あの人は、なんで本屋に入らないんだろう?」
本屋の前で女性が腰をクネクネしながら。
店の外で本を見ていた。
なんか、恐い。
とりあえず、声をかけておくか……
「すみません」
「はぁ、はぁ……んん、、何ですか?」
何でこの人息が荒いの!?
「なんで本屋に入らないんですか?」
「入ったらだめと言われているんですよ~」
じゃあなんで、入ろうとしているの!?
「せっかく新しい本が出ましたのに~」
「なら、俺が買ってきてあげましょうか?」
「本当ですか!?」
「どわぁ!!」
何この人!?
ものすごい速さで俺に金を渡して、書名を言って、本屋に押し込んでいるの!?
とりあえず言われたものと自分用の二つを買った。
「買ってきました」
「ありがとうございます~あ、名前がまだでしたね。
私は、陸遜と言います~」
「あぁ、俺は関轟です」
お互いに自己紹介した。
「ん?穏お主そこで何をやっておるのじゃ?」
「祭様じゃないですか~」
「えっとこの人は?」
「儂か、儂は黄蓋じゃ。
して、小僧よお主は?」
「俺は関轟と言います、黄蓋さん」
「ふむ、関轟と言ったな」
「はい、そうですけど」
「お主は、氣を使うのか?」
「わかるんですか」
「儂も氣を使えるからの」
凪以外で氣を使う人初めて見た。
「黄蓋さんは、氣を飛ばすことができるんですか?」
「いや、儂にできるのは身体強化だけじゃ。
関轟は、氣を飛ばすことができるみたいじゃな」
「うまく飛ばすことは、できませんが」
「そうか、ふむ………」
黄蓋さんは、いきなり考え出した。
「二人して何の話をしているのですか?」
「すこし、氣の話をしていただけだよ」
「関轟さんは、氣が使えるのですか?」
「ちょっとね」
「氣が使えるなんてすごいですね~」
「そんなに、すごいの?」
「氣が使えるだけでその人の身体能力が高いですからね~」
たしかに、氣が使えるようになってから。
以前と比べ身体能力が上がっていた。
たしかに、氣が使える時点ですごいからな……
「よし、決めたぞ」
「何を決めたんですか黄蓋さん?」
「関轟、付いてこい」
「えっ、ちょっと。
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
「うるさい」
ゴンッ!!
「グヘッ!?」
気を失った。
「がんばってください~関轟さん~」
陸遜さん見送りよりも止めてください。
しばらく、黄蓋さんに引きずられていた。
………
……
…
「黄蓋さん。
どうしてあなたは、剣を持っているのですか?」
「それは、お主と戦うからの」
「状況説明を求めます!!」
俺の状態
目が覚める。
黄蓋さんが俺を立たせる。
剣を持たされる(刃抜きは、されている)
黄蓋さんも剣を持っている(刃抜きは、されている)
うん、やっぱり。
「状況説明を求めます!!」
さっぱり状況がわからん。
「二回も同じことを言わなくてもわかるぞ」
「俺自身がわかってないんですよ!?」
「ええい、男なら覚悟を決めておとなしくせい」
「理不尽すぎるよ!?」
黄蓋さんが切りかかってきた。
俺は、それを受け流し蹴りを放つ。
だが、黄蓋さんは。剣の柄でたたき落とした。
二人は、距離をおいた。
「関轟よ、なかなかやりおるの」
「黄蓋さんもやるじゃないですか」
その後も何度か打ち合ったがなかなか決着がつかない。
打ち合ってからだいたい二刻ぐらいたった。
「はぁ、はぁ………黄蓋さんそろそろやめませんか?」
「はぁ、はぁ………そうじゃの。
それに、策殿も来たようじゃしな」
「策殿って「刃~」なんで雪蓮が此処に!?」
「私もいるぞ」
「冥林まで!?どうして!?」
「刃の方こそなんで呉の屋敷にいるのよ」
「此処って、屋敷だったの!?」
もしかして、黄蓋さん。
俺の足止めをしていたの。
と、辺りを見たが黄蓋さんがいない。
「あれ?黄蓋さんは?」
「祭殿は、先ほど酒を買いに行くと出かけていったぞ」
あの人、逃げたな。
「で、どうなの?」
「ん、何が?」
「呉に来るかどうかだ」
あぁ~そういえば前にも言っていたな。
「すみませんがその話は、ちょっと……」
「あら、そうなの?残念だわ」
「まぁ、気が向いたら来てくれ」
「あぁ、うん。
覚えておくよ」
「すぐに旅に出るの?」
「一刻したら出るよ」
一刻もこの場から離れないと危険だと勘がいっている。
「そうか、次に行く宛てはあるのか?」
「んん~此処から陳留に向かおうと思っています」
「それは、確かめるためか?」
「まぁ、そうですね」
「??二人して何を理解したの?」
雪蓮だけ話についていけなかった。
「では、また」
「ああ、またな」
「バイバイ」
俺は呉の街を出た。
あとがき
どうも、お久しぶりです。
最近忙しくて投稿が遅れてすみません。
次回からまた新しい話ですので
それでは、また次回
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第11話、12作品目!!
久しぶりです。
本編を考えるのにかなり時間がかかりました。
それでは………どうぞ!!
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